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727の日記です(ゝ_σ)


2020年08月20日(木)  猫達のお誕生日

今日8月20日はパッソゥとチーソゥの誕生日。
パっさんは12歳で、チーちゃんは…3歳…だったかな? すまん、チーちゃん、今あたしはパっさんファーストなんだ。

パっさんはなんとか12歳の誕生日を迎えられたから喜ぶべきなんだけど、じつはパっさん失明してしまった。

少し前に片目だけ赤くなってて、すぐ診せに行き その時はブドウ膜炎と診断されたけど、おそらくそうじゃなかったと思う。
今回は獣医から「全盲で明暗もわからない真っ暗な状態」だと言われた。
「原因究明して手術可能かどうかわからないけど神奈川にペット専門の眼科医がいるから紹介しましょうか?」と言われた。 パっさんはもともと車大嫌いで車酔いがひどいのに、ちゃんと歩けないくらい衰弱してるパっさん連れて神奈川なんて行けるわけないじゃん。市内の病院まで連れて行くだけでもかわいそうなのに。今の状態じゃ全身麻酔の手術なんて出来ないだろうし。

気がついたのは8月14日。昼間の明るい窓際でも瞳孔が開いたままだった。
壁にぶつかりそうになったり、おトイレの横に粗相したり、呼ぶとこっちを見るけど視線が合わなかったり。


すぐまた病院に連れて行ったけど、もうすでに失明してた。
嫌がるのを無理やり検査され、注射やら点眼やらもされたけど、目は全く反応が無いままだった。

合併症みたいなもので腎臓病が元の他の疾患から急に失明することもあるって、あとづけのように言われてもさ…。あたしは泣くしか出来ないよ。頻繁に病院に行って検査して痛い注射打って嫌いな薬飲まされててもこれじゃあさ。 最初に診せた時ぶどう膜炎ですねって言ったじゃん…。処方された目薬を嫌がるパっさんにマメに点眼してたのに。

パっさんにはごめんねとしか言えない。
あたしが泣いても意味ないってわかってるけど、涙が止まらなかった。
もうパっさんにはあたしが見えない。好きだった窓の外の風景も見えない。昼か夜かもわからない。

全盲でも家の間取りや家具やトイレの位置はなんとなくは憶えているらしくて、ふらふらしながらもお風呂まで歩いて水かきに行ったり、ジグザグに階段を上がったりしてた。
でもそれは昨日の朝までで、今日は2階から1度も下りてこなかった。

2階にいたいなら2階にいさせてあげようと、部屋の床全面にトイレシーツを敷いた。

あたしも家にいる間はずっと2階にいようかなとも思ったけど、そうするとチーソゥも来たがるのでやめた。 暴れん坊チーソゥが2階でバタバタするのはパっさんのストレスになっちゃう。

ちょいちょい見に行って、オシッコしてたらすぐ交換。ウンチした場合は1階にいても匂いでわかるんで、すぐ交換に行く。 昨日と今日ちょうどうちに来てた人達に「え?匂いなんてした?」って驚かれたけど、あたしは嗅覚聴覚だけは凄いのだ。
すぐ交換しないと、踏んじゃったらかわいそうだから。

案の定、チーソゥはパっさんを見に行くたびについて来て 俺も部屋に入れろとずっと鳴きながら 給餌や片づけが終わるまでしつこく戸をガリガリしてた。

今現在、パっさんは横たわったままでぐったりしてる。 シリンジ給餌でいつものように抵抗はするけど力が弱い。 ストレスで首の辺りが2センチくらいポカっとハゲた。

パっさん、まだあたしはパっさんがいなくなることへの心の準備が出来てないの。情けない飼い主でごめんね。嫌がることばかりしてごめんね。泣いてばかりでごめんね。 でも、もう少し待ってね。
12歳おめでとう。


