***☆For My Dearest☆***






***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年04月30日(水)もっと話してほしい。

「バイト辞めようかと思ってるねん。」

そうるのいきなりの発言に。あたしはかなりびっくりした。
月曜日。あたしの家に泊まりに来たそうるは。
夜。2人でまったりしゃべってるときにそう言った。

あたしが知ってるかぎり。そうるはかなりのバイト人間。
貧乏性とでも言うべきやろうか。何かしてないと不安になるタイプで。
休みの日はもちろん。昼から講義のある日の午前中とかも働いてて。
「体ちょっとぐらい休ませてあげーや。」ってあたしに言わせてた。

そうるがいっぱい働くのは。ほとんどが大好きなバイクのためやと思う。

最近値上がりしたガソリン代も含め。あのバイクを維持するのには。
実はけっこうなお金がかかってるみたいなんよね。
そう思うと。あたしがいつもタダで乗せてもらってるのは悪い気もする・・・。
でもそうるも。あたしの家にあるもので作った料理をタダで食べてるし。
タダ乗りとタダ食いで。おあいこかなと思ったりしてる(苦笑)。

話はちょっと逸れたけど。あとは新しいバイクのための貯金。
今年中には絶対に大型二輪の免許を取るって豪語してるそうるは。
もちろんいずれは大型バイクをしっかり買うつもりみたい。
バイクのことはよく分からんあたしに。好きな型の自慢をしてみたり。
あたしの反応が乏しいと。まひろを捕まえて熱く語ってみたり。
とにかく。いつか手に入れる新車のために。そうるはいろいろ計画してる。

今あるバイクのため。そしてまだ見ぬバイクのため。お金が必要。
そういう目的があるにしても。そうるが無理して働いてるなんて思ってなかった。
働くこと自体が好きなんやと思ってたし。店も好きなんやと思ってた。

でも。そうるの中にはいろんな不満が溜まってたみたいやった。

「なんかなぁ。今の店とは合わんねん。」
「合わんって?だって楽しそうにバイト行ってたやん。」
「それは前までの話。店長変わってからは違う。」
「え。店長イヤな人なん?」
「イヤな人っていうか・・・うちは嫌い。」
「あぁ・・・なるほど(苦笑)。」

そのひと言で。だいたい理解できたような気がした。

自分のことを嫌いな相手と。うまくやっていける人間なんかおらん。
まして。そうるみたいに態度に表れやすい人が相手ならなおさらのこと。
新しい店長に対するそうるの「あんたなんか嫌いオーラ(苦笑)」は。
たぶんそうるが思ってる以上に。しっかり届いてたりするんやろう。
だから店長もそうるに対して。いい感情を持ててへんくて。
いろいろやりにくい問題とかが出てきてるんとちゃうかな。
まぁでも。理由もなく人を嫌いになるそうるじゃないし。
そんなオーラを放つのには。それなりの理由があるんやろうけど。

そんなふうに思って話を聞いてみたら。あたしの予想はだいたい当たってた。

そうるに言わせると。新しく入ってきたその店長。
自分の気に入ったバイトのコをやたらひいきしまくるらしい。
そしてそのひいきが。バイトの時給にまで影響してくるんやって。
そうるより後で入ってきたコ。仕事はあんまり出来てへん。
シフトにもたまにしか入ってへん。でも愛想だけはやたらいい。
そーゆうコの時給が。そうるより30円も高くなったりするらしい。

なるほど。そういう店長が相手になると。そうるみたいに。
仕事もちゃんと出来て。シフトにもいっぱい入ってるのに。
愛想なんてまっぴらごめん、嫌いな店長になんか笑えるか、ってタイプは。
けっこう苦労するってこと。簡単に想像できる。

「ひいき自体はどうでもええけど。時給にまで影響するとイライラするねん。」
「時給時給って言うのも感じ悪いから黙ってるんやけどさ。」
「前の店長がおったときは。店の雰囲気も好きやってんけどなぁ。」
「最近は働いててもあんまり楽しくないねん。」
そんなふうに言うそうるは。ちょっと寂しそうやった。

そんなこと思ってたんや。ちっとも知らんかった。
そんなふうに我慢してたんや。ちっとも知らんかった。
あたしはと言うと。知らんかったことだらけでちょっとショックやった。

そうるは。あんまり自分からそーゆうことを言わん。
今回の話にしたって。たまたまバイトの話になって。
「明日も朝からとか大変やなー。好きやなー。」なんて言ったら。
「いや・・・でももうすぐ辞めるかもしれん。」ってなっただけで。
たぶんそうるが自分から辞めるって話を切り出すことはなかった気がする。


ねぇそうる。あんたはやっぱりドライなんやね。
自分のことは自分で片づける。必要以上に人に寄りかからへん。
そういうあんたの考え方は。まったくもってあんたらしいと思う。
でもさ。もっと思ってることを言ってくれてええのに。
感じた気持ちを。感じたままに話してくれてええのに。

あたしは話を聞くことしか出来んけど。
たいしたアドバイスなんか出来んかもしれんけど。
人に話すことでスッキリする部分ってあるはずやん。
そーゆうふうに。あんたにラクになってほしいのに。

・・・でも。誰かに話すことでラクになるってのは。
あたしの場合の話で。そうるには当てはまらんのかもしれん。
そういうのを押し付けて。「ほら!何でも話して!」なんて言うのは。
それこそ自己満足な優しさってことになる気もする。

ただあたしが話してほしいだけのことなんかもしれん。
いろんな気持ちを共有したいだけなんかもしれん。
なんでもかんでも話したくなるあたしとは反対で。あんまり話さんそうるに。
感じる必要のない距離を。いつの間にか感じてることがあるんかもしれん。

結果的には話してくれたわけやし。よしとすればええのに。
自分から話してほしかったとか思ったりして。
あげく勝手に距離なんか感じたりするから。あたしってタチが悪い。

分かってるのに。そうる。あんたがそーゆうヤツやってこと。
あたしが誰よりも分かってるはずやのに。
だから距離なんて感じる必要ないはずやのに。

あぁ。でもなんとなく寂しいんよ。・・・分かるかなぁ。





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2003年04月29日(火)涙は愛の証。

今朝。何時に目が覚めたかよく分からんかった。
あたしは。珍しくそうるよりも先に目覚めて。
やっぱり飽きることもなく。そうるの静かな寝顔を見つめてた。

寝ついたのはたぶん2時過ぎとかやったと思う。
そうるに抱き締められて。大好きなぬくもりと匂いに包まれるうちに。
ウトウトして。そのまま眠りに落ちていったんやと思う。
でも眠るうちに。いつの間にかあたしたちの体は離れてた。
あたしはそうるの方を向いて。その寝顔に見とれてた。

いつもは憎たらしいことばっかり言う唇が。ちょっと動いた。
それを見てたら。また愛しさが溢れてきて。キスしたくなってきた。
髪の毛が顔に当たって起こしてまわんように。片手でそっと束ねて。
ゆっくりそうるに顔を近づけて。唇をそっと重ねた。

こんなふうに眠ってるそうるにキスをして。満たされてる時間。
そうるの知らんあたしだけの時間。秘密の時間。幸せな時間。
そーゆうのがなんかくすぐったくて気持ちいい。

キスひとつでちょっと満たされたあたしは。また目を閉じて眠ろうとした。
そしたら。そうるがちょっと隣でゴソゴソっと動いた。
(やばい。起こしてもたかな。)って思って。大急ぎで寝たフリをしたら。
そうるは。そのまま体を起こして。あたしにキスをしてきた。
あたしがそうるにしたように。静かに優しく唇を重ねてきた。

目を閉じてるときに。予想もせんかった刺激が唇に与えられて。びっくりした。
寝たフリを続けようかと思ったけど。反射的に目を開いてた。
目の前には。大好きなそうるの顔があった。

「おはようさん。」「・・・あ・・・おはよう。」
さっきしたキスがバレたかもしれんと思いながら。ドキドキしてた。
でもまさに今起きたかのように。ちょっと繕って演じてみてた。
でもそうるは。そんなドキドキも全部見透かしたように言った。
「・・・嘘つけ。さっきから起きてたくせに。」って。でこピンしてきた。
「朝からどうも。」って。自分の唇を人差し指で触って。にやっと笑った。

あぁ。やっぱり起きてたんかい。あたしからしたキスはバレてたんかい(涙)。
そう思うと照れくさくて。あたしは頭の上まで布団を引っ張りあげた。
「そんなかわいいコぶらんでよろしい。」って。そうるは布団をまくって。
あたしの顔を出させると。ほっぺたをむにっとつねった。
たったそれだけのことで。あたしの体温は1度ぐらい上昇した。


一緒に迎える朝は。いつもくすぐったくて。そしてちょっと切ない。
だってまた別々の1日が始まる。そうるはここを出て行ってまう。
そーゆうのを考え始めると。どうしても寂しくなってもて。
離れたくないって思う気持ちが強くなって。言葉数が少なくなる。

9時からバイトって言ってたけど。大学までバイクを取りに行かなあかんし。
家に帰ってから用意もせなあかんやろうし。そうるは7時半には出かけた。
あたしはマンションの下まで見送りに行ったけど。そうるに行ってほしくなくて。
なんか子どもみたいに。グズグズとまとわりついては引き止めてた。

「ちょー。遅刻するがな。」ってそうるに言われて。仕方なく離れる。
「二日酔いじゃない?大丈夫?」って聞いたら。「大丈夫。」って笑った。
いっそ二日酔いで。バイトなんか休んでくれたらええのに。
そんなことを思ったけど。言ってもそうるを困らせるだけやから言わんかった。

「あのさ。研究室にバイクのメット置いてきたんやけどさ。」
「朝早くて部屋開いてへんかもしれんから。あんたのメット借りてもいい?」
そうるは。いきなりあたしに頼んできたから。あたしは原チャのメットを貸した。
「もし研究室が開いてたらすぐに返しに来るから。」
「開いてなかったら借りて帰って、バイト終わってから持ってくるわ。」
そう言って。そうるはヒラヒラっと手を振って歩いて行った。


部屋に帰って。自然と涙が溢れてきた。
部屋の中には。そうるの残り香がいっぱいあった。
そうるの使った枕。そうるの使った布団。そうるの使ったコップ。
いたるところにそうるの気配が残ってて。あたしをせつなくさせた。

なんやろう。これっきり会えんわけじゃないのに。
だって明日ナイターがあるんやから。すぐに会えるのに。
なんで泣けてくるんやろう。なんで苦しくなるんやろう。
あたしはほんまに自分でもわけが分からんかった。

研究室が開いてたら。そうるはすぐにメットを返しに来てくれる。
開いてなかったら。バイトが終わってから返しに来てくれる。
あたしはその話を聞いたとき。研究室が開いてなかったらええなと思った。
だってそしたら。バイトの後でまた会える。ゆっくりしていってくれるかもしれん。

でも。そうるとバイバイってした後では。研究室が開いてたらいいと思った。
たとえ会える時間が短くたって。今すぐにそうるに会いたいって思った。
さっきまで会ってたそうるのことを。もう恋しく思ってる自分がおった。


しばらくして。そうるからメールが入る。
「研究室開いてた。ってことで今から返しに行くわ。」
「了解。気をつけてー。」って返事して。あたしはすぐに下りていった。
そうるのバイクの音を聞きたかった。近づいてくるエンジン音を聞きたかった。

待つこと1分ぐらいで。聞き慣れたエンジン音がした。
坂道を下って。走ってくるそうるの姿が見えた。
その音が心地よくて。その姿に安心して。自然と笑みが零れた。

「ありがとさん。結局使わんかったけど。」
「いえいえ。研究室開いててよかったな。」
「うん。これで東向かって走っても眩しくないわ(笑)。」
(↑そうるのメットはフルフェイス。あたしの原チャ用は上半分だけのヤツ。)
「ほんまや。太陽に目がくらんだらえらいこっちゃ。」

しょーもない会話をちょっとだけ楽しんで。元気を分けてもらった。
いつもみたいにバイクに乗ってるそうるを見て。なんか安心した。
「朝早くからバタバタさせてごめんな。」ってそうるが言ったから。
「うんにゃ。バイトがんばりや。」って言って笑った。

ヒラヒラっと手を振ってそうるを見送る。
そうるはメットをかぶったままで。あたしの方をチラッと見て。
「じゃあな。」って目であたしに言って。そのまま去って行った。
あたしは。バイクが見えんくなるまで。その姿をずっと見送ってた。

部屋に戻ったら。またちょっと泣いてもた。
でも気持ちはもう落ち着いてたし。それは幸せな涙やった。


ねぇそうる。愛情って目に見えるものじゃないから。
どれぐらい愛してるとかって。測ることは出来んやん。
あたしの愛がどれだけかなんて。所詮は客観的には判断できんもので。
愛してるあたしと。愛されてるあんたとにしか分からんのやとも思う。

でもね。あたしは時々思うことがある。
あたしがこれまで。あんたを思って流してきた涙は。
果たしてどれぐらいの量になるんやろうなって。
そしてこれから先。あたしはあんたを思って。どれぐらい泣くんやろうって。

そうる。あたしはあんたを思っていっぱい泣いてきた。
あんたの知ってるところでも泣いてるし。知らんところでも泣いてきた。
幸せで泣いたこともあったし。苦しくて泣いたこともあった。
寂しくて溢れた涙もあったし。嬉しくて零れた涙もあった。
そんな涙を全部集めたら。いったいどれぐらいの量になるんやろう。
たぶん。ちっちゃな水たまりぐらいは余裕で出来る気がする。

それぐらい。そうる。あたしはあんたを思って涙を零してきた。
そしてたぶんこれからも。あたしはいっぱい泣いていくんやろう。
あんたと一緒におるかぎり。あんたを愛していくかぎり。
満たされても。満たされんくても。あたしは涙を流していくやろう。

それが愛の指標になるんかは分からん。
なるとしても。どれだけ泣いたら愛とみなされるかも分からん。
でもね。そうる。あたしがあんたを思って流した涙は。
そしてたぶんこれからも流していくであろう涙は。
その一粒一粒が。あんたへの愛に溢れてるものやと思う。

だって愛しいから泣けてくるんやから。
愛しいから。一緒にいられて幸せで泣けてくるんやし。
愛しいから。離れたくなくて寂しくて泣けてくるんやから。

そう。だからきっと。あんたを思って流す涙は全部。
あたしのあんたへの純粋な愛の証。





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↑詳しいことは聞いてへんけど。何があったんかちょっと心配。

*追加*
カウンターがクルクル回っております。愛読ありがとうございます。
でもBBSのカキコがそのわりに少ないのはなんででしょう。
常連さんとのメールばりのロングトークが多いBBSやから。
初めての人がカキコしにくいんかなぁとか思ってみたり。
どうなんやろう。考えすぎかなぁ。むぅ。

とりあえず。短いカキコで全然OKなので。初めましても大歓迎なので。
気軽に足跡残してくださると嬉しいでっす☆

あ。もちろん常連さんは。これまで通りいっぱい書いてね☆(笑)


2003年04月28日(月)言葉と体と。

昨日の日記も一緒にアップしてます。こちらからどうぞ。

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今日。久しぶりにそうるが泊まりに来た。
研究室で。親睦目的とかのソフトボール大会があって。
その後に大学で飲み会があるとかで。バイクでは帰れんから泊めてーって。
日曜にみんなで遊んだときに。そうるはあたしに頼んできた。
あたしはもちろん。ふたつ返事でOKする。

わーい。久しぶりに2人きりになれる。
そう思うとあたしは嬉しくて。今日は夜までずっとそうるのことを考えてた。
やることなくてヒマやったのもあるけど。やたら部屋の掃除なんかをしてた。

部屋だけじゃない。キッチン。トイレ。お風呂。
思いつく場所を。とにかくキレイにしてみたりとか。
夜に来るから。カーテン引いてるし見ることもないかもやのに。
窓をピカピカに磨いてみたりとか。ベランダを掃除してみたりとか。

そうるが来るってだけで。途端に生活に張りが出るような感じ。
不思議。今さらやけど。そうるはあたしにこんなにも力をもたらす。
あっちこっち片付けながら。鼻歌なんかも自然と出てきて。
きっと誰が見ても分かるくらいに。あたしはご機嫌やった。


そうるは最初。あたしの家にバイクを置いてから大学に行くって言ってたけど。
結局。直接大学に行ってバイクを置いて。夜に歩いてあたしの家に来るって言った。
そんなメール報告の後で。あたしはそうるを心配してメールする。
「夜のひとり歩きは危ないから近くまで迎えに行くわ。」って送ったら。
「ええって。そんなかわいいキャラちゃうし(笑)。」って返事が来た。

違うっちゅーに。あんたのキャラどうこうの問題じゃないっちゅーに。
心配なのもあるけど。ただ単純に。夜道を一緒に歩きたいんやっちゅーに。
手とかつないで。体をくっつけて。あなたと歩きたいんやっちゅーに。
にぶちんそうる。長年の勘で分かれよ。それぐらい(苦笑)。

そんなふうに思って。迎えに行くのは譲るつもりなかったけど。
とりあえずその話は流して。話題をソフトボールに移す。
「がんばりやー。気合い入れて打ちまくりやー。」って送ったら。
「いや。どちらかと言うと控えめに行こうかと思うんやけど。」と弱気な発言。
初めての研究室での親睦。いきなりバキバキ打ちまくったら。
女の人が少ないそうるの研究室では。ちょっと引かれるんかもしれんし。
せっかくならかっちょいいそうるを発揮してほしかったけど。まぁしょーがない。
「まぁケガせんようにやりやー。んで飲みすぎんなやー。」って返事したら。
「ケガは注意するけど飲みは保証できん(笑)。」やと。

なーんかイヤな予感がしたけど。それは見事に的中した。


11時ぐらいに今から行くって電話があって。近くまで迎えに行った。
しゃべってる口調は普通やったから。まぁ大丈夫やと思ってたけど。
あたしをみつけて走ってきたそうるは。かーなり酒臭かった(涙)。

「・・・よーけ飲んだんか?」ってちょっと呆れて聞いたら。
「飲んだ。あんなうるさい飲み会は久しぶりやわ。」って笑ってた。
あたしたちのサークルは。もともと飲み会で大騒ぎするのが好きで。
試合の後とかの飲み会は。それはもうどんちゃん騒ぎをやったもんやけど。
最近では。みんなで集まってもまったり飲むだけになって。ちょっと寂しかったりもする。
酒好きのそうるにとっては。ワイワイ盛り上がる飲み会は久しぶりで嬉しかったんちゃうかな。

でも何を飲んだかと聞いてみれば。さすがそうるって感じやった。
「スピリッツって酒分かる?アルコール96%のヤツ。あれ飲んだ。」やって。
「はぁ?!96%?!」さすがにびっくりしすぎて。声が裏返った。
確かに。ウォッカもジンも原酒で飲めてまうそうるやけど。あれでも40%ぐらい。
96%って・・・ほぼ純アルコールやん。アルコールそのまま飲むとか・・・ありえへん。
「すごかったでー。舌つけただけでピリピリ。飲んだら食道が焼ける感じ。」
そんなふうに。初めて経験したお酒に興奮してるそうるは。子どもみたいやった。


部屋に着くと。「疲れたー。」ってそうるはすぐ横になった。
片手で頭を支えて横になってるその姿は。休日のおっさんスタイル(苦笑)。
そんなそうるの横で。ちょこっと三角座りをするのがあたし。
ほんま。どっちの家なんだか分かったもんじゃないわ(笑)。
でも。そんなふうにリラックス全開になられると。まぁ嬉しくもあるけどね。
ここはそうるにとって。それだけ安心してくつろげる空間なんやなって思うから。

「お風呂入る?」「えー。めんどくさい。」
「顔ぐらい洗えば?」「えー。めんどくさい。」
「ジャージ出すから着替えや。」「えー。めんどくさい。」
何を言ってもそうるは「めんどくさい」の一点張りで。動こうとせんかった。
しょーがないなぁと思いつつ。駄々っ子全開のそうるを無理やり座らせる。
「ほら。ジーパンで寝ててもくつろげんで。早く着替えなさい。」
ちょっとキツめに言ったら。そうるはしぶしぶジャージに着替えて。
そのまま這うようにして。ベッドに上がって丸くなった。
そして。あたしの方を見て。おいでおいでって手を動かした。

だーから。それはあたしのベッドやっちゅーねん(笑)。
ほんま。ここはあんたの家じゃないっちゅーねん(笑)。
でも。ちょっと甘えるような瞳も。尖らせたアヒルみたいな唇も。
じっと見てたら愛しくてしょーがなくて。あたしは結局その横にもぐりこんだ。


昼間はソフトボールやって。夜はいっぱいお酒を飲んで。
お疲れモードやったそうるは。あたしと戯れようとはせんかった。
あたしも今日は。なんとなくそんな気分じゃなかった。
聞きたい話もいっぱいあったし。戯れはいらんって思った。
だから。久しぶりにゆっくりといろんな話をした。

結局就活はやめたこと。やっぱり院に進むって決めたこと。
いつもは言葉足らずなそうるが。ちゃんとあたしに説明してくれた。
「まぁたぶんこうなるやろうって思ってたけどな。」ってあたしが言ったら。
「うん。それはうちもちょっと思ってた。」って。そうるは苦笑いやった。

そうるが進学。あたしが就職。
別々の道を行くことは。これで確実になった。
分かってたけど寂しかった。どうしようもないことやけど切なかった。
いつまでも同じ場所にはおられへん。すぐ会える距離にはおられへん。
そんな当たり前のことを。改めて思い知らされた感じで痛かった。


あたしは。そうるにくっついたままでずっと起きてた。
どうでもいいような話を。思いつくままに延々としてた。
小さい頃の習い事の話。昨日見た試合の話。もうすぐ始まる実習の話。
現在過去未来。話の内容はほんまにいろいろやった。

あたしは。なんとなくずっと話していたい気分やった。
そうるの隣で眠ってしまうのがもったいなかった。
今こうやってそばにいられる幸せ。言葉を交わせる幸せ。
それはすべて当たり前のようで。ちっとも当たり前なんかじゃないもの。
そう思ったから。一緒にいられる幸せを噛み締めるように。あたしはずっと話してた。

そうるは。夜にはめっきり弱いくせに。ずっとあたしに付き合ってくれた。
頭の後ろで両手を組んで。上半身だけちょっと起こして。
とりとめない話をしながらも。なかなか寝ようとはせんかった。
ちょっと眠そうに目をしばたかせながらも。ずっと起きててくれた。
そんなそうるに。無言の優しさを感じて。あたしは泣きそうになった。

もういいよ。疲れてるやろ。眠いやろ。寝てええよ。
明日もバイトやのに。遅くまで寂しがりなあたしに付き合ってくれてありがとう。
そう思ってしばらく黙ったら。そうるは静かに寝息を立て始めた。


聞き慣れたはずのその音に。あたしは耳を澄ませる。
こんなにもあたしを癒す優しい音が。他にあるんやろうか。
そう思えるくらいに。そうるの穏やかな寝息は優しかった。
呼吸するたびに動く胸とか。まつ毛の長いキレイな横顔とか。
そーゆうのを全部見ていたくて。あたしはなかなか目を閉じられんかった。

ちょっと寝ては。すぐに目が覚めて。隣におるそうるを確認して。
安心してまた寝て。でもすぐに眠りは途切れて。またそうるを探す。
そうるはちゃんとおる。だってぬくもりを感じる。
そのぬくもりに確かに癒されてるのに。片隅には不安が必ずあった。

愛しくて。愛しくて。どうしようもなくて泣けてきた。
ずっとそばにおりたいなぁ。ずっとずっと一緒におりたいなぁ。
そう思ったら。頬を涙が伝って止まらんくなった。
あかん。こんな至近距離で泣いてたらそうるにバレる。
そう思ってベッドを抜け出そうとしたら。腕をつかまれた。
眠ったと思ったそうるは。起きてたみたいやった。

「・・・なに泣いてるん。」
小さな声でそう言われて。返す言葉が見つからんくて。
「・・・分からん。なんか泣けてきた。」
照れ笑いで誤魔化して。そう答えるのが精一杯やった。
そうるは。ちょっと何かを考えるように黙って。ちっちゃな溜め息をついて。
そのままあたしを引き寄せて。抱き締めてくれた。
そして。「うさぎは寂しがりで手がかかるわー。」って笑った。

あたしは。それ以上何も言えんかった。
そうるも。それ以上何も聞いてこんかった。
もうそれでいいと思った。きっと通じてるんやと思えた。
好きすぎて不安になるこの心を。そうる自身が持ってなかったとしても。
きっと。あたしが抱えてることには気づいてくれてる。
そう思えたから。もう難しい言葉を探すのはやめようと思った。
今あたしを抱き締めてくれるこの腕に。すべてを委ねていいと思えた。

静かな沈黙の中で。あたしはそうるにずっと抱き締められてた。
あったかいぬくもりと。そうるだけの匂いに包まれて。幸せやった。


ねぇそうる。人間でよかったなって思ったことある?
こんなこと言うとあんたは。「はぁ?何をいきなり?」って言うんかもしれんけど。
あんたと一緒におるとさ。あたしはたまに思うんよね。
言葉と体の両方を持つ人間でよかったなって。

だってあたし。今日にしたってそうやったんよ。
最初は思ったもん。抱き合うよりもあんたといろいろ話す方がいいって。
快感だけに流されて。戯れてそのまま眠るのも幸せやと思ったけど。
それだけで誤魔化したらあかんと思ったし。ちゃんと話したいこともあったし。
実際そういう話だけじゃなくて。くだらない話をするだけでも。
気持ちを言葉で伝え合うことに。いっぱい幸せを感じたから。

それやのに。あんたへの気持ちを持て余して涙が溢れたとき。
あたしが自然と求めたものは。あんたのぬくもりやった。
難しい説明なんて。言葉なんてもう無意味やと思った。
ただあたしをすっぽりと包んでくれる腕があればそれでよかったし。
あんたの匂いとか体温とか。そーゆうのにどこまでも癒された。

言葉も体も。両方欲しがるなんて。あたしはわがままやね。
でもさ。そうる。それがあたしやねん。あんたを愛したあたしやねん。
まったりしゃべってる時間が好き。笑い合う空間が好き。
でもそれと同じくらい。抱き締めてくれる時間も。沈黙の空間も好きやねん。

言葉も体も。それぞれのよさをちゃんと持ってる。
でもたぶん。言葉だけやったらぶつかりあうこともあるんやろう。
体だけやったら。誤魔化されてなぁなぁになってまうこともあるんやろう。
言葉だけじゃ伝えられん部分を。体で伝え合う。
体だけで分かり合えん部分を。言葉で分かり合う。

