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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■弄ぶ口付けを楽しめませんか
触覚と、
味覚と、
場合に依っては聴覚と、
更には視覚と。
複数の感覚を、
想いに載せて同時に絡め合う故に。
一本では無く、
何本もの絆を築くに値する行為。
其処に潜む意味合いが、
其れを自身の支配下に置くには、
多過ぎるから。
無意識下で、
何時の間にか。
意識下への想い付けを、
済ませて了うのだろうか。
奴の彼女から、
奴へ告げられた言葉。
「私たちって。」
「キスの相性悪いよね。」
相も変わらずに。
鋭利な刃を持つ、
其の言葉で。
彼女は自身の想いを表現する。
其れならば。
奴も其の想いに、
応えれば良いんだ。
「相性ってさ。」
「電気が走るか走らないかなんだよ?」
「彼女らしい甘え方じゃん。」
キスの瞬間。
一瞬身構える彼女の口に。
容赦なく電気を浴びせて、
遊んだら良いさ。
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References
Oct.30 2003, 「重ねる唇に潜んで居るのですか」
02月01日(日)
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