***☆For My Dearest☆***






***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年09月27日(土)愛しい場所。

そうるとの日常。あたしの大切な日常。
その大半を占めてるものに。サークル活動がある。
そういや。去年の今頃も。同じ事を思ってたっけ。

もうすぐ終わってしまうなぁって。寂しいなぁって。


大半の同回生が。3回生で引退してもたのに。
あたしは。どうしてもまだ続けたくて。4回生も続けた。
同じ思いを抱えてたのが。そうる。まひろ。はつね。
そしてもう1人。実は初登場やけど。かなた。
あたしたち5人が残って。後輩たちと一緒に練習して。
試合に出て。勝ったり負けたり積み重ねてきた。

余談になるけど。かなたのこと。
かなたはあたしたちと同じ学年で。
実はそうると張るぐらいのエース級なんやけど。
なんてゆーか。ちょっと別格で。変わってるコ。
最近は練習よりも大学の研究を重視してて。(これは別にええねんけど。)
相当うまいくせに。あんまり練習にこーへんかったりする。

嫌いじゃない。好き。いいとこもいっぱいある。
何でも器用にこなして。世話をいっぱい焼いてくれるコ。
でも。言いたいことをポンポン言う性格で。
どっちかと言うと。わりとキツイとこもあったりする。
そうるやはつねとは衝突したこともあるし。(見てて怖かった。)
あたしみたいに平和主義で。周囲との輪を大切にして。
多少は自分を抑えても。物事をまるく捉えたいタイプとしては。
自己主張の激しいかなたは。苦手に感じることもある。

そんなこんなで。ちょっと登場してへんかった存在。
実際そこまで仲が悪いとかじゃないんやけど。
そうるとまひろとはつねとあたし。4人でいることが多くて。
かなたについては。そこまで書きたいことがなかった。
でも実はずっといた存在。(←最低。薄情。)

まぁそんなかなたも含め。あたしたち5人。
4年もずっと顔を合わせて。付き合ってきたわけやけど。
もうすぐ。そんな日々も終わる。

去年は。勝ち続けて絶好調やったから。
11月の終わりまで試合があったけど。
今年は。10月の2週目ぐらいで終わる。
そう。ほんまにいよいよ。終わる。


考えただけで。あたしは泣きそうになる。
どうしたらいいか分からんくなって。おろおろする。
だってあたしにとって。サークルはほんまに大切で。
大切すぎてたまらんくて。3年では終われんくて。
4年間。もうほんまに。大学生活の9割を捧げた場所やから。

4回生になっても。かなり真剣に練習してた。
実習でしんどくても。就活でへこんでも。
みんなに会いたくて。ただ一緒に走りたくて。
味の出たJIBバックをつかんで。原チャを飛ばして。
グランドに向かってるあたしがおった。

うまくいったプレーの後で。手を叩いて喜び合う。
ミスったプレーの後で。何があかんかったか話し合う。
喜ぶのも考えるのも。いつだって真剣な仲間たち。
そんなみんなは。あたしの誇りやった。

練習の合間には。たわいもない話で大笑いして。
あほみたいなことで。1日中盛り上がってた。
練習が終わっても。ちっともしゃべり足りんくて。
ごはんを食べに行ったり。下宿生の家まで押しかけたり。
夜中遅くまで語り明かして。次の日にそろって寝坊する(笑)。
そんな生活を当たり前のように繰り返してた。

やばいくらい楽しかった。最高の仲間を手に入れた。


そして。そうる。

そうるのプレーは。いつだってあたしの心を震わせた。
言葉になんかできん。どうやって表現したらいいかも分からん。
猛スピードで走り抜けていく姿は。疾風のようで。
その時の表情は。どこまでも真剣で。研ぎ澄まされてる。
挑んでいく瞳の色は。強くて綺麗で。あたしを何度も泣かせた。
そうるの情熱を思って。溢れる涙は止まらんかった。

愛しい人が。こんなにも熱くなれる場所に。
自分も一緒にいて。同じように熱くなれる。
これ以上の幸せなんて。そうそうあるもんじゃない。
あたしは幸せや。本気で幸せや。いつもそう思ってた。

真剣なそうるは。あたしに対しても真剣やった。
中途半端に甘いことなんて言ってくれんくて。
突き落とすようなことも平気で言ってきた。
強烈なダメ出しに。夜も寝れんくらいに落ち込んだりもした。

でも。うまくいったときはほんまに誉めてくれた。
それが何よりの自信になったし。強さにも変わった。
いつだってそうるは。あたしのそばにおってくれた。
見守ってくれた。励ましてくれた。支えてくれた。

