ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165414hit]

■腐れた縁に想いを託して良いでしょうか
例え打てば響く、
鏡の様な存在だとしても。

幾ら互いが、
酷似した環境下に、
置かれて居ようとも。




 「此処迄行くと。」
 「此れも縁かも知れん。」

 「そうだな。」
 「かなり腐れた縁だな。」


顔を見合わせ苦笑する。








鏡の表と、
鏡の裏と。

互いが何れか一方に回り、
常に呼応しながら、
自身を進めて行く事は。


もう無くなったのだと、
俺は観念した。









 「実は。」
 「別れ話になって。」

 「お前もかよ。」


奴と俺の、
新年初めの挨拶は。

妙な具合だったけれど。







片割れの絆だけでも、
残って良かったと想った。





----------
References
 Dec.19 2003, 「想いを遮るのが想いでしょうか」
 Dec.31 2003, 「二度目は何を想って居ますか」





----------
New Year's greetings.

明けましておめでとうございます。

此の日記も、
皆さんに公開する様になって、
二回目の年明けですね。
今年もよろしくお付き合い下さい。


小坊主
01月01日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る