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リュカの日記
by リュカ
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もし、その本人が自分から進んで関わろうとするようなら俺は何も否定してはいけんないんだろうな、とか否定する方が変に思われたりするのかもしれない、と感じる事が多くなって、「もしそうだったらどうしよう」とか不安感みたいなモノが付きまとうようになっていった気がする。
それだけ嫌な事なのに、「否定してはいけない」になってしまうのも凄く悔しい事だった。
本人が望んでいた場合であっても、それを認める世の中の方が酷いようにも思えた。そういう子なのに・・という感じで、そういう子に関してだけは認めたくなかった。
そういう事と関わらないでほしい、否定する存在であってほしい、という思いが強くなっていった。
実際、その子とは一言二言口をきいた事があるだけだったので、そういう子がそれを望むのか否定するのか分からない。
16の終わりごろに色々あって、誰とも関わらず一人で考え続ける機会があって、それまでたいして悩みにもしていなかった欲求の事が苦痛になりはじめるようになる。
19の頃にネットを始めて、初めて今まで頭に思い浮かべていたような少年とまともに話をする機会ができた。
その子は俺が「もしそれを望むようだったらどうしよう」とか「それと関わろうとするなら否定できないだろうな」「そういう事と関わってほしくない存在」という不安を吹き飛ばすくらい、それを拒絶するような少年だった。
俺がそれを否定すると、変に思うどころかその考えに同意してくれた。
それから関わりを続けて話をしていくうちに、「やっぱり俺がおかしかったわけじゃないんだ」「興味も持っていないし関わりたがらない」「こういう子は絶対にそういう事と関わりがない」というのが確信に変わった気がして、それまでの不安が吹っ飛んだというか、目の前が急に明るくなって希望が生まれた感じになった。
思っていたとおり、絶対にそういう事と関わりを持たない存在なんだとハッキリした。
3.4時限目の実技の授業で、授業中ずっと専用のカッターで鉄を切り続けた。
久しぶりに汗だくになった。
細かい砂鉄がたくさん顔にかかった。
やけに顔がヒリヒリすると思ったので鏡を見てみるとかなり赤くかぶれていた。金属アレルギーのせいだ。
今日は、授業が遅れている他の生徒から色々と質問された。
結構長く話していて、最初の方は普通だったのに話しているうちに急に震えが出てきた。
自分でも「あれ?」という感じだった。
手や足がガタガタ震えて止まらない。
相手に背を向けしゃがみ込んで、あまり話さない事にして相槌だけ打つようにして取り繕った。
授業が終わってその部屋を出ると、スーツ姿の生徒達がたむろしていた。
就職活動をしている4回生だと思われる。
その生徒達の前を横切ろうとした時に、小声で小学校時代からの昔のあだ名で名前を呼ばれた。
4回生だから学年的には1つ上だけど同級生という事になる。
今の自分と昔の自分にギャップがありすぎて嫌だったので、そのまま知らんふりをして通り過ぎた。
大人しい人間が大学生になって垢抜ける、というのはよくあるけど俺の場合その反対で、それが少し抵抗があった。
でも、昔はつまらないモノを興味があるフリをしたり楽しむフリをしていたりで無理をしている部分があって、今の自分の方が自然なんだなと思う。
帰りにまた古本屋で時間を潰して帰った。
未だにヒリヒリして痛い。
なんかまた嫌になってきた。
そういう事を意識しそうになる事にプレッシャーを感じるというか、「あぁぁ・・」という感じになる。
それで、そうなりそうになる度に中途半端にかき消そうとしてるかもしれない。
男の子に対して萌えそうになっているのも、突き詰めていけば矛盾している。
欲求を持って、それに関わらせたくなくて否定して、そういう子に欲求を持って、否定して・・と、嫌になる。
そういう事と関わって欲しくない少年をそういう事と関わらせないでいられる、というのは自己矛盾のようなものを埋める手助けにもなっていたような気がする。
腕を一本切り落とされると、一生自分の腕を触る事ができなくなる。
と、どうでもいいような事が浮かんできてしまった。
「そういえばそうなるんだな」という感じで。
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06月24日(木)
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