理性的な言葉と。本能のままの体と。
その両方があるからきっとうまくいってるんやろうね。

ほらね。そうる。そう考えると人間でよかったなって思えてこーへん?(笑)





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*ひとりごと*
よくまぁこんなに長い日記になるもんだ。自分でもびっくり(苦笑)。


2003年04月27日(日)好きだけじゃないよ。

今日は。朝からずーっと遊びっぱなしの1日やった。
サークルの仲間と。1日中一緒におった。
午前中はうまいチームの試合を見に行ってきて。
午後からはみんなで遊んで。夜にはごはんを食べた。

3年間。サークル中心の生活を送ってきたあたしたちは。
それはもう。毎日のように顔を合わせてきた。
一緒にプレーして。あぁでもないこうでもないと悩んだり。
些細なことでケンカして。今では信じられんほどの暴言をぶつけ合ったり。
泣いたり笑ったり。怒ったり苦しんだり。ほんまにいろんな感情を共有してきた。

そんなかけがえのない仲間たちと。さっぱり会えんくなるのは寂しいってことで。
あたしたちは。月に1回はイベントをやることにしてる。
毎月幹事を交代で受け持って。その月にやることは全部計画する。
そういう方針で。来年3月の卒業まで続けていこうって決めてる。

ちなみに。1月はスノボ。2月はスケート。3月は花見・・・をやったんやけど。
まぁ季節感のあるイベントをやりつつ。たまには集まろうよーって感じなんかな。

そうる、まひろ、はつねを含め。あたしとかもそうやけど。
ずっとサークルに顔出してるメンバーは頻繁に顔を合わせてる。
でもそれ以外のメンバーは。なかなか会う機会がないから。
月1イベントは全員にとって。ほんまに貴重で楽しい時間なんよね。


久しぶりにみんなに会うと。それぞれがそれぞれの生活を充実させてる感じやった。
今までは生活のメインが同じやったから。それほど差を感じんかったのに。
就活をがんばって。第一希望の会社から内定をもらって。遅い春休みを楽しんでるコ。
研究室に配属が決まって。毎日寝るヒマもないくらいに忙しいコ。
みんな別々の道を進んでいくんやなーってことを改めて感じて。ちょっとせつなかった。

がんばってるみんなの姿には。ほんまに触発される。
今の自分に何もないなぁってことを感じて。ちょっと焦りもする。
自分のやりたいことを一生懸命やってる人って。やっぱりかっこいいと思うし。
熱く語れる夢とかがある人なんて。もう尊敬の眼差しで見てまう。
そして。そーゆうのを持ってることをうらやましく思うし。
そーゆうのを持ってない自分を情けなく思う。

世の中には。もっときっといっぱいおるんかもしれん。
人生を無目的に生きてる人。遊んでばかりの人。それを省みることもないような人。
でもあたしの回りには。そーゆう適当な友達はあんまりおらんくて。
むしろ。だからこそ尊敬できて。かけがえのない友達なんやけど。
そーゆう友達に囲まれてると。自分の情けなさを痛感してまうのがあたし。


冷静に自己分析してみるに。あたしはどっちかと言うとマイナス思考やと思う。
人をすごいなぁと思いやすいし。自分はあかんなぁと思いやすいし。
そこから。もっとがんばろうーって思えることもあるから。それならええんやけど。
がんばらなあかん、がんばらなあかんって思いすぎて。結果的に疲れることもある。
世の中にはいくらがんばったって。うまくいかんこともいっぱいあるから。
でもあたしはちっちゃなプライドも抱えてるわけで。自分はもっとやれるはずやとも思ってて。
だから。絶対にどうにか出来るはずやとかいうアホな考えも持ってたりもして。
そのせいで。描いてる自分と実際の自分のギャップに気づくたびに落ち込むハメになる。

「よく言えばがんばりやさん。悪く言えば理想が高すぎる。」
それはあたしがそうるに分析された性格やったりもする。
自分はそんなキレイな評価をもらえる人間じゃないと思うけど。
他でもないそうるが言ってくれるなら。そうなんかもしれんとも思う。

「がんばりすぎんなよ。」「無理しすぎんなよ。」
実習中とか。いっぱいいっぱいになってるあたしに。そうるはよく言ってくれた。
あたしは。結果を残せてないとがんばれてないと思うとこがあって。
そう言われるたびに「違うって。あたしはがんばれてないんやって。」って言い返してた。
でもそんなあたしを捕まえては。そうるは諭すように言ってくれる。
「うちから見てたらがんばりすぎに見えるで。もっと力抜き。」って。

がんばらなあかん。しっかりせなあかん。もっとちゃんとやらなあかん。
そんなふうに。いろんなことをマスト(must)感覚で捕えてまうあたしには。
そうるみたいに。やんわりと緩和してくれる存在が絶対に必要なんやと思う。
いっぱいいっぱいになってる自分では気づかんかったりしても。
後から振り返ってみて。そうるのさりげないひと言に救われたことはいっぱいあるから。


ねぇそうる。あたしはただ単純にあんたを好き好きって言ってるけど。
自分にとって。あんたがどんなに必要な存在かってことをよく分かってる。
好きやから必要。ただそれだけの単純な気持ちもあるんやけど。
あたしを精神的に支えてくれるのは間違いなくあんたやし。
ともすれば壊れそうな状態のあたしに気づいてくれるのもあんたやし。
あたしがちゃんと生きていくために。やっぱりあんたは必要なんやと思う。

あたしはわがままやから。ないものばかり求めがちで。
もっと愛してほしいとか。もっと大事にしてほしいとか。
そんなことばっかり望んでは。あんたを疲れさせるかもしれんけど。
でもさ。ほんまのことを言うと。今のあんたで十分やとも思ってるねん。

だってあたしは。ほんまにあんたに救われてるから。
むかつくとこもいっぱいあるし。不満だって挙げたらキリないけど。
そんなあんたに。あたしがいつだって救われてるのは変えようのない事実。
だからあたしには。どうしたってあんたが必要なんよ。

そうる。だからあたしは。これからもあんたにそばにいてほしい。
ただ好きなだけじゃない。あたしにはあんたがどうしても必要やから。
あんたがいてくれてこそのあたしやって。本気で思ってるから。

どうかこれからも。あたしのそばにいて・・・ください。





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2003年04月26日(土)思いは制御不能。

今日は。久しぶりに練習試合やった。
後輩が体調悪かったから。あたしは交代できんくて。
だんだん痛くなってくる膝を黙らせて。けっこう無理して走った。
そうやって。ただでさえ疲れてるのもあったのに。
汗かいたまま外で長いことミーティングしてたせいで。
おなかは冷えるし。震えてくるし。脂汗も浮いてくるしで。かなりまいった。

まぁそんな感じで。体調はちょっと最悪やったんやけど。
それでも。試合は楽しいし。幸せな特典もいっぱいついてくるから好き。
それはもちろん。そうるの勇姿を見られるってこと(照)。

試合とかになると。そうるのかっちょよさは激増する。
たぶんそれは。あたしの欲目だけじゃなくて。見てる誰もがそう感じると思う。
スポーツが好きな人になら。そうるのプレーの魅力は伝わると思う。

キャプテンじゃなくなっても。そうるに残ってるのは絶対的な存在感。
アドバイスひとつにしても。しっかり的を得てて分かりやすいし。
口だけじゃなくて。ちゃんと自分で手本を示せるから説得力があるし。
そうやって後輩のプレーばっかり見てるのかと思えば。
まひろやはつねやあたしのプレーも。ちょこちょこっと指摘してくれたりするし。
そーゆうのを全部忘れたように。自分のプレーに集中してるときもあるし。

とりあえず。どこをどう取ってもかっちょよくて困る(苦笑)。


かっちょいい・・・かぁ。語彙力乏しいなぁ(涙)。
あたしは。言葉を知らなさすぎるような気がする。
そうるの魅力を伝える言葉。あたしの心を揺する原因を表す言葉。
もっとステキな言葉が浮かんできたらええのに。なかなか出てこんくて。
とりあえず「かっちょいい」と書いてみては。いつも首を捻ってる。

あたしは。その便利な形容詞「かっちょいい」を多用してる(笑)。
そして。そうるのことをなんやかんやで誉めすぎな気もする。
読んでくれてる人の中には。あぁーまた始まったよーみたいな感じで。
ちょっと呆れてる人もいるんかなぁとか思ったりもする(焦)。

でも。惚れてしまったこの体は。自分でもコントロールできんから。
どうしたって。あの姿を目で追いかけずにはおられへんし。
あの姿に。涙が出そうなくらい心を奪われずにはおられへんし。
こうやって。溢れてくる想いを書き続けずにはおられへん。

そんな自分を。いい加減受け入れてあげればええのに。
あたしは。今日もまた悔しくなるし。こそばゆい感覚に襲われてる。
なんてこんなに好きやねん。なんでこんなに気になるねん。
寝ても冷めても。思考の片隅には。絶対にそうるが存在するとか。
ありえへん。こんなにも心を占められてるとかありえへん。
落ち着けよ。もうちょっと落ち着いてそうるを好きになれよ。
そう思って。そうるを愛しすぎてる自分を。ちょっと抑えようとする。

でもそんなあたしの気持ちを振り切って。そうるへの気持ちは走っていく。
どっちもあたしの気持ちやのに。結局勝ってまうのは「好き」って気持ち。
たぶん人間のもついろんな感情のうち。「好き」は1番強いんとちゃうかな。
少なくともあたしの中においては。そうなんやと思う。


ねぇそうる。あたしの思いはいつだって制御不能で。
抑えようとしても抑えきれんくて。どんどん強まっていく。
こんな気持ちを。どこまでも溢れ出てくるあんたへ気持ちを。
全部言葉にしてあんたにぶつけたら。あんたはどんな顔をするやろうね。

毎日毎日。あたしはこうやって。飽きもせずにあんたのことを思ってる。
その日あったことを思い出して。にんまりしたり。
昔の出来事に浸って。幸せを噛み締めたりしてる。
そんなあたしを知ったら。あんたはどんな顔をするんやろうね。

あたしがあんたにこれだけの言葉をぶつけられたとしたら。
そりゃ単純に嬉しいけど。さすがにちょっとびっくりする気もするから。
あんたもこんなあたしを知ったら。やっぱり驚くんやろうか。
見抜かれてる気もするけど。気づかれてへん気もする。

どうなんやろう。あんたのキレイで涼しい瞳は。
あたしのことをいろいろと見抜いてたり。分かってたりするけど。
あたしが自分(そうる)に対して向けてる気持ちを。どこまで分かってるんやろう。
抑えようとして。でも抑えられんくて。悔しくなって。
でもそんな愛を抱えた自分にちょっと酔ってる(苦笑)。
こんなにも人を愛せて。あたしってすごいなぁって思ったりしてる。

そんなあたしを。そうる。あんたはどこまで知ってるんやろうね。





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2003年04月25日(金)自分のことよりも。

今日は。そうると久しぶりに会える約束をしてた。
とはいっても。別にこれはデートじゃなくて。大学で行なわれる健康診断(笑)。

「金曜しか行く日ないわー。」って言ってたのは。そうるとまひろ。
あたしは別にいつでもよかったんやけど。2人に合わせて同じ日にした。
そしたら「あたしもその日にするー。」ってはつねも予定を合わせてきて。
結局。学部も専攻もまったく違うんやけど。いつもの4人で一緒に受けることにした。


健診が行なわれる場所に。あたしがチャリで着いたら。
そうるはちょうど向かい側から歩いてきてて。あたしに気づくと手を振った。
あたしは大学までは原チャで行くことが多いから。
「あれま。チャリなんや。意外やわ。」ってそうるは言ってきた。
「だって痩せる気マンマンやもん。体重測定あるし(笑)。」って言ったら。
「そんないきなり痩せるかいな。」って苦笑いされた。

ベージュのパーカーに。黒のワイドパンツ。足元はいつものスニーカー。
短くて黒い髪は。寝グセなんだかどうなんだか。絶妙なエアリー感(笑)。
今日のそうるは。パッと見た感じではちょっとストリート系やった。
「着替えやすいかなぁと思って。」って。本人はさして計算したわけでもなさそうやったけど。
これがまたいつもと違って。かっちょいいなーってあたしは思ってた。


まひろもはつねもまだ着いてなかったから。2人で先に行ったんやけど。
そんなかっちょいいそうる。入館時に。さっそくやられてた。
入り口におった受付のお兄さんに呼び止められて。かけられた言葉。

「あーすいません。男性の健診は午後からになってます。」

そうる。めっちゃ不機嫌な顔。
あたし。思わず吹き出す(笑)。

あーあ。お兄さん。やっちゃいましたね。ご愁傷様です(苦笑)。
でもね。ちゃんと顔を見てあげて。しっかり化粧してるでしょ。
長い長いまつ毛を見てあげて。めちゃめちゃ美しいでしょ。
髪型。服装。立ち居振る舞い(?)。そりゃね。男っぽい要素はいっぱいやけどね。
この人はね。こう見えても正真正銘オトメちゃんなのですよ(苦笑)。
お願いやから。ひと目見ただけで男と決めつけるのはやめてあげて(苦笑)。

「あ・・・。」間違いに気づいた受付のお兄さんは。固まってた(笑)。
そうるは思いっきりその人を睨みつけて。記入用紙をひったくってた。
「怒りなやー。(←怒るなよ。)」って言って。あたしは笑いながらその背中を追いかけた。

「あーもう。ええし。慣れてるし。」そう言いながらも。そうるはプリプリ怒ってた。
いつものことながら。それがめちゃめちゃかわいくて。ギュって抱き締めたくなった。
「ええやん。それだけかっちょいいってことやん☆」って。笑いながら言ったら。
「・・・あぁー他人事やねー楽しいねー。」って。そうるはあたしをちょっとにらんだ。
そんな拗ねっぷりも。ちょっと尖らせた唇も。やっぱりかわいかった。

そうるは。大事な感情はいつも閉じ込めてまうとこがあるけど。
こうやって。冗談とかでテンションあがってるときは。
分かりやすく怒ったり。拗ねたり。いじけたり。ほんまにかわいい。
たぶん普段けっこうクールやから。こーゆうときが余計にかわいいんやと思う。
そーゆうとこも含めて。やっぱりそうるはずるい(苦笑)。


しばくして。まひろとはつねもやってきて。4人で健診を回った。
あたしは一応医学部ってこともあって。健診は慣れてる。
病院実習で担当患者さんと一緒に。いろんな検査を回ることもあるし。
ちなみにはつねも医療系の学部やから。検査の流れとかも分かってる。
でも。そうるとまひろは。まったく関係ない学部やから。(ちなみにまひろは文系。)
「これ着たままでええん?」とか。(←レントゲン撮影時。)
「今からトイレとか無理やし!」とか。(←検尿時。)
ギャーギャー楽しんでて。見てておもろかった。

最後の最後に。身長と体重を測らなあかんくて。
「こんなん別にええやんなー。」とか言いながら。しょーがなく測定。
あたしは。最近ちょこっと気を使ってた効果があったんかもしれんけど。
服着て測ったにもかかわらず。しっかり2キロほど痩せてた。(わーい☆)
「うぉ。やばい。3キロも太ってる。」そう言ったそうるの測定カードをチラっと見たら。
なんとびっくり。あたしより5キロも重かった。(わーお。)

筋肉質なそうるは。見た目よりもけっこう体重がある。
「おでぶちゃんなのねー。」って。本人は笑って言ったりもするけど。
そんなことは絶対にない。(あたしの方がおなかぽっこりやったりするし。)
でも3キロも体重増えるとか。冬でもないのになんでやろう。
ほんまにおでぶちゃんなそうるになったら。ちょっとイヤやなぁ(苦笑)。
あたしはひとりで。そんなことを思ったりもしてた。
言ってへこませるのもかわいそうで。深くはつっこまんかったけど。

でもでも。そんな健診の最後に。ちょっと嬉しかったこと。
そうるの身長が。なんとまぁ2センチも伸びてたんよね(喜)。
「おぉ?何これ?今さら成長期?」なんて。そうるは楽しそうで。
あたしはというと。そうるとの身長差が5センチになったことがこれまた嬉しくて。
「ほぇー。すごいなぁ。伸びるもんやなぁ。」ってにやにやしてた。

「違うって。絶対そのエアリーな髪型のせいやって。」ってはつねが言って。
「そらそうや。今さら2センチも伸びるかいな。」ってまひろも笑って。
「分からんやん。第3次成長期とかさー。」ってそうるは拗ねてた。
そんな顔は。やっぱりちょっとかわいかった。


ねぇそうる。こんなめんどくさい健康診断でも。
あんたと一緒やったら。なかなか楽しくなるから不思議やね。
いつもよりも表情がクルクル変わるあんたは。あたしをいっそう夢中にさせた。
それでなくてもあたしはあんたに夢中やのにさ。ほんま忙しいったらないわ(苦笑)。

それにね。そうる。あたし今日またひとつおもしろい発見をしたんよ。
あたしには。自分の身長とか体重とかがどうなったかってことより。
あんたの体のことの方が。よーっぽど興味あったし。気になった。
なんか今さらやけど。あたしは自分以上にあんたが気になるんやってことに気づいた。

1キロ重くなったとか。1センチ身長が伸びたとか。
そーゆうあんたの体に関することの方が。ずっとおもしろかった。
体重増えたのは。食べすぎたんかな。運動不足かな。それとも逆に筋トレのしすぎかな。
身長伸びたけど。牛乳いっぱい飲んでたんかな。小魚いっぱい食べてたんかな。
そんなふうに。いろんなことを想像してみるだけて楽しかったんよね。

あぁ。なんてこったい。あたしはすごい存在を手に入れたんや。
自分の体の変化より。ずっとずっと気になる別の体。
自分の心の変化より。ずっとずっと気になる別の心。
あたしにとって。そうる。あんたはそんなふうに。
ほんまにちょっとありえへんぐらいに。何もかもが気になる存在なんよね。

・・・うわわ。また言わされてる。悔しいけど言わされてる(苦笑)。





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2003年04月24日(木)寂しくないのかね。

今日は。久しぶりに昼練に行く・・・予定やった。
予定やったってことは。結果的に行けんかったってことなんやけどね(涙)。

昨日の夜に。そうるからメールがあった。
「明日久しぶりに昼練行こうかと思うんやけど。行かん?」って。
もう引退したあたしたちの学年は。こうやって都合でも合わせんかったら。
昼練に行っても同学年の仲間になかなか会えんかったりする。
後輩と混じって練習するのは全然ええんやけど。
さすがに自分の学年が1人だけってのは寂しいからね。

「いいねぇ。別に用事もないし。行く行く☆」って。
そうるに返事を送ったら。すぐに返事がきた。
「あと3時ぐらいまでヒマやから昼一緒に食べてくれへん?」って。
そのメールを見て。あたしはひとりでにんまり。
大学でそうると一緒にランチするのは久しぶりやったから。
「ええよー。ソフトクリーム食べよなー。」って。
速攻でメールを返して。幸せ気分に浸ってた。

甘いものはあんまり好きじゃないそうるやけど。
大学のソフトクリームは。甘さ控えめで大好きなんよね。
一緒に甘いものを食べられるってことで。あのアイスはあたしもお気に入り。
しかも昼練の後に食べるとなると。これが格別においしいんよね☆
さらに。かなり久しぶりに一緒にごはん食べられるし。
大学でやけどデートみたいやなーと思って。あたしは楽しみにしてた。

ところが。ところが。とーこーろーがー。(←しつこい。)
本日。朝起きて窓の外を見てみると。見事なまでのザーザー雨・・・。

ただでさえ雨はキライやのに。こーゆう時に降るとさらにむかつく。
なんでやねん。ほんま。ちょっと雨降りすぎやねん。
昨日のナイターだって雨のせいでなくなったのに。
あたしになんか恨みでもあるんかい。むぅ。

まぁでも。怒ってみたところでしょーがない。
雨やから昼練は出来んけど。一緒にお昼は食べられるかなーと思って。
「食堂いつものとこでいい?」ってメールしたら。
「あーごめん。まだ家。もう3時から直接行くことにする。」って返事がきた。

・・・あ。そう。ふーん。

おもしろくない。おもしろくない。おもしろくない。
あたしの中で。そんな感情がむくむく膨れ上がってきた。
こんなんじゃあかんよなーと思いながら。またイライラした。

所詮そうるにとっては。あたしと一緒にお昼を食べることなんて。
昼練の後に自分がヒマやからってだけのことなんやろう。
研究室に行くまでに時間があるから。ヒマやから。
そのヒマな時間に一緒におってくれる人ってことで。
あたしがちょうどいい相手やったんやろう。

あたしは別に大学に用事はなかったのに。
図書館の用事だって。ついで程度のものやったし。
そうるが付き合ってーって言うから。大学行くつもりやったのに。
自分から誘っといて。なんやねんそれは。あんまりやん。

・・・かわいくない。あたし。

だって悔しかった。ちょっと悔しすぎた。
あたしばっかりそうるに会うのを楽しみにしてるみたいやったから。
たかが一緒にお昼を食べるだけのこと。アイスを食べるだけのこと。
たったそれだけのことに。あんなにワクワクして。
たったそれだけのことを得られんくて。こんなにがっかりしてる。

そうるは全然平気そうやった。
あー、そういやそんな約束してたねぇって感じやった。
まぁもう慣れっこやけど。別にええんやけど。
あたしはやっぱりちょっと寂しかった。


ねぇそうる。あんたはあたしにあんまり会えんくても。寂しいとか思ったりせんのかな。
あたしはさ。ちょっと会えんかっただけでもすぐに寂しくなってまうんよ。
そしてあげく。せめて夢にだけでも出てきてくれーとか祈ったりして。
そしてしっかりあんたの夢を見て。どうにか満たされたりしてるんよ。

そうる。やっぱりあんたは淡白なんかもしれんね。
だって。会いたいとかめったに言わんし。思ってなさそうやし。
もし思ってるとしても。(←いや思ってなさそうやけど。)
あたしには。全然そーゆうのが見えてこーへんのやもん。

ほんまになんであんたは。そんなにあっさりしてるんやろう。
会ったときには。めちゃめちゃ濃厚に愛してくれるくせにさ。(←おい。)

・・・あぁでも。もしかしたら昼練に誘ってくれてる時点で。
ちょっとはあたしに会いたいって思ってくれてたってことなんやろうか。
会いたいってはっきり言ってなくても。あたしを誘ってくれてるってことは。
大勢おるサークルのメンバーの中で。あたしに声をかけたってことは。

うーん。深読みしすぎかなぁ。しすぎな気もするなぁ。
でもさ。そうる。あんたは感情をオモテに出さなさすぎるから。
こうやって深読みでもせんかぎり。何を考えてるんだか分からんのやもん。

願わくば。もうちょっと分かりやすい愛情表現が欲しいなぁ。そうる。





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2003年04月23日(水)愛のチカラ。

昨日の夜。友達の内定報告を聞いて。
そうるとの将来のいろんなことが一気に不安になって。
まだ決まってもない先のこととかをいろいろ考えて。
どうしても不安になって。たまらんかった。

ひとりでどんどん突き進んで考えてるときって怖い。
ちょっとマイナスの考えが浮かぶと。途端に不安が溢れてくる。
あたしは間違った方向にいっぱい思い込むことも多い。
そーゆうのを。ちゃんと修正してくれるのがそうるやのに
そんなそうるがおらんかったら。あたしはどこまでも転がり落ちていくしかない。

「ちょーやめやめ。また考えすぎになってるでー。」って言って。
あたしの頭をポンポンって叩いてくれる手。
それでも難しい顔をしてるあたしを。黙って抱き締めてくれる腕。
そーゆうのがないと。あたしは不安で不安でたまらんくなる。

そうる。そうる。そうる。
祈るように呼びかけて。あたしは眠った。
せめて夢の中でそうるに会いたいと思った。

そしてあたしは。しっかりそうるの夢を見た。幸せやった。

夢の内容なんて。いつもぼんやりとしか覚えてへんものやけど。
あたしはそれがめちゃめちゃ残念でしょーがない。
だって夢の中のそうるは。いつだってあたしの思い通りに動いてくれる。
あたしだけを見てくれるし。あたしだけを愛してくれる。
そして。普段じゃ絶対にありえへんような状況もありえたりする。
そーゆう貴重な体験は。細部までしっかり覚えていたいのに。
悲しいかな。目覚めたあたしは。そのほとんどを忘れてる。
それでも。断片的に記憶に残ってる場面をつなぎ合わせて。幸せな余韻に浸る。


今日の夢。そうるとあたしがおったのはプールやった。
夜のプール。誰もおらんプール。そこに2人でおった。
ガラス張りの天井からは。月明かりが零れ落ちて。
水面に反射して。キラキラ光って幻想的で。

プールが青くて。空も青くて。どこまでも青い世界やった。
そんな中で。あたしは溺れながらそうるに抱かれてた。
ぴったりと体を重ねて。ひとつに溶け合ってた。
水中から空を見上げると。流れ星がいくつも見えた。
星が落ちてくるみたいで。自分が星の中におるみたいで。目眩がした。
どこからか聞こえてくるのは。妖艶ないつもの音楽。
「AQUALOVERS 〜DEEP into the night 」


躍る 揺らめく 柔らかに泳ぐ 気絶しそうな夢を見て
星の波間に 躰を委ねて 息を止めたら
そして世界は ボクらを失う 全ては闇にさらわれて
燃え尽きそうな 刹那の余韻に 君とどこまで・・・・・・


覚えきった歌詞が。大好きなフレーズが。自然と頭の中で響く。
生温かい水が撫でる感触と。そうるの唇が這う感触。
あたしの肌にいくつもの柔らかい刺激が与えられて。
もがきながら。喘ぎながら。あたしはそうるにしがみつく。

離さんといて。離れんといて。お願い。お願い。

声にならん声で。あたしは叫び続ける。
どこにも行かんといて。あたしをひとりにせんといて。
お願いやから。ずっとこのままあたしのそばにおって。
そうるを縛るかもしれんこと。疲れさせるかもしれんこと。
いつもなら気にするそんなことを全部忘れて。想いをそのまま叫ぶ。

そうるは。あたしの望むままのそうるやった。
あたしをまるごと受け止めてくれた。
ふと見つめると。見たこともないような優しい顔で笑った。

(大丈夫やから。あんたは何も心配せんでええから。)

そうるの言葉は。テレパシーみたいにあたしに届いた。
泣き出しそうやった。胸がいっぱいやった。
なんでそうるは。こんなにもあたしの欲しい言葉を知ってるんやろう。
なんでそうるは。こんなにもあたしを幸せにする言葉を知ってるんやろう。
あぁ。もう何もいらん。もうこれだけでいい。そうるだけでいい。
そんなことを思いながら。あたしはそうるに身を委ねた。


