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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■082 gn
「26日早朝、上級幹部らは2階神前広間に集まっていた。ところが幹部を一旦2階から退出させ、恵珠氏の側近である有間たまえ経理部長と富田(萬美)秘書課長の二人のみが立ち会い、御み霊渡しが行われ、当日出席した幹部等は重大な立ち会いの席からはずされてしまった。」

「全幹部への二代発表が、急遽中止となり、変則的な形で『御み霊渡し』が行われたことについて、疑問を感じた幹部等は、中止になった原因を追求、その結果友森清晴警衛警備部長の指示によるものと判明する。その後の推移を見ると、この友森部長の”不可解な指示”が、後の謀反計画を想起させる。」

*甲子氏本人も6月25日までは「怖いから早く渡したい」との態度であったのが明くる26日に一変。幹部連をオミットし、富田萬美秘書課長・有間たまえ経理部長という側近だけを立会い人に限定し、関口氏にこっそり御霊を渡す段取りにしてしまった。関口氏への御霊は、この変更によって、あたかも私生児のような取り扱いをその後、甲子氏側にいちゃもんをつけられて辿る運命になる。しかし裁判所の確認によって関口氏にこれを渡すことは、「初代の意志」であったことは客観的に確かめられている。そして中外日報の記事では、関口氏側はこれを、友森清晴部長の陰謀と見ている。つまり甲子の黒幕。
 
この裁判が興味深い点は、病気を治す力があるといわれる霊能力者「初代の遺言・意志」などそれこそタタリなど恐れず、ねじ曲げてしまう、友森清晴部長という屈強なる精神の男によって、霊を恐れる岡田甲子がコントロールされてしまいには神示なる初代の直筆を法廷に持ち出して神示の勝手な解釈を財産争いの証拠にする点である。ここにこの裁判の醍醐味というか、霊とは何か、マインドコントロールによる恐れとは何かを考えさせられる材料がある。

教祖の霊能力など屁でもない男の画策によって、崇教真光は生まれた。そうであるのに、そこでは病気が治るといわれ、大勢の貧しい女達が集まり「こんなに病気が治りました」と言い合い、大金持ちの教団にのしあがった。

*なお中外日報記事に出てくる「富田萬美秘書課長」とは、海外の幹部信者が「岡田は救世教にいなかったか?」と問い合わせに対し「それはウソ話です」と答え、それが外国信者のサイトに富田のサイン入りで掲示されていた富田秘書課長と同一人物ではなかろうか。

*この人男ですか、女ですか?また側近有間たまえというのは、おそらく女性と思われますが、甲子氏も含めてこういういいなりになりやすい女たちが、友森氏のような黒幕男性の命令をよく聞いて、いかにも神がかり的ファッション で通してきたようですね。すばらしい作戦だと思います。人心工作のひとつではないでしょうか。満蒙政策で培った手法が生きているのか。教祖などより、友森氏のニヒルな感性と力量に興味がわいてくるものです。
 
「御霊渡しの怪」について中外日報・昭和57年9月3日は続けて次のように伝える。

「証言によると、友森部長は、初代教え主の亡くなった翌日、(24日)恵珠氏に対して、”重大なことの返事は、自分の承認なしには絶対にいうな”との旨述べているわけで、これではまるでフィクサー同然である。」


「24日に続いて、25日の遺言発表の直後も、友森部長と恵珠氏は、深夜の2時頃まで会談している。25日夜、自ら”二代は関口さん”という初代教え主の遺言を発表し、二代用の御み霊を持っていることに恐怖さえ感じ、早く関口氏に渡そうとした恵珠氏が、翌日の「御み霊渡し」、7月5日の虚偽登記へと大きく変節した理由を考えると、そこに友森部長の”意見”が大きく影響しているものと見られる。」


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04月22日(木)
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