そうるとサークルで過ごした時間。4年という時間。
あたしの人生で。指折り数える中に入るであろう時間。
この先あたしは。こんなにも熱くなることがあるんやろうか。
こんなにも。胸を焦がすものを見つけられるんやろうか。

どうしよう。終わってしまう。


ねぇそうる。今日あんたは言ったやんね。
「あと2週間ちょいか。早いもんやなぁ。」って。
普通の声色で。普通にしゃべってたけど。
その裏に。あんたの気持ちがいっぱい見えた気がした。

だって。ほんまにいろんなことがあったんやもん。
4年やで。4年もの間。走りまくってきたんやもん。
砂埃と汗に塗れて。数え切れん思いを抱えてきたんやもん。
愛しくないはずがない。寂しくないはずがない。
きっとあんたも。あたしと同じ気持ちでおるはず。

あぁやばい。胸がいっぱいで涙になる。
嬉しい。愛しい。幸せ。大好き。ありがとう。
悲しい。寂しい。辛い。苦しい。いやだ。
いろんな気持ちが交錯して。ぐちゃぐちゃになる。

あたしは。なんて大切なものを見つけたんやろう。
なんてかけがえのない場所にいるんやろう。

そうる。この思いを。あんたと夜通し語り合いたいよ。





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↑でも。やっぱりそうるは分からんかな(苦笑)。


2003年09月23日(火)キレイな世界。

9月になって。どうもライトタッチな日記がなくなってたので。
今日の日記は。ちょっと軽めにしてみよっかな。
そうるがいる日常の中で。あたしが手に入れる幸せ。
たぶん笑ってまうくらいちっちゃいことやけど。あたしには何よりの幸せ。
そーゆうのを。あたしは大切に心に残したいから。

例えばそれは。一緒に迎える朝の風景。

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そうるがあたしの部屋に泊まりに来て。一緒に寝ると。
決まって朝は。そうるの方が先に目覚める。
それは。あたしの方が寝付くのが遅いからってのもあるし。
単純に。年寄り体質のそうるが早起きってのもある(苦笑)。

でも実は。あたしは起き上がるのが面倒やから寝てるだけで。
そうるがゴソゴソ動き出す頃には。ちゃんと目覚めてたりもする。
(まぁほんまに爆睡してることも多々あるんやけど(笑)。)

寝起きのそうるのパターンは。だいたい同じ。
あたしを起こさんように。そーっとベッドから抜け出すと。
窓を開けて。涼しい風を部屋に入れる。
それから。冷蔵庫を開けて麦茶を飲んで。
トイレに行って。戻ってきてテレビをつける。
つけたらすぐに。音量を最小にして。
床に横になって。チカチカ光る画面を見てる。


もう起きてもええけどなーと思いながら。
でもまだ寝たフリしてるのも幸せやなーとか思ったりして。
あたしはベッドで何度も寝返りを繰り返す。
テレビに夢中になってるそうるに。あたしの方を向いてほしくて。
わざとむにゃむにゃ言ってみたりして。寝ぼけてみせる。

「あーごめん。起こした?」って言うそうるがかわいい。
起こされたんじゃなくて。最初から起きてたんやで。
そう思ってるくせに。ちょっと不機嫌なフリをして。
「起こされたー。ねむいー。」って言ってやる。

寝ぼけてるあたしには。そうるはめちゃめちゃ優しい。
ちょっと普段からはありえへんぐらいに。べたべたに優しい。

視力が悪いあたしは。枕元にある眼鏡を手探りで探して。
そこらじゅうを手のひらでバンバン叩いてまうんやけど(笑)。
それを見てるそうるは。やっぱりちょっと笑って。
サッと眼鏡をとって。あたしにかけてくれる。
スッキリした視界に。1番最初に愛しい人が映る幸せ。
「・・・おはよーさん。」「あい。おそよう(笑)。」
優しくても言うことは相変わらず。そんなそうるが大好き。


朝ごはんは。あたしがいつも作るんやけど。
それを仲良く食べた後で。ちょっと好きな時間がある。
それは。なんてことはない。歯を磨く時間。

洗面台の前で。じーっと立ってるのが苦手なあたしは。
天気のいい日は。たいていベランダに出る。
そんなあたしの後をついて。そうるもベランダに出てくる。

塀にもたれて。ちょっと体を乗り出すようにして。
シャカシャカシャカ。並んで同じように歯を磨く。
目の前にある公園の緑。広がる空の青。
眩しい陽の光の中では。当たり前の景色もキレイ。

そうるは早起きしたくせに。ちょっと眠そうで
右手に歯ブラシ。左手で頭をポリポリ。
あたしはそんなそうるの髪を。左手でつまんで整える。
ピョコピョコっとはねた毛先がかわいい。