目覚めてしばらくは。何も考えられん状態やった。
頭の奥が痺れたようになって。何が夢で何が現実か分からんかった。
そして。さっきまでのが夢で。これが現実なんやって理解して。
なんとも言えん寂しさと。満たされた気持ちと。その両方に襲われた。

そして。またどうしようもなくそうるに会いたくなった。


ねぇそうる。夢で会いたいと思ってたら。
ちゃんと夢に出てきてくれるなんて。優しいね。
そーゆうキメどころをちゃんとキメてくるあんたは。
やっぱり悔しいくらいにかっちょいいなーって思ってまう。

別にあんたがすごいわけじゃないのにね(苦笑)。
こうやって。たまたまあたしがあんたの夢を見ただけでも。
あんたはすごいって思われてるんやから。儲けもんやで。ほんま(苦笑)。

でも。あたしは目に見えんチカラとかをけっこう信じるタチやから。
あんたが夢に出てきてくれたのも。ちょっとした愛のチカラかなーって思ってる。
あたしの愛のチカラなんか。あんたの愛のチカラなんか。それは微妙なとこやけど。

「幸せな性格やなぁ。」笑いながら言うあんたが目に浮かぶ。
いいやろ。こんな幸せな性格。こんなおめでたい性格。
実際に。愛のチカラなんかじゃなかったとしても。
そう思っとけば幸せな気持ちになれるから。それでいい。
それをあたしにとっての真実にすればいいだけのこと。

そうる。とりあえず。幸せな夢をありがとうね。





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*追加その1*
昨日。ある日記作家さんにメールを送りました。
そして。その作家さんからちゃんと気持ちを受け取りました。
ココを見てくれてることを祈って。お礼を言わせてもらいます。
ほんまにありがとうございました。これからもステキな日記を楽しみにしています。


*追加その2*
ちなみに。あたし個人はメールをいっぱいいただくのですが。
さっぱり返事が出来ずにいます・・・。ほんまにごめんなさい。最低です。
でも全部ちゃんと読ませてもらってます。にやにやしてます(苦笑)。
共感してもらえて嬉しいなぁって思って。書く原動力になってます。
ほんまにありがとうございます。よければまた送ってやってください。

ちなみにBBSはレス確実なんで。気軽にひと言残して下さいね。こちらからどうぞ。


2003年04月22日(火)離れたくないよ。

そうるが忙しいのはいつものこと。
「うち貧乏性やからなぁ。」って自分のことを言うそうるは。
ヒマがあればバイトを入れ。鬼のように忙しい日々を好んでる。
そんなそうるに対して。もうちょっとかまってくれーって思ってるのがあたし。
でもそんなうるさいことを言ってうざがられても困るので。黙ってるんやけど。

そんなそうる。昨日今日とはバイトは休みになってた。
「久しぶりにバイトないねん☆」って嬉しそうに言ってた。
それやのに。結局なんやかんやと忙しそうにしてた。
急に決まった用事らしくて。「休みがなくなる・・・。」って残念そうやった。

その用事とは。大学の研究室を決めるための見学。


あたしもそうるも大学の4回生。
就職するか院に進むか。もうそろそろ決めなあかん時期。
なんかいろんなことを考えて。疲れる時期でもある。
今年の春。桜はキレイに咲いたし。新緑はさわやかやけど。
どうにもあたしの心はスッキリとは晴れてくれへん。


あたし個人のことを言うなら。院に行くつもりはない。
今の勉強にそこまで執着してるわけじゃないから。
いつまでも学生でいられたらラクでええよなぁと思うけど。
(社会的に責任がない立場って意味でね。)
もういい年なんやし。早くちゃんと自立したいってのもある。

でもいざ就職となったときに。どういう方面に行こうかまだ迷ってる。
病院就職。地域の保健師。企業の保健師。その他いろいろ。
選択肢はいくつもあるんやけど。うまく絞られへん。
あたしはほんまは何がやりたいんやろう。
この先どうやって生きていきたいんやろう。
そんなことを考え始めると。眠れん夜もいっぱいある。


そうるはというと。1、2回生の頃は院に行きたいって言ってた。
でもそれが。3回生の秋頃から就職しようかなって言い出して。あたしを驚かせた。
根っからの理系人間のそうるは。頭もめちゃめちゃいいから。
学士だけで満足するはずないと思ってたし。修士博士まで進むと思ってた。
でも。そうるは冬には就職活動を始めてた。

あたしだけじゃなくて。周りもそんなそうるが意外やったみたい。
「あんたは絶対院行くべきやって。」っていろんな友達に言われてた。
そしてそうる自身も。いつもはあんなに迷いがない性格やのに。
進路のことでは。ありえへんぐらいに迷ってた。

就職したいと言ってみたり。やっぱり院に行こうかと言ってみたり。
就職説明会に行ってきたり。エントリーシートを出してみたり。
その反面で。院試のことをだらだらとしゃべってみたり。
傍目から見てても。迷ってることは明らかやった。
そしていろいろ考えつつ。今は院に行く方向に固まってるみたい。
「やっぱりうちにはそっちが向いてる気がする。」って言ってたし。


なんか。あたしはつくづく自分が持ててないと思うんやけど。
そうるが就職すると言えば。社会人になることに魅力を感じた。
そうるが院に行くと言えば。学生のままでいることを素敵やと思った。
どうしてやろうって考えて。たどり着いた結論はひとつやった。

あたしは結局。そうると離れたくないだけなんや。

いや普通の恋人同士なら。離れたくないって思うのは当然のこと。
好きやからそばにおりたい。好きやから一緒に過ごしたい。
全部当たり前の感情やし。特別強調して言うことじゃないかもしれん。

でもあたしは。一緒におりたいって思う強さが異常な気がする。
もっとも。何が異常で何が正常かなんて誰にも分からんもんやと思うけど。


なんでやろう。絆の強さを疑ってるわけじゃないんやけど。
そうると離れることが。物理的に離れることが。あたしはめちゃめちゃ怖い。
それは。サークルの引退の時期にも感じたこと。
当たり前のように会える日常がなくなったとして。
それでもそうるは。あたしのそばにおってくれるやろうか。
そう思って。あたしは不安で不安でしょーがなかった。

必要とされてへんなんて思ってない。必要とされてるって信じてる。
でも。変わっていく環境の中で。変わっていく生活の中で。
そうるは。変わらずにあたしを求めてくれるやろうか。
遠く遠く離れたとして。学生と社会人とで全く違う生活をしたとして。
そうるは。それでも変わらずにあたしを好きでいてくれるやろうか。

「大丈夫。そうなってもそうるは絶対にあたしを好きでおってくれる。」
・・・悲しいかな。あたしにはそう言い切ることは出来ん。



ねぇそうる。まだそうなってもないのに暗いことばっかり考えてごめん。
友達の遠方への就職が決まって。離れるってことが現実味を帯びてきたから。
あんたとのことも考えて。急になんか怖くなってもてん。

1年後。あんたとあたしは。どこで生活してるんやろう。何をしてるんやろう。
ちゃんと続いてるんやろうか。変わらずお互いを必要としてるんやろうか。
考えても分からんことやのに。考えたってしょーがないのに。
考え出したら止まらんくなってもてん。

ねぇそうる。あたしにもあんたにも。遠距離恋愛は無理なんやと思う。
でも。同じように無理やとしても。その理由はまったく違うとこにあると思う。
あたしは。離れてる寂しさに耐えられんくて無理なんやろうけど。
あんたは。離れてるうちに愛情が冷めて無理なんやと思う。

だってあんたは。もともとドライな人やから。孤独を愛する人やから。

決めつけてるみたいやけど。あたしにはあんたはそう映ってる。
やっぱりギリギリのとこで。人を必要とせんくなるような気がしてる。
あたしに注がれる優しい視線も。いつかフッと消えるような気がしてる。

愛されて。満たされて。世界で1番自分が幸せやと思える時間でも。
言葉にできん寂しさが。心の片隅にひっそりと残ってる。
いつまでこの幸せが続くんやろう。いつまで愛してもらえるんやろう。
愛に溺れるあたしのそばに。冷静な感情を抱くもう一人のあたしがおる。

・・・あぁ。あかん。また思考がマイナス方向や。もう寝よう。





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2003年04月21日(月)近づきたいの。

そうるとあたし。ここにもいっぱい書いてるけど。なかなかの正反対。
性格とかもそうやけど。モノの好みもけっこう正反対。

あたしが好きなものを。そうるは好きじゃなかったり。
そうるが好きなものを。あたしは好きじゃなかったり。
「ええよなーこれ。好きやなー。」「えぇーそうかー?」
こんな会話は。あたしたちの間ではしょっちゅうあること。


あたしの好きなものは。そうるに言わせると「かわいい」系。
ミルクと砂糖をたっぷり入れたコーヒーが好き。
甘い甘いチョコレートが好き。
フリルのついたカットソーが好き。
パステルカラーの下着が好き。
くまのプーさんのぬいぐるみが好き(笑)。

そのどれを見せても。そうるはちょっと苦笑いする。
まるで自分では絶対に手に取らんものやとでも言いたげに笑う。
そしてあたしをからかうように「ほぉー。女の子やねぇ。」って言う。

そうるの好きなものは。あたしに言わせると「かっちょいい」系。
入れたての香り高いブラックコーヒー。
甘さ控えめのビターチョコ。
シンプルでダークカラーの服。
履き心地で選んだボクサーパンツ。
・・・キャラクターものにはまるで興味なし(苦笑)。

そうるの好きなものは。あたしとは違う。
あたしはブラックコーヒーなんて苦くて飲めんし。
チョコは甘くてなんぼやろーと思ってるし。
ダークカラーは自分に似合わんことを知ってるし。
ボクサーパンツはなんとなく落ち着かんし。
キャラクターものにはあっさり飛びつくし。

ほんまに。あたしとそうるとは違う。


でも。そんなふうにあんまり好きと思えんものでも。
そうるが好きなんやったら。好きになりたいなぁと思ってまうんよね。
だって。そうるにはそーゆうものがめちゃめちゃ似合うから。
あたしも同じように。そーゆうのが似合うようになってみたいと思うから。

違うって分かってるのにね。近づきたくてしょーがないんよね。

だからあたしは。そうるのおるところでもおらんところでも。
いつもの自分ならやらんやろうことをやって。遊んでみたりする。
飲めもせんブラックコーヒーを入れてみたり。
似合いもせん黒い服を買ってみたり。
プーさんを見つけても手に取らんと素通りしてみたり。
そうるやったらこうするなーってことを。あえて自分でやってみて。
そして。あぁーやっぱりあたしには無理やわーって思うんよね。

そうるはそんなあたしを見て。やっぱりおもしろそうに笑ってる。
こいつあほやなーって感じで。にやにや笑ってる。


ねぇそうる。あんたは単純に思ってるんかもしれんね。
あたしが何でもマネしたがりやって。
実際あんたはよくあたしに言うもんね。
「あんたは基本的にマネしぃやからなぁ。」って。

でもさ。そうる。あたしは別にマネしてるわけじゃない。
あたしの中にはそーゆう意識は全くないんよね。
あんたが好きなものやから。あたしも挑戦してみたくなるねん。
あんたが知ってるそのもののよさとかを。あたしも味わってみたくなるねん。
それは全て。あんたと同じ気持ちになってみたくなるから。
「だーから。それをマネって言うんやん。」って言われそうやけど。
あたしにはあたしの言い分があって。これはマネじゃない(笑)。
ふんだ。あたしはマネしぃじゃないもん。むぅ・・・。

しかし。あたしもおかしなもんよなぁ。
別にブラックが飲めることがえらいわけでもないのにね。
今日もブラックが飲めんくて。さっぱりおいしいと思えんくて。
ちくしょうって思ってる。そしていつか飲めるようになりたいなぁと思ってる。
いつかあんたに「へぇー飲めるようになったんやー。」って言われたいって思ってる。

そんな自分に呆れつつも。ちょっと楽しかったりするから不思議。





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2003年04月20日(日)必死になってよ。

おととい。あたしはそうるの体の好きなとこを書いてみた。

まつ毛が長くて。意志の強そうな瞳。
薄くて固めで。ミント味のする唇。
色も長さもしょっちゅう変わって。ピョコピョコはねる髪。
大きな力こぶができて。男前な腕。
ふわふわ柔らかくて。魅力的な胸。
しっかり引き締まってるのに。甘えたな脚。

思い出して書いてるだけで幸せで。キリがなくて。
あぁ結局あたしはそうるの全身が好きなんやなって思った。
あたしが愛した魂の器であるあの体なんやもん。そりゃ愛さずにはおられへん。
体は魂には勝てへん。だから体への愛しさは後からついてくるんやと思う。

それじゃ魂はどうなんやろう。
そうるっていう人間の「中身」・・・いわゆる核の部分。
あたしはそのすべてを愛してるって言って破綻しそうになった。
抱えきれん部分まで抱えて許そうとして。疲れてもた。

イヤな部分はイヤって言っていい気がする。
それはそうるにも前に言われた。あのドロドロしてた時期に。
そうる本人に言われるなんて思わんかったから。
めちゃめちゃ幸せで。涙が止まらんかったのを覚えてる。
(日記に書いてます。読み返したらやっぱり涙目です(苦笑)。こちらの日記です。)

じゃあそうるのどこが好きで。どこが嫌いなんか。
考えてみて。あたしは行き詰った。
体のことを考えたときには。溢れるほどに出てきた言葉が。
そうるの中身のことを考えたら。ちっとも出てこんくなってもたから。

というより。出てくるには出てくるんやけど。
好きなとこと嫌いなとこが一緒で。整理できんくなってもたから。

例えば。こんな感じ。
「好きなところ→クールで落ち着いてるところ。」
そう思いついても。ちょっと考えた次の瞬間には。
「嫌いなところ→冷たすぎるところ。」
そんなふうに。同じことが真逆の意味に変わってた。

そっか。どこが好きでどこが嫌いかなんて。くっきりラインを引けるものじゃないんや。
好きなところは嫌いなところにもなりうる。ほんまに簡単になりうる。
ちょっとしたことがきっかけになって。大好きが大嫌いにひっくり返るんや。

だって他にもいっぱいある。
「人に優しい」とこが好き。でもときに「誰にでも優しい」感じでおもしろくない。
「強気で自信家」なとこが好き。でもときに「人をバカにする」感じでおもしろくない。
「多くを語らない」とこが好き。でもときに「言葉が足りない」感じでおもしろくない。

ほら。全部全部。好きなところが嫌いなところになってる。
基本的には。いいなぁ好きやなぁって思える部分が。
ある瞬間に。なんでそうやねんってむかつく部分になる。

そっか。結局は愛しいから生まれる感情なんや。
だって。どうでもいい対象やったら。むかつきなんてせーへん。
むかついたとしても。それはその場かぎりのことで。すぐに忘れてしまえばええこと。
忘れることなんかできんくて。自分でも情けないほどに引きずるはめになるのは。
それだけ相手のことが無視できん存在やからってこと。

あぁ。また忘れてた。こんなにも大事で基本的なことを忘れてた。
むかつくむかつくって連呼するばっかりで。なんでむかつくか分かってなかった。
好きやからむかつくんやね。好きで好きでしょーがないから腹が立つんやね。


ねぇそうる。あんたの感情はいつも安定してるやん。
あたしに対する愛情表現でも。なんかすごい落ち着いてるやん。
あたしはあんたを思って。嬉しくなったり悲しくなったりいろいろやけど。
あんたはあたしを思っても。そこまで激しい変動をしてへんように見える。

あんたもあたしにむかつくことがあるんかな。
こんなにもジタバタしまくりなあたしに。むかついたりせーへんのかな。
むかついてもええし。なんでやねんって思ってくれてもええから。
もっともっとあたしに必死になってほしいなぁとか。
ちょっとぐらい取り乱して愛してみてほしいなぁとか。
そんなふうに思うのは。これまたやっぱりわがままやろうか。

「・・・そんな疲れること言うなよ。」あんたはそう言う気がする(苦笑)。
でもさ。省エネの愛よりも。燃え尽くすような愛がほしいやん。やっぱり。

そう言いつつ。あんたからメラメラ真っ赤に燃えた愛情をもらえると思うと。
なんかそれはそれで。不思議な違和感があるんよね(苦笑)。
あたしがあんたに注ぐ愛は。それこそ情熱的な赤い炎やと思うけど。
あんたがあたしにくれる愛は。静かな青い炎って気がする。なんとなく。
だからパッと見ると。あたしがあんたを強く愛してるように見える。

でもね。そうる。知ってるんかな。(・・・まぁ知ってるに決まってるけど。)
実は赤い炎より青い炎の方が。ずーっと温度は高いんよ(苦笑)。
「・・・だから?」なんていじわるなこと言わんといてね。分かってるくせに。

そうよ。あんたとあたしの愛も。そうであればええのになーって。
いつもの短絡思考であたしは思ってもたのよ(苦笑)。





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2003年04月19日(土)分け合えないもの。

今日は朝から微妙な天気やったけど。しっかり練習はあった。
昼からは雨になるっぽかったせいで。そうるは久しぶりに車で練習に来た。

そうるは。バイクの免許を取るより前に車の免許を取ってて。
最初の頃は嬉しそうに車にも乗りまくってたんやけど。
ふとバイクに目覚めてからというもの。車はほとんどほったらかし(苦笑)。
家にある車は。普段は誰も乗らずに放置してある状態らしく。
乗ろうと思えばいつでも乗れるらしいんやけど。バイクの魅力には勝てんみたい。

まぁかく言うあたしも。車を運転してるそうるより。
バイクを乗り回してるそうるの方が好きなんやけどね(苦笑)。
ゆっくり話せるし。2人きりの空間やし。暑くも寒くもないし。
車には車のメリットがあると思うし。もちろん好きなんやけど。
なんでやろう。バイクのあの掻き立てられるような衝動は車にはない。
どこまでも走っていきたいような熱い思いは。車に乗ってても感じへん。
そして。そうるとの一体感みたいなものも。車では味わえん。
そういう意味で。あたしはやっぱりバイクの方が好きなんやと思う。


今日のそうるは。駅でまひろを拾ってきてあげてた。
まひろはバイクの免許はあるんやけど。車の免許はまだ取ってなくて。
そうるの運転っぷりを見てかなり刺激されたらしい。
「あーなんか免許取りたくなってきたわー。」なんて言ってた。

そんなまひろを見て。そうるは朝から心に決めてたみたい。
練習後。みんなが帰った後でまひろを自分の車に乗せて。
「運転してみー。バイク乗れるんやから乗れるって。」って言った。

思い返せばそうるは。バイクのときもそうやった。
乗ってみたそうなまひろを捕まえて。河川敷でいきなり乗らせてた。
「危ないって!ケガしたらどうすんねん!」ってあたしは猛反対したけど。
「大丈夫やって。ちょっとだけやし。」ってそうるは平気な顔やった。
まぁ実際何もなかったからよかったんやけど。
そうるはそんなふうに。けっこういきなり実践させるとこがある。
まひろを信用してるんかもしれんけど。見てる方としてはかなり怖い。

今日の練習は大学構内のグランドであったんやけど。
休みの日で構内は交通量もほとんどないし。教習所よりも安全なくらいやった。
そうるは基本的に。大学構内なら免許なしでもいいと思ってるらしく。(←あかんのやけど。)
バイクの免停になったときも。大学内ではガンガン乗り回してた。
(ちょっと考え方甘いんちゃうかーとも思うんやけどね。)

まぁでも。あたしもまひろの運転っぷりは見てみたかった。(←おい。)
バイクは自分が乗れんもんやから。危ないって思ったけど。
車は自分も普通に乗れるもんやし。まぁ大丈夫やろーと思って。
(しかしこれって都合いい考え方よなぁ。そうるに言ったら怒られそう(焦)。)
今回は特に反対はせんくて。まひろはすんなり運転することになった。

(注)よい子は絶対にマネしてはいけません。無免許運転は罪です。


後ろの席に。あたしとはつねが乗せられる。
「いやーまだ死にたくないー。」「母さま先逝く不幸をお許し下さいー。」
あたしとはつねは。ふざけてキャーキャー大騒ぎしてて。
「ちょー黙ってくれ。余計焦るし。」って。まひろはいつになく真剣な顔。
助手席に座ったそうるは。まひろに簡単に運転の仕方を教えて。
「じゃー行ってみよー☆」なんて言って。調子よくゴーサインを出した。

いつも乗せてもらってる紺色のそうるの車。でも運転するのはまひろで。
ほとんど助手席に乗ってるのに後ろに座ってるものあって。なんか変な感じやった。
まひろが普段の落ち着いた性格からは想像つかんほどに怖がってて。
結局グランドの周りを1周しただけで。4人でのミニドライブは無事終了。

「なんやー。あんた意外とへたれやん。」ってはつねに言われて。
「だって怖いっちゅーねん。バイクの方がよっぽどマシや。」ってまひろは言い訳。
「まぁでも初めてにしては上出来やって。絶対ミッション取りや。」ってそうるは言う。
「ミッションなんか使うときないやん。オートマで十分やろ。」ってあたしが言ったら。
「あかん。ミッションで取るべき。絶対うちも近々限定解除しよ。」ってそうるは言った。


最近またメカに対する新しい興味がムクムク沸いてるそうるは。
大型免許取るとか。ミッション用にもう1回教習所に通うとか。
なんだかんだと楽しそうに計画してたりする。
そーゆう話になると。あたしよりもまひろの方が気が合うみたいで。
あたしは話に入れんくなって。ちょっと寂しかったりもするんやけど。

そうそう。練習中にもそんなことがあった。
グランドの横に走ってきたバイクが止まって。
それがそうるの憧れてる大型のヤツやったみたいで。
「あーハヤブサ!ハヤブサ!」って。まひろに嬉しそうに言ってた。
ハヤブサなんてあたしには何のことかさっぱり分からんかったんやけど。
どうやらそのバイクの名前みたいで。まひろもうなずいて笑ってた。
そんな2人だけの分かり合ってる空気にちょっと嫉妬して。あたしは割り込む。

「えー。あれそんなにかっちょよくないやん。」って言ったら。
信じられんって顔をして「何を言うか!めちゃめちゃかっこええがな!」ってそうるは言った。
あげく「まぁスクーター乗りには分からんよなー。」なんてまひろに声かけたりして。
「・・・今どきスクーターとか言うか?」って。まひろを苦笑いさせた。

まひろのことはキライじゃない。むしろ好き。
場合によってはそうる以上に好きになってることもある。(←友達としてやけど。)
でもそんなまひろに対して。いいなーそうるにかまわれて・・・って思うことは多々ある。

もちろんそうるもまひろに対しては。あたしに対するような思いを抱いてるわけじゃない。
どっちかというと2人の関係は。男同士の付き合いみたいなサバサバしたもの。
別に常にベッタリ一緒におるわけでもないし。密に連絡を取り合ってるわけでもない。
多くを語らんくても一緒にいてラクで。なんとなく通じ合えてるような関係。
でもそれが。あたしには最高にうらやましく思えることもある。
そして。まひろになりたいなーとすら思えたりもする。

自分がこの手にどれだけの幸せを掴んでいるのかを簡単に忘れて。
そのありがたみすらも忘れて。すぐにないものねだりになる。
愛されている事実をほったらかして。そうるが愛情を向ける対象に嫉妬する。
あたしにはそんなこと言わんくせに。あたしにはそんなふうに優しくせんくせに。
そう思っては悔しくなって。うまく笑えんくなったり。うまく話せんくなったりする。
情けないけど。これが今のあたしのありのままの姿やと思う。


ねぇそうる。頭ではちゃんと分かってるのにね。
何もかもの分野で。あんたを独り占めすることは出来んのやってこと。
バイクとか車とか。あんたの1番好きな分野の話。
あたしとするよりも。まひろとする方が話が弾むのは当然。
だってあたしはバイクのことはあんまり知らんし。車だって詳しくない。
だからあんたがあたしよりまひろに話しかけるのも当たり前。

でも。あんたの好きなことやからあたしだって話したいんよ。
もっと知りたいと思うし。教えてほしいとも思うんよ。
だってバイクとか車とかの話をしてるあんたは。ほんまに子どもみたいで。
楽しそうで。見てるこっちが嬉しくなるくらいなんやもん。
そーゆう姿を。もっとあたしにも見せてほしいって思うんやもん。

頭で理解してることと。心で感じてることとの間に。
どうにも隙間があって。埋められそうで埋められへん。
あたしはやっぱりどこまで行ってもわがままなんやと思う。
分かったようなことを言っても。やっぱりあんたを独り占めしたいんやと思う。
だって何ひとつとして譲りたくない。あんたに関することなら。
大好きなまひろにさえも。何ひとつとして渡したくない。

ねぇそうる。愛は分け合えるものじゃない気がする。
大好きなケーキみたいに。切り分けて一緒に食べることは出来んのやと思う。
まるごとそのまま自分だけのものにしたい。全部食べてしまいたい。
てっぺんに乗ってるいちごひとつでさえ。誰にもあげたくない。

なんでやろう。なんでまたこんなに欲張りになってるんやろう。
ちゃんと愛してもらったのに。胸いっぱいになったはずやのに。
またおなかがすいてもたんやろうか。だから余裕もなくなってるんやろうか。

いちごひとつぐらい。笑って誰かにあげられるような人になりたいのに。
いちごひとつぐらい失くしても。何ひとつ変わらんって思える人になりたいのに。





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2003年04月18日(金)どうしても君がいい。

そうるの好きなところ。
いっぱいいっぱいあるけど。その中でも目に見える部分に限定して。
あたしがそうるの体の中で好きなところってどこやろう。
なんかふとそんなことを思って。書いてみたくなった。

もちろん体だけを好きになったわけじゃない。
あたしは別に女の人の体に執着してるわけじゃないから。
(もちろん男の人の体に対してもそうやけど。)
そうるの体にそうるの魂が宿ってなかったら。あたしはあの体を愛してないと思う。
それでも。あたしには誰よりも愛しいと思える体やから。
どこに魅かれてるんか思いつくままに書いてみたい。そう思った。


そうるの体で好きなところ。


瞳。
くっきり二重のせいで。パッチリ目の印象も受けるけど。
そこまで大きいわけじゃなくて。切れ長で涼しそうな目。
ただでさえ長いまつ毛にマスカラをたっぷり塗るのが好きなそうる。
さらにアイラインをキレイに引いたりなんかすると。
普段の男っぽさからは想像もつかんくらいの色っぽい目になる。
そうるの目は。意志が強そうな目ってよく言われてる。
黙ってると怖いって言われてるのも。強すぎる目力のせい。
思慮深そうで。真実も嘘も全部見抜いているような目。
でもときにそれは。子どもみたいな無邪気な目にもなるし。
怒りを潜めた怖い目にもなるし。優しさに溢れた穏やかな目にもなる。
そうるのどんな目にも。あたしは簡単にやられる。
じっと見つめられただけで。心臓は早鐘のように鳴りまくる。


