***☆For My Dearest☆***






***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年03月28日(金)愛に溺れて。

夜中に突然目が覚めて泣く。よく分からんままに泣く。
あたしにはそーゆうことがちょこちょこある。
そーゆうときは。あぁ今は情緒不安定なんかなぁと思って。
あんまりいろいろ気にせんと泣くようにしてる。

いつのまにか泣き疲れて眠ってるし。翌朝はまったく平気やったりするから。
まぁ泣きたいときは泣けばええんかなーぐらいに思ってるけど。
泣いてるときは。ほんまに辛いし。ぐちゃぐちゃ考えてて苦しい。


昨日の夜中3時ぐらいに。あたしはいきなり目が覚めた。
眠りは浅かったわけじゃないと思うけど。何かが切れたように目が覚めて。
よく分からんまま。涙がじわーっと溢れてきた。
そうるのことを考えてるうちに。自然と涙が零れてた。
何が不安なんか分からんけど。とにかく何かが不安で。泣けてきた。

泣きながら。抱き締める存在がそばにおらんことを苦しく思った。

今この隣にそうるがおったら。あたしの不安は絶対軽減するやろう。
名前のつけようのない不安が。ユルユルと溶けていくやろう。
少なくとも尖った氷の角が。丸みを帯びるくらいにはなるやろう。

純粋で無垢で。子どもみたいなあの寝顔が見れたら。
静かで規則正しくて。何よりもあたしを癒すあの寝息が聞けたら。
手を伸ばして抱き締められる場所に。優しいぬくもりが感じられたら。
あたしはそれだけで。安心してまた眠れるやろう。

そう思うとやっぱり。どうしてもそうるにいてほしくて。
依存症極まりないと思いつつも。どうしてもそうるを感じたくて。
あたしは心の中で。何度も何度もそうるに呼びかけてた。



あたしは時々。愛に溺れまくってると思う。
そうるを愛しすぎて。ひとりであぷあぷしてると思う。
そして。恋は盲目とはよく言ったもので。
愛に溺れてるあたしは。そうるを美化しまくってるとも思う。

いや。冷静になってそうるを見たって。
悲しいかな。悔しいかな。ヤツはやっぱりかっちょいいし。
人間的にも尊敬できるし。(欠陥部分ももちろんあるんやけど。)
外見とか内面とかもうそんな分類を超えて。
あたしにとって。まるごと愛しいと思える存在。

たぶんあたしは。そうるがどうなったって。
心の底からキライになるなんてことは。絶対にないと思う。
先のことは分からんもんやし。ウカツな発言は避けるべきなんかもしれんけど。
だって。きっとどうやったって。あたしはそうるをキライにはなれん。
なれると思えんのやから。実際なれんのやと思う。

そんな自分に。気をよくすることもあるけど。
そんな自分が。どうしようもなく怖いこともある。


愛しすぎて怖い。どうにかなりそうで怖い。
そんな感情を。分かる人もいれば。笑う人もいると思う。
あたしはというと。そうるを好きになって。初めてそんな感情を知った。

それまでは。どっちかと言えば笑ってるような人間やった。
バカにしてるわけじゃなくて。経験してへんから理解できんかったせいで。
もしそんな怖さがあるのなら。いつか経験してみたいもんだなぁと思ってた。
のん気なもんやと思う。思い出すだけでちょっと笑えてくる。

そうるを好きになるまでにも。普通にあたしは恋愛をしてきたと思う。
小学校のときの初恋に始まり。中学。高校。人並みに人を好きになった。
相手のことはその時点では大好きやったし。失いたくない存在やったし。
もちろん。大好きで大好きで。もうどうしようもないって思ったこともあった。
でもあたしは。その感情を怖いなんて思ったことはなかった。

あの頃よりも大人になった。あの頃よりもいろんな人生を経験した。
それやのに。今のあたしは。あの頃よりも格段に泣き虫やし。怖がりやと思う。
それは。間違いなくそうるのせい。そうるを愛したせい。そう思う。


ねぇそうる。人は人を好きになると。
強さと弱さを同時に手に入れるんやろうね。
あたしはあんたを好きになって。どうしようもないくらい好きになって。
あんたを守りたいと思って。めちゃめちゃ強くなれた。
でも。守りたいものが大きすぎて。それがあまりにも手放したくないもので。
失うことを恐れて。どうしようもなく弱くなった。

たったひとり誰かを愛するだけで。こんなにも自分が変わるんや。
そう思うとあたしは。また矛盾した感情を抱えなあかんくなる。
幸せと。怖さと。その両方の間でユラユラ揺れることになる。

あぁそうる。うまく言えん。うまく言えんけど。
あんたを好きにならんかったら。今感じてるようなことは全部ないんよね。
説明のしようがないくらいの。このぐちゃぐちゃした感情。
どうして泣くのか。その理由さえ自分でも分からんような感情。

あんたを好きになったから。あんたを愛したから。
こんなにもワケの分からん感情を抱えるハメになって。
そしてあげく。夜中にいきなり泣いたりもするようになって。
困りモンやと自分でも思うけど。どうしようもないんやろうね。

だって。どうしたってあたしはあんたを愛さずにはおられへんのやから。
こんなやっかいな付属品たちも。思いっきり手を広げて抱えるしかないんやし。

でもそんなやっかいなもんを抱えてるからこそ。
うまく泳げずに。溺れまくってるような気もするんやけどね(苦笑)。





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*ひとりごと*
あぁー。なんか昨日今日とうまく書けん。
言いたいのはこんなことなんかな。自分でも分からん。
どうにもすっきりせん。こんなこともあるんかな。

あ。読んで感じたこととか。BBSに書いてくれると嬉しいです。
BBSへはこちらからどうぞ。あと1番上からもいけます。


2003年03月27日(木)君を探してる。

昨日そうると電話をして。仲直りをして。
久しぶりに。抑えきれんくらいに恋しくなって。
どうしようもなく会いたくなった。
こんなにもそうるを求めるのは。ほんまに久しぶりで。
なんか自分でも扱いきれんくて困った。

落ち着けよ。今は会いたくても会えん状況やん。
実家に戻ってるあたしとそうるとの物理的距離は電車で2時間以上。
それに今週は就活で忙しいそうるやし。どう考えても無理やん。
ちゃんと考えれば分かることやろ。なに子どもみたいになってるん。

そうやって自分に言い聞かせても。
そうるに会いたい心は。そうるを欲しがる体は。止まらんかった。
欲しいものが与えられんだけで。世界はモノクロみたいで。
何もかもが暗くて重くて。つまらなく思えた。

そしてあたしは。ぼんやりと思った。
そうるに思いを馳せるうちに。気づいた感じやった。


これから先。あたしの目は。たくさんの像を映すやろう。
これから先。あたしの耳は。たくさんの音を聞くやろう。
これから先。あたしの指は。たくさんの物に触れるやろう。

繰り返される日々の中には。刺激がいっぱいあって。
そのひとつひとつを受け取って。いろんなことを感じながら。
あたしはたぶんこれからも。生き続けていくんやと思う。

でもあたしは思う。確信に近いくらいの強さで思う。

もしこの目が。もしこの耳が。もしこの指が。
この先そうる以外の人から。どんなに刺激を受けたとしても。
そうるがくれる以上の喜びは。そこにはないやろうって。

どんな像を写しても。どんな音を聞いても。どんな物に触れても。
あたしの目は。そうるの姿を映したときほどの喜びを知らない。
あたしの耳は。そうるの声を聞いたときほどの喜びを知らない。
あたしの指は。そうるの体に触れたときほどの喜びを知らない。

そう。あたしの五感にとって。そうるを感じる以上の喜びはない。

口元だけを動かす笑顔。真剣にプレーする表情。
そんなそうるの姿すべてを。この目に映すこと。
普段話すときの低い声。ケラケラ笑うときの高い声。
そんなそうるの声すべてを。この耳で聞くこと。
あったかい頬。冷たい指先。固めの髪。柔らかい唇。
そんなそうるの体すべてに。この指で触れること。

全部なんでもないこと。日常に転がってる小さなこと。
でも。よく考えて。よくよく考えてみて。
これ以上幸せなことがあるやろうか。
あたしにとって。これ以上喜びをもたらすことがあるやろうか。

そう思ったら。また涙が零れそうになった。
嬉しいけど。怖くて。怖いけど。幸せで。
言葉にならん気持ちが溢れて。苦しくなった。


ねぇそうる。どうしよう。あたし。
こんなにも強い気持ちで。あんたのことを思ってていいんかな。
こんなにも抑えようのない心で。あんたを欲しがっていいんかな。

ちょっと離れてるだけやのに。あたしの目も。耳も。指も。
ずっとずっとあんたのことを探しているんよ。
いるはずのない場所でも。あんたのことを探してるんよ。
その姿を映したくて。その声を聞きたくて。その体に触れたくて。
いつだってあたしの感覚器官は。あんたのことを探してるんよ。

ねぇそうる。こんなあたしでいいんかな。
理性と本能のバランスがおかしくて。壊れそうなあたしでもいいんかな。
きっと今あんたは。あたしのことなんて考えてるはずないし。
あたしがどんなにあんたを思っても。どんなに求めても。
あんたの思考は別のとこにあるはずやのに。
そんなあんたに。こんな思いを送っててええんかな。

あぁ。あかん。また思考がマイナスに進む・・・。
止まらんくなる。どんどん落ちていく。
なんなんやろう。どうしたんやろう。自分でも分からん。

そうる。会いたい。何でもいい。あんたに会いたい。





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2003年03月26日(水)照れなくていい。

火曜に。そうるにちょっとイヤな感じの態度をとって。
それ以来。あたしの頭の中は悲しいくらいにそうるだらけで。
くつろげるはずの実家で。難しい顔をしまくってて。
「姉ちゃんどうしたん。」なんて。弟くんに言われる始末。

あたしって。ほんまにひとつのことしか考えられんのよね。
特にそれがそうるのこととなると。もう頭の先から足の先までそうる一色。

なんであんな態度とってもたかなぁ。
そうるがあたしのことを思って言ってくれてるのは確かやのに。
「分かった。病院行ってくる。」って。なんで言えんかったかなぁ。
そう思っては。自分のやったことを後悔しまくりやった。

あの時点では。あたしは本気でそうるの言い方がイヤやったし。
たぶんどうやったって。そうるの言葉にはうなづけんかったと思う。
正しいことを言われてるって分かっても。受け入れられんことってある。
それが最愛の人の言葉でも。どこか引っかかってまうこともある。
どっちが悪いとかじゃない。しょーがないんやと思う。

それでも。後になったら出来たような気がして。
そうるにイヤな思いさせんでもすんだような気がして。
あたしは。どこまでもドロドロと考えまくってた。


「姉ちゃん。なんか飲む?」って。夕ごはんの後で言ってきたのは弟やった。
あたしの弟くんは。去年の秋から始めたバイト先で。
お酒の作り方を覚えて。それから自分で少しずつ買い揃えて。
今では部屋にボトルが何本も並べてある。
そしてあたしとかに。よくお酒を作ってくれる。

はっきり言って。家であれだけおいしい酒が飲めると。
外で飲む気はなくなる。てゆーかあほらしくなる(苦笑)。
しかもお金かかってへんし。好みを伝えるからハズレがないし。
わが弟ながら。ほんまにありがたい。大感謝☆

「うん。甘いお酒ちょーだい。」っていつものように伝える。
「おーけー。何杯飲むつもり?」って聞かれて。
「えー。久しぶりやからけっこう飲む☆」ってあたしは答える。
「じゃああんまキツくないのにするな。」って言うと弟くんは。
手際よくお酒を作って。あたしの前に出してくれる。