「はー眠い。まだ寝たい。」
「うん。でもいい天気やなー。」
「ほんまやなー。洗濯日和やなー。」
「あー忘れるとこやった。洗濯せんと。」

熟年夫婦モード。たまにはこーゆうのも悪くない(笑)。


ねぇそうる。ただ歯を磨くだけのことが。
なんでこんなにも。幸せに感じられるんやろうね。
いつもと変わらん朝やのに。隣にあんたがおるだけで。
なんでこんなにも。いろんな物がキレイに見えるんやろうね。
考えてみてもよく分からんけど。たぶんあたしにとって。
あんたはそーゆう存在なんやろうと思う。

公園の緑。空の青。普段見ても別に何も思わへん。
でも。あんたと一緒に見ると。その色の深さに気づく。
シャカシャカシャカ。歯を磨く音。普段なんて聞いても気にもならへん。
でも。あんたと一緒に聞くと。なんかおもろい音やなぁって思える。

そうる。あんたはどうか分からへん。
悔しいけど。あたしだけなんかもしれん。
でも。そんなふうに世界を楽しめる自分は。
ちょっと得してるなぁって感じで。嬉しかったりするんよね。

まぁそのすべては。そうる。あんたのおかげなんやけどさ。





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↑思いは複雑やけど。とりあえずは喜んでええよね。


2003年09月22日(月)君の笑顔のために。

2日まとめてアップしてます。まだの方はこちらからどうぞ。

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買い物して歩き回ること2時間。
休憩しに入ったカフェで。あたしはそうるに切り出した。

「なぁー。久しぶりにプーさん見に行きたい。」
「あーええよ。そういや長いこと行ってへんな。」
「うん。そんでな。あんたにお願いがあるねん。」
「・・・なに?」
「プーさん買って。」
「・・・へ?」
「前から欲しかったのがあるねん。」
「・・・なんでまた急に(笑)。」

そうるは。ちょっとおかしそうに笑ったから。
あたしも同じように笑いながら言った。

「んー。それでとりあえずは許すから。」
「・・・・・・。」

そうるはせっかく笑ったのに。またちょっとこわばった顔になった。
あたしは。努めて明るい口調で話を続けた。


なんかな。まだ思うことはいろいろあるし。
あんたに対して。むかつきまくってる気持ちもあるねん。
でもな。そんな気持ちでいっぱいになって一緒におりたくない。
せっかく一緒におれるなら。楽しい気持ちでおりたい。

たぶんあんたにしたって。思うことはいろいろあるんやと思うし。
あたしに対して。悪いって思ってる感じなのも伝わってくる。
でもな。そんな申し訳なさそうにされてても。あたしだって困る。
だってあんたにそんな顔をさせたいわけじゃないんやし。

だからとりあえず。プーさんでチャラにしよう。
あたしも掘り返してグチグチ言わへんようにする。
だからあんたも。そんな顔ばっかりせんといて。


100歩譲った。がんばって笑った。
ほんまは苦しかった。涙もちょっと出そうやった。
でもそんな許せへん気持ちを。どうにか押し込めた。
だって。あたしはそうるがほんまに好きなんやし。
2人で心から笑って一緒におりたいし。

プーさんなんて。正直どうでもよかった。
でも。それが精算のひとつのきっかけになるならいいと思った。
あたしはもう怒ってないで。もう平気やで。もう忘れたで。
プーさん買ってくれてありがとう。嬉しいわー。ラッキーやわー。
そんなふうにあたしが思ってるって。そうるに思わせるのが第一やった。
そうでもしなきゃ。そうるは笑ってくれんと思ったから。
そのために1番そうるに効きそうなのが。プーさんやっただけ。

素直じゃないと思う。ずるいとも思う。でもそれがあたしが考えた最良策やった。

そうるは。うつむいてしばらく黙ってたけど。
「分かった。あんたがそう言うんやったらそれでいい。」
ひと言それだけ言って。ちょっとだけ笑った。

多くを語らへんあたりが。やっぱりそうるやと思った。
たぶん。そうるはあたしの考えを全部見抜いてる気がした。
そんなに単純に引っかかってくれるようなヤツじゃない。
静かなその瞳の奥で。いつだってあたしのことはお見通し。
そしてそんなそうるに。あたしは惚れてるんや。

あかん。やっぱり愛しい。そう思った。


そこから2人で。プーさんを買いに行った。
そこで見つけた大きなぬいぐるみたちが気に入って。
あたしが途端にはしゃぎだすのを。そうるは笑って見てた。
プーさん。ピグレット。ティガー。イーヨー。
4つを並べて。あたしは腕組みしてみせる。
そして。そうるの顔と見比べて。ふざけながら言ってみる。

