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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■096 judge
<”紛争八年”本当の被害者は誰だったか>
(14)和 解
昭和五十七年七月十日、関口氏と恵珠氏は和解した。そこで関口氏は名実共に世界真光文明教団の教え主、代表役員であることが確認された。これを受けて同教団の登記簿は、恵珠氏の代表役員登記(昭和四十九年七月五日)が事実不存在との理由で抹消され関口氏の代表役員就任登記(昭和四十九年六月二十三日・資料2参照)がなされた。一方、恵珠氏は、世界真光文明教団とは無関係の存在となり、「宗教法人真光」(崇教真光)という組織で活動を続けることになった。
八年間にわたる世界真光文明教団の”天一坊事件”を振り返ると、既に繰り返して記してあるように、”天一坊事件”の争点は”昭和四十九年六月十三日に、初代教え主が誰を二代教え主に指名したか”の一点だけである。それにもかかわらず、このように長期の裁判となったのは、偏に恵珠氏とその側近等が、”私物化”した教団への執着からであった。恵珠氏とその側近は、度重なる訴訟代理人の辞任、解任を繰り返し、審理を引き延ばした上、東京地裁八部で和解の申し出をしておきながら、最終段階で合意に達していた和解案を破るという不誠意を犯し、不必要な教義論争で混乱させ、ひたすら”己の延命”を図った。
その間、恵珠氏は、仮処分一審判決直前においても、仮処分二審判決直前においても敗訴を予想して、三十一億に及ぶ世界真光文明教団の預金を、架空の名義の預金に移し替えたり、退職金の支払いと称して二億三千万円の教団名義の預金を、職員名義の預金に変更するなど、財産の隠匿をはかり、更に仮処分第二審判決後は、恵珠氏とその側近らは、世界真光文明教団を離脱しながらも、世界真光文明教団を詐称し、真相を知らされていない組み手(信者)を欺き、世界真光文明教団の本山をつくるため奉納したお金を横領し、昭和五十三年六月五日には別の宗教法人真光を設立し、組み手に真相を知られていないことをいいことに、”ご神示”と称して、世界真光文明教団を”発展”した形のごとくよそおい、組み手の知らぬ間に宗教法人真光に引き込んだ。
あまつさえ仮処分判決に従わず、世界真光文明教団の多くの道場を、和解が戌立するまで占有し続けていた。 ”天一坊事件”の一番の被害者は関口教え主ということになるが、本当の被害者は、真相を知らされず、恵珠氏等の奸計によって今なお欺かれ続けている組み手(信者)である。
恵珠氏等が陰謀を画策した当初、関口氏は宗教者らしい考え方から、恵珠氏を傷つけることなく穏便に治めようとした。
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それが仇となり、恵珠氏等は逆に増長して、宗教者の名を辱める行為を犯すようになった。
その意味から言えば関口教え主は被害者ではなく、”責任者”の立場にある。無論、関口教え主は、自分を被害者と考えて裁判を行なったのではないだろう。あくまで世界真光文明教団の教えと三十万組み手を守るという責任者の立場からと推察できる。ならは今後、今なお宗教法人真光にあって、真相を知らされず”利用”されている組み手を救うことを関口教え主に期待する。
<誰が”真相”を知らせるか――いまだ利用される30万信者>
一応、和解によって”天一坊事件”は終わった。そして前記告訴も取り下げられた。しかし本当の解決は、三十万組み手が真相にめざめることにある。
七月十日に和解が成立し、恵珠氏は世界真光文明教団とは緑も縁りもない人となったが、その経緯と真相は、崇教真光にとりこまれた信者に未だもって殆ど知らせていない。
また、和解条項によると、今後、恵珠氏側は、世界真光文明教団の紋章の使用が禁じられている。現在、崇教真光の信者の胸に輝く紋章はやがて変更されるであろうが、このことを、恵珠氏側はどう説明するのだろうか。
再び”ご神示”を引き合いにして、和解の件を伏せ、信者を誤魔化すことだけはぜひともやめて欲しいものである。真相に目覚めた信者の一部が崇教真光から世界真光文明教団に元還りし始めている。一先ずこれで特集を終えるが、三十万組み手のためにも、宗教界浄化のためにも、これを機会に恵珠氏側に猛省を促したい。なお和解後の問題については、今後、新事実を取材した時点で、再度特集する。
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05月27日(木)
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