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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■内緒は良い隠し味に成りませんか
香辛料の効き過ぎは、
お互いを駄目にしてしまうけれど。

其れが無ければ、
お互いを怠惰にしてしまうから。


胡椒少々塩少々は、
お互いの努力に結び付く可能性を秘めた、
必須な物だと思うから。







「秘密」と言う香辛料では、
其の効き目に、
お互い参ってしまうだろうけれど。


「内緒」程度の香辛料を、
少し御洒落に振掛けてみようよ。











 「にやっ。」


貴女からの文に、
こう答えた。



 「内緒。」


貴女からの電話には、
そう答えた。













俺と小さな彼との間で交わされた、
受話器越しの会話の後に。

貴女から届く、
迫力の無い詰問。



 「小さな彼と何話してたの?」
 「彼に聞いても『にやっ』ってするだけなんだもん。」









俺だけが小さな彼に嫉妬するのは、
少し悔しいから。


たまには貴女も、
本気で息子に嫉妬してよ。
09月01日(月)
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