「あーやばいなー。全部欲しくなってきたなー。」
「いや待って・・・さすがに全部は無理・・・(涙)。」
「でも決めれんもん。じゃああたし2つ買うから。あんた2つ買って。」
「ええけど・・・こんなん4つもあっても場所とるだけやん。」
「ええのー。4匹揃ってるのがかわいいんやから。」
「ほんま好きやなー。あんた(苦笑)。」

あぁ。ようやくそうるが笑ってくれた。
あたしを見てちょっと呆れる。いつものあの顔。
そんなそうるを見て。あたしはまた嬉しくなって。
「わーい☆」って。ぬいぐるみを4つ抱えておおげさに喜んだ。
「・・・子どもみたいやし。」って言って。そうるはまた笑った。

あぁ。やっぱりこれがいい。こーゆうのがいい。こうやって一緒にいたい。


ねぇそうる。思い返せばいつだって簡単なことやった。
あたしが幸せになるためには。あんたの笑顔が必要で。
あんたの笑顔を得るためには。あたしが心から笑えばいいんやった。

辛いことを辛いと受け止めるのは当たり前。
むしろ受け止めるのさえ。最初はしんどいことやもん。
でも。その辛さをどうにかして。強さに変えていけたら。
零した涙の数だけ。笑顔を咲かせることが出来たら。
それでこそきっと勝負師ってもの。あたしはそう思う。

ねぇそうる。あたしはまたひとつ強くなれた気がする。
心にひとつ傷を負って。苦しんで。苦しんで。
もう一生あんたを許せんかもしれんって思った。怖かった。
実際許せんとも思うけど。許せるかどうか分からんけど。
でも。がんばって許したいと思える。これって強さとちゃうかな。

だって。あんたには笑ってほしいから。
あんたと一緒に。笑っていたいから。

人には見えんところやろうし。自己満足の域やけど。
あたしはちゃんと。あたしが認められる強さを手に入れた。
時間はかかったけど。まだ完全じゃないけど。ちょっと大人になれた。
これもまたひとつ。あたしの成長の証。それでいいと思う。

そうる。いろいろあったけど。また仲良くしようね。





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↑まぁそれも。いつか笑える思い出になるといい。

*お知らせ*
BBSにレスつけました。遅くなっちゃってほんまごめんちゃいです(涙)。


2003年09月21日(日)幸せになる努力。

お久しぶりです。さあやです。
またずいぶんとご無沙汰になってしまいました。
9月も終わりに近づいてるというのに。なんでことでしょうか。
気づけば今月はあんまり日記を書けませんでした(涙)。
もちろん忙しいのもあったし。気持ちの面で無理なのもあったし。
ちょっと億劫になってるうちに。ちっとも書けてませんでした。

書けてない間でも。ほんまに見にきて下さる方がいっぱいで。
カウンターもクルクルと回って。気づけば50000を突破してるし。
(誰が踏んでくれたのかなぁ。気になる気になる。)
ほんまかぎりない感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

もう大丈夫です。ようやく落ち着けました。
痛みは時が癒してくれて。ちゃんと笑えるようになりました。

書けなかった間のことで。そうるとのことで。
書きたいことは山のようにあるんやけど。
とりあえず。その中で1番書きたいことを書きます。

あたしがようやく。そうるを許そうと思えた日のこと。

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そうるに1番やられたくないことをやられて。あたしは傷ついた。
誰よりも信じてる気持ちと。どうしようもなく疑いたくなる気持ち。
殴り飛ばしたいくらいの憎しみと。抱き潰したいくらいの愛しさ。
もう全てが矛盾と葛藤だらけで。正直ボロボロやった。

でも。不思議なものであり。悲しいものやとも思うんやけど。
どんなに辛いことがあっても。地球は普通に回ってる。
あたしにしたって。当たり前のような日々を繰り返していく。

朝が来れば目を覚ます。やらなあかんことに追われる。
昼になればおなかがすくし。友達と楽しい話をすれば笑う。
夜が来て。悲しさに襲われても。いつの間にか眠りは訪れる。
そしてまた当たり前のように。朝がやってくる。

そんなふうに日常を過ごしていくうちに。痛みは少しずつ薄れていく。
あんなにも激痛やったのに。自然と癒されていく。
むしろ。痛みを忘れんと生きていけんから。
人間に備わってる防御機能が。忘れさせてくれるんかもしれん。