1杯目は紅茶リキュールのお酒。
2杯目は桃のリキュールのお酒。
3杯目はオレンジリキュールのお酒。
それぞれソーダとかジンジャーエールとかで割って。
場合によっては。ジンやらウォッカやらを混ぜて。
レモンやらライムやらを添えて。キレイに仕上げてくれる。
それを飲みながら。あたしはままちゃんといろいろ語ってた。

3杯目あたりからちょっとずつ酔いが回ってきて。
フワフワいい気分になってきたけど。もう1杯作ってもらった。
酔ってきてから1杯飲んで終わる。これがあたしの飲みパターン(苦笑)。

最後に飲んだのはカシスリキュールのお酒。
これが最高に甘くて。めちゃめちゃおいしかった。
でも意外とキツくて。ちょっとフラフラしてきた。

よしよし。これで狙い通り。
弟にありがとうって言って。自分の部屋に戻る。


あたしは。お酒の力を借りてそうるに電話しようと思ってた。
シラフやといろいろ考えすぎて電話なんかできん。
ちょっと酔ってしまえば。いきおいで話せるような気がした。
「昨日はイヤな感じでごめん。」そう言えると思った。
酔いの勢いを借りるとか思いつく自分をずるいと思ったけど。
それよりも。ちゃんと謝りたい気持ちが勝ってた。

2コールで。そうるはすぐ電話に出た。

「もしもし。」
「もしもしー。あたし。」
「・・・なに。・・・もしかして酔ってるん?」
「え。酔ってへんで。ちょっと飲んだけど。」

お酒のことなんか言ってないのに。声色で分かるみたいやった。
なんで分かるんやろう・・・そう思いながら。あたしは話し出す。

「あんなー。昨日のこと謝ろうと思って。」
「昨日のこと?」
「うん。ほら。あたし態度悪かったやん。」
「・・・あー。あれ。」
「感じ悪かったよなーと思って。ごめんな。」

自分で思ってたよりも。あっさりと言葉は出てきた。
もっと言いにくいかと思ってたのに。伝えたい気持ちが強くて。
すんなりと「ごめん」って言えた。
そして。言えた自分にちょっと安心した。

「別にあんたが謝ることちゃうやろ。」
「・・・でも無視っぽいことしてもたから。」
「無視やなんて思ってへんよ。」
「・・・ほんまに?」
「てゆーかうちがキツかったからなんやろ。」
「・・・・・・。」
「ごめんな。ポンポン言いまくって。」
「・・・・・・。」

今度は。無視なんかじゃなくて。何も言えんくなった。
胸がいっぱいで。苦しいくらいにいっぱいで。
あたしはベランダで膝をかかえて。泣きそうになった。

寂しそうに見えたそうるは。怒ってたわけでもなんでもなくて。
あたしがそうしたように。自分の態度を反省してたんや。
そっか。あたしとそうると。気持ちは一緒やったんや。
相手に対して。「ごめんなさい。」って思ってたんや。

ただそれだけのことで。じんわりしてしょーがなかった。

そうるはその後で言ってくれた。
あたしは。見てて危機管理が足りんような気がすること。
自分を過信してるわけじゃなくても。どうにかなるやろうと思ってたり。
ときには。祈れば治るやろうと思ってたりするようにすら見えること。
そうる自身は。足首を捻ってからしんどい思いをしてるから。
悪化させると後々どんなに大変になるかよく知ってて。
だからこそ。痛みを軽視してるあたしを見てると。
イライラしてついキツイことを言ってもたこと。
ひとつひとつゆっくり言ってくれた。

今度は。言葉が最初から最後まで優しくあたしに沁みこんできた。

「分かった。ちゃんと行ってくるな。病院。」
あたしはそう答えて。それからそうるに言った。
「心配してくれてありがとうな。」
1番言いたかったことを。ようやくちゃんと伝えられた。


ねぇそうる。あたし今回気づいたんやけど。
言い合いなんかをして。ちょっと気まずくなった後とかに。
相手は果たしてどう思ってるんか・・・とか気にしたりするやん。

あたしはそーゆうときに。自分のやったことを反省しまくって。
絶対あたしの方が悪かったんや・・・とか思ってまうんやけど。
そーゆうのって。絶対どっちもが悪いんやと思うんよね。
そしてあたしたちは。きっとお互いに。
自分の悪かったとこにちゃんと気づける性格を持ってる。

だから。あぁーしまったなーやってもたなーって思ってるのは。
あたしだけじゃない。あんただけでもない。
いつだって。きっとどっちも思ってることなんやね。
だからきっと「ごめんなさい。」も「ありがとう。」も。
そんなにためらわずに。照れずに。言って大丈夫なんやろうね。

そうは言っても。これからもお酒の力を借りそうな気はするけど(苦笑)。





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2003年03月25日(火)怒られちゃった。

今日は。雨のせいで練習はナシになった。
でもそれは。あたしにとっては恵みの雨やった。
これから1週間ぐらいは短いオフやから。
ちょっとゆっくり体を休めることができる。

合宿以来。あたしの体はやっぱり不調。
痛みの範囲が広がって。最近じゃ腰まで痛い始末。
プレー中は必死やから完全に忘れてるんやけど。
ひとつ終わって休憩してるときとかに。ズキズキ痛んでくる。

その痛みは。痛み自体も十分やっかいなんやけど。
自分の体にガタがきてることを。あたしに否が応でも思い出させて。
気分的に沈ませるって意味で。ほんまにやっかい。


練習はなくなったんやけど。今日はまひろに会えた。
1週間オフに入る前に。あたしの好きなCDを貸してくれるってことで。

いつもは洋楽とかあんまり聞かんあたしが。
珍しくまひろの好きなパンク系グループの曲を好きになって。
「おぉー!あんたあーゆうの聞くんや!」ってまひろが感動して。
「CD貸したる!幻の名曲もいっぱいあるから!」って言ってくれて。
あたしも聞いてみたかったから。喜んで貸してもらうことにした。

実家に帰るついでに電車で行くつもりやったんやけど。
たまたまそうるが連絡をくれて。まひろに会うって言ったら。
「えー。うちも会うー。」とか珍しく寂しがったのがかわいくて(苦笑)。
「じゃあバイク出してくれるなら☆」とか言ってやったら。
「そんなの余裕。」って言ったから。結果的に3人で会うことにした。


荷物は大きかったけど。無理やりバイクの後ろにくくりつけて。
あたしは。そうるの座席にいつもよりくっついて乗った。
バイクに乗るときに。大きく足をあげなあかんくて。
そのときに股関節がズキっと痛んで。あたしは思わず声をあげた。

「・・・どした?」って振り返ったそうるに。
「なんでもない。大丈夫。」って答える。
でもそうるは。ちょっと見抜いたように言ってきた。
「ひょっとしてまだ足痛いんちゃうん?」って。

やっぱりバレてたか。そう思ってあたしは苦笑い。
気づいてくれてたことへの嬉しさと。気づかせたことへの悔しさ。
そーゆうのがまたぐちゃぐちゃになって。自然と笑ってた。
「あー・・・うん。でも大丈夫。」あたしは適当に答える。
分かってほしかったくせに。あんまり追求されたくないとか。
あたしもたいがい勝手な性格やと思うけど。

そうるもそんなあたしの気持ちが分かったんかもしれん。
それ以上は問い詰めることもなくて。エンジンを噴かせた。


まひろの家で。だらだら過ごしてるうちに。
最近まひろの腰痛がまたひどくなってきたって話になった。
椎間板ヘルニアの軽いやつで。まひろは去年から苦しんでて。
試合前になると注射打ってもらったりして。どうにか乗り切ってた。

まひろは。あんまり自分から痛いとか言う性格じゃない。
いつ聞いても。「痛いのは常にやからな。」って言う。
それをそうるも分かってるから。普段からかなり気にしてて。
ことあるごとに。「腰大丈夫なんか?」ってまひろに声をかけてる。
そんなときのそうるは。めちゃめちゃ優しい顔をしてて。
あたしは。時にはそれにすら嫉妬するんやけど。
同じくらいあたしのことも気にしてくれよって思うんやけど。

そうるにいろいろ腰のこととかを聞かれるうちに。
まひろも。あんまり追求されたくないって思ったんかもしれん。
話題を変えるみたいに。あたしに聞いてきた。
「そういやあんたの足はどうなん?」って。
「あー。痛いよ。相変わらず。」って。あたしも答える。
「前病院行くって言ってなかった?精密検査とかした?」って聞かれて。
「MRI撮れって言われたけど高かったから断った。」って言ったら。
そうるが。えらい怖い顔してあたしを叱り始めた。

股関節靭帯炎のことは言ってたけど。MRIを断った話はしてなくて。
そーゆうのを黙ってたから。キレられた感じもあったけど。
とりあえず。出だしからそうるは不機嫌さ全開やった。

「なんで撮らんねん。高いとか行ってる場合ちゃうやろ。」
「・・・でも7000円とか8000円とかするねんで。」
「あほ。今そんなんケチってもっと悪化したらどうすんねん。」
「MRIって診断やで。治療ちゃうで。撮っても撮らんでも変わらんし。」
「変わるわ。原因見つけてもらったら悪化せんくなるわ。」
「・・・でも・・・。」
「今撮らんくて悪化したらまた金かかるで。それこそ元も子もないやん。」
「・・・・・・。」
「撮ってきなさい。ええな。」
「・・・・・・。」

後半は。ほとんど命令に近いような言い方やった。
「あほ。」って言うのも。いつもみたいには聞こえんくて。
ほんまにバカにされてるような「あほ。」って響きを帯びてた。
あたしは。言い返すこともできんくなって。黙って聞いてた。

そうるは。ときどきこうやってあたしに対して圧倒的に怖くなる。
悪いのはあたしやし。正論を言ってるのはそうるなんやけど。
あたしの言い分を全く受け付けてくれんようなその言い方は。
たたみかけるような強い口調は。正直聞いててしんどいときもある。


「・・・ほんまやで。他を節約してでも撮った方がええで。」
そうるとあたしのやり取りを黙って聞いてたまひろが。
緩和剤のように。やんわりとあたしに言う。
「原因分かった方が安心するやん。悪いこと言わんから撮ってき。」

まひろに言われて。あたしはようやく素直に答える。
「・・・分かった。この休み中に撮ってくる。」
どうしてそうるにはこう答えられんかったんやろうと思いながら。
まひろの方を向いて。まひろにだけ答えた。
それは。軽くそうるへの反抗をこめてたかもしれん。
そうるはどう受け取ったか分からんけど。


ねぇそうる。あんたにキツイことを言われるのは慣れてるけど。
親みたいに。しっかり怒ってくれるのもほんまは嬉しいんやけど。
どうしてやろう。今日はなんか素直になれんかった。
まひろがおったからやろうか。人に見られてたからやろうか。
ダメなコって感じに扱われてるのがイヤやったからやろうか。
ごめんそうる。あたし自分でもよく分からんのやけど。
今日は。ちょっとあんたの言い方が好きじゃなかった。

気にしてくれてるからこそやと思うし。それは嬉しいことやのに。
冷静に今考えれば。諭してくれたのは幸せなことやと思うのに。

あんたはもしかしたら不快やったかもしれんね。
だって自分の熱弁に対しては沈黙してたあたしやのに。
まひろのひと言で。あっさりと心を決めたあたしやったから。
なんでやねんって感じで。イヤな思いさせたかもしれんね。

ごめんそうる。ごめんね。でも願わくば。
もうちょっとだけ言い方を考えてほしかった。
わがままやけど。もうちょっとだけ優しく言ってほしかった。
例えばそれは。いつもあんたがまひろに言うように。

