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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■寂しさの裏はまた寂しさでしょうか
自身の意識から、
言葉は産まれ育つ物だから。

自身の意識を司る領域で、
自身の言葉は、
産まれ、
錬られ、
そして口や手へと運ばれるから。



例え相手を想い、
相手に贈った言葉や文字であっても。

其れは、
自分自身の想いや、
自分自身の状況を、
克明に記録して隠し持って居る。











貴女から届いた言葉に、
素直に浮かんだ一つの言葉。

貴女から届いた文に、
返信として贈り返そうとした言葉。


 「それは貴女の気持ちじゃないの?」


この言葉が持つ残酷性に気付いて、
送信の寸前で、
何とか踏み留まった。













盆休みに顔を出す事も出来ずに居る、
親不孝者に。


 「お母さん寂しがるんじゃない?」


そう言う貴女の本心が、
何処に在るか。










其れに気付けたのは。



きっと俺の意識下にも、
同じ想いが存在したからに他ならないんだね。
08月16日(土)
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