あたしは少しずつ平気になっていったけど。
そうるは。どことなくあたしに対して気まずそうにしてた。
無理もない。あたしはほんまに散々なことを言ったし。
(そうるが全面的に悪いんやけど。あたしもかなり暴言吐いた。)
いくら図太いそうるでも。衝撃になってないはずがない。

後になって気づくくらいなら。最初から裏切ったりすんなよ。
知らんわ。ばかたれ。そんなの自業自得やん。
何しんどくなってるねん。しんどいのはこっちやわ。
そんなふうに思って。最初のうちは相当むかついてた。


その日は。そうると久しぶりに買い物に行った。
阪神が優勝したから。大阪はあっちもこっちもバーゲンやりまくりで。
せっかくやから行こっかーって感じで。2人で出かけた。

会話は成り立つし。別にいつもと何も変わらんのやけど。
ふとしたときに感じる。なんとも言えんような違和感。
表面では。うまく成り立ってるようであっても。
お互いに抱えてる思いがあって。それをがんばって隠してる感じで。
なんてゆーか。とにかく居心地が悪かった。

あたしは。そーゆうのに気づいても。自分からどうにかしようとは思えんくて。
これは全部そうるのせいやから。そうるがどうにかしろって思ってた。
会話が途切れても。あたしから繋ごうとはせんかった。
そうるの出方ばっかり伺ってた。最高に意地悪やった。

でもそのうちに。ただ単純につまらんなーって思えてきた。


思い返してみれば。8月の間ずっと。あたしは焦らされまくってた。
そうるが院試勉強せなあかんってので。会うのを我慢せなあかん状況やったから。
院試が終われば。もっと一緒にいられる。もっと楽しくなる。大丈夫。
あたしはずっとそう思って。会えない時間を乗り切ったんやった。

そんなあたしの気持ちを踏みにじるようなそうるの行為。
それはほんまにほんまに許せんのやけど。
それでも。せっかく一緒にいられるようになったのに。
こんなふうに気まずいままじゃ。楽しいなんて思えへん。

待ち望んでた状況。ようやく手に入れられるようになったんや。
あたしはもっと。たぶん幸せになる努力をせなあかん。
そうるはむかつくけど。だったらあたしが大人になろう。
我慢するとかじゃなくて。それがあたしの幸せのため。

そう思って。あたしはひとつ心に決めた。





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↑そしてひとつ。そうるに提案をした。

長くなりそうなので。続きはまた明日。


*お知らせ*
MIDIをつけてみました。実は前からつけたかったので。
ページを開いてすぐに鳴るのが理想なんですけど。
いきなりやるとびっくりされるかなぁと思ったり。
音を鳴らせない場所にいる人には迷惑かなぁと思ったり。
まぁそんなわけで。とりあえずは手動にしました(笑)。

このページの右上にあるので。よかったら鳴らしてみてください。
別窓が開きます。ノスタルジックで優しい曲調がお気に入り。
(・・・って最後に言うなよって感じやけど(苦笑)。)


2003年09月13日(土)愛する幸せ。

ここ2日。ちょっとしんどい日記を書いたけど。(特に1日目。)
読み返してみて。淡々と書けてる自分にびっくりした。
実際その最中では。ありえへん辛さやったけど。
ちゃんと冷静に振り返れる自分になったんやなと思った。

そうるのしたことは。やっぱりどうしても許せんのやけど。
それでも。好きなことに変わりはないし。
なんでか自分で分からんくても。どうしようもない。

愛さずにはいられないのも。ある意味では自分の責任。そう思う。


たぶんあたしは。そうるに出会って。
愛される幸せよりも。愛する幸せを覚えたと思う。
愛されてる実感がないわけじゃない。そんなんじゃない。
でも。どっちかと言うとそうるは。ちょっと冷めてるとこがあるし。
考え方も大人やと思うし。感情だけで突っ走ることはない。
普段ふざけてたりもするけど。芯の部分は沈着冷静。
恋愛にしても。あたしがしょっちゅうそうなるように。
たぶん我を忘れるほど溺れるようなことはないんやと思う。

そんなそうるのことを。最初は見つめるだけのあたしやった。
言動ひとつにしても。他の人がやってたらどうでもいいような仕草も。
全部全部が愛しくて。ほんまにそうるばっかり目で追ってた。
携帯は右手の片手打ち。お箸の持ち方はちょっと自己流。
歩くときはかかとを引きずる。椅子に座るといつも足を組む。
そんなちっちゃなそうるの特徴を。ひとつひとつ覚えては。
それだけで満足して。幸せになってるあたしやった。