唇。
あたしの唇はぽってりしてて赤めやけど。
そうるの唇は。薄くてちょっと固めで。色味も少ない。
アイメイクは大好きでもリップメイクは大キライなそうる。
唇がベタベタするのがどうしても気持ち悪いらしい。
メイクって目と口のバランスが大事ってよく言うけど。
そうるの場合。目が強すぎるもんやから唇はあえて触らん方が正解やと思う。
前に1度赤い口紅を塗ってみたら。かなりキツめの怖い顔になったし。
そんなわけで。普段はUVカット用のリップクリームを塗ってるだけ。
愛用してるのはメンソールの入った爽快感のあるクリーム。
だからそうるとキスをすると。そのとろけそうな甘さとは反対に。
あたしの唇にはいつも涼しいミントの感触が残される。
涼しくて冷たいその感触。幸せの隙間に吹き寄せるような一瞬の寂しさ。
それをかき消そうとして。あたしはいつも2度目のキスをねだる。


髪。
出会った頃はサラサラの天然ストレートやったそうるの髪。
ショートにしてるのがもったいないと思えるほどやった。
あんなにもキレイな天使の輪ができた髪を。あたしは他に知らん。
天使なんてそうるには1番ほど遠い言葉やけど。ほんまにキレイやった。
あたしの柔らかくて細い髪とは違って。そうるの髪はしっかり太め。
だから少々のことでは染まらんらしくて。毎回カラーリングに苦労してる。
カラーリング大好きなそうるは。しょっちゅう髪の色を変える。
明るい茶色にしたかと思えば。いきなり真っ黒にしてきたり。
赤を入れてみたり。紫を入れてみたり。緑を入れてみたり。
暗めの色やから見た目でそこまで激しい変化じゃないんやけど。
あたしはもちろん全部気づくわけで。なかなかおもしろい。
カットももちろん大好きで。1ヶ月に1度は必ず切ってくる。
そんなんやから常にショートやけど。それがそうるには1番似合ってる。
それだけ気を使ってるわりには。寝グセとかをそのままにしてることもあって。
ピョコピョコっと毛先が跳ねてることもよくあるんやけど。
それをつまんで「あほやなー。」って言うのが。あたしは大好き。
並んで眠る夜に。そうるが先に眠って静かに寝息を立ててるときに。
寝グセがつかんようにこっそり髪を整えてあげるのも。あたしは大好き。


腕。
太いわけじゃないのに。がっしりと強いのがそうるの腕。
二の腕にはしっかり力こぶができるし。触るとめちゃめちゃ固い。
それは普段からしっかり鍛えてるせいもあるかもしれん。
練習のとき。筋トレでそうるが腕立て伏せしてる姿を見るけど。
これがなんてゆーか。楽々とこなしてるようでかなりかっちょいい。
あたしが10回やる間に。そうるはたぶん軽く20回はやれると思う。
そんなそうるの腕に包まれる時間は。あたしには至福のとき。
優しく柔らかく包まれるときも。つぶされそうなくらいに強く抱かれるときも。
あたしには同じくらい幸せで。永遠に終わらないでほしいと願う時間。
その腕の中にすっぽり埋まったとき。ここが自分の居場所なんだと悟って。
いつだってあたしは。込み上げてくるものを押さえきれんくなってまう。
肩に頭を押し付けて。そうるの匂いを胸いっぱいに吸い込んで。
もう他には何もいらんとすら思えて。自分の愛の強さを思い知る。


胸。
悔しいけど。そうるの胸はあたしよりもある。
たぶんあたしたちの仲間内では。2番目ぐらいにおっきい。
大きさなんてどうでもいいのさ。大事なのはカタチさ。
そんなふうに言ってみるものの。そうるの胸はキレイなお碗型。
女から見ても。かなりうらやましい胸の持ち主。
でもそんな胸の大きさなんかを感じさせんのがそうる。
だから合宿のお風呂タイムとかで。後輩に驚かれるハメになったりする。
引き締まったそうるの体からは。胸も固いと思われてるみたいやけど。
意外なほどに胸は柔らかくて。ふわふわしたマシュマロみたいなことをあたしは知ってる。
それはあたしだけが知ってる秘密みたいで。ちょっと嬉しい事実でもある。
抱き締められたとき。あたしの胸にぶつかるその感触は。
世界で1番柔らかくて優しいものにも思える。


脚。
運動神経抜群のそうるの脚は。もちろんしっかり筋肉質。
発達したふくらはぎを。そうる本人は嘆いてたりもするけど。
あたしに言わせるなら。ただ細いだけの脚よりもそっちの方がよっぽど魅力的。
全力で走りまくるときに浮かんでくる筋なんかは相当かっちょいい。
スカートなんてまず履かんそうるの脚は。普段はなかなか見られんのやけど。
あったかくなってきた最近では。練習でもハーフパンツを履くようになってきたから。
引き締まったその脚を見ることが出来て。あたしはさりげなく幸せ。
毎年夏には日に焼けて。いかつくて強そうに見えるそうるの脚やけど。
戯れている時間に。あたしの脚に絡みついてくるそうるの脚は。
実はそうるが甘えたなんじゃないかっていう妄想を。あたしに広げさせる。


ねぇそうる。あたしが好きって挙げたあんたの体の部分。
これって全身ってことやんなーなんて。今さらながら気づいてみたりして(苦笑)。
あんたの体のすべてに。あたしは自分でも計り知れんほどの愛情を注いでる。
たぶんそれは。爪の先から。脚の毛にまで(苦笑)。
あんたを形作る全ての要素を。あたしは愛してるんやと思う。

・・・そっか。結局あたしは全部全部が好きなんや。
あんたを好きになったから。あんたという「魂」を好きになったから。
その魂の器であるあんたの「体」すべてを愛さずにはおられへんのや。

ねぇそうる。書いてたら言葉が止まらんかったよ。
あんたを思って書き続けるうちに。時間はいくらでも過ぎていく。
そばにおらんくても想いを馳せるだけで。あたしは満たされていく。
こんなにも愛してもたとは。こんなにも愛さずにはおられんくなってもたとは。

もう分かりきってるんやけど。たどり着くのはいつだってシンプルな場所やね。
今のあたしにはどうやったって。あんた以外の人は考えられんのやってこと。
あんた以外の人に。こんな強い愛情を注ぐことは不可能なんやってこと。

そうる。あたしは。どうしてもあんたがいいってこと。





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2003年04月17日(木)愛を過信してた。

ちっちゃなことでイライラしまくりのあたしの心。
もっともっと愛されたいからトゲトゲするあたしの心。
かわいくないなぁ。子どもやなぁ。情けないなぁ。
自分でも思うけど。納まらんもんは納まらんのやからしょーがない。

そうるの自分勝手なとこは。今に始まったことじゃないし。
そーゆうのはもう慣れたと思ってたけど。やっぱり「慣れ」とかじゃない。
だって。あたしならやらんやろうと思うことを。そうるは普通にやるし。
あたしなら言わんやろうと思うことを。そうるは平気で言う。
考え方の違い。愛し方の違い。そう言えばそれまでやけど。
そんなひと言であっさり納得できるほど。あたしの心はお利口じゃない。

ばかそうる。ばかそうる。なんでこんな気持ちにさせるねん。
あんたを分かりたいのに。分かってるつもりになってるのに。
結局まだまだ全然分かれてへんのやって思い知らされるなんて。
痛いやん。キツイやん。しんどいやん。

なんかほんま。あたしばっかりそうるを思ってる気がする。
あたしばっかりそうるの態度にいちいち引っかかってる気がする。
あぁ。もう絶対あたしの方がそうるのこと好きなんや。
だからそうるがつけあがるんや。あたしを適当に扱っていい気になるんや。

あー。むかつくむかつくむかつく・・・(以下無限大。)


でもむかついてばっかりでも自分が疲れるから。
こういうときは。ちょっと自分に優しくしたくなるのがあたし。
あたしはふと思い出した。それはサークルの友達に言われたこと。
とても簡単な言葉やったけど。あたしを幸せな気持ちにさせた言葉やった。


その友達とは住んでるとこも近くてけっこう仲良くて。
ナイターの後とかにお互いの家に行ったりして。
ゴロゴロ寝転びながら。遅くまでいろんなことを語ったりしてた。
その日も2人でまったりしながら話してたんやけど。
どういう流れからか。話題がそうるとあたしのことになって。

もちろんあたしたちの関係のことは秘密なんやけど。
彼女は。まひろと似てどうにも勘が鋭いとこがあって。
あたしとそうるの間に流れてる微妙な空気に気づいてたみたいやった。

「ほんまのところあんたらどーゆう関係なん?」っておもしろがって聞いてきて。
「どーゆうって・・・友達やがな。」ってあたしに嘘をつかせた。
大切な友達にまでほんまのことを言えんのは辛かったけど。
いろんなことを考えたら。やっぱりどうしても言えんかった。

「ふーん。まぁあんたが○○○(←そうる)を好きなのは見てたら分かるしな。」
「あー・・・まぁキライではないからなぁ。(←照れ隠し。)」
「なんやねん。今さらごまかさんでもバレてるがな。」
「うー・・・うん。まぁ・・・好きは好きやけど。(←それでもごまかす。)」
「でもなぁ。見てたら○○○(←そうる)の方があんたのこと好きなんかなーとも思うで。」
「・・・はぁ?マジで?」
「うん。これはマジで。」

あたしは信じられんかったけど。友達はさらに言ってくれた。

パッと見るだけやったら。あたしの方が圧倒的にそうるを好きなように見えるらしい。
(たぶんこれは飲み会の絡みとかを見てるからやと思うけど。)
でも。実はそんなあたしの存在に救われてるのはそうるで。
無条件で自分に愛情をかけてくれるあたしっていう存在に。
そっけない態度をとりつつも。実はかまいたくてしょーがないように見えるんやって。
だから時々いじめたり。キツイことを言って遊んだりしてるんちゃうかーって。
簡単に言うところの。小学生が好きなコにちょっかい出すのに。
いざとなると妙に冷たいような。そんなのと同じに見えるって。

友達は。最後にやたら自信たっぷりに言ってくれた。
「あたしが思うに。○○○(←そうる)は相当あんたのこと好きやで。」

「それはないやろー。」ってあたしは苦笑いするばっかりやったけど。
ほんまはめちゃめちゃ嬉しくて。大声で叫び出したいくらいやった。
客観的にそんなふうに見られてるのがめちゃめちゃ嬉しかった。

あたしは。そうるの大きな愛情で包まれてる気がしてた。
そんなそうるの前で。浮いたり沈んだりしながら大騒ぎしてるのがあたしやと思ってた。
でも意外とそうじゃなくて。あたしの方がそうるをしっかり包んでて。
それに甘えてやりたい放題やってるのがそうるなんかもしれんって思った。
少なくとも友達にはそんなふうに映ってたわけやから。

表現方法はまったく違うけど。もしかすると。
相手に惚れまくってるのは。あたしよりもそうるなんかなーってちょっと思った。
調子いいあたしは。それだけでもう浮かれ狂いそうになって。
しょーがないなーそれならちゃんと役割期待演じてあげるわーって思った。

いじめられたら「きぃー!」って言って。悔しがることでそうるを楽しませよう。
好きで好きでしょーがないことをアピールして。そうるを浮かれさせよう。
わがままなとこも含めて。そうるをまるごと包んであげよう。
そのウラで。実はすべての主導権はあたしにあるんやでーって感じで。
ひとりにんまり笑ってるのも悪くないなって。そう思ってた。

かわいいなぁ。あの頃のあたし。
こんなん言って。自分のことやのにあほみたいやけど。
今そうるのことでイライラしまくりやから。余計にそう思える。


ねぇそうる。あんたには言ったことないけどさ。
イライラさせられてもいいや。キィーってなってもいいや。
あたしがそうなることが。あんたを楽しませることにつながるはず。
あたしはそんなふうに思ってるとこがあるんかもしれん。

大人になろうって思ってた。大人になれると思ってた。
「大人」って意味もよく分からんままに。ただ理想として描いてた。
何もかもを受け入れることが大人なんやと思ってた。
だって好きなんやから。好きでおってほしいんやから。
いいとこも悪いとこも全部含めて許していこうって思ってた。

ねぇそうる。あたしは自分の愛を過信してたね。
普通は「相手の愛を過信する」とか言うやん。でもあたしは逆やった。
あんたのやることなら何でも許せる。むしろ何でも許さなあかん。
そう思って。抱えきれんことにまで手を広げすぎた。
自分はそんなにキャパのある人間じゃないーとか言いつつ。
その反面で。何もかもを受け止めようとしすぎてた。

それはもしかしたら自己愛の表れやったんかもしれんね。
愛されたい。嫌われたくない。極端にそう思いすぎて。
いろんな感情をあんたにぶつけることが出来んかった。
いい子になろうとしすぎた。背伸びしてた。

あんたがあたしにとって。大きな愛情を与えてくれる存在である以上。
あたしも。あんたにそってそういう存在でありたかった。
だから。もしかしたらちょっと無理してたんかもしれん。


・・・あぁそうる。ごめん。またあたし難しいこと考えてる。
理屈にすぐ走ってまうのはあたしの悪いクセ。
そんな難しいあたしの心を解いてくれるのはあんたしかおらん。
凝り固まったあたしの考えをほぐしてくれるのは。あんたの腕しかない。

頭で考えて。考えすぎて。すぐに疲れてまうあたし。
それを分かってるから。何も言わずに抱き締めてくれるあんた。
やっぱりあたしたちはバランスがとれてるんかもしれん。

・・・あぁそうる。堂々巡りやわ。またあんたの腕の中が恋しくなってきた。





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*追加*
今日の日記。実はある日記作家さんの影響をちょっと受けました。
お友達の「とも」が書いてる「+HAPPY?+」を読んで。
あーあたしと似てるなーって思ったので。書いてみました。
似たような内容になった部分はちょっと反省。・・・ごめんよー、とも。

ともの日記「+HAPPY?+」へはこちらからどうぞ。


2003年04月16日(水)苛立ちと悲しみ。

そうるに対して常にいろんな感情を抱いてるあたしは。
いつもいつも穏やかに。好きやなーって思えるばっかりじゃない。
それはあたしが子どもで。余裕がないってことやと思うけど。
理由はどうであれ。いろんなことでイライラするし。むかつきもする。

ちょっと前に。戯れて幸せやったかと思えば。
今日は。なんであんたはそうやねんって思わされる。
キライになったわけじゃない。むしろ好き。大好き。
大好きやからこそ納得いかん部分もあるし。直してほしいとこもあるし。
あたし自身も直していかなあかんと思える部分がある。
そーゆうもんなんやと思う。でも考え始めるとめちゃめちゃ疲れる。

いつもながら。ちっちゃなちっちゃなことが原因なんやけどね。


今日は久しぶりにナイターがあったんやけど。
そうるは今日はあたしに終始当たりがキツかった。
いつものことやと思うけど。もう慣れてるはずやと思うけど。
優しく抱いてくれたそうるとのあまりにものギャップに。
あたしは少なからず疲れた。そして悲しかった。

まず1つめ。それはグランドに着いてすぐ。

最近あたしたちの学年は新しいウィンブレを手に入れた。
ちょうどあたしたちの下の学年から新しいデザインに変わったんよね。
古いのを着てたメンバー(あたしたちの学年)がほとんど引退してもたから。
数人だけ違うデザインのを着てるのも寂しいなーってことで。
サークルを辞めた後輩に頼んで新しいデザインのを譲ってもらったのね。

それをあたしは今日から着て行ったんやけど。そうるもちょうど今日から着てきてた。
みんなが集まってるとこに来て。開口一番そうるがまひろに言ったこと。
「○○○(←あたし)とかぶってるし。さりげにショックや。」
・・・まぁこれはいい。別にこのぐらい聞き流してもいいこと。
でもさらに。この日あたしとそうるは着てるTシャツも一緒やったのね。
あたしがウィンブレを脱いでTシャツになると。そうるはさらに言った。
「げーまじで。Tシャツまで一緒かー。ありえへん。」
「○○○(←あたし)と格好かぶるとけっこうショックやねんよなー。」

・・・意味分からん。なんでやねん。

言ってることはたいしたことじゃないかもやけど。言い方が気に入らんかった。
たまにそうるが調子に乗ってやるあの言い方。人をバカにしたような言い方。
てゆーか。なんでそんな露骨にイヤそうな顔するんかが分からん。
冗談のつもりかもしれんけど。なんでそこまで言われなあかんねん。
あたしが何着ようと関係ないやろ。てゆーか人の服装ぐらいほっとけよ。

まひろもさすがに呆れて。(てゆーかおそらくあたしに気を使ってくれて。)
「そんなん言うなら同じデザインの服とか買わんかったらええねん(笑)。」って言った。
「なんでそんなん言われなあかんねん。」って。あたしも軽くキレて言ったら。
そうるなりにちょっとやばいと思ったんかもしれんけど。
「・・・てゆーか人と格好かぶるのってイヤやん。」とか付け加えてきた。

・・・あぁ。もういいし。フォローとか無駄やし。


そして2つめ。これはナイター終わってから。

明日は用事が何もなくてヒマやーって言ってたそうるは。
久しぶりに別キャンパスの昼練に顔を出そうかなーって言ってた。
あたしも用事なくてヒマやったし。久しぶりに向こうのキャンパスのみんなにも会いたいし。
「あ、じゃああたしも行こっかなー。」ってさらっと言ったら。
「えー。あんたは来んでええしー。」ときたもんだ。

・・・あーもう。うるさいうるさい。黙っといて。

あたしは別に。そうるがおるだけの理由で行きたいわけじゃない。
普通にみんなに会いたいから行くのもある。
それを自分が行くって言ったらついてくるんやーみたいな感じで。
来んでええしーとか言うのが最高にむかつく。イライラする。

「主将面談するねん。1対1でやるねん。」とかわざと聞こえるように言って。
あたしの様子をチラチラ見てる。おもしろそうに見てる。
なんかそれがまたイヤな感じで。あたしをイラつかせた。

主将面談を邪魔するほどあたしはあほじゃないさ。
現キャプテンがここんとこ行き詰ってるのは見てて分かるし。
元キャプテンやったそうるに意見求めてるのも見てて分かるし。
そうるが何か言ってあげたいと思ってるのも見てて分かる。
1対1でやる。大いに結構。てゆーか大賛成よ。
そこにわがまま言って押し入るほどあほじゃないさ。

なんなんよ。あたしにどーゆう反応を期待してるわけよ。
「えー。いいなー。2人でー。あたしも行くー。」とか言ってほしいんかい。
そうやってそうる一色になってるあたしを見たいんかい。
それを振り切って上の立場になりたいんかい。
そーゆうのをみんなに示したいんかい。

結局あたしは。そうるを無視することしか出来んかった。
ぶっちょー面するのもイヤで。その場所をスーッと去った。
心の中はイライラしてたけど。もう考えるのもうんざりした。


ねぇそうる。あんたは何も考えんとやったことなんやろう。
いつものことかもしれん。あたしが何も感じてへんと思ってるんやろう。
あたしも普段はそこまで引っかからずに聞き流してるとこあるし。
あんたが気に止めんでもしょーがないとも思う。
でもな。あんたはちょっとあたしのことをバカにしすぎなときがある。

なんてゆーか。ちょっとあたしがからかわれるような感じのもあるやん。
そーゆうのは許せるねん。むしろじゃれてるみたいで楽しかったりもするねん。
でもな。一方的にあんたがあたしをバカにしまくるのは耐えられへん。

あたしだって普通の人間やで。そんなに何でもかんでも受け入れられん。
どんなにあんたのことを好きでも。ボーダーラインはちゃんとある。
ラインを越えられるとむかつくし。ちょっと待てよって思うこともあるんよ。

あたしになら何をやっても許されると思わんとってほしいねん。
何ひとつ気を使わんでも。どんなにキツイ態度をとってみても。
あたしなら最終的には絶対に自分のとこに戻ってくる。
そーゆう根拠のない自信みたいなものがあんたにはあるんやろ。
あたしにはどうやっても持つことの出来ん感情を。あんたは持ってるんやろ。

確かにそうかもしれん。あたしの方があんたを思ってるかもしれん。
今日みたいな後でも。あたしはあんたを好きかって聞かれたら好きって答える。
たぶんどんなケンカの後でも。あたしはあんたを嫌いとは言えんと思う。
でも。それなら何をやってもいいってことにはならんやろ。
もしそう思ってるんなら。あたしはほんまに悲しい。

お願いやから。もうちょっとだけあたしの気持ちを考えて。
自分がこう言ったらあたしがどう思うかとか。そーゆうことを考えてみて。
あんたがそーゆうのを考えられん人間やとは思えんのに。
普段はあんなにもいろんなことが見えてるあんたやのに。
ときどき。あんたはそーゆうのを全て忘れたような大バカになる。

なんでそんなに調子に乗るんやろ。いろんなことが見えんくなるんやろ。





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*ひとりごと*
嬉しいことを書くのは好きやけど。しんどいことを書くと疲れる。
疲れるからどうにもうまく表現できん。はぁ・・・言葉って難しい。


2003年04月15日(火)どこまでも虜。

昨日は戯れ日記を書いたけど。今になって読み返して。
ちょっと調子に乗りすぎたかなーと思ってみたり(照)。
でもまぁたまにはあんなのもありよね。うんうん。(←自己完結。)
そして今日は。戯れの後のおまけ話です。

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ベッドの中で余韻を楽しみながらまったりして。時計をふと見ると6時過ぎ。
「おなかすいてきたー。」ってそうるが言ったから。
ぬくぬく幸せベッドから気合い入れて出て。冷蔵庫の中を見る。
でも何か作れそうな食材はほどんど入ってへんかったから。
しょーがないので。そうると一緒に買い物に出かけた。

あたしの家から徒歩10分のスーパーに行くだけやのに。
ちょっとの移動でもバイクに乗りたいそうるに付き合って。
ジャケットのポケットに財布と携帯だけ入れて。バイクの後ろに乗る。
春とは言えど。夕方の風はまだちょっと冷たくて。
あたしはそうるの背中にぴったり体を寄せた。

そして約2分後。あっさりと店に到着(苦笑)。

「こんなんバイク出す距離ちゃうやん。」
「ええの。乗りたいときは乗りたいときやの。」
「・・・10分ぐらい歩けたやろー。」
「あかん。もう空腹の限界やもん。」

いつになくそうるはわがまま全開やった。
そして。店に入ってもやっぱりわがままやった。

「おーなーかーすいたぞー♪」
「えーっと。何食べたい?和食?洋食?」
「んー。何でもいいけどしっかり食べたい。」
「しっかり?それやったら時間かかるかもやで。」
「えー。短時間でしっかりメニューがええなぁ。」
「そんなん言われてすぐに思いつくかいな。」
「えー。出来るって。あんたなら出来る。」
「・・・また適当なこと言って(呆)。」

さらにどこまでもそれは続く・・・。

「白いごはんが進むおかずがいいー。」
「えー。じゃあ肉系?あ、肉じゃがとかは?」
「うーん。それはちょっと違う。」
「・・・あんたさっき何でもええって言ったやん。」
「だからしっかり!テーマは「しっかり」!」
「・・・そんなテーマで分かるかいな(呆)。」

あれこれ悩むこと数分。安かった豚肉を買って。キムチを買って。ブタキムチを作ることにした。
それから余った豚肉を使って。野菜いっぱい入れた豚汁もいいかなーって思った。
これがあたしが思いついた「しっかり」で。そうるが気に入った「しっかり」(苦笑)。
「それいい!ごはんが進みそう!許可!」
「あーありがとうございますー。(←もう疲れてる。)」
そんなやり取りをしながら。あたしはカゴに野菜をいっぱい放り込んでいった。

重くなったカゴを持ってレジに行ったら。どこも並んでて。
しょーがなくその長い列にあたしたちも加わった。
そしたらそうるは。あたしの手からカゴを奪って持ってくれた。
「よーけ買ったなぁ。こんなに食えるんか?」とか言って笑った。
精算してもらった後には。スッとお財布からお金を出してくれた。
「ええのに。」って言うと。「ええから。」って言われた。

こーゆうさりげない優しさには。あたしはほんまにやられてまう。
しかも狙わずにやらかすし。そしてまたその行動が悔しいくらいに似合うし。

そうるはあたしみたいな浮き沈み激しい泣き虫とは違って。
精神的にはけっこうずっと安定してると見てて思うんやけど。
それでも。テンションだけはガンガンに変動する(苦笑)。

わがまま言いまくりで。テンション高くて。子どもみたいなそうる。
それとは正反対で。さりげなくかっちょいいことがやれるそうる。
どっちもほんまのそうるで。どっちも大好きなそうる。


ねぇそうる。あんたはやっぱりずるい。
いろんな顔をいっぱい見せるから。あたしはどこまでも虜やん。
あんなんが食べたい。こうしてほしい。それじゃイヤや。
そんなふうにわがままなあんたを見て。困るけどかわいいしーとか思わされた直後。
いきなりカゴを持ってくれたり。サラっとお金を払ってくれたり。
そんなふうに優しいあんたを見て。悔しいけどかっちょいいしーとか思わされる。

どうなんよ。ほんま。なんでこんなに忙しいんよ(苦笑)。
こんなにも連続的に。かわいいとかかっちょいとか思わなあかんのよ。
ちょっとぐらいあたしの心をあんたから解放してくれてもええやん。

・・・なんて。あんたに言えたことじゃないのにね。
あたしがあんたを好きなだけ。どうしようもないくらい好きなだけ。
だから。見逃してしまいそうな小さなことにも全部反応して。
連続的に愛しいと思いまくってるだけ。

そう。きっとすべては。あたしがあんたを愛しすぎたことと。
あんたがあたしの愛の程度を把握しきれてへんことが原因なんよ(苦笑)。





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2003年04月14日(月)君と肌を重ねて。

昨日の日記の続きです。まだの方はこちらからどうぞ。
常連さんは予想ついてると思いますが。今日は戯れ日記です(照)。

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キレイな桜を見た後で。久々にそうるとスタバに寄った。
甘いカフェモカを注文して。さらにたっぷりシロップを入れてたあたしは。
エスプレッソをそのまま飲んでたそうるに。案の定笑われる。
「入れすぎやろー。ダイエットするとか言うてたやん。」
「ええの。他で減らすもん。甘いのもは必要やの。」
「そんなんでほんまに痩せられるんかいな。」
「痩せるっちゅーねん。びっくりさせたるっちゅーねん。」

