ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■ぼくを温泉に連れて行って
昼間、クレームで他の店に商品を取りに行かなければならなかった。
何の気無しに店を出たのだが、外に出たとたん、鼻に痛みが走った。
寒さのせいである。
普段の寒さと全然違うのだ。
おまけに雪も舞っている。
途中国道の電光掲示板を見ると、気温は3度になっていた。
地球温暖化だの何だの言っているが、やはりこの時期は寒い。

夜、家に帰る時にも雪が舞っていた。
車を降りて慌てて家に駆け込み、すぐに風呂に入った。
が、それほど熱い湯ではないのに、体が冷え切っていたせいで、かなり熱く感じた。

で、今現在は、と外を覗いてみると、うっすらと雪が積もり始めている。
明日も仕事だというのに、この調子で雪が積もったら、JRで行く羽目になるだろう。
この寒い中を、JRの駅まで歩いていくのは辛い。

何度も日記に書いているが、ぼくは寒いのが全くだめである。
以前、休みの日は、よほどのことがない限り外に出なかった。
だから、ウィンタースポーツなんてぼくには縁がない。
一度だけスキーに誘われたことがあるが、「誰が寒いところなんか行くか!」と断った。
それ以来、ぼくはスケートにも誘われなくなった。

十数年前のこと。
寒いのを押して遠出したことがある。
一泊二日で南阿蘇の温泉に行ったのだが、その日は、その冬一番の寒い日だった。
旅館に着いてから、露天風呂に入っては酒を飲み、酒を飲んでは露天風呂に入り、その繰り返しだった。
そのせいで風邪を引いてしまい、帰る時には熱が出た。
が、それから温泉が病みつきになってしまった。

それ以来、いくら寒かろうと、温泉にだけは行っている。
いや、寒いからこそ、温泉に行きたくなるのである。
別府、湯布院、九重、黒川、阿蘇、雲仙など九州には全国区の温泉がいくつもある。
しかも、そういうところに日帰りで行ける場所にぼくは住んでいる。
昨年は温泉に行く機会がなかったから、今年はどうしても行きたいと思っている。
どうしても行けない場合は、近くの天然温泉でもいい。

実は、今日も車を運転しながら、寒い、雪、温泉、露天風呂、酒とぼくは連想していた。
ちょうど、温泉につかって酒を飲んでいる自分を想像している時に、信号無視をしてしまった。
車が来なかったのと、警察がいなかったのとで、運良く命拾いした。

温泉というと、どうしても思い出す句がある。
『ちんぽこも おそそも湧いて あふれる湯』
前に日記にも書いた(2001年3月20日)が、種田山頭火の句である。
ちんぽこやおそそはどうでもいいが、どんどん熱い湯があふれてくるのが目に浮かぶじゃないか。
今とてつもなく温泉に入りたい。
01月04日(土)
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