思い返せば。あたしはそうるに出会ってからずっと。
そうやって自分で幸せを見つけてきた。

幸せにしてもらったこともいっぱいある。
かけてくれた言葉。抱き締めてくれた腕。
思いやり。優しさ。忘れてない。ちゃんと覚えてる。
でもあたしは。そーゆうのを待ってるだけの女じゃなかった。

他の人にはどうでもいいことかもしれん。しょーもないことかもしれん。
それでも。そうるのそばにいることで。感覚神経いっぱい使って。
見て。聞いて。触れて。満たされることができる女やった。
そばにいなくても。記憶とか想像とかで十分幸せになれる女やった。
幸せは自分で探し出して。ちゃんとこの手に掴める女やった。

しっかりしろよ。いったい何を弱気になってるんや。

幸せにしてもらおうなんて。甘えるなって話やん。
愛され足りんと思うなら。それだけあたしが愛すればいい。
あたしはちゃんと知ってるはず。愛する喜びを知ってるはず。
ちょっと傷ついたぐらいで。待つ身になるなんて情けない。
幸せは自分から掴みに行くものやん。あたしはそうしてきたやん。
がんばれよ。大丈夫やん。今までだって乗り越えてきたやん。

頭ではちゃんと分かってるのに。涙が止まらんくなる夜が続く。
好きやのに。信じてるはずやのに。心のどこかが疼いてる。


ねぇそうる。それでもあんたの前ではあたしは笑う。
傷はひた隠して。なんでもないフリをする。
無理してるあたしに。あんたが気づいてないはずない。
ぎこちない空気が流れる。ちょっといつもと違う2人になる。
分かってるけど。それでもあたしは笑う。

どんなに傷ついても。あんたを失う痛みよりはマシ。
そう思うから。あたしはバカになって笑う。
そうしてるうちに。いつかそれが自然になる。
またちゃんと笑える2人になる。
そう信じて。深く考えないようにしてる。

大丈夫。だってあたしはそんなに弱くないから。
あんたが思ってるより。あたしは強いから。
ちゃんと自分で幸せを掴める女やから。

だからそうる。お願いやから。そんな悲しい目をせんといて。






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↑早くこの闇を抜けたい。心から笑えるようになりたい。


*追加*
BBSへのレスが止まってます。ごめんなさい。
今はちょっと書けそうにないので。落ち着いたらちゃんと書きます。
でも全部読んでます。本気で励まされてます。ほんまにありがとうです。


2003年09月12日(金)本物の優しさ。

日記をしばらく書けんかった間。
あたしには2つの事件があった。

まずひとつは。昨日の日記で書いたこと。そうるとのこと。
そしてふたつめは。これもそうるとのことやけど。
ある意味で。ひとつめのことよりも衝撃的なことやった。

それは。そうるのバイクで事故ったこと。


久しぶりに2人で出かけた帰りやった。
いつも行くスタバで。2人でいろいろ話してた。
それは。あたしとそうるがぐちゃぐちゃに揉めた次の日で。
泣き出さんように。必死で我慢しながら話してた。
あたしのカプチーノは冷めきってた。
そうるのアメリカンはちっとも減ってなかった。
2時間ぐらい向かい合ってたけど。何を話したかあんまり覚えてへん。

夕方になって。そうるはバイトがあるってことで。
ちょっと急ぎながら。あたしを家まで送ってくれた。
いつも通ってる慣れた道。15分ほどの道。何の問題もないはずやった。
というより。実際そうるの運転は何ひとつとして悪くなかった。

悪かったのは。完全に相手の車やった。

家まであと5分ぐらいのところ。大通りから住宅に入る道。
そうるが右折したところに。信号無視の直進車がつっこんできた。
ぶつかると思って。スローモーションのように時間が過ぎて。
怖い。怖い。やばい。やばい。そう思った直後。あたしは飛ばされた。

そうると気まずくなってたからやろうか。
あたしは。あんまりそうるにくっついてなかった。
いつもなら。強く抱き締めるそうるの背中やのに。
その日にかぎって。シャツを軽くつかんでるだけやった。
だから。そうるはバイクと一緒に転がったけど。
あたしはそうると引き剥がされて。5メートルぐらい吹っ飛んだ。

全身を叩きつけられて。息ができんくなった。
痛いとか痛くないとか分からんかったけど。動けんかった。
混乱した頭では。状況がよく把握できんかったんやけど。
ちょっと離れたところで。バイクと一緒に倒れてるそうるを見て。
あぁ・・・これは事故なんやと思って。大パニックになった。