■PM 10:43



2020年08月08日(土)  ぼやく

以前のあたしは 少しくらいのことで文句ばかり言って、愚痴をこぼし、ギャーギャー騒いでた。
津波のあと、めちゃくちゃになった町で父親を探し続けた2日間。
初めての本当の絶望感。
それまでの つらさとか悲しみとか悩みなんてものは全然たいしたことじゃないんだとわかった。
あれからあたしは少し変わった。
めっきり愚痴が減った。
何かあっても「こんなのたいしたことない」と思うようになった。
些細なことでブツブツ言ってる人に対して そのくらいのことで?って思うようになった。
昔とは違う、感情の変化があったわけで。

以降、号泣するほど悲しかったのはネコが逝った時だけだった。

そして今はパっさんが逝ってしまう不安に毎日泣いている。
パっさんがいなくなるなんて、もう怖くて怖くてしかたない。
周囲の人達からすれば些細なことだってわかってる。
でも、きっとあたしの話しを聞いてくれる人もいることもわかってる。
迷惑じゃないよと言ってくれることもわかってる。
そういう人達にとっても甘えたい。

でも、今は心境をここだけに書いとこうと思う。


とうとうパっさんは4.6キロになった。
当初の半分近くの体重になってしまった。
メインクーンは普通の猫の1.5倍から2倍の大きさなので、パっさんは9キロ弱でも太ってるわけじゃなかった。骨格自体が大きかった。
見た目も性格も立派で、本当に自慢の子。

それが背骨がハッキリわかるガリガリの姿になった。
足腰の筋肉が無くなり、おトイレまで歩くだけでヨロヨロしてる。
あんなに太かった脚がビックリするくらい細くなってしまった。
いつもテーブルに乗ってあたしのそばに来たのに、今は上れない。
2階の窓から外を見るのが好きだったのに、階段がつらいらしくてここ数日は2階にも行ってない。
いつでもキレイだった毛並みも悪くなってしまった。常にグルーミングしてたパっさんなのに、今はほとんどしなくなった。
ここんとこ茶の間のすみっこか玄関でトイレ以外はずっと寝たきりだ。



5月に腎臓病だとわかり、それからはほぼ食べなくなってしまったパっさんにいろんなフードを試してきた。
高いものから安いものまで、何十種類も買った。いや、100種類くらい買ったかな。
ネット上で「病気で食欲がない猫が食べてくれた」と書いてあったものとか、とにかくたくさん買った。
でも自分からは食べてくれなかった。1回だけ舐めたり、ティースプーン1杯ほどなら食べてくれるものもあった。でも、次にはもうそれさえ食べないってのが何度もあった。
缶をあけてお皿に出しパっさんの顔のそばに でも食べてくれず チーソゥはウェットフードが嫌いなんで結局その場で廃棄 ということを繰り返した。 (ドライフードの残りはチーソゥが食べてたんで チーソゥはだいぶ太った…)

そしてもう自分からは全く食べてくれないので、今は嗜好性よりもとにかく高カロリーなものを探してる。

そしてシリンジで強制給餌。
無理やり飲まされ気管が苦しいせいか、パっさんの目から涙が出てくる。あたしも涙が出てくる。
終始パっさんは嫌がって体をそらせたり、最後はもうウーと唸るけど、あたしのことを絶対に引っ掻いたり噛んだりしない。
あたしはこんなにパっさんが嫌がることをしてるのに、パっさんはやさしいままだ。
で、またあたしは泣く。

つらいけど、パっさんがいなくなるのは怖い。
怖いけど、パっさんに無理やり給餌はつらい。
で、またあたしは泣く。

もう毎日こうだ。
毎日苦悩。

でも、決めたこともある。

鼻の穴から胃までチューブを固定したままの給餌もあるみたいだけど、シリンジで口からなら パっさんが嫌がる時間は24時間の中の合計30分くらいで済む。 でも、24時間ずっと鼻に違和感を与えるのは シリンジよりも気が引ける。カラーもしたままだし、チューブを固定するために耳に縫い付けたり接着するらしいのだ。更にお腹に穴をあける胃ろうチューブとかもある。全身麻酔でつけるんだ。心臓も弱い高齢のパっさんには無理無理。
あたしにとって、そこが境界線だというのがわかった。
嫌がっても吐かないうちは シリンジであげようと。
パっさんの体自体が給餌を受け付けなくなりいつか吐いてしまうようになっても、鼻やお腹へのチューブはしないでおこうと。
その時はもうあきらめようと。
パっさんの体を傷つけないようにしようと。
いざその時が来たらまた苦悩するのかもしれないけど…。今はそう決めてる。


