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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■整理の付かぬ記憶でしょうか
過去の自分と比較して。
今の自分は、
少しだけでも前進して居ると、
そう信じるから。
同じ言葉から、
違う意図を察知出来ると、
想うけれど。
其の言葉から、
既に記憶付けの作業を終えて了った、
事象故に。
記憶の読み出しには。
当時感知した意図と、
当時認知した想いが、
必ず付帯するとでも言いたいのか。
「大きい子より小さい子を選ぶのかな?」
あの時贈られた言葉の、
意味と表層と追い駆けたから。
許せぬ想いが、
幾度も去来する。
想いで包めるのは、
想いで許容出来るのは、
二人の間に産まれる想いのみ。
俺だけでは無く、
第三者に刃を向けかねない、
此の言葉に。
貴女の人間性を批判して、
俺は詰ったけれど。
この言葉が産まれた土壌は、
決して貴女だけが耕した物では無く、
俺も共に耕した土地なのだ。
「大きい子より小さい子を選ぶのかな?」
貴女を不安にして、
貴女を嫉妬させて、
貴女を惑わした、
此の土壌に。
目を向ければ正解だったんだ。
第三者に向けた刃を、
直ぐ一対一に掏り替えれば、
良かったのだ。
其の違いに気付いて尚。
此の憤りは何だ?
何故の憤りだ?
想いに整理を付けようなどと、
想わねば良かった。
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References
Apr.11 2003, 「歓べないのですか」
May.09 2003, 「仲間の輪はもう縒れませんか」
Jun.12 2003, 「想いの乖離を感じ取れますか」
01月30日(金)
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