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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■素直な肌で抱き合えますか
人を大きく、
動と静の二つに分けるとすれば。

貴女はきっと「動」で、
俺はおそらく「静」だろう。



後々振り返った時に、
同じ後悔の念を抱くとしても。


言葉を吐き過ぎて誤解を生むのが貴女なら、
言葉を飲み込んで誤解を生むのは俺。

猪突猛進して転ぶのは貴女で、
一歩踏み出せずに時機を逸するのが俺。








人を大きく、
激と穏の二つに分けるとすれば。

貴女はきっと「激」で、
俺もおそらく「激」だろう。



全く対称的な手段でも、
全く対称的な素振りでも。


貴女の激しさと俺の激しさが、
真っ向から衝突して共に傷付く。

貴女の激情と俺の激情が、
諸刃の剣の様にしてお互いを傷付ける。

















 「一歩近付けたよな?」

 「また少し近付けたよね?」




貴女の真の想いに気付きながら、
俺の真の想いを察しながら。


相手の奥底を刺激して傷付け合わないと、
お互いの距離を確かめられない、
不器用な二人なのか。





貴女の真の想いを探りたいから、
俺の真の想いを感じたいから。


相手の奥底を刺激して傷付け合わないと、
自分の愛情を確かめられない、
不器用な二人なのか。














俺と貴女が、
本当の意味で一つに成れた時。


二人は瘡蓋の無い綺麗な肌で、
抱き合う事が出来るのかな。
02月13日(木)
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