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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■窺って居た好機なのでしょうか
待って居たのか。
其の言葉を、
待って居たのか。
其れとも、
相手の苦を想う故、
自身が退く事を選択したのか。
選択に未練が残らぬだけか。
其れとも、
自身を防衛する機序が、
想いの他強烈な、
情報統制を始めて居るだけなのか。
何故に此れ程、
今が落ち着いた刻なのだろう。
如何して、
貴女を想い其処に留まる刻が、
無いのだろう。
準備と称する後向きの想いを、
胸の内に少しずつ、
育てて居たからに違いない。
貴女への想いは。
或る時から、
芯の想いでは無い物へと、
変化したんだ。
俺はきっと、
別れの言葉を待って居たんだ。
「本当にありがとう。」
「さようなら。」
何故あの言葉に、
抗おうとしなかったんだろう。
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References
Dec.31 2003, 「二度目は何を想って居ますか」
01月26日(月)
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