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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■出たら不味い電話でしたか
何となく、
歯切れの悪い声。
何処となく、
余所行きの声。
久々に耳にする事の出来た、
声なのに。
折角の機会を提供してくれた相手に、
不満しか残らぬ、
そんな一日の始まりを、
夜半迄引き摺るなど。
今朝目覚めた時には、
想いもしなかった。
極自然の振る舞い。
俺は只、
普通の事を、
当たり前に、
行っただけの心算でも。
其の振る舞いが、
予測の範疇を超える事が、
在ると言う事実に。
可能性に。
俺が気付けなかった、
其れだけの事じゃないか。
意図や予測に無い反応が、
貴女を動揺させただけなら。
貴女らしいの一言で、
片付けられたよね。
「メッセージ残そうと電話したら。」
「小坊主出るんだもん。」
今日も終わる頃に、
貴女から届いた文で。
一日の疑問が氷解すると。
勿体無い一日を過ごして仕舞ったと、
少々馬鹿らしくなった。
11月26日(水)
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