あぁ。いつもなら聞き流せそうなことやのに。
なんであんなに引っかかってもたんやろう。
あたしって。ほんまに気分屋すぎる。

後悔したって遅いんやけど。今となっては祈るだけ。
どうか。そうるがあたしの反応を引きずっていませんように。





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2003年03月24日(月)支配される心。

今日は。日曜に高校のときの友達と遊んできたことの日記。
レンタカーを借りて。四国まで讃岐うどんを食べに行ってきた(笑)。
食いしん坊のもえかが。前からうわごとのように。
「本場のおいしいうどんが食べたいー。」って言ってたから。
それに3人賛同して。計4人で行ってきた。

讃岐うどんは予想以上のおいしさやった。
まず強いコシが最高で。次に喉をツルツル通っていく感じが最高で。
味わってゆっくり食べてるつもりやったけど。すぐに食べ終わってもた。
しかも安かったから。2杯でも3杯でも食べたいくらいやったんやけど。
恐ろしいほどに行列の出来てる有名な店やったから断念(涙)。
その後ちょっと観光をして。山に登ったりなんかして。
1日のんびり遊んできた。楽しかった。

あ。メンバーは。もえか。あたし。それからここでは初登場のいよな。
それからいよなの友達。(←あたしともえかとは微妙な友達(笑)。)
まぁそんな感じの。不思議な4人組で1日遊んできた。
でもいよなの友達も。めちゃいい子ですぐ仲良くなったんやけどね。


いよなは。あたしの高校のときの友達で。同じテニス部のキャプテン。
あたしはキャプテンを好きになりやすいんかもしれんけど。
いよなのことも。ちょっと気になってる時期はあった。
でも別に何があったわけでもないし。3年間ずっと普通の友達やったし。
今そうるに向けてるような「好き」とは違ってたと思うけど。
ただすごい大事で。ずーっと続いていきたいと思える存在やった。

いよなは。考え方とかがめちゃめちゃ自分本位で。ある意味ではわがまま。
でもズバズバ思ってることを言うその性格は。なかなか気持ちいい。
誤解される人にはされやすいみたいで。敵も多そうやけど(苦笑)。
本人そんなことはさっぱり気にせーへん性格で。カラっと笑い飛ばしてる。


そんないよなは。今回レンタカーの運転をほとんどやってた。
あたしも一応免許は持ってるし。ちゃんと運転できるけど。
下宿生って車に乗る機会がほとんどないから。ちょっと久しぶりで。
「それじゃ危ない!」「まだ死ねん!」などの理由で反対され(涙)。
結局普段から乗り慣れてるいよながメインで運転してた。
もえかも交代して運転してたけど。いよなの方がうまかったかな。

車って。自信家が運転してる方が安心して乗ってられる部分あるやん。
もえかはあたしと似て。ちょっとびびりなとこがあって(苦笑)。
「え!え!大丈夫やんな?」とか連発するから。不安あおられるんよね。
車線変更のたびに車体がグラグラ揺れるし。なかなか怖かった。
いよななんか後部座席でもシートベルト締めたりしてたし(笑)。

そーゆう意味では。自信たっぷりに乗り回すいよなの方が。
同じ助手席に座ってても。もえかの場合より安心やったのは事実。
「ここ曲がるん?ちょーはよ言えー!」なんて言ってみたり。
「あー混んできたー。イライラするー。」とか言ってみたり。
もえかとは違う意味でうるさいドライバーではあったけど(笑)。


あたしは。基本的に甘えたいタチやから。
自分よりちょっとすごいことをやってる人に簡単に惚れる(笑)。
助手席からいよなをチラっと見て。あーすごいやんーって思って。
なかなかかっちょいいなーって思ったし。(←惚れやすすぎ。)

でもそんないよなの横顔を通してあたしが見るのは。
やっぱり。大好きなそうるの運転する姿。


初めてそうるの車に乗せてもらったのは。練習の日やった。
練習の後で直接実家に帰るつもりやったあたしは。
原チャを置くとこがないーって思ってたら。
ちょうどそうるが車で練習に行くって言ってて。
他に友達も乗せてたけど。ついでにあたしも拾ってくれた。

小さな紺色の車。あたしの座席は左後ろ。
乗り込むときから。すでに嬉しくてしょーがなかった。
「よろしくお願いします!」ってふざけて言ったら。
「はいはい。お願いされました。」ってそうるもふざけて言ってたっけ。

ミラーに写るそうるの目が真剣で。あたしはそればっかり見てたなぁ。
そうるに気づかれんように。こっそり何度も盗み見てた。
そうるの運転する車に乗れたことが嬉しくてしょーがなくて。
あたしはやたらテンションが高かったような気がする。

その頃あたしとそうるが。話題にしてた歌手の歌を。
そうるはさりげなくあたしのために流してくれてた。
一緒に乗ってたもうひとりの友達は。その曲キライって主張したらしいけど。
それでもそうるは。あたしが聞きたいやろうってかけてくれてたらしい。
小さなことやけど。めちゃめちゃ嬉しかったなぁ。懐かしい。


あれから何度もそうるの車に乗って。
あたしの席は。後部左側から助手席になった。
ミラー越しに見てたその瞳も。横を向けば見られるようになった。

運転中のそうるは。なんてゆーか・・・やっぱりかっちょいい。
バイクにも乗ってるだけあって。そうるの運転はうまい。
これは別にあたしの欲目とかじゃなくて。ブレーキとかも丁寧やし。
うまく言えんけど。車をよく知ってる人の運転って感じがするんよね。

割り込んでくる車に対して。ちょっと文句言いつつも。
「初心者マークか。しゃーない。許したろ。」って入れてあげたり。
自分がちょっと無理して割り込んだときには。
「いい人!ありがとー!」とか言いつつハザードで合図送ったり。
なんだかんだとしゃべってるそうるは。子どもみたいでかわいくて。

かっちょいいハンドルさばきと。意外にもかわいい発言。
ははーん。そのギャップでまたあたしを夢中にさせる気やな(笑)。
ほんまあんたの作戦はワンパターンなんやから(苦笑)。
そんなことを思いながら。あたしは助手席でひとりにんまり。

そうるの運転の横で。あたしはナビとかやるんやけど。
あたしよりそうるの方がずっと道を知ってるし。
よっぽど遠出をせんかぎり。あたしはほとんど出番もないし。
そうなるとあたしは。やっぱりそうるを盗み見るのに夢中になる(苦笑)。

あー。やばい。そうるの隣に乗りたくなってきた。
バイクみたいに。後ろから背中を抱き締めるのも幸せやけど。
車の助手席で。隣から横顔を盗み見るのもやっぱり幸せで。
久しぶりに。その感覚を思い出したくて。あたしは焦らされる。


ねぇそうる。運転ひとつにしても。
あたしはいよなのを見て。あんたを思い出した。
あたしはきっと。何をしてても。何を見てても。
結局はそれを引き金にして。あんたのことを思い出す。
思い出そうなんて思ってなくても。あんたは自動的に浮かんできて。
そしていつだって。あたしの心を支配してまう。

ぼーっとしていよなを見てたら。言われてもたもん。
「もしかして運転うまいから見とれてたー?」って(笑)。
「・・・あーその通りよ。」って言ったけど。そうじゃなかったもんね。
あたしの頭の中は。そうる。あんたのことでいっぱいやったし。

でもね。支配される心は。けっこう幸せを感じてたりする。
あたしが見たあんたの姿とか。あたしがあんたと交わした言葉とか。
そーゆうのをひとつひとつ思い出して。それに浸れるのって。
実はめちゃめちゃ幸せなことやなーって思うんよね。

支配されて悔しいのもあるけど。嬉しいとも思ってるのは。
この不可抗力な「好き」に身を預けるのも悪くないって思ってるのは。
あたしがもうあんたにメロメロな証拠なんやろうね。

「そんなん今さらやん。」って言うんやろ。そうる。
はいはい。どうせあたしはあんたにぞっこんラブよ(苦笑)。





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2003年03月23日(日)泣かせんといて。

懲りもせずに。またまたお久しぶりです。
なんやかんやで。これまた更新が滞ってました(涙)。

合宿から戻って。疲れきってダウンしてたのね。
疲れって。知らんうちに蓄積するものやなーって改めて思った。
練習以外は。死んだように眠ってるだけの日もあったし。
自分でもよく分からんまま。だるくてしょーがなかったのね。
そんな中で試合とかもあったし。とりあえずいっぱいいっぱいで。
まぁでももう回復したから。たぶん大丈夫。


さて・・・何から書こうか。書きたいことはいっぱいあるけど。
全部書いてたら収まらんのね。あたしの場合(苦笑)。
そうるのことを思いながら過ごす毎日の中で。
いろんなことを見つけて。いろんなことを感じて。
そーゆうひとつひとつを忘れたくなくて。ずっと覚えていたくて。
ここに残したいんやけど。とてもじゃないけど全部なんて書ききれん。

とりあえずは。土曜の試合のことを書こうかな。
久しぶりに。そうるの前で泣いてしまったことを。


土曜の試合。あたしは出ることが出来んかった。
サークルに残るかどうかで迷ってたあたしは。
選手登録がまだ出来てなくて。ベンチにも入れんかった。
「先輩が出てくれたら・・・。」とか言ってくれる後輩もおって。
それは救われたけど。出られんもんは出られんくて。

サークルのメンバーではあるわけやから。
試合前のアップとかには全部ちゃんと参加してた。
でも試合開始前になると。ベンチとは反対の応援席に行かなあかんくて。
ベンチでみんなが円陣を組んでるのも。遠くから見てるだけ。
アップして暖めた体も冷めていって。あたしをいっそう寂しくさせた。

試合には。去年のチームのメンバーもいっぱい見に来てくれてた。
あたしの同級生。ずっと一緒にやってきた大好きな仲間。
みんなヒール靴とか履いて。ちょっとおしゃれさんやった。
「こんな格好でグランドに来るなんて変な感じやー。」なんて笑ってた。
あたしはそんなみんなの隣で。ひとりだけジャージ姿やった。

小さなこと。取るに足りんような。小さな小さなこと。
それでも。私服のみんなは外野の人間。ジャージのあたしとは違う。
それやのに。あたしはベンチには入れずに私服のみんなと一緒におる。
春休みもずっと一緒に練習してきたのに。部外者みたいになってる。
そーゆう中途半端な感じが。なんとも言えずイヤやった。


試合が始まると。それはいっそうキツかった。
みんなと一緒に走りたいのに。あたしは見てることしか出来ん。
そうるも。まひろも。はつねも。走り回って活躍してるのに。
あたしはそれを見て。外野から応援してゲキを飛ばすことしか出来ん。

くそぅ。走りたい。あたしもみんなと一緒にやりたい。
なんであたしはグランドのこっち側におるんやろう。
なんであたしはみんなと同じ場所におらんのやろう。

どうしようもないことやって分かってても。悔しかった。
でもそんなのをみんなに言うわけにもいかんし。
反省の時間とかには。気づいたことを後輩にいろいろアドバイスして。
どうにか自分の中で気持ちのバランスをとってた。


試合の後とかに。まひろはあたしのところにすぐ来て。
「ちょー。なんかアドバイスくれー。」って言った。
そんなふうに。さりげなくあたしを必要としてくれることが。
まひろの優しさやと思ったし。ありがたかった。
あーだこーだとまひろに言いながら。ちょっとだけ浮上した。

でもあたしの中では。くだらないフツフツとしたものがあった。
子どもみたいでイヤになるけど。完全には拭いきれん疎外感があった。
なんとなく。ただなんとなく寂しかった。

