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龍神様のささやき
by 龍
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■意地
意地になる、意地を通す、意地悪」など、物事に対して素直になれず、意地を張ってしまうという事は多々あるものです。
その言葉の使われ方が示すように、あまり良い意味で使われる事はなく、自分の意思や気持ちにおいて、強情を張ってしまう状態を表現する言葉となります。そして、この「意地」という言葉は何が元となり、何を表しているのか・・・。
人間には、眼耳鼻舌身という五感がありますが、仏教の世界では、それにプラスして第六感、“意”というものがございます。これは、すなわち人間の意識・心を表しているのですが、物事というのは、その人の意識の持ちようや心がけ次第で、プラスにもマイナスにも捉える事ができます。
また人に接する際や様々な状況においても、相手を優先に考える事もあれば、自分中心になって考えを固持する時もありますが、そんな後者の状態が「意地」という感情に繋がってしまう面がございます。
そして、意地になってしまう時というのは、自分の思い通りにならないからこそ、その状況や相手に対して自分の考えや意見を押し通し、意地を張る形となりますが、以前のお便り「07年2月24日 思い通りにならない状況の解決方法」でもお伝えしたように、そういった状況を明らかにし受け入れる事ができた時から、前に進んでいく流れがございます。
改めて、仏教の表現では自分の心を“意”と表しますが、物事や人への対応が自分中心になる事で、それが“意地”となってしまわないよう、自分の心や感情を上手く調節できるよう、毎日の精進を重ねて頂ければ幸いです。
※文中紹介便りアドレス
http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=104147&pg=20070224
01月11日(日)
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