ダイエット・・・実は最近ちょっと始めてたりするんよね。
たいしたことはしてへん。食べすぎんように気をつけたり。
カロリー高そうなものを食べんようにしたり。間食をやめたり。その程度。
まぁ普段ほんまに何も考えんと食べてたからねぇ(涙)。
痩せたいってのもあるけど。それ以上に体を軽くしたいって感じかな。
経験上分かってるんやけど。例えば2キロとか痩せただけで全然違うんよね。
膝にかかる負担が変わってくるせいで。かなり走りやすくなる。

とりあえずは3キロほど痩せて引き締めたいところ。うむ。がんばろ。


1時間ほどまったりした後で。そうるはあたしの家までバイクを飛ばした。
バイクで迎えにきてくれることはあっても。そうるが部屋に入るのは相当久しぶりやった。
前に部屋に入ってくれたのは。たぶん1ヶ月以上前やし。(←おい。)

「おじゃましまーす。」めずらしくそんなことを言いながら部屋に入ったそうるが。
「あー!これかー!すごいやん!」って言って指差したもの。
それは。3月の初めに買った電子ピアノやった。

買ったんやでーって話はしてたんやけど。実際見せるのは初めてやった。
そうるがこの冬に免停になって。その罰金で7万円とか払うハメになったんやけど。
あたしが買ったこの電子ピアノも。ちょうどそれくらいの値段で。
「同じお金でもあたしは有効に使ってるもんねー。」って言ってやったら。
「・・・ちくしょう。なんかむかつく。」って。そうるはふてくされてたっけ(苦笑)。

「ちょー。せっかくやからなんか弾いてや。」そうるはあたしに言ってきた。
「何がいい?何でも弾けるでー☆」ちょっと得意げに言ってやったら。
「んー。じゃあ・・・キレイな曲。」って。そうるはなんとも抽象的なリクエストをくれた(笑)。
何にしよっかなーと思って。指慣らしでいつも弾くドビュッシーのアラベスクを弾いた。

そうるの前で弾くのはちょっと緊張したけど。でも嬉しかった。
いつもあたしがそうるをすごいって思ってるから。
ちょっとでもそうるにすごいって思われたくて。がんばって弾いた。

いつも自己満足で弾いてるピアノを。誰かのために弾くってことは。
めちゃめちゃ幸せなことやなぁって思いながら弾いてた。
キレイな音を奏でられるように。そうるの心の響かせられるように。
あたしの集中力は研ぎ澄まされて。ピーンと張り詰めていい感じやった。

そうるはずっと黙って聞いてたけど。弾き終わると拍手してくれて。
「へぇー。やるやん。」って言って。にやっと笑った。
その言葉だけであたしはもう有頂天になってもて。
「やろー。けっこうやるやろ(笑)。」って照れ隠しに言った。

「クラッシック以外は?あんたのことやから耳コピで何でも弾けるやろ?」
「まぁだいたいはね。適当やけど。何がいい?」
「じゃあ・・・これ。」
そう言うとそうるは。あたしの横に立って人差し指で鍵盤を叩いた。

それは。大好きなAQUALOVERSの出だしのフレーズやった。

(注)分かってる人は分かってると思うので。分かってない人のために。
この曲はTMRの曲なんやけど。あたしとそうるには思い出の曲なのです。
というか・・・戯れのときによく流してるBGMなのです(照)。


聞き慣れたそのフレーズに。あたしはちょっとだけそうるの顔を見る。
「弾ける?」なんて言うだけで。そうるはいたって普通やった。
なんやねん。これはもしかして挑発かいな。誘ってるんかいな。
一瞬そう思ったけど。勘違いやったら悔しいから。
あたしは平気なフリをして。自己流でAQUALOVERSを弾いた。
弾きながら。ちょっとずつ体が熱くなっていくのが分かった。

サビの部分を弾き終えて。さてどこまで繰り返して弾くかなぁなんて思ってたら。
いきなり背中からそうるに抱き締められて。手を止めざるを得んくなった。
「上出来。うまいもんやん。」そう言ってそうるは。頬にひとつキスをくれて。
そのままあたしの肩に頭を埋めて。首筋に唇を這わせた。

「ちょ・・・待って・・・」ちょっと予感を感じたとは言え。いきなりすぎてあたしは構える。
だってお風呂入ってへんし。まだ夕方で明るいのに。
でもあたしは知ってる。こういうときのそうるが強引やってこと。
そしてそんなそうるに。自分がどれだけ簡単にやられるかってこと。

予想通りやった。そうるはあたしの手首を掴んだ。
そして。「・・・待たへん。」って言うとあたしを立ち上がらせた。
そのまま縺れるようにベッドまで行って。2人で倒れこんだ。


久しぶりすぎてドキドキした。ほんまにほんまに泣きそうやった。
至近距離であたしを見つめるそうるの瞳は。怖いくらいにキレイで。
愛しそうにあたしに触れるそうるの指は。どこまでも優しくて。
最初のキスひとつだけで。あたしは全身が痺れるくらい幸せやった。

抱きしめてくれる腕も。絡みつく脚も。確かにそうるのものやった。
筋肉質で。引き締まってて。それでいて柔らかいそうるの手足。
こんなにもあたしの体にしっとりと馴染む肌は。きっと他にはない。
そんな愛すべき感覚を忘れかけてた自分をあほみたいやと思った。

どこにどう触れられても気持ちよくて困った。
抑えきれない声を殺すために腕に唇を押し当てた。
意地悪なそうるはそれに気づくと。あたしの手首を掴んでシーツに押し付けた。
幸福と快感に溺れながら。あたしのもう片方の手は宙をかいた。
そして無意識のうちに。そうるの髪を掴んでた。

そうるはあたしに髪を掴ませたままで。頭をあげてあたしを見つめた。
その顔が最高にいやらしくて最高にキレイで。あたしは欲情した。
1ミリだって離れていたくないと思った。もう溶け合ってしまいたいと思った。
首に腕を絡めて。自分からそうるにキスをした。
込み上げる愛しさは納まらんくて。なかなか唇を離せんかった。
途中で苦しくなったけど。これで窒息して死ぬのもありかなって思った。
思考回路が狂ってた。でもそれでいいと思った。

優しい触れ方が激しくなってくると。それはいつもの合図。
攻め続けるそうるに追い詰められて。あたしはどんどん高ぶっていった。
何も考えられんくなって。頭の中が真っ白になっていった。
自分がおかしくなりそうで怖くて。あたしは必死でそうるにしがみついた。
飛ばされそうな意識の隅で。そうるの匂いとか体温とかを感じて。
愛しい人に与えられる快感に溺れながら。あたしは果てた。

そうるは。それでもずっとずっとあたしを抱いててくれた。


余韻を楽しみながら。短いキスを繰り返す。
何度経験してみても。この時間はなんとなく気恥ずかしい。
本能だけで動いていた後に。ちょっとずつ理性が戻ってくる感覚。
でもそんな気恥ずかしさも。くすぐったくて好きなんやけど。

「なぁ・・・あんたやっぱりダイエットせんでええわ。」
そうるはあたしの髪を梳きながら言った。
「なんよそれ。前は太ったなーとか言ったくせに。」
あたしはちょっと膨れて言ってみる。
「だってさー。痩せたら抱き心地悪くなりそうやもん。」
そうるは照れもせずにあっさりと言ってくれて。
聞いたあたしの方が思わず頬を押さえる。

「あほかー!なんてこと言うねん!あんたは!」
「だってほんまのことやろ。胸ちっちゃくなったらおもんない。」
「おもろいとかおもんないとかそーゆう問題か!」
「あー違った。気持ちよくない。」
「・・・!!(絶句)」
「だから痩せんでよし(笑)。」

にやにや笑ってるそうるの横で。あたしは枕に顔を埋める。
ちくしょう。なんであんたはそーゆうことがあっさり言えるねん。
あんたの辞書には照れとか恥じらいとかいう文字はないんかい。
・・・というか。ただおもしろがってるだけなんやろうけど。

ちくしょう。ちくしょう。喜ぶなあたし(涙)。
遊ばれてるだけやのに。からかわれてるだけやのに。
なんでこの胸は弾むかなぁ。なんでこの心は嬉しがるかなぁ。
自問自答を繰り返すけど。緩んだ顔は元に戻らんくて。
結局そうるにくすぐられるまで。あたしは枕から顔を上げられんかった。


ねぇそうる。抱き合った後のしょーもない話とかが。
いつもよりずっとずっと幸せなんはどうしてやろうね。
まだ熱の残るシーツにくるまって。肌と肌が触れ合う距離で。
気だるさを味わいながら。まったりするのって大好きやわ。あたし。

それにしても。ほんま久しぶりに肌を重ねたなぁ。
あたしは別にそればっかりを求めてるわけじゃない。
人がどうだかよく分からんけど。自分の性欲は普通やと思ってる。
キスは大好き。抱き締めてもらうのも大好き。
でもそこから先は。正直どうでもよく思えることもあるんよね。
毎日でも戯れたいとかじゃないし。そこまで執着してるわけじゃないし。
あたしから誘うことがほとんどないってのもそのせいかな。

それでも。あたしの体は正直やった。
あんたを感じて。めちゃめちゃ幸せになった。
あんたの唇とか指とかに。触れられた先から全部幸せになっていった。
火照る体のあっちこっちから。あんたへの愛を思い知らされた。
あぁ・・・ほんまにかなわへんなぁって思った。

ねぇそうる。快感ですべてを誤魔化せるようにはなりたくないけど。
言葉を越える気持ちを体で伝え合えるってのはあるんやろうね。
普段は見えにくいあんたの気持ちが。実はちゃんと愛してくれてるって気持ちが。
抱き締めてくれる体を通して。あたしにはちゃんと伝わってきたから。

あたしの気持ちも。誰よりも愛してるっていうこの気持ちも。
ううん。「愛してる」なんて短い言葉じゃ伝えきれん思いも全部。
あんたにちゃんと届いてるといい。そう思う。





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*ひとりごと*
あー。日記が長いー。長すぎるー。まとめられんー。(←壊れかけ。)


2003年04月13日(日)指先から伝わる愛。

今日もそうるはバイトやと思ってた。実際そう言ってたし。
でも昼前に。いきなりそうるから電話がかかってきた。
「昼からバイク乗って桜でも見に行かへん?」って。
あたしはもちろんびっくりした。だってバイトやと思ってたから。
「え。バイトちゃうかったん?」って聞き返したら。
「前代わってあげた友達が代わってくれてん。」とのことやった。

あたしは嬉しくて。かなりかなり嬉しくて。
ほんまに単純やなって笑えるけど。昨日までのイライラは消えてた。
久しぶりに2人になれる。バイクにも乗れる。そう思っただけで。
モヤモヤした霧が一気に晴れて。青空が見えた感じやった。

なんて単純なんやろう。こんなんやからそうるがつけあがるんやん。
今以上アイツを調子に乗らせてどうすんねん。もうちょっとぐらい強くなれよ。
そう思ってみるんやけど。弾んだ胸は押さえることができんかった。
あたしが2人おるみたいやった。心が2つあるみたいやった。


30分ぐらいして。そうるはバイクでやってきた。
そうるのバイクがあたしの家にやってくるのも久しぶりで。
部屋からエンジンの音を聞いただけで。忘れてた感覚が戻ってくる気がした。
階段を駆け下りる足どりは。笑ってまうくらいに軽かった。

いつもみたいにバイクに横向きに腰掛けたそうるは。
初めて見る薄いグレーのジャケットに。いつもの黒いパンツを履いてた。
「あージャケット買ったん?」って聞いたら。
「おぅ。さすがにもうダウンコートじゃ暑いしな。」って笑ってた。

別にしばらくぶりに会うってわけじゃない。練習でずっと顔を合わせてる。
それやのに。あたしの前におるそうるは。ちょっと違う人みたいな感じがした。
サークルでみんなと一緒におるんじゃなくて。あたしのためだけにそこにおる。
そっか。あたしは今日この人を独り占めできるんや。
今日はあたしだけのそうるでおってくれるんや。
そう思ったら。満たされた気持ちが胸の奥からじわーっとこみ上げてきた。


いろいろ難しいことを考えつつ。結局あたしは寂しかったんやと思う。
物分かりのいい大人になろうとしつつ。そうるのことを1番に考えようとしつつ。
あんまり必要とされてないような気がして。寂しかったんやと思う。
2人でおる時間が少なければ少ないほど。あたしの頭の中はそうるでいっぱいで。
それやのにそうるは。それにすら気づいてない感じやったから。
なんでやねん。あんたは寂しくないんかい。平気なんかい。
そう思えば思うほど。寂しさが増してたんやと思う。

バイクに乗って。久しぶりにそうると体を密着させて。
大好きなその匂いを胸いっぱいに吸い込んだら。
くすぶってたあたしの細胞全部が。幸せでいっぱいに膨らんだ。
もういいや。思いやってもらえなくてもいいや。
こんな幸せな時間を共有できるんなら。それだけでいいや。
バイクを走らせるそうるの背中を抱き締めながら。あたしは確かにそう思ってた。

昨日までのあたしが聞いたら激怒しそうなことやと思う。
そんなんやから堂々巡りなんやん。根本的に何も解決してへんやん。
またすぐにいろいろ不満になるで。ちゃんと言いたいこと言わなあかんやん。
イライラしまくりやったあたしは。簡単に幸せになったあたしにそう言うやろう。

それでも。そのときそのとき感じた気持ちに嘘はないから。
イライラしてたあたしはほんまやし。簡単に幸せになったあたしもほんまやし。
せっかく感じられた幸せなんやから。余計なことを考えんとそれに浸りたかった。
いろいろ考えすぎて疲れたあたしは。もう単純にそうるを信じて甘えたかった。


あたしの家からバイクで10分ぐらいのとこに。桜がキレイに咲いてる道があって。
「あれはきっとキレイはず。」って言って。そうるはそこにバイクを向かわせてた。
「バイクで突っ走るのはもったいなくない?」ってあたしが言うと。
「あー確かに。じゃあ歩くか。」って言って。そうるは道の入り口のとこでバイクを停めた。

そうるとあたしが一緒に歩くとき。いつからか並び方が決まってた。
右側がそうるで左側があたし。特に示し合わせんくても。いつもそうなる。
あたしは。自分の右側に人がおる方が安心するんよね。
そしてそうるにとっては。自分の左側に人がおる方がしっくりくるんやって。

何気なく歩き出したときに。そうるがたまたまあたしの左におって。
「あ、逆や。」って言ってあたしの右に回りこんだんやけど。
それもあたしには。なんとなく嬉しいことやった。
2人だけのルールを思い出して。くすぐったかった。

道の両側に咲いてた桜は。それはもう見事なまでに満開で。
青空をすべて覆ってしまうぐらいに。一面はピンク色の世界やった。
「ひゃーめちゃめちゃキレイ!」「やっぱ春は桜やなぁ。」
そんなことを言いながら。2人で並んでゆっくり歩いた。


実はこの春。そうるとあたしが並んで桜を見るのは2度目。
と言っても。そんなたいしたお花見をしたわけじゃなくて。
練習が終わった後のグランドのそばで。あんまり桜がキレイやったから。
「ちょーしばらくお花見しようやー。」ってそうるが提案して。5分ほど見ただけやけど。

近くの自販機でポカリを買って。ジャージ姿のまま座り込んで飲んだ。
「あーあ。これが酒やったらええのになー。」って言うそうるに。
「あほぅ。それじゃ昼間から飲酒運転やん。」って嗜めるあたし。
頭上に広がるピンク色の花びらは。めちゃめちゃキレイやった。
それはやっぱりそうるには似合わんかったけどね(苦笑)。

「この桜キレイやー。うちはこれぐらい濃いピンクが好きやなー。」
「えーそうかー?梅ならともかく、桜はやっぱり薄いピンクの方がよくない?」
「・・・だってうちパステル系は似合わんのやもん。」
「あー確かにあんたに合うのはこっちの濃いピンクかもな。」
「ビビッドカラーと言ってくれ(笑)。」
「てゆーか極彩色(笑)。」

しょーもない会話さえ。そうると交わすならすべて楽しくて。
柔らかい春の日差しと。ピンク色の桜たちが。
あたしとそうるを優しく包んでくれてる感じがして。
のどかで。穏やかで。たった5分でもめちゃめちゃ満たされた。


「・・・どしたん?」そうるに声をかけられて我に返る。
いろんなとこに意識がトリップするのはあたしの悪いクセ(苦笑)。
「あーこの間の桜を思い出しててん。」あたしはそのまま答える。
「あーあれ。あれもキレかったよな。」そうるはちょっと目を細める。
「でもこんなふうに道の両側に咲いてるとアーチみたいでええよな。」
「確かに。ちょっと豪華やんな(笑)。」

たまにはこーゆうとこを2人で歩くのもええなーと思ってると。
あたしの右手に。柔らかい何かが触れてきた。
え・・・と思って見ると。そうるが手をつないでくれてた。

びっくりしてあたしは思わずそうるの顔を見る。
だってそうるは。人前でこうやって手をつないだりとかほとんどせーへん。
くっついて歩くことはあっても。あたしがそうるの服の袖をつかむ程度で。
そうるから手をつないでくれるなんて。ほんまに数えるほどしかないはずやのに。

「たまにはええやん。ロマンチック全開も。」
「それにあんた好きやろ?こーゆうの(苦笑)。」
そうるの口から出た言葉は。呆れるほどロマンチックとはほど遠かった
「なんやねんそれ(苦笑)。」あたしは照れをごまかしてちょっとふくれた。
相変わらずにやにや笑って。あたしの反応を楽しんでるそうるを見ると。
またそうやってあたしをからかうんかいーって思ったけど。

触れられた指先は。嬉しくて泣いてた。
トクトク伝わってくる体温が幸せで。声をあげて泣いてた。
そうるの手はひんやりしてて冷たいのに。あたしの指先はどんどん熱くなった。

触れ合うなんて今さらやのに。なんでこんなことで泣きそうになるんやろう。
手をつなぐなんていう何でもないことが。なんでこんなに幸せなんやろう。
あほや。あたしほんまに正真正銘のあほや。だっておかしすぎる。
付き合い始めのラブラブカップルでもないのに。なんでこんなに嬉しいんやろう。

そう思って。自分でも扱いきれん感情を抱えて。ちょっとうつむいて歩いた。
ヒラヒラ舞い散る桜の花びらは。あたしの幸せな涙みたいやった。


ねぇそうる。もう長いことあんたと2人きりになってなかったやん。
バイトバイトで忙しそうやったし。体調まで崩してしんどそうやったし。
一緒におりたい気持ちはいっぱいあったけど。あたしは遠慮して誘わんかった。

会いたいのに会えん寂しさを埋めるように。
あたしはあんたとの幸せな過去にばっかり思いを馳せてた。
あんなに大事にしてもらってたやん。あんなに愛してもらってたやん。
だから大丈夫や。きっと何の心配もいらんはず。
そう思っては。どうにか自分の気持ちを落ち着かせてた。

それでも。たぶんそろそろ限界やったんやろうね。
情けないけど。もういい加減あたしは欲求不満やった。
ただバイクの後ろに乗せてほしかった。
キスしてほしかった。抱き締めてほしかった。
そういうあたしの気持ちを。あんたが分かってへんことが不満やった。
あたしと同じように。あんたも欲求不満になってへんことが不満やった。

あたしばっかり欲しがってる。あたしばっかり愛されたがってる。
あんたはそんなに強く望まんでもあたしに愛されてるくせに。
あたしばっかり物欲しそうに指を咥えてるみたいでかっこ悪い。
そんなちっちゃなプライドが邪魔をして。甘えたい本心を見せられんかった。

でもね。そうる。あんたはこんな絶妙のタイミングで。
あたしの寂しさを一発で救ってくれるようなことをやらかす。
人前でちゃんと手をつないでくれたこと。そう。ただそれだけのこと。
たったそれだけのことで満たされるあたしは。ほんまにお手軽やろ(苦笑)。

それがあたしのためやって言われて。
なんやねん。あんたは手つなぎたくないんかいってちょっと思ったけど。
押し付けかよって思う反面で。あたしを思いやってくれたことが嬉しかった。
あたしの望むカタチを考えて。それを与えてくれたことが嬉しかった。

そっか。あんたのひんやりした指先に触れられたのに。
あたしの指が熱くてしょーがなかったのは。
あんたの指先から。あたしへのあったかい愛情が伝わってたからなんかもね。

「・・・また始まった。ロマンチック思考。」
あんたが苦笑いして言う姿が。ありありと目に浮かぶわ(苦笑)。





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明日の日記で書けたら書こうかな。久々にのろけちゃおっかな。(←あほ。)


2003年04月12日(土)癒されて救われて。

今日は新入生のサークルへの勧誘をやった。
主に後輩がやってて。あたしたちの学年は軽く手伝うだけやったんやけど。
大学に入りたての新入生は。ほんまに初々しくてかわいかった。
これから先の大学生活にいっぱい期待してて。キラキラしてて。
あたしにもあんな頃があったんよなーとか思って。ちょっと笑えた。

そうるは勧誘をやりながら。まひろと一緒にバイク関係のサークルを見に行って。
しっかりビラをもらってきてたから。なんかおかしかった。
「話聞いてきたけどマニアックすぎて怖かった。でも入るかも。」
そう言って笑う顔は。悔しいけどやっぱりあたしの心を締め付けた。

前からそうるはツーリングに行きたい行きたいって言ってて。
まひろと行けばーって言うと。それは無理ってことみたいやった。
「うちら2人とも初心者やから、途中でバイクに何かあっても対応できんし。」って。
だから慣れてる人たちと一緒に何回か行って練習(?)したいんやって。
そしていずれは。まひろと一緒にいろんなとこに行きたいーって言ってた。
「手始めには琵琶湖一周とかやろっかなー。」なんて笑ってるそうるは。
今さらやけど。とことんバイクバカやなーって感じやった。


最近どうにもそうるに対していろいろ考えすぎで。
うまく笑えんくなってたあたしなんやけど。
そんなあたしの内面のドロドロなんか。そうるはちぃっとも分かってへんかった。
展示してあるバイクを見つけては。嬉しそうに指差して。
「うちのバイクの色違いやで。分かる?」って聞いてきたり。
まひろと2人で勧誘に出かけて戻ってきたときに。
「うちらみたいな男っぽいのが組んでたらあかんのちゃうか?」って笑ってたり。
(いかつくて強そうすぎて新入生に敬遠されるって意味でね(苦笑))
なんやかんやで。機嫌よさそうにケラケラ笑ってた。

疲れてたのがちょっとマシになってきたんかな。
そう思って安心するのと同時に。もう呆れて苦笑いって感じやった。
あんたはええね。何も分かってへんくせに。こんなにも気にかけられてて幸せやね。
軽くイヤミも込めてそう思えたけど。不思議とイヤな気分じゃなかった。
あたしはやっぱり。そうるの楽しそうな顔にはとことん弱いみたい。


昼休みに。そうるとまひろが先に休憩をとってごはんを食べてた。
そこに少し遅れてあたしとはつねが行ったんやけど。2人はおもしろい話をしてた。
サークルで初めてあたしに会ったときのことを覚えてるかーって話。

まひろとあたしが初めて会ったのはナイターやった。
そして。そうるとあたしが初めて会ったのは昼練やった。
あたしはもちろんどっちも覚えてるんやけど。2人はどうかなーと思って。
はつねと別の話をしながら。こっそり2人の話に聞き耳立ててた。
ぶっちゃけると。まひろには悪いけどそうるの反応が気になってた。

そしたらそうるは。笑いながら話してた。あたしと初めて出会った昼練のこと。

あたしより先にサークルに入ってたそうるは。昼練に普通に行ってて。
そこへ初めて顔を出したあたしが。知り合った新入生と一緒に好きな歌手の話とかをしてて。
「TMRが好きなんよー。」って言ったら。「あー○○○(←そうる)も好きやんなー。」って言われて。
「え?誰?どのコ?」って興味深々で聞いたら。そのコが近くにおったそうるを指差して。
「あのコやでー。」って教えてくれて。それであたしが声をかけたんやけどね。

そうるは。あたしにいきなり話しかけられたのをすごい覚えてた。
「TMR好きなん?ファンなん?」って。瞳をキラキラさせて聞いてきたコがおって(笑)。
「別にファンじゃないで。そこまで好きじゃないし。」って言ったら。
「なーんやー・・・。」ってかなりがっかりしてて。見てておもろかったって。
懐かしいよなーとか言いながらまひろに話してた。

あぁ・・・そうる・・・まだ覚えてくれてたんや・・・(感涙)。
はつねとの話はそっちのけで。あたしは胸いっぱいやった。

なんかそーゆう思い出を大事にしてるのはあたしだけやと思ってた。
そうるはそんなのには興味なくて。とゆーか別にどうでもよくて。
ひとつひとつを簡単に忘れてしまいそうな。そんな気もしてた。

でもそうじゃなかった。そうるも覚えてくれてた。
初めて会ったあたしのこと。そのときに交わした言葉のこと。
細かいところまでちゃんと覚えてくれてた。
それがあたしには。どうしようもないくらいに嬉しいことやった。


そしてあたしはまた思い出した。そうると前に話したこと。
そうるの方が。実はいろんなことを覚えてるって気づいたときのこと。

出会った頃の話。実は前にそうるとしたことがあったんよね。
そう、前述の出会いの直後に。そうるはあたしのとこに来て。
「うちはTMRに関してはモノマネ専門やねん。」って言ったんよね。
「えー何できるん?やってやってー☆」ってあたしが頼んだら。
ある曲を踊りつきで歌ってくれたんよね。(←当時そうるも若かった(苦笑))
そしてあたしは狂喜乱舞(笑)。あっという間にそうるを好きになった。
・・・無限の愛の始まりは。こんな笑えることやったんよね(笑)。

そうるはあたしを試すみたいに。ちょっといたずらっぽく聞いてきた。
「あのときうちがどんな格好してたか覚えてる?うちが何歌ったか覚えてる?」って。
あたしは絶対に忘れてへん自信があったのに。悲しいことに忘れてた。
格好はぼんやり覚えてたんやけど。歌ってもらって感動した曲のことはさっぱり忘れてた。

なんてこったい。なんで忘れてるねん。あんなに喜んだのに。ありえへん。
そう思っていっぱいいっぱい考えたんやけど。さっぱり思い出せんくて。
「えーっとねぇ・・・格好は白い半袖ブラウスに黒スカート。歌は・・・忘れた。」って言ったら。
そうるは。ざまーみろと言いたそうな顔で。にやにや笑って言った。

