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頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■12月の憂鬱
ここ何日か、仕事から帰って、すぐに寝てしまう生活を繰り返している。
そのため、日記の更新が朝になったりする。
毎日毎日、とにかく眠たい。

別に肉体的に疲れているわけではない。
12月の声に疲れ、クレームに疲れ、酔っぱらいのおいちゃんで疲れ。
そう、精神的な疲労がかなりの部分を占めているわけだ。

前の会社にいた時は、12月になると決まって「あと一ヶ月の辛抱だ」と言っていた。
ぼくは、その言葉を聞くたびに「何が1ヶ月の辛抱だ」と思っていた。
1月になれば1月になったで、またきつい思いをしなければならないのだ。

そういえば、来年は店のリニューアルをやると言っていた。
それを考えると、また気が重くなる。
あれだけの商品を動かすとなると、かなりの労力を要する。
「ここはこうしよう」「いや、こうしたほうがいい」、などという人の思惑も絡み合う。
また、作業の段取りの悪さも目につく。

これも前の会社での話だが、その店の初めてのリニューアルの時、本社から部長以下何人もの人が応援に来ていた。
彼らは段取りが悪かった。
一つ什器を動かすたびに「いや、それはおかしい」などと言って、なかなか作業が前に進まない。
しかも、一つの什器の置き場が決まったら、もう商品を並べ出すのだ。
それを見て頭に来たぼくは、「そんなこと後でいいでしょうが。先に什器を並べましょうや」と言った。
部長は、「何を言うか」という顔をしてこちらを睨んだが、ぼくの形相が変わっていたので、何も言わずにぼくの意見に従った。
こういうことがあるから、リニューアルというのは嫌なのだ。

リニューアルをしたからといって、決して売り上げがよくなるわけではない。
リニューアル前に在庫処分セール、リニューアル後にリニューアルオープンセールをやるわけだが、その時の売り上げは確かにいい。
しかし、それは売り上げの前倒しに過ぎない。
長い目で見たら、何も変わってないのだ。
本社の人間は、いつも机上で物事を考える。
イメージだけが先走り、現場の実情など何もわかってないのだ。
リニューアルなど馬鹿なことを考える前に、もっと頻繁に現場に足を運んで、お客さんお要望や、商品の動向をもっと研究すべきである。

それにしても、いつもにも増して憂鬱な12月である。
こういう状態が、あと一ヶ月も続くのかと思うと、気が遠くなる。
こうなれば、原因の一つである酔っぱらいのおいちゃんを、完膚なまでに叩きのめして、二度と店に出入りさせないようにするか。

ぼくがこういう精神状態の時に、昨日も寝小便しやがった。
ぼくが「また、寝小便しかぶってから」と言うと、おいちゃんは「わしはしてない」と言い張る。
しかし、ズボンはびしょ濡れだった。
ぼくは、ぞうきんを持って後始末をしながら、おいちゃんに「もう帰れ」と言った。
にもかかわらず、ズボンが濡れたまま他のいすに座り直している。
「そこに座ったら、また拭かんといけんやろ」
「ああ、そうでしたな。すいません」
そう言って、おいちゃんは他のいすに移った。
あーあ、憂鬱である。

※お知らせ
引っ越し記念というわけでもないのですが、「お知らせコーナー」というのを設置しました。
何でもお知らせするつもりです。

12月05日(木)
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