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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■雰囲気すら味わえぬ聖夜ですか
二人で呑みたい、
そんな日は。

電話の前で、
お酒を用意して。


 「乾杯!」
 「乾杯♪」


雰囲気だけでも味わおうと、
一緒に呑んだ。






二人の記念日には。

貴女と俺の、
節目の日には。


 「いただきます!」
 「いただきます♪」


ケーキを買って帰って。

電話をしながら、
口一杯に、
頬張って咽せた。










今夜位は、
一緒に食べたかったけれど。

其の時間帯に、
缶詰を強いられるんだ。





だから今、
声だけでも伝えようと。

電話をしたのだから。









 「小坊主ぅ・・・」



そんなに切ない声で、
俺の名前を呼ばないで。
12月25日(木)
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