パっさんが元気なうちに もっと好きなだけ食べさせてあげたらよかったなぁと思う。
肥満にならないように気をつけてたけど、今思えば べつに太ったってよかった。
でも、そしたらまた別の病気になったかもしれないとも。
どっちにしろ後悔するのよね…。

この3ヶ月でパっさんのために20万円以上は使ってる。
経済的なことは考えずにパっさんのためならとなんでもしてきた。
ただ、それが本当にパっさんのためなのかわからない。
あたしの自己満足だとも思うし。
そんなこと言ったら なんでもかんでもただの自己満足だ。猫を飼いだした時からただのエゴだ。
パっさんがいてあたしが幸せだったからって、パっさんも幸せだったとは限らないし。

確かなのは あたしはパっさんを愛してるってことだけだ。
あたしが死んだら、ネコとパッソゥのお骨も一緒に骨壺に入れてもらうんだ。
チーソゥはまだ未定だな。あたしより長生きするかもしんないもんね。
でも、いつかチーソゥのことも介護する日が来たら またあたしは泣きながらするよ。

■AM 6:27



2020年08月03日(月)  猫介護の日々

夜空をさまよう星屑のようにいつまでも揺れるRIE727です。ども。


7月27日は誕生日だったわけですが、今年もいろんな方々にお祝いのお言葉をいただき 心から感謝してます。

  
小春さんからブルーシールアイスを送ってもらったんだけど、大好きなんであっというまに食べちまいました。1日1個って思ってたのに…。
豆乳さんからいただいた大好きな神栖のラスクもすぐ消えました。1日1個って思ってたのに…。
血糖値なんて知らない。

知り合いや友達に食事にも連れて行ってもらいました。
  
幸せだなぁ。
血圧上昇気味だろうけど。

ああ、食べてばっかの話になっちゃうな。でも美味しいものを楽しく食べられるって本当に幸せなことなんだよね。

気にかけてくれる人がいるってことも とても幸せなこと。



長い梅雨が明け、急に暑くなりやがりましたね。
ずっと雨ばっかりで厚物が干せず、洗濯物には苦労しました。
長梅雨のせいで野菜が高くなってたけど、今年のお米の出来はどうなんだろうか?

あと2ヶ月くらいは暑くてゲンナリするんだろうな。



じつは、最愛の猫パッソゥが平均寿命に近づいてきました。
メインクーン純血種のオスの平均寿命は12.5歳と、他の猫より短いです。ノルウェージャンフォレストキャットのチーソゥも12.6歳と、大型長毛種の猫の平均寿命は短めです。
パッソゥは8月20日で12歳。

3ヶ月前の5月、パッソゥが何も食べない日があり病院へ。食は細くなってきてたけど何も食べないってことは今まで無かった。
病院では、体温が高めで腎臓が悪くなってると言われました。
先生からは「もう12歳だから仕方ない。猫は高齢になるとだいたい腎臓が悪くなる。」と。

それから何度も通院し、投薬や点滴等をしてますが…車が大嫌いなパッソゥには毎回つらそうで。もちろん注射だって嫌いに決まってるし。
ジッと休んでる時、急に大嫌いな車に無理やり乗せられ、車酔いでフラフラになってるところに痛い注射される って、パッソゥにとってどうなのかといつも自問自答してます。 あたしは何がパッソゥに1番良いことなのかわからず、ごめんねと泣くことしか出来ないわけで。 

