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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■此れが本当の貴女でしょうか
目の前の言葉に。
眼も、
頭も、
そして心も。
逃げ惑うかの様に、
全てが離散する。
其の合力は、
只一点に留まる事でしか存在し得ぬ。
いや寧ろ力を失って、
合力が消失しただけなのかも知れない。
動きに追い付かぬ自身の想いに、
即ち、
把握出来ぬ相手の想いに。
激しい動揺と、
著しい焦燥を感じながらも。
唯一。
受話器を通して届く声が、
以前とは比較にならない程に、
明るい事を認識して。
相手たる資格が足らぬ事を。
否応無しに、
突き付けられて居る事だけ、
理解した。
「これが私なんだよね!」
昔話をしながら、
口を衝いて出た貴女の言葉。
文末が。
語尾が。
快活で、
安心感に溢れて。
俺が初めて見る姿なんだよ。
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References
Dec.31 2003, 「二度目は何を想って居ますか」
01月03日(土)
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