「黒スカートじゃなくてデニスカ。んで歌は△△△。(←マニアック(笑))」
「なーんや。あんたの記憶もけっこう適当やねんな。」

あたしは。覚えてなかった自分へのきぃーって気持ちと。
そんなにも細かく覚えてくれてたそうるへのうぉーって気持ちとで。
いっぱいいっぱいになってもて。ギャーギャー騒いでた。
そんなあたしをからかうように。そうるはまた頭をポンポンって叩いたりしたから。
もうそれこそどうしたらええか分からんくなって。さらに大騒ぎした。


ねぇそうる。思い出した。あたし思い出したよ。
やっぱりあんたに大事にされてるんやってこと。
今日のことにしても。前に話したときのことにしても。
あんたが人との出会いを。そんなにも細かく覚えてるとかありえへん。
どうでもいい誰かのことを。そんなにも大事にとっておいたりとかありえへん。
もう今さらやけど。ちゃんと思われてるんやなってことに気づけた感じ。

「なんやねん。まだ分かってへんのかい。」あんたは言うかもしれんね。
でもね。いろいろ考えてるとそーゆうのも見えんくなったりするねん。
あんたとあたしは違うから。受け止め方とか全然違うから。
あんたの真意と違うところで。あたしは傷ついたり苦しんだりしてまうねん。
求めたり望んだりして。それが与えられんことで。がっかりもしてまうねん。

どうにもあたしばっかりあんたに溺れてるね。
どこまでも好きになりすぎて。苦しいほどに思いが溢れて。
自分でコントロールできる範囲を越えて。いつだって勝手に暴走してる。

でもあたしのそんな自分ひとりのあがきの向こうで。
そうる。あんたはずっと。あたしへの気持ちを穏やかに保ってくれてる。
あたしがあっぷあっぷしてるのはあんたのせいやけど。
そんなあたしをまるごと癒してくれるのは結局あんたなんよね。

変なの。なんでこんなに全てが矛盾するんやろうね。
あんたのせいで苦しんで。あんたのおかげで救われる。
人を愛するのって。やっぱりとことん複雑なことなんやね。

ねぇそうる。もうちょっとだけ。もうちょっとだけでええから。
この手を握って。そして引っ張ってくれへんかな。
そしたらこのドロドロからも抜け出せる気がするから。





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2003年04月11日(金)優しさの意味。

昨日の日記も一緒にアップしてます。こちらです。

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自分ってちっちゃい人間やなぁと思うことは多々ある。
実際そこまで許容量なんて大きくないって分かってるけど。
あぁ。こんな小さなことでイライラするんや。
こんなどうでもよさそうなことで嫉妬するんや。
そう思うと。まだまだ大人になりきれへん自分に気づいて。
恥ずかしさとかでいっぱいになってまう。

最近そうるは元気がないのもあるんかもしれんけど。
いやそういうより。前からもともとそうなんやけど。
みんながおるとこでは。そうるはやっぱりあたしには優しくない。
というより。あんまりかまってくれへんかったりする。

もちろんかまってくれたこともある。
幸せな記憶もいっぱいある。
前に書いたように。飲み会のたびにそうるは優しかったし。
もちろんそんな飲み会だけに限らず。たくさんの優しさをもらってきた。
忘れてない。ちゃんと覚えてる。

それでも。思い出だけじゃ生きていけへん。
どんなに優しくされた記憶があっても。
今優しくされたい。現在進行形の優しさが欲しい。


ひっかかったのは。ほんまにちっちゃなことなんよね。
サークルにおいて。掲示板が2つあるんやけど。
1つはあたしたちの学年だけの掲示板で。
もう1つは後輩とかも共通で使ってる掲示板。

その2つとも。そうるはたまたまあたしのカキコの後に書いたんやけど。
あたしのカキコに対するレスをすっとばして。その前の友達にレスしてた。
最近落ち込んでて。明日は久しぶりにサークル行くよーって書いてたコに。
おいでおいでーうちもやるでーって書いてた。
就活でちょっとおもろいことがあって。それをネタにしてたまひろに。
それはどうなんよーってつっこみ入れてた。
あたしのカキコには。ひと言も触れんかったくせに。

みんなの知らんところに。あたしたちだけの時間がある。
でもみんなと一緒のところにも。あたしたちの時間はあって。
その2つのギャップはあって当然なんやけど。
なんか使い分けるのに疲れてるのが最近のあたし。

あたしはその友達に嫉妬した。まひろにも嫉妬した。
今そうるに優しくされてへんって感じてるせいなんか分からんけど。
そうるが愛情を注ぐものすべてに嫉妬しそうないきおいやった。


優しさって何やろう。なんかよく分からんくなってきた。
そうるがしんどいことを考えて。今は休みたいやろうって考えて。
あんまり遊んでーって言わんようにする。かまってオーラを出さんようにする。
これはあたしなりの優しさ。優しさというか思いやり。
でもそれは。そうるにはさっぱり伝わってへんような気がする。

でも。伝わるとか伝わらんとか。分かってもらえるとかもらえへんとか。
そーゆうのと優しくするのって。関係あったらあかんのとちゃうんかな。
「無償の愛」って言うと大げさやけど。本来はそうあるはずなんちゃうんかな。

なんやろう。あたしは気づいてもらおうと思って優しくしてるんやろうか。
もっと好きになってほしいって思って優しくしてるだけなんやろうか。
損得勘定が。あたしの中に無意識に働いてるんやろうか。

最初はもっと純粋なものやったはず。
そうるのことが好きやから。元気に笑っててほしいから。
ただそれだけの感情で。心配したり気にかけたりしてた。
というより。心配しようとか気にかけようとかそういう意識なしに。
気づいてたら心配してたし。気になってた。

でも。そうるはあたしの気持ちなんて分かってなくて。
こんなにもこんなにも愛されてることなんて全然気づいてなくて。
気づいてるとしても。それに対してどう思ったかとかは全然伝えてくれん。
伝えてくれてるとしても。あたしを満たしてくれるほどじゃない。
そういうのが。あたしはだんだんおもしろくなくなってきたんかもしれん。

トゲトゲした心には。どんなちっちゃなささくれも簡単にひっかかる。
分かってる。そうるは無意識でやったこと。そこに深い考えなんてない。
ただ友達とかまひろとかにレスしたかった。たぶんそれだけのこと。
そんなふうに。そうるの真意と関係のないところで。あたしが。
勝手に深読みして。勝手に不安になって。勝手にイライラしてるだけ。
なんか申し訳ない。これじゃうっとおしすぎる。あかんあかん。そう思っても。
あたしの存在を無視された気がして。やっぱりおもしろくない。


ねぇそうる。あたしはいつからこんなにわがままになったんやろう。
こんなんじゃなかった。最初はこんなんじゃなかったんよ。
あんたがどうするかなんて関係なかった。そんなのはどうでもよかった。
ただ好きやったから。どうしようもく好きやったから。
優しくしたって意識も。思いやったって意識も全然なかった。
ましてや見返りなんて全然求めてなかった。

なのに。いったいいつからなんやろう。
自分の思いと同じだけのものを。あんたに期待するようになった。
優しくしたら。優しくされたいと望むようになった。
望むものが与えられんかったりしたらおもしろくなくて。
あげく「優しくした」とかいうおこがましい考え方をするようにもなった。

最悪やん。何それ。何様のつもりなん。
「優しくした」とか。押し付けもええとこやん。
あんたが思っても無理ないわ。だってあたしも思うんやもん。

愛されたいから愛してるわけじゃない。
そう言いきれたこともあったけど。今のあたしはどうやろう。
こんなにもちっちゃなことでイライラして。友達にすら嫉妬して。
あんたの愛情のすべてを自分に向けたいって思うことすらある今のあたしは。
こんなに思ってるのに。どうしてそれだけしか思ってくれんのって考えるあたしは。
疲れるオンナやね。面倒なオンナになってるやんね。ごめんね。そうる。

なんやろう。どうしたんやろう。またちょっとおかしくなってきた。





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2003年04月10日(木)気づいてほしかった。

あんなに体調悪いと言いながら。
練習は休まへんのがそうる。あほあほそうる。
でもそれは。ある意味では尊敬すべきとこやなって思う。

去年キャプテンやったときから。そうるはめったなことでは休まへん。
体調崩したときくらい。ええ加減休んどけばええのに。
そう思ったけど。まぁ言ったところでどうせ聞かんのは分かってる(苦笑)。
「無理はせーへんし。今日はコーチに徹するし。」そう言ってたから許した。
まぁ最後までプレーせんと終わることはないやろうなって思ったけど。
後輩のためにも。コーチはおった方がええかもなって思ったしね。


実際そうるはほんまにしんどそうやった。
もういい加減しんどそうとか書くのもどうかと思うんやけど。
遅れてきて。鼻水ズルズルやってて。グランドの端に座りこんで。
たまに転がってきたボールに対しても。普段からは想像もできんような鈍い反応で。
そんなにしんどいなら家で休んどけばええやんーって言いたくなるような感じやった。
それでも本人には。「家でじっとしとくほどではないねん。」とか言うし。
もう知らん。勝手にすればええやんって感じで。ほったらかしてみた。

でもそう言いつつも。あたしがそうるをほったらかせるはずもなく(苦笑)。
いつだって。意識の半分はそうるに向けられてたと思う。

みんなで輪になって反省してるとき。あたしの背中に隠れてズビズビ鼻をかみ。
「鼻くちょついてへんかな。」なんて。むかつくほどかわいいことを言い。
あたしがしゃがみこんで下からそうるの鼻を覗いて。「ついてへんでー。」って言うと。
「じゃあ鼻ほじろーっと。」なんて。殴りたいほどマヌケなことを言い。
なんてゆーか。どうしてこうもコイツはやりたい放題やねん。
そう思って呆れつつも。やっぱり悔しいほどに愛しかった。

コーチに徹するとか言いながら。やっぱり見てるだけじゃ不満やったらしく。
「やっぱりやっちゃおー。」とか言って。こっそり列に混じって走り始め。
全速力になってからスパイク履いてへんことに気づいて。ズリズリ滑り始めて。
「あかんー!スニーカーじゃこけるー!」とか絶叫して。急に減速したりして。
あほやなぁと思いながら見てたけど。それでもやっぱり幸せやった。


でもひとつ。ひとつだけ不機嫌になったこと。
そしてそれをちょっと表してもて。反省したこと。
それは。あたしの足絡みのことなんやけどね。

最後に6対6でやるメニューがあったんやけど。
そうる、まひろ、あたしを含むディフェンスは7人おって。
誰か1人だけが休憩できるって状況やった。
まぁそうるが体調悪いから。最初は当たり前のように休憩してたんやけど。
その3回目ぐらいやったかな。あたしの足はかなり痛くなってきて。
その前の2回をけっこう無理してやってたから。休みたいーって思った。

でもね。まひろも朝から足が痛いって言ってたんよね。
あたしと同じように。休み休みやってたりしたんやけど。
だからまひろも休みたいかもなーと思って。休みたいって言い出せんかった。
そうるもしんどいんやし。これは2人のうちどっちかが休憩やなと思ってた。

そうるは。まひろのことはちゃんと把握してたみたいやった。
「どうする?無理なら休憩しー。うち代わりに出るし。」そう言った。
「いや大丈夫。今はまだマシやから。」まひろはそう言って。休憩は断ってた。
「そうなん。無理せんときやー。」そうるはそれで。次も自分が休憩かなって思ったみたいやった。
で。あたしはそうるが出てもいいって言うなら。代わってほしかったから。
「あー。じゃああたし休憩していい?」って言った。

そしたらそうるは。いきなり吹きだして言った。
「なんやねん。おばちゃんは体力の限界かい(笑)。」

笑い流せばよかった。普通に聞き流せばよかった。
それはいつもの冗談のひとつかもしれんかったんやから。
「そうやねん。もうよぼよぼですわー。」とか。そうるが笑いそうな反応をすればよかった。
休憩の理由なんてそうるには関係ないっちゃないんやし。
足の痛みなんて。忘れられてても別にええことやったかもしれん。

でも。あたしはその言葉にかちーんときてもた。
まひろの痛みには気づいてあげてたのに。あたしの痛みは分かってへん。
今日痛いって言い出したまひろを思いやれて。前から痛いって言ってるあたしを忘れてる。
あぁそうか。やっぱりそうなんや。あたしは勝手にがっかりして。そしてむかついてもた。

だからあたしは。ちっちゃな声でやけど言ってもたんよね。
「なんで笑うねん。まじで足痛いっちゅーねん。」

そうるには聞こえてなかったみたいやった。でもまひろには聞こえてて。
そうるが自分だけを気遣ってくれたことに気づいたんやろう。しまったなーって顔を一瞬された。
その後で。「痛いなら無理せんとき。若い連中に任せとき(笑)。」って言われた。
さりげないフォローがまひろらしくて。あたしはまた救われた気がした。


そうるもまひろも同じように言った。笑って冗談みたいに言った。
でも。まひろの言葉は受け入れられたけど。そうるの言葉はむかついた。
まひろの言葉の中には優しさを感じられたけど。そうるの言葉には感じられんかった。
何が違うんか分からんかったけど。期待したものの大きさの違いかなって後から思った。

しんどそうなそうるを。あたしは忘れてなんかない。
いろんな場面で気になってたし。休憩も代わってーって言い出すのに迷ったし。
もしそうるが。あたしをちょっとでも見てくれてたんやったら。
休み休みやって。ストレッチして足を押さえてるあたしを分かってたら。
まひろと同じように。あたしにだって声をかけられたやろう。
少なくとも。あたしやったらそうする。

でも。この「あたしやったら」ってのが怖いんやと思う。
だってそうるはあたしじゃない。あたしが思うようには思わんかもしれん。
むしろ。あたしとそうるの思考過程なんて違いまくりやから。
あたしやったらこうする。なのにそうるはそうせーへん。それは当然かもしれん。
でもそーゆうことにいちいちひっかかって。あたしはイライラしてまう。
なんかあたしばっかり疲れてるような気がして。おもしろくない。


ねぇそうる。自分だけが正しいなんて絶対に思ってへんけど。
それだけまひろを思いやれるんなら。あたしのことも思いやってほしかった。
だってあたしは。あんたのこともまひろのことも同じように心配したもん。
ともすればそれは。あんたへの心配の方が強かったかもしれんのに。

あたしとまひろ。どっちがどれだけ痛いかなんて知らへん。
痛みなんて主観的なものなんやし。比べられるものじゃない。
もしかしたらまひろは激痛かもしれんけど。あたしだって激痛かもしれんやん。
でもあんたには。まひろは相当痛そうで。あたしは体力ないだけに見えたんやろ。

なんであたしだけ笑うかな。なんであたしだけバカにするかな。
バカにされても笑って許せるときもあるけど。許せんときだってある。
体力の限界ちゃうわ。本気で足痛いねん。ずっと我慢してやっててん。
なんやねん。ちょっとぐらい分かってくれてもええやん。なんやねん。

そーゆうのを全く分かってくれてへんかったあんたに。
がっかりしてまうあたしがわがままなだけなんかな。
あたしがいろいろ求めすぎなだけなんかな。

・・・あぁ。数えきれんくらいの愛情を。計りきれんくらいの優しさを。
確かにあたしはあんたからもらってるはずやのに。
どうしてこんなにイライラしてまうんやろう。どうしてこんなにトゲトゲしてまうんやろう。

ごめんそうる。あたしまたちょっと落ちぎみやわ。





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2003年04月09日(水)失くしたくないもの。

今日はサークルが休みやったんやけど。
そうるのことがどうにも気がかりやったあたしは。
朝起きて。すぐにメールを送った。

件名:おはよ。
昨日はちゃんと眠れた?
もう体調は落ち着いてるんかな?
今日はバイトないみたいやし、ほんま休んどきや。

しばらくして。そうるから返事が返ってくる。

件名:やばめ。
寝るには寝れたけど、朝からさらに吐いた。
おかゆでさえも吐くとか最悪。

メールを見て。あたしはため息ひとつ。
あぁ・・・ほんまに冗談抜きでしんどそうや。
そうるは体調崩すとすぐに消化系にくるタイプで。
普段はあんなに丈夫やのに。けっこう吐いてまう。
だから本人としては慣れてるんかもしれんけど。
聞いてるこっちとしては心配でしょーがない。

でもあんまりメールとかしまくってても疲れさせるだけやし。
それよりはちゃんと寝ててもらう方がええよなと思って。
親切心も。場合によっては迷惑になりかねんもんやし。
かまいたい気持ちを抑えて。どうにかメールを終わらせた。


携帯をいじくってるうちに。着信履歴の画面になった。
昨日そうるから電話があった時間は。2:03になってた。
あの夜に弱いそうるが。そんな時間に起きてるなんて。
あの一匹狼のそうるが。そんな時間に電話してくるなんて。
考えればやっぱり不自然で。不思議なことやった。

でもそれがなんとなく理解できたのは。
あたしがそんなふうに。いつもそうるに甘えてきたからかもしれん。
お酒が入ってなんとなくだるいときの。誰かに甘えたい感覚とか。
夜の暗さとか静けさとかも。それに輪をかけるってこととか。
あたしは経験上けっこう分かるから(苦笑)。


昔は(今も?)いじられキャラやったあたしは。
サークルの飲み会において。先輩にほんまによく飲まされた。
みんないい先輩なんやけど。怖いくらいに酒好きやった。
あたしも乗せられて。そこまで強いわけでもないのにカパカパ飲んで。
酔いが回って。ケラケラ笑って。フラフラになってた。
そんなあたしを介抱してくれるのは。いつだってそうるやった。

飲み会であたしがそうるを探してるのは自然やったし。
そうるがあたしを見つけて支えてるのも自然やった。
誰かがあたしを見つけると。そうるの居場所を教えてくれて。
「もうすぐ来てくれるでー。」って感じで言ってくれたし。
誰かがそうるを見つけると。あたしの居場所を教えてて。
「早く行ってあげー。」って感じで言ってた。

あたしとそうるが一緒におるのは。当たり前のことになってた。

まだ今みたいな関係じゃなくて。でもかなり仲良くなってきてた頃で。
そうるはほんまに。ほんまにほんまに優しかった。
そのひとつひとつを。めちゃめちゃしっかり覚えてる。
だってそうるのしてくれたことは全部。ほんまに嬉しかったから。


そうるがあたしを抱きかかえて。店の階段を降りたりもしてた。
そうるの力は強くて。片手をあたしの腰に回してただけやのに。
あたしの足はほとんど浮き上がるカタチになってて。
「重いやろ。いいって。歩けるし。」って抵抗したら。
「歩けへんやろ。ええから。」って強い調子で言われて。
ほんまは歩けんほどじゃなかったんやけど。嬉しかったから甘えてた。
なんで片手やのにあたしの体が浮いてるんやろう。すごい力やな。
酔ってる頭の片隅で。そんなことをぼんやり思ってたのを覚えてる。


一緒に店を出んくても。そうるはたいてい駅であたしを待ってくれてたっけ。
先輩に連れられて。駅までどうにか歩いて行ったあたしを。
同学年の友達がみんな帰ってもた中で。そうるはひとりで待っててくれた。
「おったおった。探しててんでー。」って先輩がそうるに駆け寄って行ったら。
「どうもー。お世話かけましたー。」って言って。あたしを自分の方に引き寄せたりして。
まるであたしを自分の所有物みたいに扱ってて。そしてそのしぐさがあまりにも普通で。
どうしてだか。あたしはもう泣きそうなくらいに幸せやった。
そうるが掴んだ腕は痛かったけど。その強さにも完全にやられてた。


電車の中で。ずっともたれさせてくれたこともあったなぁ。
途中の駅で止まるたびに。顔を上げて「・・・ここどこ?」って聞くあたしに。
「ええから寝とき。一緒におるから。」って言って。
あたしの頬に手を当てて。あたしの頭を自分の肩に乗せてくれた。
なんとなく寂しくて伸ばしたあたしの手に気づいて。しっかり握ってくれた。
傍目に見れば。明らかにラブラブの恋人のポーズやったけど。
そんなことはあたしには分かってなくて。ただ単純に幸せやった。
いっぱい飲んで酒臭いはずやのに。そうるからはシャンプーのいい匂いがしてた。


終電がなくなって。家に帰れんくなったあたしが。(←当時まだ自宅生。)
友達の家に泊まることになって。家に連絡入れなあかんかったとき。
「ちゃんとしゃべれるんか?」って何度もあたしに聞いてきたんやけど。
あたしの反応が乏しかったんやろう。あたしの手から携帯を奪うと。
「もしもし。大学の友達です。」なんてしゃべりだして。あたしを慌てさせた。
「今日はみんなで大学の近くのコの家に泊まることになったんです。」
「○○○(←あたし。)は今酔ってるんですけど。責任もって連れて行きますんで。」
そんなふうにしっかり言ってくれて。ままちゃんを安心させてくれた。
そういうことをあっさりやってのけるそうるは。かなりかっちょよく見えた。


終電にどうにか乗れることになったものの。あたしが酔いまくってたときは。
「うち△△△(←あたしの実家がある駅。)まで行くわ。」なんて言ってくれたりもした。
そうるの家とあたしの家は。飲んでる店があった駅からは真逆の位置にあって。
しかも交通費も。片道だけで1000円以上とか余裕でかかったりするのに。
酔ってるあたしに自分が不可欠なことを知ってるそうるは。最後まで行くって言い張ってて。
「途中までやけどちゃんと連れて行くから。」ってまひろが言ったことで。どうにか折れた。
「何時に駅に着くん?その頃に電話入れるから。」なんて言ってくれて。
実際にその時間に。バッチリと電話をかけてきてくれて。
「起きてるか?ちゃんと乗り換え出来たか?」なんて世話を焼いてくれて。
ほんまにほんまに。1から10まであたしのことを思ってくれてた。


思い返せばキリがない。もっともっといっぱいある。
当時は試合ごとに飲み会をやりまくってたから。
そんな飲み会ごとに。こうやってあたしは支えられて。
気にかけてもらって。愛してもらってたから。

ひとつひとつは。どうでもいいようなちっちゃいこと。
たかが待っててくれたこと。たかがもたれさせてくれたこと。
そうやね。人生にはもっともっと重みのある記憶が存在するんかもしれん。
それこそ事件みたいなでっかい出来事とか。そーゆうのに比べると。
あたしが今書き綴ったことなんて。取るに足りんようなことかもしれん。

それでも。何が大事かなんて自分が決めること。
あたしにとっては。そうるとのこーゆうちっちゃな思い出のひとつひとつが。
めちゃめちゃ大事で。思い出すだけでにやけてくるような宝物。
その頃の自分の鼓動とか火照りとか。そーゆうのすらリアルに想像できるような。
そんなかけがえのない記憶で。絶対に忘れたくない記憶。


ねぇそうる。あんたと一緒におると。
あたしには失いたくないものばっかり増えていく。
忘れたくないことばっかりどんどん増えていく。
過ごした時間。交わした言葉。感じたぬくもり。抱えた思い。
出会ってからこれまで。あんたとおることで得てきたいろんなもの。
それは全部。キラキラ光る小さな星みたいになって。あたしの手のひらにある。

ねぇそうる。こんもりと積まれたその小さな星たちを。
どれひとつとして。あたしは零したくないねん。
いつまでもいつまでも。大事にとっておきたいねん。
でもあたしの手は。そんなに大きくなんかないから。
ひとつひとつ星を積み上げていくうちに。抱えきれんくなってまうねん。
大事にしてるつもりでも。いつの間にか落としてたりするねん。

失くしたくないのに。忘れたくないのに。
全部全部を覚えてられんのは。ちょっと悲しいね。
新しい記憶が増えていくのは幸せなことやけど。
大事にしてた記憶が消えていくのは。やっぱり寂しいね。

なんでやろう。そうる。あんたとのことをいろいろ思い出せて幸せやったのに。
幸せすぎて。それをいつか忘れてしまうかもしれんって思ったら切なくなってもたよ。

もしかしたら。あんたのしんどさがあたしにも伝染してんのかな(苦笑)。





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2003年04月08日(火)揺すられまくり。

ここんとこあたしは。ずーっとそうるの心配をしてた。
体調万全じゃないのに。人がおらんからってバイト入りまくりで。
ほんまに体調悪くなった金曜に1度病院に行っただけ。
土日も普通にバイトしてたし。(それも10時間とか。ありえへん。)
大丈夫かなぁってずっとずっと思ってた。

そんなそうる。ついに昨日ガタガタになったらしい。

試合の後で。汗かいたままで話し合いとかしてたんやけど。
途中で大きく震えて。フリースを慌てて着たそうるを知ってる。
帰り際に。いつもみたいにバイクに荷物をくくりつけた後で。
なんか疲れて溜め息ついてたそうるを知ってる。

でも久しぶりに友達と飲みに行くんやーって言うそうるは。
バイトばっかりで疲れてる毎日から解放される感じで嬉しそうやったから。
体調を思うと正直心配やったけど。まぁいいかーって思って。
「飲みすぎんように楽しんでおいでー。」って言った。


そうるが飲みに行ったのは。ミニスカポリスが出てくる店(笑)。
関西だけなんかな。あのノリは関西かなーと思うんやけど。
あたしの友達もけっこうみんな行ったことあるし。有名なんやと思う。
店全体が牢獄みたいになってて。客は囚人っていう設定で。
入店直後にいきなり手錠をかけられたりするんよね(苦笑)。

そうるは行くのが初めてやったらしくて。相当楽しみにしてて。
「絶対1番に入って手錠してもらうねんー☆」って言ってて。
そんなそうるは。子どもみたいでめちゃめちゃかわいくて。
「はいはい。しっかり逮捕されておいで(笑)。」なんてあたしも言ってた。


ところが。昨日の夜中。2時すぎぐらいやったかな。
着信音が鳴って。寝かけてたとこを起こされたんやけど。
携帯にはそうるの名前が表示されてたから。びっくりして電話に出た。

「もしもし?」
「もしもしー・・・うち。」
「どうしたん?こんな時間に?」
「うん・・・あぁ・・・気持ち悪い・・・」
「え?何?今どこにおるん?」
「・・・家におるよ。みんな寝てるけど。」

家にいるって聞いて。とりあえずは安心する。
飲みすぎてどっかで倒れてるんかなって一瞬思ったから。
後ろは静かやったし。どうやらほんまに家におるみたいやった。

「大丈夫か?飲みすぎたん?」
「ん・・・そんなに飲んでへんはずやねんけど。」
「でも飲まされたんやろ。吐いた?」
「うん・・・あほほど吐いた・・・。」
「すっきりしてんの?まだ吐けそうなら吐いときや。」
「無理。もう胃の中からっぽやし・・・。」
「寒くない?あったかいお茶とか飲んどき。」
「いやや。もう何も飲みたくない・・・。」
「いやって・・・あんた・・・(呆)」

