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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■依存し過ぎて居ませんか
拍子が普段と異なる事に気付いたのは、
数日前だった。
予想外の擾乱に対応し切れず、
始めの内は、
其の音すら判別出来ぬ有様だった。
調子が元に戻った事に気付いたのは、
今朝の事だった。
何を切っ掛けに、
耳に届く声が再び同じ物に戻ったのか、
理解出来なかった。
「だって・・・」
「変だって言うんだもん。」
貴女の理由は、
一番素朴な理由だった。
伝言の声の一部分に、
俺が一言異を唱えた事に、
素直な応答をしただけ。
俺はただ。
俺の伝言を受け取る為だけに存在するかの様な、
応答メッセージでは。
貴女に不都合を生じさせて仕舞わないかと、
不安に覚えただけなのに。
貴女の携帯に電話を掛ける人間が。
今は俺だけだなどと、
如何して想像出来るんだよ。
そんなに俺に依存をして、
日々を過ごして居るのだとすれば。
貴女は何時か、
壊れて仕舞わないだろうか。
俺には。
貴女が関わらなくても存在し得る世界が、
在るのに。
10月03日(金)
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