ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■元気と分かれば其れで充分か
返信は無いであろう文を、
送り続けた。
携帯の電源を切っていたとしても、
後で目に留るであろうと、
考えつつ。
今頃病院だろうか。
仕事内容と人間関係と、
ストレス塗れの職場から逃亡して、
羽根を休めている頃だろうか。
二週に数度程度の文を、
送り続けた。
何処かの木陰で、
充電して居る事を願いつつ。
羽根を休めて活力を養った後に、
再び皆に活力を分け与える存在として、
戻って来るに違いない。
確信を持ちつつ。
そしてもう一つ、
必ず惑いの種も内包して帰ると、
思いつつ。
久方ぶりに震える携帯。
「おはよう。」
この時間帯に届く文は、
きっと元気に復活したあの子だろう。
「今は何でも食べられるの♪」
あの子は画面から、
今にも飛び出して来そうだけれど。
「その後いかが?」
「彼女ともラブラブ?」
何時でも必ず、
最後に付随する彼女の文字。
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References
Apr.27 2003, 「寂しく笑っているのでしょうか」
06月17日(火)
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