ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165416hit]

■再び流れを興こせるでしょうか
大きな流れが、
自身を後押しする事無く、
押し戻す方向へ流れて居ると感じた時。

吹く風が、
自身に力を与える事無く、
推進力を削り取る様に向かい来る時。


流れを掴めぬ時。



場の流れが傾く迄、
必死に耐えて凌ぐ術と。

場の流れを、
半ば強引に掻き回す術と。


強い信念を保持しつつ、
何れの手段を選択するのか、
検討する前に。




貴女は動く。





貴女が、
初めてこの地に来た時も。

土曜日も、
既に半日が過ぎると言うのに。


 「これから。」
 「行っても良い?」


日帰りを強行して、
強引に、
俺とアイツの間に割り込んで来た。









俺と貴女の妙な擦れ違い感を、
否定出来ないから。

貴女はあの時と同様に、
強引に流れに割り込もうとするのか。


無理矢理創った流れが、
今もこうして、
脈々と受け継がれて居るから。

貴女は再び、
流れを創ろうとして居るのか。





文の返事を贈る事すら、
ままならない俺に。

投げられた賽。


 「明日。」
 「最終便で向かおうと思う。」








逢う時間が取れるなら、
既に返事は、
貴女の元に届くんだよ。



悔しいけれど。

俺に許された自由な時間は、
あの時程多くない。





----------
References
 Oct.13 2001, 「貴女の心はどこにありますか」
 Sep.06 2003, 「此れが罪滅ぼしの代わりでしょうか」
12月26日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る