そうるは。あたしが提案することにいちいち反抗的やった。
吐けって言えば無理って言うし。お茶飲みって言えばイヤって言うし。
あたしは思いつく限りにいろいろ言ってみるのに。そうるは全部聞き入れへん。

なんやねん。どうしろっちゅーねん。どうしようもないやん。
そんなことを思って。ちょっとイライラしてきた。
そうるは愛しい人やけど。大好きやけど。
真夜中にいきなり電話してきて。心配させるだけさせといて。
そんな態度とられたらむかつきもする。

あたしも反抗するつもりで。ちょっとだけ沈黙を作ってやった。
シーンとした電話の向こうで。そうるがちょっと咳き込むのが聞こえた。
そしてそうるは。心配そうにあたしの名前を呼んできた。
その声はあまりにも弱くて。普段のそうるの声と全然違ってて。
あーそうか。今そうるは弱ってるんやなってことをあたしに思い出させた。

体調ずっと悪かったのに。その場の雰囲気で飲んでもたんやろう。
飲まんかったらよかったーって感じで。軽く自己嫌悪に陥ってるんかもしれん。
しかもそれで吐いた後なら。心身ともにかなりしんどいはず。

だいたいそうるみたいな孤独を愛する人間が。
夜中に電話してくるなんてよっぽどのことやし。
飲んだとはいえ。そこまで酔ってるわけじゃなさそうやし。
珍しく心細くなったんかもしれんな。そう思った。

そうるがしんどいときに。1番声を聞きたいと思ったのがあたしなら。
なんとなく寂しいときに。甘えたいって思ったのがあたしなら。
それはあたしにとって何よりも幸せなこと。願ってもないこと。
そう思ったら。なんか急に優しい気持ちが溢れてきた。

「話せるん?大丈夫なん?」って聞いたら。
「ん・・・ちょっとマシになってきた。」ってそうるは答えた。
「しんどいのに無理して飲んだんか?」って聞いたら。
「てゆーか今日はチューハイ1杯しか飲んでへん。」ってそうるは答えた。

あの酒強いそうるがチューハイ1杯で吐くとか。
普段ならワインでも焼酎でも。ジンでもウォッカでも平気なそうるやのに。
相当疲れが溜まってたんやなって思ったら。ほんまに心配になった。

「練習後に汗かいたままにしてたからな。あれも悪化の原因やと思う。」
そうるは冷静にいろいろ分かってて。反省もしてるみたいやった。
またうるさいこと言わなあかんかなってちょっと思ってたけど。
その必要はないみたいやなって思った。
そうるが落ち着いてきたのを見計らって。あたしは切り出した。

「今日はもう遅いから寝た方がええで。もう大丈夫やろ?」
「うん・・・そうやな。夜中にごめんな。」
「ええけど。もーほんま頼むで。あんまり心配させんといてや。」
「うん・・・ごめん。ありがとう。おやすみ。」

なんだかんだで。そうるは最後には怖いくらい素直で。
いつもの強いそうるからは想像もつかんくらいに弱々しかった。
電話を切った後で。あたしが逆に心配で寝れんくなったくらいやった。
もしかしたらそれは。電話してきてくれたっていう嬉しさのせいやったかもしれんけど。
とにかく。心配なのと嬉しいのとで。あたしはまたぐちゃぐちゃになった。


ねぇそうる。あんたみたいに普段あんまり人を必要としてなさそうな人が。
こうやってあたしに電話をかけてきてくれたりするのって。なんかずっしりくるね。
あぁ・・・ほんまにしんどかったんやな。ほんまに心細かったんやな。
そう思うから。なんかこっちとしても怒るに怒れんくなってまう。

あたしみたいに。泣いたり笑ったり大忙しな人間とは違って。
そうる。あんたはどっちかというといつもクールで。大きく変わることもないけど。
だからこそ実は内に。いろんな感情を秘めてるんかなぁとかも思ったりする。
こういうことがあると余計に。そう思えてほっとけんくなる。

あぁ。やっぱりあんたはあたしがちゃんと見ててあげなあかんな。
表に出てこーへん気持ちとかを。あたしが考えてあげなあかんな。
そう思ったりして。ちょっと得意気になってみたりもする。
あほみたいやけどね。なんかそう思えるのも幸せ。

しかし。夜中の電話でさえも。最終的には幸せになれるあたしとか。
そうるがやらかすことなら何でもあたしは幸せになれるんかい。
思わず自分でつっこみたくなったりする(苦笑)。

ねぇそうる。どうよ。どうなんよ。(←なにがやねん。)
こんなにもあんたに揺すられてるあたしってどうよ。
自分のことでこんなにも誰かが揺すられてるのってどんな気分よ。
あたしみたいな存在を持ってるあんたって。ほんまにすごいよな。

自分が関係してることやけど。不思議と客観的にうらやましくなるもん(苦笑)。





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2003年04月07日(月)君がいてよかった。

今日は久しぶりに合同練習があって。
いつもあたしたちが練習してるグランドに。他大学のチームが来た。
相手チームが普段やってる練習メニューを教えてもらったから。
まったりしがちな練習にカンフル剤が入った感じで。なかなか楽しかった。

でも最後にやった試合は。かーなり疲れまくった。
あたしにとっては久しぶりの試合やったから。とにかく体力がもたんかった。
それでなくてもあたしのポジションはよく走らなあかんとこなのね。
前半の途中からバテバテになって。コート内で軽くえづいたし(涙)。
幸いなことに足の痛みはそこまでじゃなかったけど。
途中で限界になって。ベンチにおったまひろを呼んだもん(涙)。
まひろも交代でひっこんだばっかりやったのに。あぁ・・・最低。

とりあえず当面のあたしの目標は。
1.体力強化 2.右足完治 
これに尽きるなぁって思った。・・・がんばろ。


体調万全じゃなかったそうるも。試合ではめずらしく交代とかもしてた。
それでも。目を奪われるような鮮やかなプレーは健在で。
試合後には。相手チームからも名指しで褒められたりしてた。
困ったように照れ笑いしてるそうるを横目で見ながら。
あぁ・・・やっぱりあたしの色眼鏡だけじゃないんやな。
そうるのプレーのすごさは。他チームの人も認めるほどなんやな。
そう思って。あたしは単純に誇らしかった。

愛しい人の勇姿は。やっぱりあたしの胸を熱くする。
試合中にバテバテになってるときでも。走ってるそうるの姿が見えると。
あーあかん。気持ちで自分に負けてる。がんばらにゃ。
そう思って。あたしはまた走り出すことが出来るんよね。
なんて単純なんやろって自分でも思うんやけど。
そうるがあたしの精神的支えなのは今に始まったことじゃないし。
でもそんな支えがあるってことは幸せなことやんね。
・・・あぁ。おめでたい体質やなぁ(苦笑)。


試合後に相手大学が帰ってから。新3回生がミーティングをしてたから。
「4回生ミーティングでもやるか?」なんてそうるが提案した。
「議題は何ですのん?」ってまひろが言ったら。
「これからのうちらのとるべき立場について。」ってそうるは言った。
なんとなくその声は真剣で。あたしは思わず着替える手を止めた。

そうるいわく。今のチームがだらけてるのが気になるんやって。
誰が、とかってわけじゃないんやけど。チームカラーとしてなんとなく。
それはあたしも前々から思ってたことなんやけど。
一応引退したあたしたち4回生が口出しするのもどうかと思って。
あんまりうるさいことは言わんと見てるカタチをとってる。

そのチームをがんばってひっぱろうとしてる現キャプテンに対して。
同学年があんまりサポートできてへん感じなんよね。
チームなんてキャプテン一人ががんばれば成り立つってもんじゃない。
支えるメンバーがちゃんとしててこそ。下の学年をひっぱれるってもの。
そーゆうのを。去年キャプテンやったそうるはほんまに分かるみたいで。
現キャプテンの心労とかも。自分のことのように痛いらしかった。

「でもな。うちらが言うべきじゃないとも思うんよなぁ。」
「学年内で気づかな意味ない気もするしなぁ。」
「どこまで突っ込んでいってええんやろ。」
いつになくそうるは多弁で。自分の考えとかをいっぱい言ってた。


あたしはそうるの話を聞きながら。いろんなことを思い出した。
キャプテンになりたてのそうるが。一人で背負いすぎて疲れてたこと。
そのうちに。自分一人が我慢すればなんとかなるやろうって感じで。
嫌われ役すらも買って出て。諦めたように寂しく笑ってたこと。

そしてそれに対して。あたしがそうるを怒ったこと。

そうるは覚えてるんやろうか。あれは去年の春。
ちょうど今ぐらいの時期やったかもしれん。
「キャプテンなんて基本的に敵だらけやろ。」
「もうええねん。なんか投げやり。どうでもいい。」
数人のメンバーと意見対立して。そうるが自暴自棄になってたとき。
あたしはどうしようもなく悲しくなって。やんわりと言い返した。

そんなふうに言わんといて。どうでもええなんて言わんといて。
好きなことを「どうでもいい」なんて言って投げ出したらあかんって。
それに我慢することばっかり考えてたらあんたがもたへん。
解決することを考えて。そうでなきゃ心から楽しむことなんかできん。
あたしはあんたが楽しめんサークルなんかでは楽しめん。
円滑に動いてても。無理してるあんたがおるサークルなんか欲しくない。
あたしは絶対にあんたの味方やから。もっと前向きに考えようよ。

うるさいこと言ってるかなーと思ったけど。言い始めたら止まらんかった。
自分の中で気持ちが高ぶってもて。語気も荒くなってた気もする。
「余計なお世話かもしれんけど・・・ごめん。」って最後に言ったら。
そうるは首を横に振って。泣きながら言った。
めったに泣かんそうるが。涙を見せながら言ってくれた言葉を。
あたしは。この先も忘れへんと思う。

余計なお世話だなんて絶対に思わへん。ありがとう。
たぶんこんなこと言ってくれるのはあんたぐらいやと思う。
あんたがおってくれてよかった。マジで救われた。

その言葉は。あたしの心の中の1番奥に届いた。
透明でやわらかくて。あったかい場所を締め付けた。
自分の存在が愛する人を癒せた。自分の存在が愛する人を救えた。
たとえ一時でも。たとえほんのちょっとでも。
苦しみを取り除いてあげることができた。

その事実は。何よりあたしを幸せにした。


ねぇそうる。あんたは忘れてるかもしれんけど。
あたしは。あのときを絶対に忘れられんのよね。
最愛の人に。世界で1番強い愛情を注いでる相手に。
自分の存在を無条件で認めてもらえたことが。嬉しすぎた。
「あんたがおってくれてよかった。」その言葉は。
あまりにもストレートで。痛いくらいやった。

あんたのそばで生きてていいって言われたような気がした。
何もないあたしやけど。怖がりで泣き虫なあたしやけど。
支えられるばっかりじゃなくて。支えることもできたんや。
そう思ったら。ほんまにほんまに嬉しかったんよ。

でもそう言えば。あたしはそんな発言したことないなぁ。
そうる。あんたがおってくれてよかったって思うことはしょっちゅうやけど。
たぶんあんたより。思ってる回数は余裕で多いと思うけど(苦笑)。
なんでやろう。ちゃんと伝えたことはない気がする。

そういう意味で。いざってときに決めゼリフをしっかり言えるのは。
そうる。普段甘い言葉とは無縁のあんたの方かもね。

そして。そーゆうのがまた悔しいんよなぁ(苦笑)。





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2003年04月06日(日)愛のカタチの違い。

今日は朝からめちゃめちゃいい天気で。
マンションの前にある公園でも。桜が満開で。
あーキレイやなー花見行きたいなーって強烈に思った1日やった。

朝から布団をバッチリ干して。太陽の光をいっぱい当てる。
干した布団ってなんであんなにフカフカで気持ちいいんやろう。
今夜ベッドに入るのが楽しみやなーって思って。
同時に。隣にそうるがおらんベッドやのに気持ちいいとか皮肉やなーとも思って。
やっぱりあたしは。嬉しさと寂しさで変な気分やった。


朝は野菜ジュースだけですませて。昼に何を食べよっかなーと思ってたら。
冷蔵庫の中に開けてない生クリームのパックを発見した。
こんなのいつ買ったんかなーと思い返してみれば。
それはバレンタインのチョコ用に買ってたんやった。
2パックも使うはずないのに。ついつい買ってもたあたしはアホで。
1つは使わんままで約2ヶ月もほったらかしてた。

しかもそれを見たら。消費期限が明日までになってて。
おぉーこれは早く食べんとーって思って。(←下宿生の性。)
食パンとみかんの缶詰があったから。フルーツサンドを作った。
さらにココアを入れて。そこにも生クリームを浮かべた。

所要時間10分。おやつのような昼食完成☆
そうるが見たら。間違いなく「げぇー甘そう。」って言うであろう出来栄え(笑)。


あたしは甘いものが大好き。
特に好きなのは洋菓子で。ケーキとかほんまに目がない。
1日に1つは甘いものを食べたい性格やから。
ダイエットなんて程遠い食生活を送ってる(涙)。
まぁスポーツやってるってことで。体型は維持してるつもりやけど。
油断するとすぐにおなかがぽっこり出てきたりするんよね(涙)。

対するそうるは。甘いものはそこまで好きじゃない。
決して食べないわけじゃないけど。そこまで必要とせーへんらしい。
一緒にケーキとかを食べてても。あたしがふたつめを食べたくなってるとき。
そうるは一つ目の途中で「もういらんーあげるー。」って言ってたりする。

ちなみに普段の食欲で言ったら。あたしもかなりよく食べる方やけど。
それでもそうるの食欲にはかなわんと思う。ほんまによく食べるのよ。
これは前の合宿のときに再確認した。そうるは朝から食べまくり。
バイキング形式やったんやけど。何回席を立ってたことか。
それだけ食べといて。最後にはあたしのパンを半分食べてくれたりしたし(苦笑)。

でもでも。よく食べる人って気持ちいいやんね。
おいしいものをモリモリ食べてる姿は。なんか見てて嬉しくなる。
一緒にごはんを食べるにしても。ちょっとだけでおなかいっぱいーって人やと。
なんとなくおいしさも半減してまうような気がするんよね。
それよりは。「あーまた太ってまうー。」とか言いながらも。
思いっきり幸せそうに食べてる人の方がいい。
だからあたしは。そうるのそんな食べっぷりも大好き。

願わくば。甘いものもそんなふうに一緒に食べてほしいんやけどさ(涙)。


ところで。おいしいランチを終えてしばらくして。あたしに悲劇が襲いかかってきた。
おなかが強烈に痛くて。キュルキュルーって感じになってきたのね。
思い当たるのはひとつだけ。そう。明日で消費期限が切れるあの生クリーム。
どうやらそいつが。当たってしまったらしい(涙)。

普段から何でもよく食べるあたしやから。
消費期限ギリギリでも大丈夫やろーと思ってたんやけど。
どうやら。消化器官は意外とデリケートやったらしく。
チクチク痛んできて。あーちょっと失敗やったなーって大後悔(涙)。

バイトが終わったそうるからメールが入ってきた頃には。
胃の痛みも治まってたから。あたしはすぐにそうるに報告する。
こーゆうのをすぐにネタにしてまうのは。関西人の性ってとこやろうか(苦笑)。

「ちょー聞いてー。食あたりやらかした。」
「はぁ?食あたり?何食べたんよ?」
「・・・生クリーム。最悪。」
「そんなもん食うからやん。」
「味は普通やってんてー。でも賞味期限明日までのやった。」
「あほや。乳製品のギリギリはやばいやろ。」
「でももったいなかってんもん。」
「そんな無理したらあかんって。もう若くないんやし(苦笑)。」

そうるはどこまでもあたしをアホ扱いしてた。
大丈夫かーなんて優しい言葉をかけてくれることもなく(涙)。
まぁ実際そこまでたいしたことじゃなかったからええねんけど。
聞いて聞いてーって自分からネタにしてるくらいやし。
笑える程度のもんやってこと。そうるも分かってたんかもしれんけど。
でもさぁ。食あたりやで。普通は心配とかするよなぁ・・・。
あたしは逆やったら。絶対にすぐ大丈夫かって聞いたと思う。
そりゃ大丈夫やって分かってからは。あほやーって言うかもしれんけど。
いきなり「そんなもん食うからやん。」とか言うかなぁ。うーん。


いろんなことを考えてるうちに。やっぱりあたしとそうるは違うなーって思った。
「大丈夫か?」って言ってもらえんかったのがおもしろくなかったとか。
別にそーゆうことだけじゃなくて。もっと大きな愛情のカタチで。

どう考えてもあたしの方がそうるを細かく思ってるような気がした。
風邪ひいたみたいやー大丈夫やろうか・・・とか。
それやのにバイトしまくってるわー悪化させへんやろうか・・・とか。
なんやかんやで母親のように。そうるのことを気にかけまくってる気がした。

それに比べると。そうるはけっこうあたしを放置してる気がする。
あんまり干渉してこーへんし。好き勝手にやらせてくれてる。
でもギリギリのとこであたしが間違いそうになると。正してくれる。
そっちは進んだらあかんとこやでって感じで。さりげなく導いてくれる。
それはもしかすると。父親の大きな愛情に似てるんかもしれん。


ねぇそうる。男性的とか女性的とかそーゆう言葉は好きじゃないけど。
あえて使うなら。やっぱりあんたは男っぽいよね。
甘いものがあんまり好きじゃないとこも。サバサバした性格も。
いちいちうるさいことは言わんと見守ってくれてる愛情のカタチも。
なんてゆーか。やっぱりあたしとは正反対やね。
てことはやっぱり。あたしは女っぽいってことなんかな。(←何を今さら。)

でもそんな男っぽいあんたと。女っぽいあたしやから。
凹と凸って感じで。しっくりいくんかもしれんなーって思ったんよね。
これでもしあんたも。あたしがあんたにそうするであろうように。
「食あたり?大丈夫?もう薬飲んだ?」なんて言い始めたら。(←想像できんけど。)
うるさくてうるさくてやってられんのかもしれんし(苦笑)。
「あほやなー。これに懲りるんやで。」ってほっとくのがあんたのやり方で。
そんな感じやから今まで続いてきたんかなーとも思ったり。

そう考えたら。意外とうまい具合にできてるんかもなーって思えた。
ないものねだりになりがちやけど。束縛とかされたいって思いがちやけど。
あたしがこうやから。あんたはそれでいい。それでバランスが取れてる。
愛のカタチなんて2人とも違って当然。なんかそう思えたんよね。

それでも願わくば。やっぱりちょっと言ってほしかったなぁ。
「大丈夫なん?」って。たったひと言でよかったのにさ。・・・はぁ。





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2003年04月05日(土)君のことが心配。

えーっと。あたしの最愛の人、そうる。
最近ちょこちょこ書いてるけど。どうやら本格的に体調を崩した様子。
「なんか力が入らへん・・・。」とか言ってるあたりで。かなり心配。

思い返せば。今週そうるはずっとだるそうやった。


月曜の練習から地味に元気がなかったそうる。
体力作りってことで。練習後にいつもインターバルをやるんやけど。
ダッシュとジョグ(←ゆっくり走ること)を繰り返すハードな運動なんやけど。
いつもならサラっとこなすそうるが。妙にしんどそうで。
「頭痛い・・・。」って疲れて座りこんだりしてた。

火曜は。朝から小雨が降ってたけど練習はあって。
自己判断で中止やって思い込んでたそうるは遅刻してきた。
でもいつもなら。遅刻したって絶対に走ってくるのに。
みんなから姿が見える河川敷の上を通るときでも。だらだら歩いてて。
「ちょー。遅れてるんやから走ってきーや。」ってまひろがやんわり言ったら。
「・・・てゆーかまじでけっこうしんどいねん。」って元気なく言ってた。

水曜は練習は休みやったけど。そうるは1日バイトやったみたい。
「体調悪いときに限ってセールやったりするねんよなぁ。」って愚痴ってた。

木曜の練習時には。もう鼻水ズルズルで。声とかもおかしくて。
「耳がキーンってするねんけど。これ何の症状?」とか言って頭をトントン叩いてた。
「・・・明日あたり耳鼻科行ってこよっかな。」って。ポツっと言ってた。

そして金曜。そうるは練習を休んで耳鼻科に行ってきた。
自分でもけっこう悪化してるなーと思いながら行ったらしいけど。
耳は外耳炎やわ、喉は炎症起こしてるわ、鼻はつまりすぎやわで、
医者にもコレはひどいなーって怒られたらしい。(←当たり前。)
そして。また病院来なさいーって言われたらしいけど。
1度練習休んだだけでもそうるはイヤやったみたいで。
「月曜は練習行くー。」って言い出して聞かんくなってる。

あほぅ。だから言わんこっちゃないねん。(←ちょっとキレモード。)
なんで月曜にしんどいと思ったら。火曜に病院行かんねん。
そうやってほったらかしてるからどんどん悪化してきたんやろ。

・・・あぁ。人には何とでも言えるのね(涙)。
あたしもそうるに散々病院行けって言われても行かんかったくせにね(涙)。
そーゆうとこではあたしもそうるも。意外と似てて頑固なんかもしれんけど。
でも見てて心配なもんは心配やし。うるさいことも言いたくなる。


サークルの掲示板にそうるが書き込んでたのね。
「体調最悪です。でも月曜はちゃんと行きます。」って。
がんばろうとする姿勢はすごいし。かっちょいいと思うんやけど。
でも無理したって悪化するだけって分かってるんやったら休むべきちゃうかな。
そう思ったからあたしは。こっそりそこにレスをつけた。


タイトル:大丈夫かいな。
ボロボロやないの。しかもどうせ働きまくってるんやろ。
ちゃんと病院行って治した方がええよ。・・・言うても聞かんやろうけど。


そしたらその次に書いてるそうるは。あたしのカキコをばっちり無視。
全然関係ないバイクの話題をしてて。まひろに問いかけてたりして。
ええけどね。慣れてるけどね。そんなの免疫できまりやけどね(苦笑)。
それでもやっぱり。なんとなく悲しかった。
「うっさい。ほっといて。」そう言われたような気がした。

・・・言われてないんやけどね。いくら冷たい反応が得意なそうるでも。
さすがに自分を心配してくれる人に対してそこまで言わんってことはね。
冷静な頭ではちゃんと分かってるはずなんやけどね。
レスがなかったのは。やっぱり悲しくて寂しかった。
ひと言でええから。「大丈夫やでー。」とか言ってほしかった。
ただ単純に心配やったから。その気持ちを汲んでほしかった。


ねぇそうる。あたしはね。
たぶんあんたが思ってる以上にあんたのことが心配やってん。
人にはうるさいこと言うくせに。自分の体調になると全然管理できてへん。
ケガとかはちゃんと管理できるくせに。風邪とかは見事なほどズボラ。
体力に自信あるあんたのことやから。少々のことなら大丈夫って思ってるんやろ。

でもあたしは知ってるで。
あんたはそう言いつつも。季節の変わり目には絶対体調崩すってこと。
去年の秋から冬にかけてもそうやったやん。毎年春頃にも風邪ひいてるやん。
あんたの体力がすごいってことはあたしも知ってるけど。
それを過信しすぎて。変な時期にいきなり風邪ひくあんたのこと。
あたしはちゃんと知ってるんやで。だから言ったんやで。

ねぇそうる。お節介かもしれんのやけど。
あたしにかぎらず。自分を思ってくれる人に対して。
もっと「ありがとう」って思える人であってほしい。
そしてそれをちゃんと表現できる人であってほしい。
押し付けるわけじゃないけど。そう思うことって大事やと思うねん。

まぁもっとも。表現するのが苦手なあんたをあたしは好きなんかもしれんけど。
ちゃんと表現できんくても。心の中ではそう思ってくれてるって信じてるけど。
でもそーゆうのって。いくら親しい仲になったとはいえど。伝えてほしいから。
伝えようとしてくれる気持ちが1番嬉しかったりするから。

・・・そうる。うるさいこと言うオンナでごめんね。
せめてもの思いやりで。今週末は会えんくても我慢するから。
バイト終わったらすぐ家に帰って。夜はちゃんと早く寝るんやで。





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2003年04月04日(金)自由は寂しい。

今日は朝から体調が最悪やった。
昨日の夜からなんとなくだるかったんやけど。
それは今朝にピークになってて。練習にも行きたくなかった。

どんなに大好きなことに対しても。
なぜかやる気が起こらんことってあるもんで。
でもそんな自分に対して。あかんやんって思うことも事実で。
休みたいーって思う自分と。休んだらあかんって思う自分が。
衝突しては自分を苦しめる。そんな感じやった。

ハッキリしてるだるさの原因はひとつあって。
それは最近ずっと飲んでた痛み止めが昨日でなくなったこと。
飲むことが習慣になってたから。その効果について忘れてた。
痛みがマシになってるのは。薬のせいやってことを忘れてた。
飲まんくなって。足はやっぱりズキズキ痛んできて。
あーそうやった。あたしの足は壊れてるんやった。
そんなふうに思い始めたら。かーなりへこんだ。

すっきりせん天気も手伝って。ほんまにサボりたい気分やったけど。
少ない人数やったら練習がまわらんし。気合い入れて出かけた。
そうるにも会えると思ったし。それを支えにがんばって家を出た。

ところがどっこい。そうるは練習には来てなかった。
そしてそのことを。あたしは現キャプテンから知らされた。
「今日は耳鼻科に行くから休むって連絡ありましたよー。」って。

確かに昨日から調子悪そうやったし。鼻ズルズルやったし。
「なぁなぁ。鼻うがいってほんまに効果あるん?」とか言ってたし。
「明日耳鼻科行こっかな。どうしよっかな。」って軽く言ってたけど。
欠席の連絡ならあたしにくれてもええやーん。(←ふてくされ。)
ちょっとだけ。ちょっとだけやけど。おもしろくなかったりして。(←子ども。)

結局今日は途中から天気が悪くなって。練習は中止になったんやけど。
そうるがおらんだけで。やっぱりいつもとちょっと違ってて。
ある意味では。視線を感じて緊張することがないからラクやけど。
そのかっちょいい姿を捉えることができんから悲しかったりもして。
そうるの存在から解放されたあたしは。寂しいくらいに自由やった。
あたしがいかに普段そうるに感情を支配されてるかを。改めて知った感じやった。


