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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■時が奪って行きませんか
どれ位の期間を短いと看做し、
どれ程の時間を長いと称するのか。

時と場合に左右され、
二人の想いに左右され、
常に変化をし続ける其の基準に。




もう一つだけ、
基準を左右する要因が在る事に気付いた。



二人の間には。

最も大切で、
最も強力で、
最も困難な要因が存在する事に、
今更気付いた。













 「プールのある温泉に来てるよ。」



そう伝えて来た貴女が居る、
其の場所は。




俺が行きたいと、
貴女や小さな彼と行きたいと、
そう願った場所。


泳ぎを教え、
親子の触れ合いに喰い込み、
新たな世界を築いて行こうと。

初めて貴女と、
具体的な話を持ち出した場所。















例え月単位や年単位と言う、
長い期間であっても。

俺と貴女の間なら、
想いと言う支柱を楯にして、
待ち続ける事が出来るかも知れないけれど。



小さな彼には、
耐え切れる筈が無い。









時間と言う大きな敵は。

小さな彼を、
鷲掴みにして攫って行かないだろうか。
08月17日(日)
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