きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 入園式

本日の担当:銀吟

ついにRinが幼稚園に入園した。
彼女にとって、これから毎日幼稚園へ通うという
今までに無かった生活パターンが始まる。
そして初めて、親を離れて大勢の仲間たちと
過ごすことになる。

かといって別段心配しているわけではない。
まあ、Rinなら何とかやっていくだろう。
無責任かもしれないが、そんな気がする。

入園式に参加した。
さすがのRinも今日だけは借りてきた猫のように
おとなしく、いつものお調子者の姿はそこにはなかった。
ユキリンと2人で『珍しいね』と話すほど
緊張した様子で押し黙るRin。

式が終わったあと、Rinに聞いてみた。




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本当にRinならなんとかなるだろう。




2004年04月13日(火)



 新しい扉

本日の担当:SHY

 Sizの入園式。
 今時、幼稚園の入園式で感動するというようなこともないと思うのだが、その感情が希薄なシチュエーションで父親はより事務的なのだと思う。
 ビデオ、一眼レフ、デジカメと3つのカメラを使い回しての撮影は、感情の入り込む余地を与えない。
 それはもう、仕事である。
 賑やかなセレモニーが終わって安堵する間に、別の思いに耽った。
 それは感動とかそういうものではなく、Sizにとって特定の時間が終わったという実感に他ならない。
 「親とだけ一緒にいる時間」の終焉。



 私はとても内向的な子供だった。
 病弱だったせいもあり、幼稚園の登園日数は極めて少なく、友達も多くなかった。
 もちろん、幼稚園は嫌いだった。
 だから、今Sizが歩き始めた新しい時間との現実的な境界線は、小学校に入ってからだったのだと思う。
 そんな風に「親とだけ一緒にいる時間」を引き伸ばした私は、Sizが4歳にしてスタートを切ったことに対し、敬意を払いたい。
 親としてのそれではなく、一対一の人として。
 私がしなかったことを、彼女はしようとしているのだ。



 入園式が終わったあと、私はSizを連れて花屋に行った。
 私の想いに相応しい贈り物をしようと思ったのだった。
 Sizにとっては生まれて初めての花束。
 彼女が大好きな「美女と野獣」の紅いバラをたくさん贈るつもりだった。

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 それでも小さな花束でSizは満足してくれたようだった。
 入園、おめでとう。

2004年04月10日(土)



 親子三代

本日の担当:銀吟

Gakuが初節句を迎え、義父が立派な鯉のぼりを仕立ててくれた。
それはもう、我が家にはもったいないくらい見事な代物だ。
大空に見事に泳ぐ鯉たちを見ると感慨深いものがある。

さらに、ボクの実家からも五月人形が贈られて来た。
これはボクの祖母がボクの初節句にプレゼントしてくれたもので
つまり、30年以上前の飾り物なのだ。

飾り台を組み立て、兜や装飾の品々を黙々と飾っているうちに
ふと、自分の父の姿を思い浮かべた。
父は時期が来ると、何も言わずに黙々と飾りをつけていた。
そして時期が過ぎ去ると、また何も言わず黙々と片付けていく。

人形を飾り付けながら、また片付けながら、
父は何を思っていたのだろうか。

子供の頃は立派な人形にも何ら関心を示さなかったボクだが
自分の息子のためにこうして人形を飾り付けているなんて…。




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2004年04月06日(火)



 主張!

本日の担当:ユキリン

Rinは私の友人達が遊びに来るのが大好きだ。
だっていつもプレゼントやケーキを持ってきてくれるし
何よりもいっぱい遊んでくれるから。

最近はイッチョマエに会話にも参加できて
より楽しいらしい。
でもそんなRinは、
私達にとっては少々迷惑なことも…。


Rin、今度アヤノちゃんが来るんだけどね、

「わーい!やった〜!!」

あ、あの、アヤノちゃんとお友達なのママじゃない?

「Rinもおともだちだよ」

………と、とにかく、
ママ達お話いっぱいしたいからあんまり邪魔しないでよ。

「Rinもアヤノちゃんにおはなしあるんだよ」





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2004年04月05日(月)



 晴れたらいいね

本日の担当:SHY

 「パパ、パパっ!」
 「なあに?」
 騒々しくSizが私を呼ぶ夕食前のひととき。
 「明日、お休みだよね?」
 「そうだよ」
 問われても、私はSizが何をしたいのかわからない。
 そしてようやく彼女は言った。
 「おてんきちゃんねる、見よっ!」

 そういうことかと、私はリモコンでウェザーチャンネルに切り替える。
 そうして、Sizはじー、と画面に見入る。

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2004年04月01日(木)
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