さすがにそうるも。分かってへんと思ってた。
試合に出る以外に。他の試合の審判もせなあかんかったそうるは。
自分のことで疲れてたし。あたしのことまで見えてへんと思ってた。

でも。やっぱり。そうるはさすがやった。
また忘れかけたけど。そうるはそういうヤツやった。


試合が全部終わって。みんな着替えてるときに。
疲れたなーと思ってしゃがんでたあたしの頭上から声がした。
「今日はイライラしたんちゃうん?」って。
振り返ると。そこにはそうるがおった。
そうるは。あたしとは目を合わせんままで。
あたしの隣にあった自分の荷物をとった。

「あー・・・うん。イライラとゆーか・・・疲れた。」
そう言って。あたしはちょっとだけ無理して笑った。
さすがに全部は分からんやろう。そう思いながら笑った。
あたしがベンチの反対側から。どんな思いで試合を見てたかなんて。
そうるはあたしじゃないし。体験してへんのやし。分からんくて当然。

でもそうるは。その後で言った。
「うちやったら見てるだけとか耐えられんわ。」
「イライラしまくりでちゃんと笑えへんと思うし。」
荷物をいじりながら。片手間のように。独り言のように言った。
でも言い終えた後に。ちょっとあたしを覗き込んで。
「お疲れさん。」って。あたしの頭をポンポンって叩いた。
その言葉は。全部分かってくれてる響きを含んでた。
少なくとも。あたしにはそう聞こえた。

・・・あかんって。今のあたしの精神状態で。それは反則。
やめて。そんな優しいこと言われたら泣いてまう。
我慢してたもんが溢れ出してまう。あかんって。

そう思いながらも。じわーっと涙が浮かんできた。
やばいと思ったときにはもう遅くて。最初の一滴がポタっと落ちて。
そうるのバッグの上に。小さな雫の玉を作った。


そこからのそうるの反応は早かった。
あたしの手をつかむと。すぐに立たせて連れ出して。
ベンチの裏の壁のとこに回り込んで。自分の背中であたしを隠した。

「・・・ごめん。」そう言うのが精一杯やった。
「・・・後輩に涙見せたらあかんって。」そうるは言った。
「ごめん。もう大丈夫やから。」って言うあたしに。
「大丈夫じゃないやろ。」って言った。

ちくしょう。また見抜いたようなこと言いやがって。
さりげなく。狙いもせずに優しいこと言いやがって。
泣くぞ。泣くからな。知らんからな。半分はあんたのせいやからな。
そう思って。あたしはそうるの肩に頭をうずめた。

あたしはそうるのユニフォームに。小さな涙の染みを2つ作った。
出たかってん。やりたかってん。寂しかってん。
そう繰り返すあたしの肩を。そうるは強く抱いてくれた。
「考えすぎんな。大丈夫や。」そんな男前なことを言いながら。
痛いくらいに何度もあたしの背中を叩いてくれた。


ねぇそうる。あんたは知らんやろうけど。
あたしが泣いてるのの半分は。嬉しさからやったんやで。
あたしはやっぱり。誰かに分かってほしかったんやと思うねん。
見てるだけしか出来ん悔しさ。輪の外におらなあかん疎外感。
そーゆうのに。ちょっとでええから気づいてほしかったんやと思うねん。

そしてあんたは。気づいて声をかけてくれた。
「お疲れさん。」ってちゃんとあたしにも言ってくれた。
それが嬉しくて泣いたあたしには。気づいてへんかったみたいやけど。
あんたはやっぱり。いろんなことが見えてるんやと思った。

そうる。いつだってあんたは優しいけど。
そんなあんたの優しさに慣れすぎんように。
思われることに慣れすぎんように。
いつだって。ありがとうって思える自分でいたい。

ありがとう。そうる。気づいてくれて。分かってくれて。
受け止めてくれて。ありがとうね。

あぁ・・・それにしても。そうる。あんたには泣かされっぱなしやわ。
あんまり泣かせんといてね。あたし水分不足になってまう(苦笑)。





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2003年03月19日(水)孤独を愛する人。(合宿その3)

合宿のおまけ。それは毎回恒例のアンケート調査。
これは合宿係が作ってくれるんやけど。
サークルのメンバーひとりひとりについて。
「○○(さん)は△△な人」って感じで。票を集めていく。
これがなかなか当たってたりして。内輪ではおもろかったりするんよね。


去年の夏合宿では。あたしとそうるの評価は正反対やった。
分かってたけど。あまりにも真逆で。ちょっと笑えるくらいやった。

まずそうるにつけられたランクは。
「彼氏にしたい人」「抱かれたい人」「かっこいい人」などなど。
ナイスプレーをいっぱいやってて。かっちょいいキャプテンそうるやったから。
まぁこんなふうに評価されるのもしょーがない。
あたしの欲目から言うなら。まぁ当たり前ってところ。(←おい。)

そしてあたしにつけられたランクは。
「彼女にしたい人」「抱きたい人」「かわいい人」などなど。
とりあえず素直にありがとうって思うけど。それにしても。
こうも見事に反対になるもんかね(苦笑)。

でね。ここから先はあたしの勝手な考えかもしれんけど。
普通やったら。「彼氏にしたい人」と「彼女にしたい人」とは。
理想のカップルなんてことになったりするんとちゃうかなーなんて。
だったら。あたしとそうるがカップルってことになっても。
もしかしたら。それはそれで「おぉー!」ってなって終わらんかなって。
ありもせんようなことをちょっと考えてみたりした。

それと同時に。なんかどうしても言いたくなってもたりした。
大声で。ちょっと聞いてくれーって感じで。叫びたくなったりもした。


ねぇみなさーん。みなさんは。
自分の彼氏にしたいかっこいいそうるさんと。
自分の彼女にしたいかわいいさあやさんとが。
実は恋仲だって知ってますかね。

自分が抱かれたいと思うそうるさんが。さあやさんのことを想ってること。
自分が抱きたいと思うさあやさんが。そうるさんのことを想ってること。
みなさんはちょっとぐらいは知ってますかね。


もちろんこの言葉は。そのままあたしの胸の奥にしまわれたけど。
そんな評価をされたって勢いもあって。つい言いたくなってもた。
でもこの恋はヒミツの恋でナイショの恋。それでいいとあたしは思ってる。
・・・ほんまはよくないけど。ヒミツでもナイショでも幸せやから。それでいい。


前置きが長くなったけど。あたしが言いたかったのは。
今回の合宿のアンケートのこと。
今回のアンケートは。形式がちょっと一新されてて。
一人に1項目だけを当てはめるようになってた。
そしてその中で1番多かったのを。その人のランクにしてた。
参考までに。まひろのランクは。「心優しい人」で。
はつねのランクは。「何をやってもおもろい人」やった。
ちなみにこれは。あたしが選んだとおりやった(笑)。


そうるのランクは。「孤独を愛する人」になってた。
あたしのランクは。「寂しがりな人」になってた。

・・・なるほど。今年もあたしたちはやっぱり正反対なのね(苦笑)。
ここまでくると。ちょっともう嬉しい気すらしてくるから不思議。

孤独を愛するそうるさんと。寂しがりなさあやさんが。実は恋仲・・・。
うーん。これはちょっと説得力に欠ける部分があるかも(涙)。
これやとあたしが寂しがってそうるを求めてるって図が出来上がる。
それって一方通行になってまうし。・・・それは困る(笑)。


でも実際。当たってるもんやなぁって思う。
そうるは。時々ほんまに孤独を愛してるように見えることがあるから。
そばにいても。ぼんやりと遠くを見てるその瞳とか。
つないでても。怖いくらいにひんやりしたその手とか。
そういうので。なんとなく寂しくなることもあるし。
一人でいるときとか。そうるは他を寄せつけんオーラを放ってることもあって。
そんな横顔とか後ろ姿とかを見つけたとき。あたしは泣きそうになる。

そして。溢れそうな涙をちょっと堪えて思う。
あたしはこの人をどこまで理解できてるんやろうって。
好きとか愛してるとか言ってみたところで。
たくさん分かったつもりになったところで。
あたしは所詮。この人の心の表面しかまだ触れてないんとちゃうかなって。
まだまだ見えてない部分が。とゆーより見せてもらえない部分が。
実はいっぱいあるんとちゃうかなって。そう思ったりする。


ねぇそうる。あたしはそこに踏み込んでもええかな。
あんたが誰にも踏み込ませんかった部分を。
新雪みたいな未知でキラキラした部分を。
あたしは踏みしめてみたい。そしてそこに足跡をつけてみたい。
あたしだけが知ったっていう印に。くっきりつけてみたい。

孤独を愛するあんたが。一緒にいる相手に。あたしを選んでくれた。
ううん。選んだとか選ばれたとかそうじゃない。結果的に今あたしと一緒にいる。
どうしてなんやろう。どうしてあたしなんやろう。

そうる。もしかしたらあんたもあたしと同じように。
不可抗力的に。あたしのことを思ってくれてるんやろうか。
「なんでか自分でも分からんけど。でも好き。」
そう思ってくれてるんやとしたら。こんなに嬉しいことはないよ。そうる。





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2003年03月18日(火)君がいる空間。(合宿その2)

合宿。集団生活。その何が1番おもろいって。
それはもちろん。みんなで過ごすなんでもないような時間。
あたしみたいなひとり暮らしには。そーゆうのって余計に楽しい。
友達と一緒の部屋でだらだらしたり。ちょっと語ってみたり。
さらには。そこに大好きなそうるがおるってことが。拍車をかける(笑)。

だって。朝から晩まで3日も一緒にいられるとか。そうそうないもん。
あのバイト人間とあたしが。旅行に行けることなんてまずないし(涙)。
せいぜい1日一緒にいられればいいって方なんやもん。


今回あたしたちの学年で。泊まり参加者は4人。
そうる。まひろ。あたし。そしてもうひとり。ここでは初登場のはつね。

はつねのキャラは。ひとえに「何をやってもおもろい」に尽きる(笑)。
なんてゆーか。ほんまに1から10まで彼女のやることはおもろい。
リアクションがオーバーなとこがあって。後輩からも愛されてるキャラ。
本人ちょっと狙ってる部分もあるんかもしれんけど。それすら分からんくなるくらい。
毎回合宿で恒例のアンケートがあるんやけど。
サークルの実に9割の人が。彼女を「おもろい人1位」に選んでたしね(笑)。


そんなはつねを含め。大好きなまひろと。愛しいそうると(笑)。
4人でやりたかったこと。そう。あたしがひそかに計画してたあれ。
夜中のバイク疾走大作戦(笑)。なんとなんと実現しちゃいました☆

いやー。狂喜乱舞。拍手喝采。(←なんやそれ。)
ほんまにほんまに。予想以上におもろかった。
あたしのぶっ飛んだ提案を。大マジメに聞いてくれたあほぅなみんな。
なんて愛すべき存在。すばらしい。

そうるは。「寒いかもなぁ。」とか言いつつもあっさりOKしてくれたし。
おもろいこと大好きなはつねは。「いやーん。おもろそう☆」って即座に賛成。
びびって反対するかと思ったまひろまで。「暴走族みたい。最高。」とか言うし。
あんたら悪いこと好きやねぇって。あたしが言いそうになったくらい(笑)。

あたしたちは。とりあえずはお酒を買いに近くのコンビ二まで走ることにした。
そうるの後ろにははつねが。まひろの後ろにはあたしが乗ることになった。
(まぁこれは妥当なとこでしょう。あえてこの場でそうるの後ろに乗らんでも・・・ね。)
暗くて静かな夜の中に。エンジンの音がふたつ響く。

