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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■必要な秘密でしょうか
友人としてか。
遊び相手としてか。
幼心と其の瞳に、
どの様な形で俺が映ったか、
其れは未だ不明だけれど。
何れにせよ、
俺の登場を待ち侘びているとすれば、
何よりの励みだ。
母親である貴女に、
小さな彼が立て続けに問う様子。
「小坊主は何時来るの?」
「次は何時来るの?」
貴女経由で耳にしている筈なのに。
何度聞いても、
まるで貴女が俺に対して急かす言葉の様に聞こえるのは、
気のせいだろうか。
もし事が発覚すれば、
小さな彼はきっと大泣きするだろうけれど。
「じゃあ俺と逢う事は未だ言って無いんだ。」
「うん・・・」
「言えないね。」
「言えないよね。」
内緒にしなければ、
秘密にしておかなければ。
きっと貴女自身すら、
俺の元には来られないだろうから。
御免よ。
許せ。
今回は二人だけの時間なんだ。
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References
Jun.03 2003, 「女と母とどちらが大切でしょうか」
Jun.02 2003, 「少し塩辛いでしょうか」
Jun.01 2003, 「俺は代理の品なのだろうか」
06月18日(水)
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