散歩主義

2008年10月30日(木) 家族

妹が帰国中なので、彼女の仕事のあいまに母と妹と三人で京都を歩いた。
行き先は承天閣美術館。

あらためて伊藤若沖の「仕事」の壮絶さに感心したのと、狩野派の画をじっくりと見た。
妹曰く、ここは穴場だね。そう案外知られていないけれど凄い作品がここにはあるのだった。

彼の国の旦那殿も元気とのこと。キャノンの一眼レフデジカメを持っていたから、それでアメリカフヨウを撮影。花が大きくて色がとても濃いのが特徴。

旦那殿はアート関係の仕事をしていてデジカメを沢山もっている。
で、やっぱりライカのデジカメが一番いい、といっているそうだ。質感が違うのだと。

三人でしゃべりながら歩く。
このためだけに生きる、というのでもかまわないと思った。



2008年10月25日(土) MIXI My Radio

MIXIの話で恐縮なんだけど、ここの「マイラジオ」サービスにはまっているというお話。どういうラジオかというと…

>>楽曲の評価やマイアーティスト登録など、自分の好みを反映させることによって育っていくパーソナライズドなラジオです。

ということ。

>>マイ・ラジオはあなたの嗜好をもとに、好みに合った楽曲をレコメンドして再生します。マイ・ラジオに嗜好を反映し、より自分らしく…

MIXIの自分のホームで「マイラジオ」をクリックすると、自動的に延々と音楽が流れていきます。
自分がMIXIで選んだアーティスト、参加コミュ、嗜好などをMIXIがミックスして流したくれるわけです。
「貴方の好きなテイストはこれでしょう」というわけです。

その中で嫌いな曲、という評価を下すこともできて、それもまた反映されます。
例えば吉田美奈子さんをマイアーティストとして登録すると、似たテイストの音楽も流れてくるわけです。
昨晩は何故かわからないけれど原田芳雄さんと桃井かおりさんの音楽も流れてきましたた。これはぼくが原田芳雄さんのコミュに入っていたりするから、それが反映されたものだと思います。ほかにも名前は書かないけれど某歌手の曲も流れてきて、それには好きじゃない、という評価をだすとそれもまた反映されていきます。

そうして全然聴いたことのない曲、知らないミュージシャンもどんどん出てきて、その都度、「マイアーティスト」登録とか楽曲に評価を下すとそれも反映されていきます。

つまりエンドレスで流れるラジオのプログラムがどんどん自分ふうにカスタマイズされていくのです。

ちょっとアブナイかも。なんだか離れられなくなります。たぶん麻薬チック。
そりゃあ自分好みが先鋭化されていくんだから当然といえば当然だけども。

で、MIXIのソフトがぼくからのリクエストに応えて、どんなシャッフルをかけて楽曲を流してくるのか、というところもなかなかおもしろいです。

というわけでひさしぶりにラジオで遊んでいるのでした。



2008年10月22日(水) ひさしぶりの雨

午後からずいぶん久しぶりの雨が降り出した。夜に入って小康状態かな。
ずいぶん秋らしい気温になった。

気温の変化が激しい上に風邪が流行っている。街の木々も紅葉の先遣隊のようなアメリカハナミズキが少しずつ色づきはじめた。
基本は黄葉が先で次に紅葉。本格的なのは今から1ヵ月先になる。

小説を書いて、「音函」の無線綴じ版をつくる。canonとepsonの扱いの違いにとまどったけれど、何とか出来た。明日表紙を作る。



2008年10月21日(火) 眼鏡のこととか




■とうとう、というか当たり前というか、眼鏡を買いました。
「老眼鏡」です。
本や新聞を読む距離がどんどん離れていって、とうとう買うことに。

それ以外は裸眼でいけるので、着脱可能なものにしました。
「Click」というブランドの眼鏡。実は国産眼鏡です。

まん中が磁石でくっつくんです。使わないときは離して首に懸けておけます。ツルの長さも調整できます。
なかなかいいですよ。

■「ku:nel」の最新号で町田康邸が紹介されていました。
伊豆の温泉保養地に引っ越したんですね。そりゃあ東京の家賃を考えれば絶対安いしも環境もいい。特に愛犬のスタンダードプードル君にはいいんじゃないかな。8匹の猫にも。
猫四匹と犬一頭のいる我が家から考えても、こういう「家」に引っ越すのは大正解だと思います。

それにしても見つけたときは廃屋かジャングルのようだったという家を、よくぞここまで直したものです。場所がよっぽど気に入ったんでしょう。

現在「京都住まい」ですが、さらに京都の奧へと引っ越そうかという話は何度か浮かんできています。滋賀県も候補の一つです。



2008年10月20日(月) 時間を縫う

仕事や家庭の事情で、創作活動が思うに任せないほど時間がないアーテイストはこれまでも沢山いた。現在でもほとんどがそうだと思う。

時間のなさをあの手この手で工夫したり、めげたり、諦めたり諦めきれなかったりを繰り返したあげく、やはり「やる」と決めたらば、やはりその環境の中でやるしかない。
時間を縫うように使うのだ。そのためには一気の集中が欠かせない。その一瞬にぐっと没入するように注意を払おうと、最近、もう一度気を取り直した。

