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リュカの日記
by リュカ
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MALICE MIZERのLe cielという曲を聴いていた。
まだ特別視していた少年が汚されてしまう事に、強い痛みを感じていた頃、少女に対する気持ちを歌った歌詞に、自分の少年に対する気持ちを重ねている事が多かった。
PVでは、戦争によって瓦礫になってしまった街を少女が裸足で彷徨っている。自分がすでに死んでしまっている事に気づいていない。
にこやかに微笑む。そんな痛々しい少女を、どう見守っていくのだろう。
嬉しそうに笑う少女の手を引いて、一緒に歩いて連れて行く。
そんな感じの映像だ。
酷い目に合わされた上での少年と接し、それに伴う痛々しさなどを重ねていた。
今は、あまりそういう気持ちも沸いてこない。
毎日毎日、息の詰まるような怠情を感じている。
自分の人生について何一つ納得していない。
それでいてダルい、と考えるのを放棄して、どんどん薄れさせていく。
「このままでいいのだろうか」という不安や不満。
何一つ納得できず、このまま納得できる条件なんて現れないままなのだろうか、という焦りとか。
自分の人生なんて、所詮こんなものなのだ、なんて風に諦めなきゃいけないのかな。
俺は楽な方楽な方へと逃げいてくような人間なので、結局何も考えないまま、時間だけが過ぎていく。
駄目人間丸出しだ。
以前は当たり前に感じていたような価値観を、今は殆ど持っていない、というのが厭だ。
GyaOを見に行くと、映画のホラーコーナーの場所で「ハンニバル伝説」というドキュメンタリーが配信されてた。
観る事にした。
実際に人を食べた3人の犯罪者たちについて語られていく。
取り上げられたのはアルバート・フィッシュ、アンドレイ・チカチロ、ジェフリー・ダーマー。
3人とも、少年を陵辱してその体を食べた奴らだ。
どれも醜いジジイなのに、対象にされているのは少年。
もっと怒りを感じても良いくらいなのに、軽い息切れが出るだけでなんだかとても薄かった。
以前なら、それについて語っている人間に対してまでも怒りを感じる程だったのに。
どういう感じで犯罪を犯したのかを聞いていて、不謹慎にも萌えるような高揚が出てきて、それがまたストレスだった。
生きたまま体を食いちぎられたりしたら、被害者は絶望したりするのかな、という意識が沸いた。
被害者の親族が、裁判で犯人に「お前を絶対許さない!」と叫んでいる場面があった。自分の大切な身内を殺され、怒りを抑えながら裁判を傍聴していたのだが、犯人を目の前にし続けているうち、怒りが爆発したのだそうだ。
俺がもし、その親族と同じ立場で、そういう少年を酷い目に合わせた奴を目の当たりにしたらどうだろう。
発狂するくらい叫びをあげて、怒りのあまり失神する事もあるかもしれない。そんな奴が平然と自分の目の前に座っているだなんて事が信じられない。
その叫んでいた親族は、自分の家族が一番酷い目に合わされている、と犯人から直接聞かされた。
別の場面で、チラっとだけジョン・ゲイシーについてふれていた。
死ぬほど醜く汚い容姿をした中年野郎なのに、こいつが対象にしているのは年齢にしては小柄で童顔の可愛らしい少年だ。
見聞きし過ぎて、そのありえなさも薄れてしまった状態だけど。
例えば、こいつの犠牲者の中で、特に一番酷い目に合わされた子が居るとする。
「何でこの子に限ってそこまで酷い目に合わせたんだ?」と聞いてみようものなら、「可愛いから」とか言うんだろうな。
そんな事を考えていた。
よりによって、そういう子だからこそ、そこまでの目に合わされるのか、という許せない気持ちも沸き上がる。
被害者は犯人の欲求により、陵辱され、殺され、最終的には食べられる。
という解説があり、自分にもそういう行為を行うような可能性があったし、今もあるのかもしれない、とプレッシャーのような厭なストレスを感じ続けた。今のように吐き出し口を得られずに、内面的な欲求だけがどんどん募っていっていたなら、どうなっていたか分からない、と重圧を感じる。
そういう少年であるにも関わらず、現実に信じられないほどの目に合わされている。
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11月18日(金)
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