きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 会心の笑み

本日の担当:銀吟

Rinはまもなく3歳。
そしてもうすぐおね―ちゃん。

この1〜2ヶ月、ふと気付けばRinの言葉は
いつのまにか普通の日本語に近づいてきた。

『グワグワ』としか言えなかったドナルドダックも
ちゃんと『ド・ナ・ル・ド』と言えるようになったし
『チュウチュウ』も『ねじゅみ』までランクアップした。

赤ちゃん言葉を話していることに本人が気付くと
あわてて訂正し、言い直す。




↑投票ボタンです

ちょっと得意げなその表情が、見ていて実に微笑ましい。



2003年05月13日(火)



 おねーちゃん

本日の担当:ユキリン

このところRinはトイレもさっさと自分で行くようになった。
「ママは外で待ってて」と中に入れてもくれない。
とはいえ完璧に外れているお子チャマとは違って、夜は確実にオムツ。
寝ている間のコントロールは一切出来ないよう。
それでも昼間は、布のパンツで通せるようになってきた。

そんな彼女の口癖は「おねーちゃんだから」。
おねーちゃんだから、かわいいパンツ(布のパンツのこと)をはく。
おねーちゃんだから、お片づけする。
おねーちゃんだから、ご飯も全部食べる。
…と何やら頑張っている。

実際Rinはもうすぐ弟か妹が出来るわけでお姉ちゃんになるんだけど、
私達はあえて「おねーちゃんになるから」とかって話したわけじゃない。
そこが不思議なところ…。
周りの空気を察したのかしら?それとももうすぐ3歳だから?
そしてやっぱり出た!




↑投票ボタンです

…こ、怖いってば!
ぶくぶくぶく………なーんて。

2003年05月12日(月)



 クッキング・タイム

本日の担当:SHY

 「キミもママに似るのだろうね」
 何のことかと言うと、料理のこと。


 最近のSizはkinaが食事の準備をしていると、キッチンを覗きに行く。
 わざわざ椅子を持って行って、kinaが何をやっているのかをじっと見ているようだ。
 見ているだけならいいのだが、手を出すからいつも怒られて追い出される。

 kinaは結婚するまで料理ができない人だった。
 それが今では十分な腕を持っているし、それを楽しんでいる節さえある。
 人の成長や変化は、予想がつかないものだ。
 だから、Sizも今のような時期を過ぎたら、しばらくキッチンには興味すら示さないような時が来るのだろうと私は何となく思っている。
 それでも問題ないのだから、別に構わないだろう。


 だが、それはそれ、だ。
 今のSizは料理に並ならぬ執念を持っていて、入浴中に私がその餌食になる。
 「はい、ご飯作るからね」
 バスタブの縁に手桶を並べて、鍋の代わりにするのだ。
 「パパはスパゲッティ作って。しーちゃんはスープ作るから」
 私は「鍋その1」に水を入れ、火をつけ、Sizにスパゲッティの束をもらって茹で始める。
 Sizは「鍋その2」に水を入れ、野菜や肉を切ってスープを作り始める。

 時間が経って、私は「鍋その1」をひっくり返して湯を切ってから「できたよ」とSizに告げた。
 Sizはその言葉に反応して「鍋その2」に手を伸ばした。
 火を止めているような素振り。観察は完璧だ。
 「それ、どうするの?」
 私は彼女をみつめて訊く。
 彼女はそんなことも知らないのか、と言いたげな顔で私をみつめ返した。

↑投票ボタンです 

 おいっ、スープじゃなかったのか!?

2003年05月08日(木)



 赤ちゃん、卒業。

本日の担当:kina
 
 このGWで、Sizの赤ちゃん期間も終了。
 まず歯医者へ行き。
 ご褒美に映画館デビューを果たし。
 ストローラーと歩行器をSHYの会社の人へ。
 
 歯医者では、怖がりはしたものの、あたしの手を握り締めながらじっと我慢。
「目、閉じてれば怖くないよ」
と言ったのに、何も見えないほうが怖いらしい。必死で先生の手元を見ていました。歯に詰める綿にも触らせてもらったり、お薬をしげしげとみつめたり。
 でも、先生が「違う子かと思った〜」って褒めてくれました。
 
 映画デビューは「名探偵コナン」...親の好みっす。
 水曜日は誰でも1000円。とのことでしたが、3歳から料金取るそうで、あんまり得した感じはしない。でも、もう「2歳です」は通用しないだろうしなぁ。
 映画はちょっと大人向け?大人しめの内容だったのでちょっと後半じたばたしてましたが合格。
 以前テレビで見たコナンくん1作目の映画は爆弾モノで、緊張感が伝わったようで2時間見切ったからなぁ...。つまり、マトリックスリローデッドは観にいけるかも?? 連れてくなよ。
 
 歩行器とストローラーはお掃除ついでに、Siz乗せてみました。
 片付けながら泣いちゃいました。
 こんなに大きくなっちゃったのよねぇ...。
 あのぐにゃぐにゃのSizをもう1度抱っこしたいな。

↑エンピツ投票ボタン

 
 まさに今なのでした。


2003年05月07日(水)



 ブタさん

本日の担当:銀吟

ボクの家は都会の雑踏から離れた郊外にあり、と言えば聞こえが良いが
つまりは周りを山林に囲まれた田舎にあり、家の近所に養豚をやっているお宅がある。
ここ最近のRinはボクが休みの日は決まって
「ブタさん見に行こ〜よぉ〜」
とせがみ、お散歩がてらそのお宅まで出かけて行く。

ブタのキャラクターは多く、またそのどれもが結構可愛らしいのだが
実際間近でブタを見ると意外と強面だ。
ボク達が見に行く時間帯は、ブタさん達は大体ご飯を食べているか、
寝ているかのどちらかなのだが、寝ているところに我々が急に訪れて、
ブタさん達が起きて“ブヒヒッ”なんて声をあげられると、ちょっとビビッてしまう。

ブタは5頭くらいずつ豚舎に入っているのだが、ある日のこと
その1舎のブタが全ていなくなっていた。
ちょっと残酷だが、恐らく出荷されたのだろう。

Rinにとっては何でいなくなってしまったのかが不可解だったようだが、
まさか売りに出されたなんてRinには言えないし、言ったところで彼女は
そんなこと所詮理解できない。
どうしていなくなっちゃったんだろうねェ、と2人で話していると
Rinはやっと謎が解けたといった表情でこう言った。




↑投票ボタンです

次回訪れる時には、別のブタさんがその豚舎にいてくれることを願う。


2003年05月06日(火)
初日 最新 目次


My追加