小説、かなり進む。だけど大事なのはここからだ。




2008年10月19日(日) 一日の終わりに、元気になったかいと自分に尋ねる

昨日の夜に、茂木健一郎さんのブログ「クオリア日記」にアップされていた講演会の記録を聴いた。茂木さんはMP3の音声ファイルを積極的に公開してくれるので、無料で聴くことが出来る。ダウンロードして繰り返し聞くことだってできる。講演のテーマは「いかに生きるか」というもの。
内容については、自らを磨け、ということに集約されるように思えたのだけれど、それよりも励まされた気がしている。
前向きに継続していくこと。たぶんそれしかないのだとも思った。
余談だけれど(大事なこと)人のために生きることが実は自分を活かしているということに関しての脳科学的な「証拠」もまた心強かった。


こういうお話を聞いていると、日々の生活の中で自分が何に焦点を当てているのか、何をしたいのか、何をするべきなのか、そういうことにきちんと向かい合える「構え」ができてくる。
ただ生きている間に、すぐ壊れるだろうけれど。

またつくる。構えはほんとにすぐ壊れるから。すぐ不具合になるから、またつくる。何かが出来るのは「構え」が出来ている間だけだから。
そのたびにこのファイルを開くこともあると思う。音楽や小説や詩と同じく。

Yahoo動画でスピッツの11月に出る新曲を聴いた。
「桜の園」という映画の主題歌。もろにスピッツらしい曲だった。



2008年10月18日(土) 今日も快晴

このところいい天気が続いています。
すっかり金木犀も散り、金曜日の小説を書いています。

「音函」「街函」の注文が入り、急遽「音函」のオンデマンドを実施することに。
CanonのPIXASに頑張ってもらいます。
うちのPIXASは複合機ではなくて、印刷に機能を絞ったタイプ。A3が刷れるタイプです。

両面同時印刷が出来るのも強み。ただライバル社よりも綺麗とされている黒い印字がキャノンは顔料なので、すこし乾かさないといけません。さすがに綺麗ですけどね。

プリンターはヘッドが摩耗するから寿命はそんなに長くないです。複合機のほうが機能盛りだくさんで、こちらも欲しいんですけどね…。

「音函」はA5サイズで、今回から無線綴じです。

そういえばHDDも寿命がある、と今日メールで教えられました。うちのはデスクトップだから交換出来ると思うけど、外付けHDDドライヴで間に合わせた方がいいかもしれません。



2008年10月16日(木) 準備

メルマガの準備をしていて、Googleのストリートビューにリンクがつけられないことに気がつく。
行数が長すぎるからで、地図までのリンクをつけ、あとは読者さんに操作をしてもらうことに。

京都は市内のほとんどがストリートビューで見ることが出来るので、案内するときに便利ではあるのだけれども。


今日も素晴らしい天気。
株式市況はダッチロール状態。

たとえ公的資金で銀行や生保を支えても、かれらは自らの保身と体制維持しか考えていないから、企業への融資を渋る。あるいはしない。
それでは金融以外の業種が立ちゆくはずがない。
だから市場は悲観的にならざるを得ない。

サブプライムローンはアメリカの話のように論じられているけれど、日本にだって「ゆとりローン」というリスキーな商品があった。
例えば年収350万の人に2000万以上の住宅ローンを組ませて、最初は利率を低めに設定して、徐々にあげていくのだ。
「数年後にはあなた様の給料も上がるし、地位も良くなるでしょう。利子は払えますよ。それに不動産の価格もあがるでしょうから」というのが多分セールスポントだったんだろう。

だけど給料は上がらないし、下手すると会社は倒産してしまう。ローンが払えないから売りに出すと不動産価格は下落していて、手もとにはローンの残金だけが残るという…。

「低所得者でもローンが組めて家が手に入る」
というのはサブプライムローンと同じ発想。一見、「弱者の味方」ふうで実は厳しいリスクを孕んでいたシステム。
やはり倒れる顧客が出始め、自分の足元もすくわれることに。


人ごとではなく、年金だってどうなるかわからないし、この先、どんな構造の社会になるのかまったく見当もつかない。
自分の姿と社会の姿をきちんと見つめていなければ、と思う。



2008年10月13日(月) 快晴

日向に出ると微かに暑くて、日陰に入るとひんやりする。そんな日だった。
風は時々、北から吹いていて、肌を掠めていく時はとても気持ちがいい。

ハナがねだるたびに表に出ている。それを繰り返してきたから、ぼくが出かけると、しばらく家の中でぼくを捜しているらしい。

十月の薔薇はプリンセス・モナコが旺盛に咲いている。きのう植栽の話をよくしている同じ町内のTさんからカラーの鉢を頂いた。開花期は過ぎているけれど白い花が咲いていた。温室で調整されていたんだね。
お返しにモナコを二輪、お渡しする。

夏の間、ゴーヤを沢山つけたプランターを掃除し、土を調えて、来年芽を出すようにチューリップの球根を植えた。咲いては掘り起こし、球根を休ませては植えての繰り返し。2年目になる。

YouTubeでEBTGを見る。アコースティツク時代ではなくエレクトロニクス・ダンス時代(といっても彼らの本質に変わりはないんだけど)のもの。



2008年10月12日(日) I say a little prayer




 < 過去  INDEX  未来 >


にしはら ただし [MAIL] [HOMEPAGE]