念願のまひろの後ろに乗れるってことで。あたしは大げさにはしゃいでみる。
「うひょー。すごいなぁ。二人乗りも出来るんやー。」って言ったら。
「でもあのコ(←そうる)ほどうまくないと思うで。」ってサラっと言われて。
あぁーいつも後ろに乗ってるってバレバレですかーみたいな感じで。ちょっと照れた。
そして。そーゆうことをあっさり言ってくれるまひろに。ちょっと惚れかけた。(←おい。)

そうるが先に走って。その後ろをまひろが走る。
そうるの後ろでキャーキャー言ってるはつねはバイク初体験。
あたしは慣れたもんやけど。まひろの後ろはそうるの後ろとはまた違ってた。
2人のバイクは形がちょっとだけ違うから。
体勢が違ってたり密着度が違ってたりするものあるけど。
なんてゆーか。・・・まひろの運転の方が安全な気がした(苦笑)。

いやこれは別に。そうるを信じてないとかそーゆう問題じゃなくて。
そうるは80キロ出すけど。まひろは60キロしか出さんというだけのこと(笑)。
飛ばし屋そうるは健在で。相変わらずの積極的な走りっぷりやったし(笑)。
まぁ初めてバイクに乗るはつねを。怖がらせようって魂胆もあったと思うけど(笑)。

そう言えばあたしは。そうるの走りっぷりを後ろから見るのは初めてで。
車体の傾き加減とかを見ては。いつもこうなんかーとか思って楽しかった。
まひろとちょっとずつ車間が空いていって。おいおい飛ばすなよーとも思ったけど。
でもなんかテンション高かったし。まぁいっかーと思って許せてもた。
あたしもたいがい都合いいオンナやなぁと思ったけど。まぁしょーがない。

結局走ったのは30分にも満たんかったけど。めちゃめちゃ楽しかった。
信号待ちのときに。あえて横に並んでしゃべってみたりして。
「ちょーマジで怖い。こんなに怖いもんなんや。」って興奮しっぱなしのはつね。
「夜の2人乗りとか・・・悪くなったもんやわー。」って笑うまひろ。
「しかしオンナ4人で夜中にバイク・・・普通ありえへんよな。」ってそうるも笑ってた。
みんなで笑いあう空間は。それだけで幸せやった。


それ以外にも。楽しいことはいっぱいあった。

まひろとはつねが部屋のユニットバスを使ったから。
そうると2人で温泉に入れたのも楽しかったなぁ。
ちょっと甘えて「背中洗ってー。」って言ったら。
「・・・マジかい。」って困ったように笑いながら。ゴシゴシ洗ってくれたり。
長風呂のそうるに合わせて入ってたら。あたしまでのぼせそうになったり。
「おっぱいおっきいー!」とか2人して後輩に言われたり(笑)。
そーゆうしょーもないひとつひとつのことが。やっぱり幸せやった。

4人そろって。ベランダから夜景を見て。
あの方角は空港やろーとか。あの灯りは滑走路ちゃうかーとか。
あげく地図まで持ち出してきてワイワイ言ったりして。
そうこうするうちに。全員が寒くてくしゃみ連発したりして。おもろかった。

ドラマの最終回を見てて。あたしがちょっと泣いてたときに。
はつねが派手に泣いたもんやから。そうるもつられてちょっと涙ぐんだり。
そんな3人を見ながら。まひろだけが全然泣かんくて。
はつねに。「ちょっとあんた何クールに決めてんねん。」とかつっこまれてたり。
そうるが。「泣くつもりないのに。あんたが泣くからー。」ってはつねに言ったり。
周囲関係なく泣いてるあたしに。まひろが「ほんま涙もろいなー。」って言ったり。
そんなのも。やっぱりおもろかった。

田の字型に4つ並べた布団で。あたしは2日ともそうるの隣で。
これはちょっと後で布団に押し入ってやろうかなーとか思ったりしてたら。
(何もせーへんよ。ただくっついて寝るだけのつもりで。)
「ちょー。そんなに布団くっつけたら蹴るでー。」とかってわざと言われて。
がびーんとかってショック受けてたら。例によってにやっと笑われたり。
そしてその笑いに。これまた例によってやられたり。それを必死で隠したり。
なんやかんやと。やっぱりあたしは忙しくて幸せやった。

夜に弱いそうるが。だんだん眠さ限界になってきて。
寝ぼけ出して。しゃべることもおかしくなってきて。
そのうちちょっと眠りかけたところで。はつねがそうるの顔に落書きし始めて。
怒りマークやら傷マークやら眼鏡やら髭やら鼻毛やら。いっぱい書き込んで。
我慢の限界でまひろとあたしが吹き出したら。そうるが飛び起きて。
鏡見て。「ちょー書きすぎやろー!」とか叫んだりして(笑)。おもろかった。

それでも寝ぼけてるそうるを起こすために。4人で格闘技をしたり。
とゆーよりは。単純にくすぐりあってただけなんやけど。
そのうちエキサイトしてきて。柔道やってたまひろが寝技を仕掛け始めて。
「ぐぁー!ギブ!ギブ!(←ギブアップ。)」とかって言うそうるを押さえ込んだり。
布団の山を目掛けて。軽くあたしを一本背負いしてくれたりもして。
世界が一周したあたしは。「うぎゃー!」って品のない悲鳴をあげたりして(笑)。

ほんま。いい年してしょーもないことばっかりやってるなぁ・・・(苦笑)。


そうるに関して言うなら。子どもみたいなかわいい寝顔とか。
はだけた浴衣から伸びる足とか。(寝相悪いからはだけまくりやった。)
寝起きのくしゃくしゃの髪とか。目の横にちょっと出来てたシーツの跡とか。
それから。朝ごはんの最後にブラックコーヒーをかっちょよく飲む横顔とか。
そーゆうひとつひとつに。あたしはいちいち感動したりして。
ほんま。どないやねん。こんなに好きでおってええんかい。
そんなふうに自分でつっこんでみたりもしてた。

一緒にいられることの幸せを。改めて実感した感じやった。
だって。そうるのそばにおったらあたしはほんまに忙しいから。
どんなにちっちゃいことでも。そうるの反応とか変化とかそーゆうひとつひとつを。
取りこぼさんように。見逃さんように。観察するので大忙しやから。
そしてひとつひとつ見つけるたびに。胸の奥をギュっとつかまれる感覚に襲われて。
あーあかん。好き。好き。大好き。ほんまにそうやって叫びそうになるから。


ねぇそうる。あんたはほんまに。なんでそんなにもそうなんやろ。(←意味不明。)
そしてあたしは。なんでこんなにもあんたを好きなんやろ。
なんで飽きもせずに。あんたのことをずーっと見てたりできるんやろ。
考えれば考えるほどに。答えが見つからんくてあたしは困ってまう。

でも。誰かを好きになる感情は。きっと不可抗力なんやと思う。
「こーゆうとこがあるから好き」ってのじゃなくて。
好きになった人に「こーゆうとこがあった」っていう結果論なんやと思う。
なんで好きなんかなんて。自分にも分からんくて当然。
気がつけば好きで。気がつけば気になってしょーがない存在。
そーゆうのでいいかもなぁって。だんだん思えるようになってきた。

それにしても。そうる。あんたはやっぱりすごい。
大好きな友達と過ごす。それだけでも幸せな時間の中に。
ちょっとしたあんたの言葉とか。ちょっとした笑顔とか。いたずらとか。
そんなスパイスが入ることで。あたしはどこまでも幸せになれる。

ありがとうそうる。あんたがおってくれて。あたしはやっぱり幸せ。
あたしは。あんたのことが大好き。どこまでも。いつまでも。ずっと大好き。

でもきっと分かってる。「好き」でも「大好き」でも不十分なこと。
「愛してる」とか言っても。なんとなく足りんような気がすること。

この名前のつけようのないくらいの強い思いが。
そうる。どうかあんたに優しく届きますように。





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次はちょっとだけ。おまけの出来事を書いてみよっかな。
とりあえず合宿ネタは。それで終わりにする予定です。


2003年03月17日(月)がんばれあたし。(合宿その1)

えーっと。これをアップしてる今は水曜です。
そんなわけで。ちょこっとお久しぶりです(笑)。

あたしは無事3日間の合宿を終えてきたわけやけど。
これがなかなかいろいろあったんで。
ちゃんと残しておきたいなーと思ったから。
がんばっていっぱい書いておこうかなーと思って。
月曜のとこから書き始めてみた。そーゆうこと。

とりあえず。自分の中では練習に関することと。
それ以外のことで分けられるかなーと思って。
それで書いてみよっかな。いつものようにダラダラと(苦笑)。


ではまずは。練習のことで。
ほんま好き勝手に書くと思うけど(笑)。


今回の合宿で1番心配してたのは。自分の足のこと。
どうしようもないくらいに痛むこの右足のこと。
痛み止めを飲んで。ごまかして乗り切ろうと思ってたんやけど。
案の定。初日の午前練から足の痛みはやってきた。

股関節がズキズキ。動かすたびに走る痛み。
昼ごはんを食べにグランドから戻るときに歩くのさえ痛くて。
もうこれは休み休みやらなあかんのやろうかって思って。
ほんまに軽く泣きそうになってた。

でもそんなの周りには言えんし。(←強がり。)
そのくせ分かってほしいとか望んだりして。(←わがまま。)
そんな矛盾した自分に対して。またイライラしたりもして。
あぁほんまに。どこまでも進歩がないあたし。

でも足の痛みも。そのうち慣れてきたりするもんで。
結局練習は。最後まで全部参加することが出来たんやけどね。

慣れるとゆーか。足の痛みって移動していくんよねぇ。
てゆーか上昇する。これはあたしが経験上悟った法則。
あたしの場合も。一番最初は膝が痛かったはずやのに。
気づけば股関節が痛くて。今回の合宿で腰に移動した。

足の痛みがマシになったーなんて一瞬でも喜んだあたしは。アホです。
腰痛がスポーツやる人間にとってどんだけ致命傷になるか。
痛み苦しんでる友達もいっぱいおるし。よく分かってるはずやのに。

あぁ・・・どうかこの痛みが1日も早くマシになりますように。


まぁ足のことはこれまでにして。練習そのもののこと。
あたしが今回1番痛感したのは。自分の体の未熟さ。
これはもちろん。発育具合がどうのこうのってことじゃない(苦笑)。
体力とか。筋力とか。もっと言うなら精神力とか知力とか。そーゆうこと。

走りたい走りたいって思ってるのに。気持ちだけが先走ってまう。
疲れきった体は。簡単には言うことを聞いてくれへん。
このプレーをもっとこうしたいとか思っても。脳から体への伝達が遅い。
なんか書いてて情けなくもなってくるけど(涙)。

もっと体力があったら。もっとしなやかで強い筋力があったら。
もっといろんなプレーも思い通りにいくはずやのに。
ううん。もしそんな体力や筋力がなかったとしても。
それをカバーできるだけの精神力とか知力とかがあれば。
こんなにもイライラしたりへこんだりするだけにならんはずやのに。

うまくいかんかったプレーの後で。いろんなアドバイスをもらうんやけど。
そーゆうので簡単にへこんでまうのが。あたしの精神力のなさやと思うし。
あかんプレーの解決策をうまく思いつけんときには。知力のなさを思い知るし。

あぁ。もっといろんな力が欲しい。もっと成熟した体が欲しい。
どれひとつとして満足じゃないあたしは。まだまだほんまに未熟。


そーゆうのを痛感した具体的なことをひとつ。
それはあたしがそうるがあたしにアドバイスしたときのこと。

そうるは基本的にあたしのプレーに関しては。あんまりいろいろ言わへん。
それは。自分の発言があたしに与える影響力を分かってるせいもあると思う。
キツイことを言われたあたしがどれだけへこむかを。きっとそうるは知ってる。
そして。あたしがけっこうそれを引きずってしまうことも。たぶんそうるは分かってる。

