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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■力みは少し取れましたか
すれ違いの日々だから。
直に貴女の声を聞ける時間帯に、
俺は時間を創り出せずに居るから。
「たまには伝言でも残してよ。」
俺は貴女へ、
軽くふんわりとした真綿を、
投げた心算なのに。
「あのね・・・」
「電話しても出ないで!」
伝えた言葉が。
如何して、
途轍も無い容積と質量を備えた言葉に、
成長してしまったのだろうか。
横で震えている携帯に。
約束通り、
手ではなく目を遣りながら。
「力まなくて良いのにな。」
きっと貴女が伝言するであろう内容に、
想いを廻らせた。
一夜だけで良いから。
文に記した文字と、
分身に込めた想いに包まれたまま、
貴女が眠りに就ける様。
貴女の、
来年の誕生日こそは、
一緒に過ごそう。
09月08日(月)
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