どうにかバイクを起こして。起き上がったそうるに。
ぶつかってきた車から若い男の人が2人降りてきた。
バイクの左側は大きくへこんでた。地面に擦れた右側には傷がついてた。
そうるに近づいた男の人が最初に言ったことは。
「すみません」でも「大丈夫ですか」でもなくて。
バイクの修理代は全部弁償するとかそーゆうことやった。
かなり動揺してるみたいで。言ってることもしどろもどろやったけど。
社会人なんやろう。とにかく示談にしてほしい雰囲気を出しまくってた。

その態度に。そうるはぶち切れてた。
「ふざけんな。バイクなんかどうでもええわ。」
そう言い放って。あたしのそばに駆け寄ってきた。

「大丈夫か?」って言われて。体を起こされた。
あたしを支える腕は。やっぱり大好きな腕やった。
いたわり深くて。大好きなその目に覗き込まれた瞬間。
張り詰めたものがプツって切れて。あたしは声をあげて泣いた。

気持ちがぐちゃぐちゃやった。壊れそうやった。
事故は確かにショックやったけど。それだけじゃなかった。

最低なそうるやのに。あたしを傷つけるそうるやのに。
いざとなったら。ちゃんとあたしを心配してくれる。
大事にしてくれる。気遣ってくれる。優しくしてくれる。
バイクは傷だらけやのに。「どうでもいい」って言って。
真っ先にあたしのそばに来てくれる。

あんなにもあたしをボロボロにしたくせに。


情けないけど。あたしは泣きっぱなしやった。
打ち付けた背中は痛かったし。擦りむいた足からは血が出てたけど。
体の痛みはまだ我慢できた。気持ちの方がやばかった。

あたしがそんなふうに。どうしようもないもんやから。
警察に連絡したのも。相手の男と話をしたのも。
バイクの後片付けをしたのも。全部そうるやった。
相手の男の人が。病院まであたしたちを送ってくれて。
(「くれた」とか言うのもむかつくけど。)
そこでもとりあえず。あたしばっかり心配されてた。
あたしはたぶん。そうるをそこまで思いやれてへんかった。

傷の手当てを受けた後で。レントゲンやらCTやらいろいろ撮られて。
2人とも脳にも骨にも異常はなくて。まずはひと安心。
曲がり角やったことで。あんまりスピードを出してなかったのと。
メットをちゃんとつけてたのが。まだ救いやったみたいやった。

ちょっと落ち着いてきてから。ようやくそうると話せた。
病院で会計を待ってるときに。2人並んでしゃべれた。

「バイク傷ついてもーたな。」
「しょーがない。バイクぐらいですんでよかった。」
「でもあんた的にはありえへんやろ。」
「いや。まじでこの程度ですんでよかったって。」
「・・・まぁそうなんかもしれんけど。」

「てゆーか。ごめん。」
「え。なにが。」
「事故ってもて。」
「・・・あんたは悪くないって。」
「でもまじでびびった。怖かった。」

そうるの声は震えてた。泣きそうになってた。
それを見て。もう抱き締めたくてたまらんくなった。

包帯を巻いた手足。沈んでる横顔。
あたしだけが痛かったはずがない。あたしだけが怖かったはずがない。
運転してたそうるは。あたし以上に辛い気持ちを抱えてるはず。それやのに。
やっぱりあたしは。いざとなると自分のことだけになってまうんや。
そうるは1番にあたしの心配をしてくれたのに。あたしは考えられんかった。

あたしはそうるを裏切ってへんけど。あたしの愛だって不完全やんか。
こーゆう状況においては。そうるの方がちゃんと愛してくれてるやんか。
そう思ったら。なんかあたしも申し訳ない気持ちになった。
そしてそんなそうるを。やっぱり愛しいと思った。


ねぇそうる。ほんまあの程度の事故でよかったよね。
あんたにもしものことがあったらと思うと。背筋が凍る思いがする。
バイクってのは。やっぱり危険と隣り合わせなんよね。
あんたの運転は信じてるけど。あーゆうアホ車もおるわけやし。
ほんま。これからも気をつけて乗っていこうね。

それから。泣いてばっかりおってごめんね。
いろんなこと考えてたら。どうにもおかしくなってもてた。
でも。あんたがいろんなことをちゃんとやってくれて。
あたしのことも気にしてくれて。ほんまに救われた。

あんたは最低なときもあるし。最低なこともやらかしたけど。
あの場所での優しさは。本物やってあたしには分かる。
どっちがほんまのあんたか分からんくなるけど。
どっちもほんまのあんたなんよね。

人間は複雑なんよね。そんな簡単に白黒つくもんじゃないんよね。

そうる。あたしはあんたを許すことはできんけど。
それでもあんたのことを愛してる。それだけは真実。
だから。どんなにあんたに対してむかつくことがあったとしても。
見せてくれた本物の優しさは。ちゃんと受け止められる自分でいたい。

