ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■こんな風な子で正しいですか
俺の心中と同じ様に。

対面の時が迫るに連れて、
子供の胸の内も、
期待と好奇心と不安と危惧と、
様々な想いが去来しては消えて行くのだろう。



どんな男か。
好物は何か。
嫌いな食べ物は何か。

何をしているのか。
どんな物が好きか。


貴女と小さな彼との間に、
徐々に形作られて行く俺の姿。



 「あのね・・・」
 「夢に小坊主が出て来たの。」



貴女では無い。
小さな彼の夢。

遂に俺は、
小さな彼の枕元にも姿を現したんだ。




その夢に出た俺の顔は、
貴女が描いた、
下手な画の顔なのだろうか。

俺は画と似ていないと、
彼からそっぽを向かれないだろうか。


不安感が俺の中から消える事は、
決して無いけれども。



















きっと彼は、
俺と共に画面に向かう姿でも、
想像していたのだ。


 「あのね・・・」
 「夢にドラクエが出て来たの。」












素敵だね。


小さな彼も、
想いを形に出来る子なんだ。

貴女に良く似た感性を持つ、
素敵な子なんだ。






少しだけ、
小さな彼に触れる事が出来たと、
初めて想えた。






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References

 Apr.09 2003, 「想いは守護神に成り得ますか」
 Jan.14 2003, 「夢も形に出来ますか」
05月28日(水)
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