ID:104448
暴かれた真光日本語版
by 日記作者
[88091hit]

■049 publicationsinMahikari
--------------------------------------------------------------------------------

関英男博士と真光

<救え、然からば救われん> (崇教真光:昭和58年5月初版、平成10年2月10刷) 92-93頁

 関英男博士は、電気工学の分野で世界的に著名なかたですか、「情報科学と五次元世界」という本を著しました。先生は、その中で<幽子情報系>という仮説をたてていますが、これは三次元の物理的情報とはちがった、五次元世界つまり私たちがいうところの神霊界の情報論なのです。最も科学的な研究を進めてこられた博士が、いまや目に見えぬ神の世界にふれる情報理論を科学的に打ちだしてきていることは、今後の科学の方向を象徴する事実といわなければなりません。そして、科学の将来は、救い主様がかねてから主張していらっしゃるように、電子、霊波の世界の探求へと到達していくのです。

<心は宇宙の鏡> (関英男著:平成12年9月:成星出版) 85-86頁

佐々木の将人: 中野学校出身者には超能力者や新興宗教の教祖が多いようです。岡田光玉さんもそうですね。

関英男: 岡田光玉さんなら、ここへ2度たずねてこられましたよ。真光教の教団を作られる前に来られたんです。夕食をいっしょにしました。

佐々木: あの人は、もともとスパイです。スパイと言うと変ですけど、特務機関に属していたときに霊的になったようです。

関: 岡田さん自身は、教団にするつもりはなかったようです。あの方は、胸を患って、いよいよ明日命がなくなるというときに全財産を浅草の浅草寺に持っていかれたのです。そこで、八大竜王が岡田さんについちゃうんです。そして、帰りがけに犬がね、死にそうになってよろよろしているのを、手を当ててやったらみるみるうちに生き返って元気になったもんですから、その家の人が喜んでね。夕飯をご馳走になったりして家に帰られたそうですよ。 それから、人間の病気も治してしまうようになった。太陽と話もできたそうです。そして、今度は、どうも世紀末に大きな変化が来るというので、手かざしでみんなを救わなくちゃと、とうとう宗教にしてしまわれましてね。立教されてから再びお会いしたときには、宗教にしましたことを神様からさんざん叱られたと言っていました。宗教なんかにすると、成就がひじょうに遅くなるのですよ。

<解説> 平成10年に崇教が増刷した書籍には、関英男博士の説が引用されている。ところがその2年後に関氏が新しい本を出版したのに、その内容を全く信者に知らせなかった。あまり知られたくない立教時のの内輪話がのっていたからである。つまり、関氏の著作の中から、自分らにとって都合のいい点だけを利用したのである

<解説2> 関英男博士というのは、電気通信分野ではそれなりの有名な学者なのですが、下で引用しているようなメチャクチャな主張もしているという、わけのわからない人です。大学教授だから、学会の権威だから、という理由だけでその人を信用してはいけないよい例だと思います。岡田光玉氏や真光教団は、霊などに関する教えをサポートするものとして、関英男博士の説をとりあげ、彼の権威を利用しようとしています。しかし、科学的知識が少しでもある人なら関博士の言うことがおかしいことぐらいわかりそうなものです。
 上の文章にあるように、岡田光玉氏は関英男博士と親交があり、立教当時の話を博士に打ち明けていたようです。これは初級研修で習う話と一致する点(瀕死の犬が元気になった話など)もありますが、本当の話に基づいているのか、あるいは話のうまい岡田光玉氏の作り話だったのか、今となっては謎です。
 また、岡田光玉氏は旧陸軍の中野学校の出身であるということが述べられていますが、中野学校とは宗教におけるマインドコントロールに応用できる心理戦なども教えるところであったようで、岡田光玉氏はここで自らマインドコントロールの手法を身に付けたとも考えられます。(参照: 「カルトか宗教かの見分け方」...軍事問題としての視点から。)

トンデモ本の世界
http://araiweb.elcom.nitech.ac.jp/~ichimura/book/book3-1.html
より抜粋

[権威者が書いたトンデモ本]


[5]続きを読む

12月22日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る