(半月ほど前 まだ家の中を歩き回る元気があった頃のパッソゥ)

現在、パッソゥは相変わらず食べません。食べたくても食べられないんだろうな。
9キロ弱だった体重が今は5キロしかありません。メインクーン特有の大きかった体はすっかり細く薄くなってしまって。
足腰もすっかり弱くなり、横になってただジッとしてます。

ネットで調べまくり、栄養価の高いフードや介護食など手当たりしだいに何十種類も買ったけど、自分からは食べてくれず。
シリンジで飲ませるけど、パッソゥは抵抗します。投薬も嫌がるけど、あたしは飲ませます。

きっとあたしはすっかり嫌われたな…。
本当はもっとシリンジで給餌しなきゃいけないのに、嫌がるのを見るのがつらくて中途半端に終わらせてしまう。

許してもらいたいあたしは、パッソゥを撫でてあげることくらいしか出来ない。
しばらく撫でていると 嫌なことばかりするあたしをパッソゥは許してくれたかのように いつもどおり「お腹も撫でて」と、ヨタヨタしながらも頑張って体をゴロンと仰向けにしますが、その骨ばって薄くなったペッタンコのお腹を撫でるたびにまたあたしは泣いちゃって…。

パッソゥの苦しさや痛さや怖さを取り去ることなんて出来ず、泣いてばかりの自分が情けない。
わけもわからず体が思うように動かなくなって、大好きなごはんを食べられなくなるくらい気分が悪くて、どこかしら常に痛いであろうパッソゥの方が あたしなんかよりずっと不安だろうに。

7年前に逝ってしまったアメショの“ネコ”の時を思い出します。(ネコという名前)
常にあたしにピッタリくっついていたネコ。
晩年のネコは癌だったけど、15歳まで頑張ってくれました。 プライドが高く気の強い猫だったので、末期癌で長くないと言われても普通にしてました。さすがに逝く前の2〜3日はほぼジッとしてて元気も無かったけど、命尽きる直前もおトイレに自力で這って行って、あたしに介護もさせてくれなかった。つらいのに最後の最後まで無理してたんだろうなと思います。
最期の 荒かった呼吸が静かになっていき、心臓が止まる瞬間まであたしはネコを泣きながら抱き続けていました。あたしの人生で2番目に悲しかった時でした。

ネコが逝った時に「いつかパッソゥのこともこんなふうに看取る悲しい日が来るんだ」とは思ってたけど、あたしには覚悟が出来てなかったな。まだこない先の悲しいことを考えても仕方ないとか思ってたんだよね。

パッソゥにもっと生きててほしいけど、つらい思いはさせたくないというジレンマ。
パッソゥに貰った幸せな日々の恩返しをしたいのに、泣きながら撫でるしか出来ないあたし。
ああ、本当に情けない。
こんなダメな飼い主でごめんねパッソゥ。
でもこんなあたしでも心からパッソゥを愛してるの。わかってもらえなくても愛してるの。

今後は、通院や点滴はなるべくせず、自宅で出来る範囲の介護をしようかなと思い始めてますが…それがパッソウが望んでることなのかどうかもわからないままです。


チーソゥの方は相変わらず元気です。元気過ぎます。
パッソゥが食べなかった栄養食をチーソゥに食べさせてたら どんどん重くなり、パッソゥと体重が逆転してしまったというね。
 
チーソゥにしてみれば、パッソゥに遊んでほしいのだろうけど そんな場合じゃないのだよチーちゃん。
パッソゥに遊んでほしくて飛びかかるたびにあたしに怒られるチーソゥ。チーソゥにもかわいそうなことしてるなと思いますわ。
でも、まだしばらくはパッソゥ優先なのは我慢してね。ごめんねチーソゥ。


こうして猫達にあやまってばかりの日々ですわ。

何度も誕生日を過ぎても全く成長しないあたし。


■PM 10:59


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