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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■逞しく在りますか
次々と届く状況報告。
「だいぶ家の中が片づいてきました。」
「今日はいろいろ名義変更して大変。」
目の前の雑事を粛々とこなし、
とりあえず視線が前へと向いている様な、
そんな気配と裏腹に。
「親がアドレスそのままとっておいてくれてた。」
「こうなるの予期してたのかなー。」
時折気配を覗かせる、
やり切れない後ろ向きの言葉。
馬鹿言うな。
手塩に懸けて育てた娘の不幸など、
誰が願うと言うのだ。
逞しく在れ。
ただ逞しく在れば、
きっと道は開けるのだから。
落ち着いた頃を見計らって。
いや、
直ぐに落ち着く事など、
あろう筈は無い。
一服して居るであろう頃を、
見計らって。
沢山の気配りと、
心配性をさり気無く詰めた文を、
君に送った。
「元気か?」
「へこたれてない?」
そして。
君のメールの署名から、
苗字が消えた。
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References
May.09 2003, 「仲間の輪はもう縒れませんか」
05月29日(木)
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