ID:104448
暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■082 gn
この記事、わざわざ「実の娘」という言い方がひっかかるので注目していたが、軍名簿には、戦没者・行方不明者家族あるいは遺族会との連絡の為と思うが、妻子の名前もきちんと書く欄がある。29年版では、友森清晴氏の妻は○○枝さんといい、友森氏は東京拘置所内と記入されている。
ところが36年版では、妻の名が変わっていた。つまり一番目の妻が○○枝さんといい、二番目の妻はまた別名。中外日報で「実の娘」とタダシ書きするのは、二番目の妻で知られる友森幹部の家族関係だと、この女性の素姓がわからないからだろう。当初16億の口座Noを預かっていた高橋美枝子とは、枝、エダという字が名前に入っていることから、推測として、一番目の妻○○枝さんの娘さんという可能性が強い。中外日報記事の少々不自然な言い回しが、防衛庁図書館のほうの資料で補われることになる。
昭和36年といえば、世の中がかなり落ち着いて豊かになった頃である。しかし友森氏は東大のそばの電源開発というところの寮に単身住まいであったようだ。自分だけ世の中の豊かさから置いていかれたような気持ちではなかったか。敗色濃いといえども、陸軍省内を闊歩していた過去。そこに再び岡田の死で、また路頭に迷うか関口の下でプライドを捨てるか。冗談じゃない、どっちもいやだ。ではなかったか?心情的には。友森氏はもっとドライでゲスっだったかもしれない。それだったらよほど真光にちょうどいいので構わないが。
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04月22日(木)
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