ありがとうそうる。思いやってくれてありがとうね。






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↑まぁ当たり前やけどね。とりあえずよかった。

*ひとりごと*
久しぶりに鬼のような長さ。ごめんなさい。お疲れさま。
そしてあたしも疲れました。思い出すとちょっとしんどい。


2003年09月11日(木)それでも君が好き。

めちゃめちゃ久しぶりです。さあやです。
えーっと。ずいぶんと更新が止まってました。
こんなに長いこと書いてないとか。初めてのことです。
それでも変わらずに覗いて下さってる方がいるみたいで。
ほんま嬉しいです。ありがとうございます。

今日の日記は。近況報告みたいにしたいと思います。

とりあえず。あたしはちゃんと生きてます。
でも。この数週間でかなりいろんなことがありました。
日記が書けんかったのは。忙しかったのもあるけど。
書ける精神状態じゃなかったってのが大きいです。


事件は大きく2つ。そして両方とも悪いことです。

まずひとつめ。そうるとのことです。
これはもう触れたくないので内容について詳しくは書きません。
簡単に言うなら。あたしはそうるに裏切られました。
絶対にやられたくないことをやられました。
(まぁこう書いた段階で。想像できる人にはできると思います。)

もう死にたくなるぐらいの絶望で。
積み重ねた幸せすべて信じられなくなって。
悲劇のヒロイン気取るわけじゃないけど。最悪でした。
泣きまくったし。何も食べられんくなったし。そのくせ吐きまくったし。
でもやらなあかんことはあるしで。心身ともにボロボロでした。
あの頃のあたしの精神状態は。書き表せるものじゃありません。

もう別れようかと本気で悩みました。
こんなことを繰り返してて。そこに幸せはあるんやろうか。
あんなそうるとこんなあたしで。どこに行き着くんやろうか。
そんなことを思ううちに。そうるをどんどん嫌いになりました。
普段あたしがそうるに対して注ぐ愛情に対して。
同じ強さで真逆の感情が溢れ返ってました。
世界で1番そうるを嫌いになってました。

でも。やっぱり無理でした。分かってたけど無理でした。
どんなに最低なことをやられても。別れられませんでした。
何にしがみついてるんやろう。何にすがってるんやろう。
またこの先も傷つくかもしれんのに。同じように泣くかもしれんのに。
そう思ったけど。どうしても手放せませんでした。
それでもそばにいてほしいと望む気持ちが1番強かったんです。


後悔したくなかったから。気持ちは全部そうるにぶつけました。
最初は冷静やったけど。そのうち感情が高ぶってきて。
泣き叫びながら汚い言葉を吐いたし。かなり醜かったと思います。
静かに淡々と語るそうるに。むかつくと同時に深い悲しみも覚えて。
お互いに理解できん部分ってのは。どうしても残るんやろうと思いました。
諦めに似たような気持ちが。じんわり溢れてくる感じでした。

キレイに付き合うことは。とても難しいと思いました。
どんなに分かり合えてると思っても。別々に生きてきた約20年。
その中で作り上げられた価値観とかそーゆうのもは。
ちょっとやそっとの歩み寄りじゃ理解できんものなんやと思いました。

理解しがたいけど。それでもそうるはあたしを愛してると言いました。
必要なんだと言いました。大切に思ってると言いました。
大切に思ってるなら。なんであたしを傷つけることをするんやと言い返したら。
うつむいて小さな声で。魔がさしたんやと言いました。

許したわけじゃありません。ただそれでも好きなだけです。
人間誰しも完璧じゃなくて。間違ったところなんてあって当然です。
そうるが今回したことは最低やけど。そうるにはいいところがいっぱいあります。
そしてすべてを足し引きして考えて。愛せるか愛せないかと聞かれたら。
あたしはやっぱりそうるを愛してるってだけのことです。

ただ単純に。こんなにも愛せる人に出会ったことを幸せやと思います。
苦しいこともいっぱいあるし。痛みも涙も絶えることはないけど。
それでもそうるが好きです。どうしても好きです。
だから。どうしたってそばにいたいのです。素直にそう思うのです。

傷ついたことから始まり。受け入れるまでに時間はかかったけれど。
どうにかこうにか乗り越えて。今この気持ちにまで至った感じです。はい。






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↑長くなりそうなので。このことについてはまた明日。


*ひとりごと*
「ですます調」で書いたら。なんか固くなっちゃいました。
読みにくかったらごめんなさい。まぁたまにはありってことで。
笑えんくらいボロボロやったけど。浮上したから日記を書けてるわけです。
てことで。普通にBBSとかでも話しかけてくださいね(笑)。





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