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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■019 Mu1
次は、ムー、レムリア、そして真光の言う古代日本に関する別の見方である。
(参考:ポール・V・ハインリッヒ http://oz.net/jz/sphinxcc.html http://village.infoweb.ne.jp/~fwjf1899/tondemo/dic/ )
レムリアの復活
レムリアは失われた大陸として、現代の最も有名なオカルティストであるブラバツスキー夫人によって再び世の中に現れてきた。ブラバツスキー夫人はその著作「The Secret Doctrine 秘密の教え」の中で、レムリアのアイデアをアトランティスや科学、オカルト、「リグ・ヴェーダ」を含むヒンズー教の経典と、滅茶苦茶な形で混ぜあわせている。その本によると、レムリアとはインド洋における失われた大陸であり、両性具有で卵を産む類人猿のような生き物が住んでいたという。後に、オカルト話や失われた大陸説を書いた人々、例えばアニー・ベサントやW.スコット−エリオットなどによって、彼ら独自の詳しい内容や脚色がレムリアの話につけ加えられ、恐竜の話や12−15フィート(1フィート〜30cm)の高さの青銅製の人間型ロボットの話などまでつけ加えられた。レムリアの復活に関する最後の出来事は、オカルト本の著者がレムリア大陸をインド洋から太平洋へ移してしまったことである。(de Camp 1954)。 それから、神秘主義者や超能力者たちがレムリアに関して無数の本を書き、また、霊的な要素をもった話や、最初から存在しないはずのはるか昔に死んだとされるレムリア人の魂との霊媒通信、などの話へと変容していった。
大陸移動説が現れてきたとき、それとその他のより平凡な理論が、動物や化石、植物の分布を「失われたレムリア大陸説」よりよく説明できることが知られるようになった。結果として、レムリア説は信用されなくなり、GEOSATやSEASATなどの人工衛星から得られたデータが、レムリア説が作り話だったことを証明するよりずっと以前に、より現実的な理論によって失墜させられていた。(参考文献: de Camp, S. L. "Lost Continents: The Atlantis Theme in History, Science, and Literature." New York: Gnome Press, Inc.,1954. Other references: Wicander, R. and Monroe, J. S. "Historical Geology: Evolution of the Earth and Life Through Time." New York: West Publishing Company, 1989.)
(注:大陸移動説の起源は1912年と古いが、プレート・テクトニクス理論として確立されたのは1960−70年代と言われており、一般に知られるようになったのはもっと後であろうと思われる。つまり、真光が立教された1959年頃には、大陸が移動することはあまり知られていなかったと思われる。)
1985年に私は日本で2回目の上級研修を受講した。そこには、壊れた陶器、浮き彫りの石像、真鍮製らしきもの、などの古い遺物が置かれてあった。講師は、これらは聖なる師(岡田光玉氏)によって発見されたものであり、ムー大陸のものであると主張していた。講義のとき私の隣に座っていたのはアンドリス・テベシス氏であった。私は彼に尋ねた。炭素年代測定法か何かの方法でそれらのものの年代を測定できるのではないか、と。彼の返事はこうだった。「それらは聖なる師が発見されたものだ。」私はそれ以上彼に質問する機会がなかった。彼は別の席に移動してしまった。私はこれ以上質問すべきでないとされているのだ、という強い印象をもった。もし聖なる師が、ス神の地上代行者が、それらをムー大陸の遺物だと言えば、誰が何と言おうとそれはムー大陸の遺物だということなのである。
【上級研修時の写真】
(受講者の前にムー大陸のものとされる遺物が並んでいる。)
長い年月の後、現在の私は安心のうちにある。1985年に私が見たものは、ムー大陸のものではありえない。もしそうなら、ハインリッヒ・シュリーマンによるトロイの遺跡の発見よりも世界から大きく注目されているだろう。真光教団は、岡田氏こそ本当の世界史についての最も信頼できる権威である、という証明を示す機会を拒んでいる。もし真光が、世界が一つであり地球が一つであり人類が一つであると主張するその証拠を提出するならば、最も熱心な懐疑論者でさえ受け入れる可能性があるだろう。
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05月29日(木)
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