練習が終わって。雨の中を原チャを飛ばして家に帰って。
そこからすぐにお風呂に入って。冷えた体をあっためた。
一人暮らしのワンルームマンションのお風呂なんて。ほんまに狭い。
そんな狭いお風呂に。そうると一緒に入ったことを思い出したりして。
あぁそれに比べれば。あの三角座りに比べれば(苦笑)。
今の湯船なんて広いもんかーなんて思って。手足を伸ばしたりした。

お風呂から上がって。疲れきってるあたしはそのままベッドへ倒れこむ。
2つ並べて置いてる枕のうち。ひとつを頭の下に敷いて。ひとつを抱き締める。
そうるの匂いがせーへんかなーと思いながら。抱き締めた枕に顔を埋めてみるけど。
枕からは悲しいくらいに何の匂いもせんくて。あたしはちょっと寂しくなった。

そうると2人並んで眠るときは。シングルベッドはちょっと小さい。
いつも窓側で寝るそうるは。壁があるから大丈夫やけど。
その隣で寝るあたしは。油断するとベッドから落ちかねんかったりする(涙)。
それを言い訳にして。そうるの方にぎゅーってくっついて寝てるんやけど(照)。

ひとりで寝転んだベッドは。思いのほかゆったりしてて。
夜とか眠いときには意識せんかったけど。あぁあたしのベッドは広いんやって思ったりして。
これまた手足をぐーんと伸ばして。大きく伸びをしてみたりした。

そして。そんな自由な感じが。これまたなんとなく寂しかったりした。


ねぇそうる。あたし思ったんやけど。
お風呂にしても。ベッドにしても。あんたがおらんくて1人やったら。
それはいつもよりもゆったりしてて。ゆっくりくつろげる。
手足だって。あんたにぶつかるかもしれんって心配なしに。思いっきり伸ばせる。

でもね。そうる。あたしはそんなゆとりが寂しかったりもした。
あんたと一緒に入るお風呂の狭さが恋しかった。
あんたと並んで眠るベッドの狭さが恋しかった。

練習にしたってそうやねん。今日あんたがおらんくて思ったんやけど。
あんたなしやったらあたしは。自分のプレーだけに集中できる。
あんたに見られてるって意識せんでもええし。あんたを見てドキドキすることもないし。
そういろんなことから解かれて。あたしは自由になれる。

でもね。そうる。あたしはやっぱりあんたにおってほしかった。
あんたのすごさを思い知って。それと自分とを比べてへこんだり。
疲れることも多々あるのに。それでもあんたと一緒におりたかった。

ねぇそうる。2人でおるより1人でおると得られるメリットもあるけど。
今のあたしには。そんなメリットは寂しさでしかなかったみたい。
1人でおるときの自由より。2人でおるときの不自由さの方がいい。
なんやろう。最近2人でゆっくりする時間がないからやろうか。

自分のことだけ考えられる練習より。あんたがおる練習の方がいい。
広くてくつろげるお風呂より。あんたと入る狭いお風呂の方がいい。
落ちる心配のないベッドより。あんたと寝る窮屈なベッドの方がいい。

そうる。どうやろう。そう思うあたしやっぱりちょっとおかしいかな(苦笑)。





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2003年04月03日(木)余裕のない愛し方。

今日は。そうるを思ってかなり忙しかった(苦笑)。
というより。そうるを思ってるときはあたしはいつだって忙しいんやけど。
悔しかったり。嬉しかったり。心配したり。今日はほんまに七変化やった。


今日も練習やったんやけど。いつになくそうるは相手してくれた。
あたしのプレーに関して。あーだこーだとアドバイスをくれた。
今日はまひろがおらんかったせいで。いつもまひろと1on1することが多いそうるやのに。
あたしに声をかけてくれてくれたから。何度も真剣勝負ができた。

プレー中のそうるの目は。ほんまに熱くて見とれる。
そうるがアタックで。あたしがディフェンスをやってるときとかは。
そうるが仕掛けてくるときを見抜くために。あたしはその目を見てるけど。
攻め気が表れて色が変わった瞬間は。ゾワって鳥肌が立つような感覚に襲われる。
愛しい人の真剣な表情はかくも美しいものかね。あたしはそう思わずにはおられへん。

結局今日は1on1を3本そうるとやって。悲しいことに0勝3敗やった(涙)。
久しぶりやったから意気込みすぎてたのもあるかもしれんけど。
それにしたって。ちょっと悔しい結果やった。やっぱりすごいって素直に思った。

今さらやけど。そうるは後輩からもかなり頼られてるって思った。
そうるがいろいろ発言するときに。聞いてる後輩の顔を見てると分かる。
作戦を練ってみたり。自分は司令塔になって動きの指示を出したり。
とにかくそうるは。チームの中に1本通った芯みたいになってる。
もうキャプテンじゃなくなったから。コーチみたいな感じなんかもしれん。

あたしは。そうると比べるとほんまにしょぼい気がする。
そんなにたいした発言はできんし。後輩へのアドバイスだってそこそこ。
統率力も指示力も。そうるが持ってるような才能はあたしにはない。
才能とかいうより。キャプテンの経験がそうさせてるとこもあると思うけど。
とにかく。そうるが持ってるような威厳は。どう考えてもあたしにはない。
みんなを魅せるようなプレーにしたって。ほんまにたまにあればええ方やと思う。
下手じゃなくてもミスだって連発するし。疲れてバテバテになってそうるに怒られることもあるし。
まだまだへぼへぼやと思う。悔しいけど自分がそう思うんやからそうなんやと思う。

あたしはそうるじゃない。あたしはそうるにはなれん。
何もかもをそうると同じようになんか出来ん。
どんなにがんばったってどうしようもないことだってある。
でも近づきたくて。追いつきたくて。その背中を追いかけずにはおれん。
そして。やっぱりそれが遠くにある気がするたびに。何度も痛い思いをせなあかん。
そうると一緒におると。自分の情けない部分がどこまでも強調される感じで。痛くてしょーがない。

こんなにもいろんな思いを抱えながら。人は人を好きになるんやね。
こんなにも苦しいのに。好きにならずにはおられへんのやね。
それとも。好きにならずにはおられへんから苦しいんかな。


なーんか。こんなしんどいことばっかり書いてるとあかんね(苦笑)。
だってそれだけじゃないんやもん。楽しいことだっていっぱいあるんやもん。
やっぱりそーゆうことを残したい。そーゆうことを大事にしたい。
もちろんしんどい気持ちだって。そうるが絡んでるんやから大事なんやけど。
そんな気持ちをわざわざずーっと引きずって。暗い顔になる必要なんかないはず。

今日のそうるは。ほんまはめちゃめちゃ好きなそうるやったんよね。

1on1で。2本は真剣勝負やったんやけど。1本はそうるから遊んできた。
あたしをからかって遊ぶことを。そうるは忘れてへんかった。
あたしの苦手な攻められ方とかを知ってるから。わざとそれでやってきたんよね。
笑いながら走ってくるそうるを迎え撃つとき。そうるの考えてることがすぐに分かった。
あ・・・あれやる気やな。ちくしょう。負けんぞ。絶対勝ってやるねん。来るなら来い!!(笑)
そう思っててもやっぱり負けたりして。さらに笑われるハメになったりもした(涙)。

他にもそうるは。あたしのことをいじりまくりやった。
サークルの場においては。ちょっと久しぶりで。珍しくもあった。

後輩に接触プレーでちょっと鼻血を出させてもたあたしに。
「ちょー。先輩何やってるんすかー。最低ですねー。」ってわざと言ってきたり。
それであたしがへこんでたら。「へこむなへこむな。」って頭を叩いてきたり。

ちょっとヒマしてラケットもどきを振り回してたあたしに。
「4番。センター○○。(←あたしの名字。)」って遠くから野球っぽくアナウンスしてみたり。
それであたしがブンブン素振りをしたら。「なんか変やでー。」ってゲラゲラ笑ったり。

後輩が原チャを新車で買うか中古で買うか迷ってるーって言ってたら。
「新車で買ってもウィンカー折ってるアホもおるけどな。」ってあたしを指差したり。
それであたしがふくれたら。「だってほんまのことやーん。」ってバカにした顔したり。

とにかくそうるは。ご機嫌やったんか分からんけど。いろんなとこであたしをいじってきて。
いじられてるときはちくしょうって思うんやけど。後からひとつひとつ嬉しくて。
あたしは普通そうにしてても。心の中ではにやけっぱなしやったと思う。


そうそう。帰り道にもうひとつ嬉しいことがあった。
バイクで帰るそうるは。いつもは途中からあたしと別の道になるんやけど。
今日はバイトの時間に遅れそうやから近道ってことで、あたしと同じ道を通るかもって言ってた。
「どうするん?どっちで帰るん?」って帰る間際に聞いたら。
「どっちみち別れ道の前に追いつくやろうから先に行ってええよ。」って言ってくれて。

あたしは。サイドミラーばっかり気にしながら走ってた。
いつそうるの姿がそこに映るやろうかって思いながら。早く映れって願いながら。
ゆっくりめに走ってたけど。別れ道のとこまできてもそうるは来んかった。
いつもなら。あたしより後にグランドを出ても必ず追いつくのに。

それからしばらく走っても。そうるの姿はサイドミラーには映らんかったから。
やっぱりいつもの道で帰ったんかなーとか思いながら。ちょっと諦めて走ってた。
それでもやっぱり会いたくて。さっきまで会ってたくせにまだまだ会いたくて。
バイクのライトがミラーに映るたびに。無意識に減速してたような気がする。
でもそれはそうるじゃなくて。何台も通り過ぎていくバイクはそうるのじゃなくて。
あたしはそのたびにがっかりして。またスピードを上げたりしてた。

そんながっかりさせるバイク。何台目が通った後やったやろう。
あたしのミラーに。そうるの姿がしっかりと映った。
間違いなかった。遠くにおる段階からしっかり分かった。
あたしはチラっと斜め後ろを見る感じで。そうるに視線を送った。

どんどん近づいてきたそうるは。あたしの隣でちょっとだけ減速して。
ヒラヒラっとあたしに手を振って。そのまま走り去っていった。
時間にしたら3秒ぐらい。でもあたしには何より愛しくてかけがえない時間。
その3秒のために。あたしはいろんなことを考えながら走ってたわけで。
そんな自分のことを。やっぱりアホかもしれんなーと思って。またひとりでにんまりしてた。

でもラッキーなことに。あたしがいつも走る道には信号が多くて。
そうるが引っかかってるとこにあたしが追いついて。バイクの横の隙間に滑り込めた。
「遅かったやん。」ってあたしが言うと。そうるは困った顔で。
「うーん。ちょっとぶつかってもてん。」って言ってバイクの前の部分を指差した。
ウィンカーのとこが壊れてて。バイク本体にもちょっとだけ傷がついてた。
びっくりしたあたしは。ついつい大きな声で質問攻め(苦笑)。

「はぁ?ぶつかった?何に?なんで?」
「いや、自転車が死角におってさ。避けたらガードレールにずどーんと。」
「・・・え。なに。あんた大丈夫なん?どこも打ってへんの?」
「あー。うちは大丈夫。ほら踏み切り出てすぐのとこやったからスピード遅いし。」
「・・・そうなん。よかった・・・びびらせんといてよ。」
「いや、てゆーか今普通にバイク乗ってるやん(苦笑)。」

そうるはそのぶつけた拍子にエンジンの調子が悪くなったのを気にしてて。
「あーあかんな。そろそろ新車かな。」ってボソっと言った。
それを聞いて。あたしがひそかににんまりしたのはもちろんのこと(苦笑)。
また楽しみが増えるなーと思って。ちょっと嬉しかった。


ねぇそうる。今日はあんたにいろんな気持ちにさせられた1日やった。
「今日は」とか言いつつ。結局あたしはいつもそうなんやけど。
あんたといると。幸せとか。痛みとか。苦しみとか。辛さとか。
それから。ワクワクも。ドキドキも。ソワソワも。ヒヤヒヤも。
とにかくいろんな感情があたしを休みなく襲うもんやから。
人を好きになるってのはほんまにエネルギーのいることやなって気づかされる。

そんな気持ちをいっぱい抱えまくると。疲れることもあるけど。
それでもあたしは。こんなふうにしかあんたを好きになれんのやと思うんよね。
穏やかに。じんわりと。好きやなーって思えることにも憧れるけど。
あたしはきっと。こんなふうにバタバタして余裕もなくて。
大忙しな感じであんたを好きでおることしかできんのやと思うんよね。

こんな関係になって長いのに。いつまでたっても落ち着けんあたし。
笑ったり泣いたり怒ったり。赤くなったり青くなったり。カメレオンみたいなあたし。
でもそんなあたしに対して。あんたはいつだって落ち着いてるふうに見えるんよね。
それが性格の違いからくるもんやって分かってるけど。やっぱり悔しい。

そうる。たまにはあんたも余裕なくあたしを愛してみてよ。
ちょっと疲れるけどね。意外とこーゆうのも悪くないんよ(苦笑)。





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*ひとりごと*
なんかたいした内容じゃないかもしれんのに。鬼のような長さになってもた(焦)。
書きたい放題。まとまってなさすぎだぁ。あかんなぁ。(反省)


2003年04月02日(水)大事にされてた。

今日は朝から雨で。洗濯物が干せんくてちょっと不機嫌。
でも今日干さんかったら明日の練習着がないってことで。
しょーがなく部屋の中に干してみるものの。
なんとなくジメジメして気持ち悪い。気分もちょっと沈む。

あたしは。こーやって簡単なことで影響されやすい。
晴れていい天気の日とかは。やっぱり気持ちいいからご機嫌やし。
雨が落ちてくる冷たくて暗い空を見ると。それだけでどよーんと落ち込む。
せっかく桜がキレイに咲いたのに。そんなに雨が降ったら散ってまうやん。
あかんあかん。もっと長く楽しみたいんやから。降るな雨。止めよ雨。


暗い気持ちを終わらせようと思って。部屋の片づけをしてたら。
懐かしい手紙を綴じたクリアファイルが出てきた。
それは。サークルの同学年の仲間が。引退のときにくれた手紙。
あたしには。いつ読んでも間違いなく泣ける言葉たち。

泣くと分かってるのに読みたくなるのは。
あのとき感じた幸せな気持ちをもう1度感じたいと思うからで。
自分がみんなに愛されていたってことを再確認したくなるからで。
そんなあたしは。やっぱり寂しがりなんかもしれん。

そして読んで。あたしはやっぱり泣いた。
机の上にポタポタ涙が落ちて。小さな水たまりができた。
ほんまにほんまに熱い思いで過ごしてたんやなぁと思って。
そんな思いを一緒に抱えて。一緒に駆け抜けたメンバーのことを思って。
大事で大事でしょーがない気持ちが溢れて。涙が止まらんかった。


ところで。ほんまなら14通そろうはずの手紙は。まだ13通しかない。
そう。そうるとだけはまだ手紙の交換をしてへん。
渡す時期を完全に逃したって感じで。もうどっちからも言い出せん感じ。

いやいや。言い訳みたいやけど。あたしはちゃんと1回言ったんよ。
サークルのみんなで会うときに。他にも交換してへんメンバーが交換すると思って。
それに賛同するわけじゃないけど。みんなもやってる状況なら渡しやすいような気もして。
「いい加減交換しようや。賞味期限が切れてまう(笑)。」って。前日に言ったのよ。
「おーけー。じゃあ持って行くわ。忘れるかもしれんけどな。」ってそうるは言って。
ちょっとだけイヤな予感がしたんやけど。それが見事に的中(苦笑)。

あの野郎。お約束のようにバッチリ忘れてきやがったんやもん。
しかも。「ごめん。やっぱり忘れた(笑)。」とか言って。それっきり。
電話もメールも好きじゃないそうるにとって。手紙なんてそんな程度の重いかいな。
あたしがそうるを思って並べた言葉も。何度も何度も書き直した内容も。どうでもええんかいな。

そのことがあって。半分ぐらい呆れて。半分以上悲しくて。もう知らんーと思って。
あたしからばっかり言い出すのもむかつくし。それ以来放置してる。

でもでも。読みたい。本気で読みたい。
そうるがあたしにどんな言葉を残してくれてるんか。
あたしを思ってどんなことを書いてくれたんか。かーなり気になるし。
やっぱりあたしが折れて言い出すしかないんかな。うーむ。


まぁそれはさておき。手紙を読むうちにひとつ懐かしいことを思い出した。
それは。毎年4月にやってた学年の締めくくりの飲み会のこと。
これだけは絶対に全員参加のもとでやって。そして恐ろしいほどに無礼講で(苦笑)。
出し物とか一発芸とかもやらなあかんくて。それはそれは盛り上がる(苦笑)。
その初回のことを思い出して。あたしはひとりでニヤニヤ笑ってた。

15人参加したその飲み会で。なんてことでしょう。
最後まで意識がちゃんとあったのは2人だけやったのね(爆)。
そのうちの1人がそうるなんやけど。それはもうえらい状況やったらしい。
13人は記憶がないわけやから。そうるともう1人のコの発言を信じるしかないんやけど。

店の2階を貸し切ってたからよかったようなものの。(←よくないけど。)
やんややんやのお祭り騒ぎで。店側としてはかなり迷惑やったと思われ。
最後には店員も。「もういいから出てください。」とか言ったらしい(焦)。
正気のそうるともう1人のコは。ひたすらに謝りまくり。

あぁそうる。ほんまごめんね。そうるはいっつもそーゆう役回り。
酔いつぶれるってことがほとんどないから。最後まで大忙し。
酒強すぎるのも困りもんやね。ほんまありがと。


あたしはというと。まひろの隣で飲んでたんやけど。
大好きな熱燗をいつもよりハイペースで飲んでたまひろに付き合って。
飲めもせーへん日本酒を飲んだせいで。早くからやばかった。
フラフラしながらトイレに行こうと思って席を立ったら。
そうるはすぐにあたしを迎えに来てくれたんよね。

フワフワした視界の端に。あたしは確かに捉えた。
あたしが立ち上がるのを見てすぐ立ち上がったそうるの姿。
それはほんまに。あたしの様子を注意して見てくれてたってことやと思う。
じゃなきゃ15人もおるのにあたしの動きが見えるはずがない。

酔ってる意識の中で。あたしは確かに感じてた。
そうるはあたしのことを。ちゃんと気にかけてくれてるんやなーってことに。
ついつい飲みすぎてまうあたしのこと。まひろに捕まってるあたしのこと。
日本酒なんかあたしが飲めるはずないこと。でも調子に乗って飲んでること。
ちゃんと分かって見ててくれたんやなーってことに気づいて。嬉しかった。

壁をつたって歩いてたあたしの肩を強く抱いて。
「ちょー・・・大丈夫か?」って。そうるは言ってくれた。
トイレぐらい一人で行けるっちゅーねん。そこまで子どもじゃないっちゅーねん。
でもあの頃のそうるは。怖いくらいにあたしに対して過保護やった。

トイレから戻ってきても。これまたすぐ迎えにきてくれてて。
「吐いた?大丈夫?」って。あたしをしっかり支えてくれて。
その後はまひろの隣にはもう戻してくれんくて。あたしの手からも酒を奪いまくり。
あたしはというと。凝りもせずにその目を盗んで飲んでたんやけどね(苦笑)。
ずっとずっと隣におってくれて。ずっとずっともたれさせてくれた。

店を出てからも。酔いつぶれた13人の面倒を見るのに大忙しで。
あっちこっちの家に送り届けた後で。あたしのとこに戻ってきてくれて。
バス停まで手を引いてくれて。家までも送ってくれて。
寂しがるあたしのために。そのまま泊まってくれて。

大事にしてもらってたなぁ。大事に大事にしてもらってたなぁ。


ねぇそうる。今はそんなあんたじゃなくなったね。
というより。そこまで派手に飲みまくることがなくなったからかな。
いつだってあたしのことを見てくれてて。自分が面倒みなあかんってふうに。
ひそかに責任感とか持ってくれてたようなあんたは。もうおらんよね。

それは寂しいことではあるけど。あの頃のあんたにもう1度会いたくなったりもするけど。
あたしは。あの頃のあたしが知らんかったようなあんたを知ってる。
抱き締めてくれる腕のあったかさを知ってる。重ねる唇のやわらかさを知ってる。
ときに平気で放置する冷たさを知ってるし。キツイことも言ってくれる優しさを知ってる。

いつまでも同じじゃないし。時間の流れとともに思いのカタチも変わっていくし。
悲しいかな。絶対に忘れたくないと思ったことさえ忘れてしまったりもするけど。
それと同じくらい。ううん。それ以上に。いっぱいあんたを知っていくから。
時間が過ぎていくことを。悲しむばっかりじゃなくてもいいって思う。

ねぇそうる。あんたとあたしには。これからもずっと。
今よりももっといい未来が続いていくって。そう信じていたい。
ええよね。そうる。そんなふうに思っててええよね。





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↑それでも介抱してくれたそうるは。ほんまに出来た人間です。いやマジで。


2003年04月01日(火)桜が呼ぶ記憶。

気づけばもう4月。早いもんだなぁと思う。ほんま。
もう今年1年が4分の1も終わったんやと思うと。
なーんか。なーんか。どうにも不思議な気分。

1月。2月。3月。思い返してみれば。
あたしはけっこうのんびり生きてたような気がする。
1月2月と跨いで。約1ヶ月間の実習があった以外は。
勉強に関しては。恐ろしいほどに手をつけてへんし。

将来のこととか。もういい加減真剣に考えなあかんことも分かってるのに。
就活やってるそうるやまひろの話を。へぇーって聞いてるだけ。
すごいなぁと思って。あたしはそれに比べてしょぼいなぁと思って。
思ってるなら行動を起こせばええのに。重い腰は上がらんままで。
だらだらしてるうちに。もう4月になってもた。

もっと自分を成長させるような生き方がしたい。
理想ばっかり描くんじゃなくて。それに向かって動けるようになりたい。
そんなに大きなことなんて出来んし。いきなり大きく変わることも出来んけど。
ちょっとずつでも努力していけるように。シャンとして生きていたい。

もっと自分を好きになれるように。
もっとそうるに好きになってもらえるように。



・・・なーんて。ちょっと思ったから書いてみたりして(笑)。
浮き沈みしやすい性格なんは分かってるけど。
最近は浮くことなんてほとんどなくて。悲しいほどに沈んでたから。
(そうるのことだけに限らず。まぁいろいろとね。)
4月はもっといろんなことに前向きにいきたいなぁって。

まぁそうは言っても。絶対後ろ向きになることはあると思うけど。
意識をもつだけでも変わってくると思うから。うん。がんばる。

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昨日今日と練習があって。あたしの体はまたガタガタ(苦笑)。
まだ昨日はマシやったけど。今日はもう最悪やった。
股関節の痛みはまだあるし。それに加えて今日は流血しまくり。
ていっても手の皮がべろーんって剥ける程度やけどね(涙)。

後輩のプレーが最近どんどん荒くなってきて。接触しまくりで。
あたしの右手は。今ちょっとかわいそうなくらいに傷だらけ。
いやいいけどさ。積極的なのは誉めるべきとこやけどさ。
けっこうマジで痛いから。もうちょっとフェアプレーを心がけてちょーだい(涙)。

でも。痛いこと連続でも。そうるには会えてるから幸せなんやけどね。


昨日グランドに行ったら。桜がキレイに咲いてた。
去年もそういや。このグランドで桜を見たなぁと思って。
いろんなことを。ちょっと懐かしく思い出したりした。

そういや。練習の後でみんなでお花見をしたっけ。
お弁当をもってきて。満開の桜の下でみんなで食べたんやった。
でも笑えることに。みんなあまりにも疲れすぎてて。
おなかいっぱいになったら。そのまま横になって寝てもたんよね(笑)。
それもかわいらしいうたた寝とかじゃなくて。全員爆睡(笑)。
その日はほんまにポカポカしたあったかい日で。
たぶんみんな1時間ぐらいは。しっかり寝てたと思う(苦笑)。

そうそう。最初に目覚めたのが確かそうるで。
起きて周りを見て。さすがにびびって全員起こしてくれた。
(だってみんなカバンとか財布とか普通に放置してたからね。)
「すごい光景よな。年頃のオナゴが土の上でマジ寝してるとか。」
「しかも全員寝てるとこがすごいよな。さすがうちらや。」
そんなふうに言って。笑い合った去年が懐かしい。


そういやそうると初めて出会ったのも。桜の季節やったっけ。
4月の中頃。サークルの昼練で出会ったんよね。
あの頃のそうるは。今と変わらずかっちょよかったけど(笑)。
今よりもちょっとだけ髪が長くて。そしてストレートやった。
サラサラの髪が風になびくのはほんまにキレイで。憧れたなぁ。
その笑顔に近づきたくて。夢中で話しかけてたなぁ。

そうるは覚えてないやろうけど。あたしは覚えてる。
そうるの髪に桜の花びらがついて。あたしが取ってあげたこと。
あれが。あたしが初めてそうるの髪に触れたときやったんよね。
「ついてるで。」「あー。ありがと。」
たぶんそんな感じの言葉を交わしたんやろう。

なんでやろう。交わした言葉は覚えてないのに。
あのとき。そうるの髪に触れたことはしっかり覚えてる。
触れた髪が。ツルツルしてて気持ちよかったのをめちゃめちゃ覚えてる。


ねぇそうる。桜は毎年咲くけど。
去年も咲いたし。今年も咲いてるし。来年も咲くんやろうけど。
あたしはきっと。桜を見るたびに思い出すんやと思う。
あんたに出会ったあの春を。あんたの髪に初めて触れたことを。

ヒラヒラ舞う花びら。あったかい春の木漏れ日。
淡いピンク色の記憶の中で。あんたは笑ってる。
ピンクなんて。あんたに1番似合わん色やのにね(苦笑)。
なんでか分からんけど。その記憶の中のあんたは。最高にキレイ。

そんなあんたを。あたしは来年もきっと思い出す。
再来年も。その次も。春がくるたびに。あたしはきっと思い出す。
そうやってあんたを思い出すときに。今と変わらずに。
あんたがあたしのそばにいてくれればいい。

そしてあたしは。記憶の中のあんたと。実際のあんたを比べて。
あーやっぱりあんたはどう考えてもピンクが似合わんよなーなんて。
今と同じように笑ってられたら。それだけで幸せ。





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BBSにもよく遊びにきてくれる仲良しのともが。
あたしの日記を自分の日記の中で紹介してくれました☆
なんか照れるけど嬉しいな。ありがとうね。とも☆

あたしもともの日記はいつも読んでるんやけど。
素直で柔らかい表現が大好き。ステキな人なんやなーって思う。
ともの日記「+ HAPPY? +」はこちらからどうぞ。
それからあたしの日記を紹介してくれてるミニ日記はこちらです。





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written by さあや

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