でもそんなそうるが。珍しくあたしを捕まえてプレーのことで言ってくれた。
あたしがフリーでパスをもらうべき場面で。アピール不足でもらえんかったときに。
「もっとこうやってアピールあかんやん!」とか言われたんやけど。
悲しいことに。あたしとしてはこれ以上ないってくらいにアピールしてたから。
相手があたしのアピールに気づいてへんかっただけやと思ってたから。
それがそうるに伝わってへんかったのが。なんか悔しくてしょーがなかった。
なんでやねん。ちゃんとやってたのに。そう思ってイヤな感じの態度をとってもた。

「やってたつもりやってんけど。」って言ったら。
「そうは見えんかった。あれじゃ足りんやろ。」とか言われて。カチーンときてもた。
たぶんおもしろくなさそうな顔を。無意識のうちにしてたんやと思う。
あたしとそうるの雰囲気が悪くなってたのに気づいて。まひろが走ってきてくれて。
「外から見てたら分かったで。プレーヤーに気づかれてへんかっただけやで。」って。
さりげなくフォロー入れてくれて。もめずにすんだんやけど。

でもそうるは。別にあたしをけなしてるわけじゃない。
見てて気づいたことを。そのまま言ってくれただけ。
言われんかったら。あたしは気づかんかったやろうし。
それじゃあたしは伸びんくなるんやし。言ってくれて嬉しいって思うべき。

それやのに。なんか否定されたような。そんな気分になって。
ぐあーって自分の中で落ち込んで。あかんーできんーって思い込む。
こーゆうのって。見てる方もほんまにうっとしいやろうって思う。

そーゆうときこそ単純になって。カラっと笑って言えばええのに。
「あーそっか。んじゃ次からがんばるわ。ありがとー。」
そうやって笑って言うだけで。きっと印象って変わってくるもんやと思うのに。
下手に言い訳したり。難しい顔してみたり。あげくへこみっぱなしやったり。
そんなんじゃアドバイスする方も。やりにくいっちゅーねん。ほんま。


まぁそんなこともありつつ。いろいろ思うことはあったけど。
四六時中へこんでたわけじゃなくて。楽しい時間もいっぱいあった。
てゆーか。もちろん楽しい時間がメインやった。(←だったら先に書け(笑))
うまい具合にやれたときとか。みんなで作戦立ててるときとか。
自分が教えた後輩がうまくやれたときとか。ひとつひとつが嬉しくて。
そしてめちゃめちゃおもろくて。それこそ足の痛みも忘れて走りまくってた。

やっぱり。へこむことがどんなにあったとしても。楽しむ姿勢を忘れたらあかんって。
最終的には。そう思うことができた合宿やったからよかった。
だって。別に自分を追い込んだり苦しめたりするためにやってるんじゃない。
大好きな仲間と。大好きなスポーツをやりたいからやってるんやから。

だーかーら。がんばれあたし(笑)。
難しいこと考えすぎんと。笑って楽しんでいけ。
なんとかなる。なんとでもなる。大丈夫。なーんも心配いらん。


最後に。おまけのようにそうるのことを書くけど(苦笑)。
合宿中のそうるは。目の覚めるようなプレーをいっぱいやらかしてくれて。
あたしは。相変わらずそのひとつひとつに見とれてた。
生き生きしてるなーと思って。楽しそうやなーと思って。
またきっと口元緩めて見てたんやと思われる(苦笑)。

まぁもちろんそれだけじゃなくて。また複雑な思いもあったけど。
もやっぱり。最愛の人のキラキラしてる瞳は。
難しい理屈とかを全部越えて。ただ単純に愛しかった。


ねぇそうる。あんたにひとつだけ言いたいこと。てゆーか知ってほしいこと。
あんたはあたしに言ってくれたやん。思ってることをもっと言っていいって。
まぁ話題は練習に関することじゃなかったけど。
でもそれなら。あんたもあたしに思ってることいっぱい言って。

そりゃへこむと思うで。うまい対応できんこともあるで。
それでも。あたしはいつだってあんたの本音が知りたい。
そーゆう意味で。今回みたいに言ってくれたことも結果的には嬉しいこと。
まだまだそーゆうのを笑って受け止められるだけの器じゃないけど。
そうなれるように。がんばるから。成長するから。

あんたはあんたのままで。そのままで。あたしにぶつかってきてくれればいい。
ちょっとやそっと傷ついても。癒せるだけの力を身につけていくから。

でもね。ここから先はあたしの要求でもあるんやけど。
厳しいアドバイスと同じくらい。誉めつぶすくらいのこともしてほしいな。
あんたの言葉は。よくも悪くもあたしにすごい影響を与えるんよ。
「ナイスプレー!」ってひと言言われるだけで。疲れなんか全部消えてしまう。
ご褒美をほしがる子どものように。あんたのその声を求めて。
俄然はりきって走り回ることもあるくらい。あたしには単純なとこもある(苦笑)。

だからさ。そうる。気づいたときはめいっぱい誉めてやって。
コイツ扱いにくくなってるわーって思ったときは。とりあえず誉めてやってみて。
そしたらあたしは。分かりやすく元気になってケラケラ笑うやろうからさ。





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じゃあ次は。練習以外の楽しかったこといろいろについて。
ほんまにおもろかったから。これこそまさに書き残したいし(笑)。


2003年03月16日(日)楽しみがいっぱい。

昨日の夜明けは。ずいぶんとイヤな夢を見たけど。
今日は。そうるといっぱいメールが出来て。満たされてた。
メールの内容はしょーもないことばっかりやったんやけどね。

結局のところ。あたしはいつだって不安定なんやなぁって思う。
それはそうるが優しい言葉をくれるとかくれんとか。
そーゆうことだけじゃなくて。もっといろいろ原因があって。
その中でも特に。単純にあたしが思われてる自信がないってのと。
あたしばっかりそうるのことを思ってるって思い込んでるのとが強いと思う。

でも人間って。誰しもそうなりがちなんやと思う。
欲深くて。与えられたがりで。求めてばっかりで。
自分の思いの強さだけ信じて。相手の思いは疑いやすくなる。

あたしばっかりあんたのこと気にかけてるやん。
あたしばっかりあんたのこと思ってるやん。
なのになんで。なんであんたは。その程度やねん。
なんで同じ力で押し返してくれへんねん。

そう思っては。悔しくなって。キィーって思ってしまう。
そうなる前に。一息おいて。相手のことを思える余裕が欲しい。
相手は相手の精一杯で。自分のことを思ってくれてるはずやって。
そう信じることこそが。1番大事なことなんやと思うから。

でもそんな余裕がないのがあたし。まだまだ精神的に幼いあたし。
がんばらんとなぁ。成長せんとなぁ。ふぅ。



さて。明日からサークルの合宿。
この痛む足を抱えたあたしには。かなり心配な3日間ではあるけど。
まぁ無理しすぎん程度にがんばろうかなと思ってる。
・・・無理はしてまうやろうから。あくまで「しすぎんように」ってことで(苦笑)。

そうるとの今日のメールも。そのことが大半。
荷物の用意をしながら。携帯の着メロは鳴りっぱなし。

「向こうってバスタオルあるん?」
「あるみたいやで。確かそう聞いた。」
「バス何時発なん?グランド何時集合やっけ?」
「8時半集合。てゆーかあんたバイクやろ。」
「売店とかってあるよな?」
「あるんちゃうか。知らんけど。」

このメールのやり取り。間隔は空いてるといえど。明らかに内容つながってへん。
もちろん質問してくるのがそうる。答えてるのがあたし。
そうるがいかに人の話を聞いてへんかってのがよく分かると思う(苦笑)。
てゆーかどこまでも質問責め。そして聞きたいことだけを聞いてくる。
分かってるけど。ほんまに都合のええヤツやなぁと思って。笑えてくる。

そうるは。明日はまひろと一緒にバイクで登場するみたい。
前々からの約束やったから。かなり嬉しそうやった。
まひろはかなり怖がってて。見ててちょっとおもしろかった。
それは。この前の練習のときのこと。

「後ろ走ってあおったろー。」っていたずらっぽく笑うそうるに。
「あかん。ほんまやめて。ヘタレやねんて。」って泣きそうなまひろ。
「だってうちが前走ったら置いて行ってまうかもしれんで。」って言うそうるに。
「置いて行かれる方がマシ。あんたにあおられたら死ぬ。」ってびびるまひろ。

なんてゆーか。このやり取りはかなりおかしかった。
そうるは基本的に。こうやって人をからかうのが大好き。
悪化すると。かなりのいじめっ子になるんやけど(笑)。
そんなそうるやから。こうやってまひろとやり取りしてるのは。
ほんまに楽しそうで。(またまひろもうまい具合に怖がるからねぇ。)
楽しそうなそうるを見てると。あたしもやっぱり楽しかった。


あたしには小さな計画があって。
これは企画倒れになるかもしれんのやけど。
合宿の夜に。バイクに乗って走りたいなーって。

あたしたちの学年の合宿参加は4人。
そうると。まひろと。あたしと。もう一人の友達。
そうるとまひろのバイクがあれば。あたしと友達が後ろに乗れる。
合宿所の周辺は。交通量がないわりにけっこう整備されたいい道があるから。
あそこをみんなで夜に走るとか。かなり楽しそうやなーって思って。

どうなるやろう。まだ勝手にあたしがたくらんでるだけやねんけどね。
あのまひろのヘタレ宣言を考えると。二人乗りは不可能かなーとも思うし。
みんな練習でバテて。それどころじゃないってのも考えられるし(苦笑)。
でも。そーゆうアホなことも。せっかくやからやっときたいなーとも思うのね。
うーん。やりたいなぁ。提案してみよっかなぁ。


ねぇそうる。スノボにあんたは来てなかったから。
集団でお泊りするのは。めちゃめちゃ久しぶりやね。
そして実はあたしたち。合宿で同じ部屋になるのは初めてやねんで。
なーんかそーゆうのも。めちゃめちゃ楽しみやったりする。

ゴロゴロ寝転がって。しょーもないことを遅くまで話すのとか。
普段はちょっと話せんような。マジトークを展開させてみるのとか。
そーゆうちょこちょこっとしたおまけも。あたしは大好きなんよね。
部屋は湿布くさかったり。筋肉痛のうめき声が聞こえたりするんやろうけど(苦笑)。
それでも。大好きな仲間と。大好きなあんたと3日もずっと一緒におれるのは。
やっぱりそれだけで幸せなことやと思えるし。めちゃめちゃ楽しみ。
おもろいこと。いっぱいある3日間になるといいね。そうる。

あ、それから。免停明けなんやから。くれぐれも安全運転するように。
そして。前を走るにしろ後ろを走るにしろ。まひろを泣かせんように(苦笑)。





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そんなわけで。3日ほど更新ができなくなります。
次は。元気があれば水曜。なければ木曜ってとこかな。
まぁせっかくなんで。しっかりがんばって。しっかり楽しんできます☆


2003年03月15日(土)痛みは今でも。

あたしはよく夢を見る。
幸せで。ずっと見ていたいような夢もあれば。
怖くて。必死で目を開けて終わらせる夢もある。

夜明けに見る夢は。だいたいいつも後者。
あたしは。ぐっしょり汗をかきながら目覚めて。
夢でよかったと胸を撫で下ろす。
それは。正体不明の怪獣に襲われる夢やったり。
崖から転落する夢やったり。海で溺れる夢やったり。いろいろ。
ちょっと現実ではありえへんようなことが。夢ではよく起こる。

