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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■呪いを秘める画像でしょうか
二人の残した足跡が。
直ぐ視界に入る程、
傍らに在る時。
想いは何方に転ぶのだろう。
御守りとして、
芯の強さを与え続けるのか。
悔恨の情を呼び、
其の場に縛り続けるのか。
期待と、
不安と。
何れも確固たる質量を持ち、
想いに存在するけれど。
想い出を残すか。
想い出を捨てるか。
きっと、
俺が決める事では無いから。
あの時の様に、
全てを委ねれば良いのかも知れない。
パソコンを壊してしまった、
貴女に。
「私が失ってしまった画像。」
「本当にもう一度送ってくれるの?」
貴女任せと割り切った想い出なら、
届ける事は容易いけれど。
「あと・・・ラブホで撮った画像。」
「あは♪」
貴女の手技に全てを委ね。
恍惚に陥る寸前を、
固めた画など。
贈って良いのだろうか。
きっと今の俺は。
此の贈り物に、
呪いの種を蒔くに違いない。
今後も貴女が、
俺の存在から抜けられぬ様に。
俺の存在を、
想いから消せぬ様に。
01月24日(土)
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