(SleepWalking)
日々願うこと
最近は朝起きるのが少しだけ楽しくなった
最近は満員電車が前ほど嫌じゃなくなった
最近は登校拒否用の吐き気に襲われ難くなった
簡単に言うと
最近は朝が来るのが少し嬉しい
目覚めれば新しい貴方に逢えるからだ
たとえそうでないとしても
そんな風に思うからだ
どこまで単純なのか知れない
あたしのカラダ
だからお願い
頑張るから
朝を怖がったりしないから
だから
どうか、あと数日がゆっくりと流れて
あたしに学校に通う義務を長く
背負わせて欲しいのです
ゆっくりとゆっくりと
終らずにいて
あたしが少しでも長く
貴方を見ていられるように
なんて
ひどい
矛盾。
2004年01月25日(日)
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空想の時間
電車に乗って
外を見ている
ただただ
見ている
勘違いしないで
別にあなたを探してるわけじゃない
だけど
15分も倫理の教科書読んでたら
ちょっと飽きてくるから
すこし、顔をあげる
貴方と眼をあわせないように
慎重になりながら
遠くの階段を見詰めてみる
ほんとうはね
少し失望したの
別にだからなんだってわけでもないし
貴方には関係ないことかもしれないけど
貴方はそういうひとじゃないと、思ってたから
(勝手に思ってたから)
だからそれがほんとうか嘘かはわからないけど
少し、失望したの
そして
あたしは、崩れ落ちた
だけどね
あたしは単純だから
朝にまた貴方を確認しただけで
生きていける気がするんだ
外を見詰めながら
深呼吸をして
新しいあたしに
おはようといって。
2004年01月16日(金)
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いらない
はやくしんでしまいたい
とつぶやいたあたしを、あなたは
柔らかく、叩いた。
そんなこというもんじゃない。
あたしは、あなたはしにたいと思ったことが無いから
そんなことが言えるのだとおもう
しにたいひとのきもちなんて
しにたいと思っていないひとには
解りやしないんだわ
だけど
あなたが叩いたあたしの肌は、
あわくそまってあたたかくうずくから
あたしまた、いきていてもいいかなっておもってしまうの
だってあなた
あたしがいきていればまだ
触ってくれるんでしょう?
ほかになにも
くれないならアイだってほしがったりしない
いらないから
せめて、あたしに
触れてください。
2004年01月07日(水)
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右手中指
今日の朝
気付いたら
右手中指の爪 が 割れていて
放っておいたら同じ爪の
反対側からも亀裂が入ってしまった
あぁ
あたしと爪は繋がっているのだ
ひとつ 破られてしまうと
すべて 毀れていく
あたしはそういうものなのだと思う
爪切りを取り出して
傷を隠してしまえ
あたしの右手中指の爪 は
もう
切りたての、美しい爪だ
これで二度と あなたを
傷つけたりは出来ないだろう
たぶん、ね。
2004年01月05日(月)
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ことばすくなくても
ひとつ、あなたに
あたしもよぶんなものだった?と
といたい
そんなことにはなんの
いみもないけど。
2004年01月04日(日)
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最期
せめてあたしが死ぬ時くらい
ギリギリの位置で
あたしを憎いと
言って欲しかった
あなたのやさしさなんて
死んでゆくあたしには必要ないの
最期くらいあたしに
綺麗な花を飾って欲しかった
甘い嫉妬の蜜を持った
真っ赤な花を。
さよなら
あたしは
あなた無しでも
生きてゆけるのです
さよなら
あたしは
あたしだけで
生きてゆくのです。
2004年01月03日(土)
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くちびる
あぁ
きっとあなたはあたしよりも女らしい
と偶に思う
白い肌と
黒い髪と
赤い唇と
なんて
まるで白雪姫じゃないか
と
考えて混乱する
背は高いけれども
お姫様みたいだ
ならば仕方が無い
あたしが王子になるしかない
と
思って困惑する
そうだ
あたしと姫は
まだ出会ってはいないのだった
あたしが耳にするどこの噂話にもあなたは
現れてこないから。
2003年12月25日(木)
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