ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165436hit]

■想いは時の魔術も作りますか
人と人との縁を紡ぐ。

時の流れと言う、
不可思議な要素が織り成す、
奇跡。


人と人との想いを繋ぐ。

時の流れと言う、
不可思議な要素が増やして行く、
想いの強さ。



出逢いや別離の横に。
相性や想いの強さの脇に。

「タイミング」や「偶然」と呼ばれる何者かが、
そっと控えて座って居るから。












 「小坊主って。」
 「タイミング良い時に電話くれるよね♪」


朝方の電話に、
弾んで返って来る貴女の言葉。

嬉しさの余り、
半分泣き始めた貴女。



俺から電話が届く時は、
必ず貴女が、
俺を深く想って居る時だと。

貴女はそう言ったけれど。

















 「何時でも俺の事考えてるから。」
 「何時電話しても良いタイミングなんじゃ無いのか?」


幻想を引き裂いて、
俺は現実的にそう答え。


 「そう言われればそうだよねぇ♪」


貴女は明るく笑いながら、
そう答えた。












馬鹿か俺は。

きっと貴女は、
必死に笑って居たに違いない。
09月02日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る