きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 Rinらしさ


本日の担当:銀吟

幼稚園で行われている絵の展覧会。
Rinはママの絵とオオカミの絵を描いた。
オオカミは遠足で行った動物園で見たそうだ。
その遠足の思い出として動物を描いていたお友達も
少なくなかったが、オオカミを選んだのはRin1人だった。
キリンやおサルというどちらかといえばメジャーな
動物よりも彼女の心に響くものがあったのだろう。
なんとなくRinらしいな、と思った。
できればいつまでもそんな子でいてほしい。

2004年12月07日(火)



 ちょっとは自慢してあげて

本日の担当:ユキリン

本日と明日の二日間、
幼稚園にて子供たちの絵の展示があります。
先週はもちつき、体操参観、
先々週はお店屋さんごっこ(いわゆる作品展)。
先生方の苦労がしのばれますわ。

さて絵のほうは、
年少さんも絵の具を使って上手に書いてあった。
Rinはママ(つまり私)とオオカミの絵。
他の子供たちも大好きなもの、
父母やペット、食べ物、お友達など上手に書いてる。
かわいくてにんまりしてきました。

さて、Rinのクラスはペットを飼ってる子が多くて
よく話題にものぼるらしい。
「○○ちゃんの猫ちゃんはヒメちゃんでー、
 ○○クンのわんちゃんはタロウって言うんだよー」
なんて報告してくれるRin。


Rinのおうちにもネコちゃんいるって話したのぉ?

「……はなしてない」




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そりゃねーべさー。
ま、気持ちはわからなくはないけど。

2004年12月06日(月)



 寒い日には美味しいよね

本日の担当:SHY

 先週の土曜日は生活発表会で参観日。
 これまでに描いた絵や、みんなで作ったものが展示されていて、さながら幼稚園は美術館状態だった。
 そして、作者自らがガイドを務め、それぞれの作品を説明してくれるのだから言うことはない。
 私は絵を描くのも、工作をするのもあまり好きな子供ではなかったので、無邪気にそれらを楽しんでいるSizを見ると本当に幸せな気持ちになる。
 人間、楽しみは多い方がいい。



 夕食の買い物に出掛けたときのこと。
 Sizが突然足を止めて言った。
 「マシュマロ、たべたいの」
 何故急にマシュマロなのかわからずに、私は近くの店をあれこれ考えた。
 4ブロックぐらい先のコンビニに行けばあるかもしれないが、わざわざそこまでする必要はあるまい。
 「近くで売ってないから我慢して」
 Sizは悲しそうに首を振った。
 「マシュマロ、たーべーたーいーのぉ」
 この寒空とマシュマロがどうしてそんなに強固に結びつくのだろうか。日没の時間はとっくに過ぎている。

 「ね? そんなこと言っても近くにないから」
 「ある」
 「え?」
 「あるのっ」
 「どこに?」
 「そこ」


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 kinaと私は大笑いしながら財布をとりだした。
 帰り道のSizがご機嫌だったのは言うまでもない。

2004年12月02日(木)



 はかないねぇ

本日の担当:kina

 ただいま、我が家はひっそりと大掃除中です。
 おもちゃはださないで〜〜〜。お絵かきでもしてて〜。
 と毎日言い続けられているSizですが、とうとう
「くっきんしたいのよっ」
と泣きながら怒ってしまいました。
 片付けない私が悪いので、こまごましたものを持ち出して慰めようと思ったわけですが。
 
 いい加減だまされないぞというSizの視線がいたいのです。
 
 
 おおおお。
 そういえばいいものがある。
 ベランダでほこりをかぶったおもちゃたち!!
 そうです、私が幼い頃に庭で遊んだおままごとセット。
 
 ちょっと外じゃ寒いけど。
 なんて思いながらベランダにレジャーシートを敷いて座布団を持ち出して、暖かい上着を着せて遊ばせてみた。
 
 喜んでいるじゃないか。





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 早く大掃除を終わらせないと何されるかわかりません。 
 

2004年12月01日(水)



 サプライズ!

本日の担当:SHY

 「悪いんだけど、一緒にお出かけしてくれる?」
 いいよ、とSizは答えた。
 その言葉に「仕方ないなぁ」というニュアンスが含まれているのを私は見逃さない。
 車に乗って、走り出す。
 そんな始まりの外出だから、Sizは最初から外様を決め込んでおとなしいものだ。
 どこへ向かうのか、何の用事なのか、確かめようともしなかった。



 Sizが反応したのは葛西臨海公園の観覧車だった。
 夏休みの想い出からそれを引っ張り出し、急に元気になる。
 だが、情報の連鎖はまだまだ甘い。
 「また乗ろうね〜」という展開はあったものの、そこまで。
 観覧車が後ろへ消え去ってからは、また無関係なお喋りに戻ってしまった。



 ナビ上に表示されたディズニーランドのマークに気づいたのは、もう到着する直前だった。
 駐車場の入口で「でぃずに〜らんど〜〜〜?」とめろめろに溶けた風に笑う。
 今日は君のことをびっくりさせてあげたかったんだ、と言葉にはせず私はかわりに彼女に向かって親指を立てて見せた。



 天気は悪かったし、パレードも中止だった。
 だが、Sizはスター・ツアーズを楽しみ(かなり引きつっていたけれど)、スペース・マウンテンを体験し(こっちはもう2度と乗らないと言わんばかりだが)、一番楽しみにしていたミッキーとの握手も実現して(今回は蒸気船ウィリー)、とても満足そうだった。
 自分のためのお土産は毎回風船で、今回もしっかり紐の端を握りしめてパークを後にした。



 翌日。



 Sizが楽しそうにお絵かきをしていた。
 最近は絵を描いて、それに字を書き加えるのが流行りのようだ。
 「楽しかったねー」彼女は鉛筆を走らせながら言う。
 私は完成間近の作品に目を剥いた。

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2004年11月25日(木)
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