でも。今朝見た夢は。やけにリアルで。苦しかった。苦しすぎた。
それは。そうるがあたしから遠ざかっていく夢やった。


場所は。あたしたちがよく行くショッピング街。
そこの上りのエスカレーターに。そうるが乗ろうとしてた。
普段ではありえんような。あたしが見たこともないような。
パステルカラーのかわいい服をきたそうるが。そこにはおった。
あたしは。なぜかその場から動くことができんくて。
声にならん声で。そうるの名前を何度も叫んでた。
でもそうるには。あたしの声は届いてへんみたいやった。

そうしてるうちに。そうるの隣に男の人が現れて。
そうるの手を取って。あたしの方を見て。ニヤっと笑った。
そうるは。あたしの方は1度も見んくて。その男を横顔を見てた。
腕を絡ませた2人を乗せて。エスカレーターはどんどん上がって行って。
あたしはひとり取り残されて。その場に立ち尽くしてた。

誰よ。あんた誰よ。イヤや。そうるを連れて行かんといて。
キライ。あんたなんか大キライ。消えて。お願いやから消えて。
そうる。そうる。なんであたしを見てくれんの。
こんなに呼びかけてるのに。あんたには聞こえんの。
お願い。行かんといて。あたしを置いて行かんといて。
なんで。なんで。イヤや。こんなのイヤや。


必死の思いで目を開けて。すべては夢やって分かって。
安堵と苦痛で。じんわり涙が浮かんでくる。


夢やと気づいた後も。しばらく体の震えが止まらんかった。
寒さのせいかと思って。あったかいココアを入れた。
でもココアを飲んでも。ちっとも落ち着けんかった。

時計を見たら朝の6時で。窓の外はまだうす暗かった。
また同じ夢を見るかと思ったら眠るのが怖くて。
あたしはカーテンを引いて。ゆっくり白くなっていく外を見てた。
そのうち少しずつ冷静になっていって。
なんであんな夢を見たんやろうって考えてた。

そっか。昨日がホワイトデーやったからや。
だから忘れかけてたあの男の存在が。頭をよぎったんや。
そう思って。あたしは長い溜め息を吐く。

あたしが連絡せんかったのもあるけど。そうるも連絡をくれんくて。
結局金曜はまったくそうると連絡とってなかった。
サークルの掲示板にも。そうるのカキコはなくて。
もしかしたら家に帰ってへんのかなって。あたしは思ってた。
そして。もしかしたら。あの男と会ってたりするんかなって思い始めて。
そして。そんなことあるはずないやんって考え直してた。

そうるは。あの男との関係は切るって言ってくれた。
あの目は本物やったし。あの涙も本物やった。
少なくともあたしには。そう信じられるものやった。
だから。もう何か言うのはやめようと思って。
あれ以来あたしは。何もそうるには言ってへん。
そうるからも。あの男に関する発言はなくなった。

大丈夫なんやと思う。何かあるはずがないと思う。

でも。こんな夢を見たら。不安もよぎるやん。
忘れかけてたことやのに。考えんようにしてたことやのに。
夢でそんなことされたら。イヤでも思い出してまうやん。

でもさすがに。夢で見たとも言い出せんし。
そんなこと言えるくらいなら。あたしは1年も苦しんでへんかった。
あぁ。ほんま。夢なんか見んかったらよかった。
そう思って。どうしようもない思いにかられて。また苦しくなる。


ねぇそうる。あたしは痛みはいつか薄れていくものやって書いたけど。
薄れても。やっぱり絶対消えることはないんやと思った。
どんなに薄れてても。もう自分でも意識せんくらいになってても。
こんなふとしたことで。こんなにも思い出す。
そして。やっぱり痛みは痛みで。何ひとつ変わらへん。

あんたの本音を聞いた。大事に思ってくれてることが分かった。
嬉しかった。もうその気持ちだけで十分やと思った。
それやのに。過去の痛みは。その喜びの重みさえ。あたしに分からんくさせる。

いつまで引きずってるんやろう。なんでこんなに嫉妬深いんやろう。
もっとドライで大人なオンナになりたいのに。あたしには無理みたい。
どうやったって。もう別に気にせーへんとは言えん。
そうる。あんたのことで。どーでもええことなんてあたしにはない。
何を考えてるか気になるし。心に誰がおるんか気になるし。

そう考え出すと。どうしてもあの男が出てくるねん。
あたしが。この世で1番キライなあの男が。
顔も見たことのないあの男が。どこまでもあたしを締め付ける。

負けへん。大丈夫。負けたりなんかせーへん。
あたしはそんなに弱くなんかない。

でも。やっぱり痛い。そうる。あの傷は今でも痛いんよ。





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2003年03月14日(金)乗り越えるから。

木曜の日記もアップしてます。よければどうぞ。

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今日は。また足が痛くて練習を休んで病院へ。
「来週から合宿なんです。」とか行ったら。先生も呆れ顔。
「この足で1日走るとか無理でしょう。」って普通に言われた。
無理なんは分かってる。でもそんなあっさり無理とか言わずに。
どうにか患者のニーズに応えようとするのが医者やろうに。(←やつ当たり。)

またまた様子見ながらってことで。痛み止めを追加される。
ほんま。これからしばらくはコイツの効果に頼るしかないらしい。
合宿は3日間。1日に午前と午後と合わせて7時間ぐらい練習する。
今は4時間練でも痛くなってるから。マジで心配。


ここからはちょっと愚痴になってまうけど。ごめんちゃいです。

無理したらあかんってことは。百も承知なのね。
でも。あたしの思考はこんなふうになってる。

集団で練習してるときに。ひとり休憩してるとサボってるふうに見えるやん。
そーゆうのって。がんばってるメンバーの士気を下げるからよくないやん。
自分に甘いって感じやし。ちょっとぐらいしんどくてもがんばれよーって思うやん。
しかもそれを上回生がやっちゃうと。後輩の立場からは文句も言えんやん。
で、まぁ自分もいっかーって感じで適当にやるコが出てきて。
全体としてダラダラモードが出来上がると最悪やん。

いや。もちろんサボってるわけじゃないんやけど。痛いからしょーがないんやけど。
そう見られてる気がしてまうんよね。・・・自意識過剰かもしれんけど。
全員でやるメニューとかやと。抜けた人数分だけ回転早くなるからしんどいし。
そーゆうのをいろいろ考えると。ちょっとぐらい痛くてもやろうって思ってまう。
そして。もうほんまに痛すぎるってとこまできて反省する。その繰り返し。

自己管理も実力のうちやのにね。情けないけどこれが今のあたし。
痛みなんて。所詮どうやったって自分にしか分からんものなんやから。
誰が何と言おうと痛いもんは痛いって言い切ることも大事なんかな。
でもなぁ・・・なんか負けてるみたいで悔しいんよなぁ。


・・・はい。愚痴は終了。書き始めるとキリがない(苦笑)。
違う違う。今日書きたかったのは。もっと嬉しかったこと。
昨日の練習中に。そうるがくれた言葉。そしてあたしが気づいたこと。

そうるは。もともとあんまり優しいことを言う方じゃないし。
喜ばせようと思ってお世辞を言ったり。無理に誉めたりもせーへん。
だから。そうるの口から出た言葉は。嘘偽りない本心。・・・やと思う。
そんな本心を聞いて。あたしはいつもいろんなことに気づかされる。


まず一つ目。メニューのひとつの1on1の勝負をやってたとき。
あたしが守備で。同回の友達が攻撃でペアを組んでた。

そうるはそのとき。最近サークルに入ったばっかりのコを教えてて。
守備のことを教えてて。離れたとこからあたしを見つけてでっかい声で言った。
「ちょー。今から手本として見てもらうからなー。ちゃんと決めてやー。」

・・・何それ。あたしが手本かいな。ええんかいな。あたしで。
そう思ったけど。まぁそう言われたらしょーがない。がんばりまっさ。
てことでちゃんとやろうと思ったんやけど。これが途中からガタガタになって。
手本とはほど遠い最悪な結果になって。あたしは軽くへこむ(涙)。

終わってからそうると目が合うと。えらく苦笑いされた。
「すんません。手本になりませんでした。」ってしょんぼり言うと。
「いや。見るとか言ったから絶対緊張してるんやと思って。」って言った。

ちょっと余談やけど。こんな緊張しぃなあたしを。そうるはほんまによく知ってる。
知っててこうやって緊張を与えて。あたしを鍛えてくれてるんやと思う。
いわゆるプレッシャーに打ち勝つ力ってのを。つけようとしてくれてるんやと思う。
それがそうるなりの優しさやって。あたしもちゃんと分かってる。


話を戻して。それから二つ目。今度は3on3をやるときに。
番号をかけたら。たまたまあたしたちの学年3人が同じチームになった。
そうると。あたしと。もうひとりの友達。3人で顔を合わせて笑う。

「おー。これはもしや最強メンバー?」とかそうるが言って。
「すげー。てゆーかこれは手本にならんとやばいね。」って友達が言って。
「やばい。めちゃめちゃ楽しみになってきた☆」ってあたしも言った。

その友達は。攻撃側のポジションが専門。
そうるとあたしは。守備側のポジションが専門。
そして今回の3on3。あたしたち3人が入るのは守備側やった。
つまり。あたしとそうるは。ちゃんとやれて当たり前(苦笑)。
後輩相手やから。むしろ圧勝じゃないと困るって感じで。

そこでそうるがあたしについて言ったこと。以下すべて。
「○○○(←友達)はええとしても。うちらがつながらんとかありえへんな。」
「つながらんかったら問題やな。相性悪すぎってことかいな(笑)。」
「まぁでもだてに3年も一緒にやってへんわな。余裕余裕。」

何それ。あたしと一緒でほんまに余裕かいな。
あんたと違って。あたしはそんなうまくやれんと思うで。
でもまぁ。そう言ってくれるのは嬉しいから。がんばっちゃおう。

そしてこっちは。結果的にめちゃめちゃうまい連携プレーができて。
どうにか3年一緒にやってきたことを証明できた(苦笑)。


1on1と3on3。このふたつでそれぞれ思ったこと。
そうるの言葉と。自分の気持ちから。客観的に思ったこと。

基本的に。そうるはあたしのことを立ててくれてる。
とゆーか。そこそこちゃんとやれてるって認めてくれる発言をしてる。
「手本」とか「最強メンバー」とか。「つながらんとかありえへん。」とか。
あたしの実力をある程度は認めてないと。こーゆう発言は出てこんと思う。

でもそこで。あたしは何を思ったか。
何であたしが手本なんやろう。あたしでええんやろうか。
あたしと一緒にプレーしてほんまに余裕なんかいな。
そんなふうに。ひたすらなマイナス思考。自己への過小評価。
最後はがんばろうって思ってるけど。最初はまずそうるの言葉を疑ってる。

なんでなんやろう。なんでそうるをそのまま信じることが出来んのやろう。
あたしは。そうるにキツイことを言われることは多々あっても。
プレースタイルを否定されたこともないし。けなされたこともない。
それやのに。なぜかどこかで。認められてないように思えてまうのはなんでやろう。
無言の瞳の奥の感情を。勝手に悪い方に読んでまうのはなんでやろう。

こーゆうマイナス思考なとこが。あたしは1番キライ。


あぁ。そうるに認められてるふうな発言をもらって。
嬉しかったってことが書きたかったのに。気づけばドロドロしまくってる・・・。
あたしの心の中。渦巻いてるそうるへのもうひとつの感情。

結局どこまでいっても。あたしにとってサークルにおけるそうるは。
憧れであり。目標であり。ちょっと高いところにある存在なんやと思う。
対等でありたいとか言いながら。そーゆう意識を自分の中で消して。
自分とそうるは違う。そうるは特別。そう思い過ぎてるような気がする。

実際そうるはうまいけど。それはチームの誰もが認めてるけど。
あたしはそれを必要以上に感じすぎてるような気もする。
そうやって感じることで。自分はあかんって思って追い詰めてるような気もする。

確かに。3年やった今でも。まだそうるの半分しか年数としてはやれてへん。
高校の3年間もやってきた経験者のそうるとの実力差なんて。
そりゃあって当然。ない方がおかしい。
そうやけど。そうなんやけど。あたしだって3年もやってきたんや。
どうしてそのことに。もっと自信を持てんのやろう。

そうると比べんくてもええやん。あたしはあたしやん。
分かってる。分かってるけど分かってへん。
負けず嫌いなあたしが。分かろうとするのを邪魔する。
だって負けたくない。認められたい。対等でありたい。
でもやっぱり。そうるはすごい。自分とは違うと思う。
その姿は最高の誇りで。自慢で。同時にあたしの痛みになる。


あぁそうる。いっそのこと。あんたの後輩ならよかった。
単純にあんたに指導される立場ならよかった。
それなら。余計なこととか考えすぎずに。あんたを尊敬できたやろうに。
あんたの才能とかセンスとかに。こんなにも嫉妬ばかりせずにすんだやろうに。

同回生で。支えあって高めあえる最高の環境を与えられていながら。
あたしはこうやって諦めて。すぐにないものねだりになってしまう。
逃げ腰な自分はキライ。向かっていけへん自分はキライ。
弱い自分は認めてる。弱い自分がキライなんじゃない。
弱いまま何もしようとせーへん自分がキライなだけ。

こうやって考えすぎてると。また難しい顔をしてるやろ。あたし。
そうる。あんたはそんなあたしを見て。どう思うやろうね。
めんどくさくなるかな。重たくなるかな。疲れるかな。
こーやってあんたを疑うあたしに。あんたは1番疲れるんかもしれん。

あんたが悪いんじゃないねん。あんたはそのままでええねん。
あたしが変わらなあかんねん。それしかないねん。

ごめんな。そうる。あたしもっと成長するから。
このドロドロの感情をちゃんと乗り越えるから。待ってて。





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恐ろしくドロドロな日記になっちゃいました(涙)。
最後まで読んでくれてほんまにありがとうです。


2003年03月13日(木)笑顔が呼ぶ気持ち。

本日。あたしの最愛の人そうるは。朝からすこぶる機嫌がよかった。
練習前に。グランドであたしと2人きりになったときに。
めずらしく鼻歌なんか歌ったりしてた。
「朝からえらいご機嫌っすねぇ。」って言ってみたら。
「いやいや。普通でっせ。」なんて言って笑ってた。

何が普通やねん。普通であんたが鼻歌なんか歌うかい(笑)。

そうると出会って3年。あたしにはだいたい分かる。
こいつがこんなに上機嫌なときは。何が絡んでるかってこと。
もっとも。3年とか付き合ってるあたしじゃなくても。
この日記を読んでくれてる人にはすぐ分かるんかな(苦笑)。

えー。では発表させていただきます☆(←おおげさ。)
そうるは。本日をもって晴れて免停期間終了なのね(笑)。
これでまた。心置きなくバイクに乗れる生活が帰ってくるってわけ。


この前。期間短縮の講習に行ってきて。
90日免停のところが。めでたく半分の45日で済んだらしい。
まぁ一ヵ月半にしても。あの無類のバイク好きにとっては相当長かったみたいで。
練習とかにも電車で来なあかんから。行き帰りは文句言いまくりやった。
「交通費がむかつくー。」「遠回りすぎて腹立つー。」「あーありえへん。」
あまりにも言い続けられると。自業自得やろーとか思って呆れたけど。
でもまぁあれだけ好きなものを我慢せなあかん状況は辛かったと思う。
これに懲りて。今後はしっかり安全運転してくれることを祈るわ(苦笑)。

ご機嫌そうるは。来週から始まる合宿にもバイクで行く気満々やった。
最近バイクを買ったまひろと一緒に。合宿先の下見に行く約束とかしてたし。
ほんま。水を得た魚ってのはきっとこーゆうことを言うのねって感じ(苦笑)。

でもあたしは。ちょっとだけおもしろくなかった。
今さら嫉妬とかもどうかと思うけど。だってまひろばっかりなんやもん。
そりゃ一緒に走りたいって前から言ってたし。気持ちは分かるけど。
なんやねん。なんやねん。あたしだって乗りたいっちゅーねん。
あんたのバイクやけど。後ろの席はあたしの特等席やと思ってるのに。

そんなあたしの気持ち。練習後のそうるはさすがに見えてなかったみたい。
ひたすら嬉しそうに。まひろとバイクトークに花を咲かせてた。
所詮どうやっても。バイクには勝てんってことね(涙)。

でも練習が終わって家に帰ってから。ちょっと幸せなことがあったんやけど。


家でシャワーを浴びてたら。そうるからメールが入ってた。
「無事免許返してもらってきたー。てことで夕方ぐらいに家行っていい?」
あたしは携帯を開いてメールを見て。思わず「・・・は?」って言ってた。

免許返してもらったのは分かる。うん。よかったよかった。
でも。なんでそれがあたしの家に来るってこととつながるわけ?
そうるのメールは。言いたいことだけ短く書いてくるから。
あまりにも簡潔すぎて。文の意味がつながってへんことも多々ある。
そのたびに。あたしは行間を読まなあかんわけやけども(苦笑)。

えーっと。なにかね。「免停期間終了おめでとう」のお祝いするつもりとか。
それとも。返ってきた免許証をあたしに見せびらかしたいとか。(←なんでやねん。)

考えてはみるものの。さっぱり分からんくてあたしはそうるにメールする。
「おー。よかったやん。家来るのはええけど・・・めんどくないん?」
そうるの家から。電車とバスを乗り継いであたしの家に来るのはけっこう大変。
バイクやったら20分ぐらいで着ける距離やねんけど。バイクなしやと時間もかかる。
「なんで来るん?」とはさすがに聞けんかったから。こうやって聞いてみた。

その後のそうるの返事を読んで。あたしはすべて納得。
「大学までバイク取りに行きたいから寄ろっかなーと思って。」

「・・・なるほどね(苦笑)。ええよ。んじゃ待ってるわ。」
あたしはそうやって返事して。ちょっと苦笑い。
そーゆうことね。免許手に入れたら。おあずけも限界ってことね。
1日ぐらい待てばええのに。夜でもなんでも。とにかく乗りたいってことね。
ほんまにそうるは。バイクのことしか考えてへんのやから。

でも。そう思った後でちょっと考え直した。
だって。バイクだけ取りに行こうと思えば。バスで大学に直接行けばいい話。
わざわざあたしの家まで回らんくても。駅から出てる直通のバスに乗る方が早い。
それを。あたしの家に寄って行くってことは。あたしを連れて行くってことは。
あたしをバイクに乗せることを。ちゃんと頭に入れてくれてるってことで。

そのことに気づいて。(てゆーか気づくの遅いんやけど。)
なんか。やっぱりそうるはそうるやなぁって思った。
あたしは。あたしが思ってる以上にそうるに思われてるんちゃうかなって。
言葉とかで示してもらえんくても。気にかけてもらえてるんちゃうかなって。

そう思ったら。胸の奥の方がじんわり熱くなって。また泣きそうになった。
昼間まひろと楽しそうに話すそうるを見て。おもしろくなかったりした自分を。
あーまだまだちっちゃいなーって思って。精進せなーって思った。


そうるがあたしの家に来たのは6時過ぎで。大学に着いたのは6時半ぐらい。
あたりはいい感じに暗くなってきて。西の空は夕焼けでオレンジ色になってた。
そうるの手にかかれば。そーゆうのさえも計算ずくってふうに思えたりもして。
なんか。こいつはまたあたしを泣かせるつもりやなって思えたりもして。

なんやねん。ほんまずるいやつや。ちくちょうめ。泣いてなんかやらんからな。
そう思いつつ。そうるの講義棟の駐輪場に行って。久しぶりにバイクと対面したら。
それだけでいろいろ勝手に込み上げてきて。軽く涙目になるあたし。

タオルで軽く車体を拭いて。そうるはあたしにメットを渡す。
そのときに。ちょっと潤んでるあたしの目に気づいて。困ったように笑う。
「なんであんたが泣くねん。」そう言って。あたしの頭をこづく。
「泣いてへんわ。」負けず嫌いなあたしは。そう言ってそうるの背中を叩く。

そうるは大学構内でもたまにバイクに乗ってたから。乗るのは久しぶりじゃない。
でも。公道に出るのは相当久しぶり。スピードを出すのは久しぶり。
そうるの嬉しさは。エンジンを噴かす感じからもしっかり伝わってきた。
「飛ばしたらあかんで。安全運転やで。」おせっかいと思いつつもあたしは言った。
「はい。それはもう当然です。」そうるは。ちょっと苦笑いで言った。

あたしが後ろに乗ってるときはそうるが絶対に飛ばさんことは知ってる。
むしろ。2度の免停で相当イタイ思いをしたから。
あたしがおるおらんに関わらず。前みたいには飛ばさんって信じてる。
それでもつい言ってまう。・・・子どもを心配する母親の心境かも(苦笑)。


そうるが向かった先は。あたしが好きな場所。
そうるがそこを選ぶことも。あたしはなんとなく分かってた。
夜景がキレイで大好きなあの高速道路は。夕焼けもキレイに見える。
そうるは。あたしを後ろに乗せると。何も言わずにそこに向かった。

「久しぶりやー。この感覚。やっぱいいわー。」
「やなー。もう寒くもないしバイクには最高の季節やなー。」
「そうそう。それにやっぱ構内と公道は全然ちゃうわー。」
「あたしは構内も好きやで。メット取れるから風が気持ちいいやん。」
「あーそれはあるかも。でも運転する方としてはやっぱ公道がいい。公道最高。」
「・・・はいはい(苦笑)。」

ご機嫌なそうるは。走りながら大声であたしに話しかけてきた。
あたりの騒音とかもあるから。それはもう叫ぶぐらいのいきおいで話しかけてた。
あたしは。久しぶりの特等席を満喫しながら。大好きな背中を抱き締めた。
ワクワクした少年みたいな心が。伝わってくるその背中を思いっきり抱き締めた。


ねぇそうる。あんたのバイクの後ろは。やっぱりあたしには愛すべき場所やったわ。
久しぶりにあんたと走ってみたけど。幸せな感覚は前と全然変わらんかったもん。
色あせるかとも思ったけど。色あせるどころか。ますます愛しい空間になってたし。

体に伝わってくるのは。エンジンの振動。そしてあんたの幸せな鼓動。
そーゆうひとつひとつが。あたしの中の眠ってた感覚を目覚めさせてくれた感じで。
マフラーから出てくる煙さえも。懐かしくて嬉しかったくらいやった。
キラキラしてるあんたの瞳に。相変わらずやられっぱなしやった。

なんでやろう。そうる。あんたが嬉しそうな顔をしてると。
あたしは。自分のこと以上に嬉しくてにやけてくるんよね。
あんたが嬉しい気持ちでおるんやなぁって思うとね。それだけで嬉しいねん。
誰かの笑顔とか嬉しい気持ちとかで。こんなにも自分も幸せになれる。
それってさ。単純やけどすごいことやと思うねんやん。

あんたと一緒におると。あたしはそーゆう気持ちをいっぱい感じられる。
忘れかけてた幸せの意味を。ちゃんと見つけることが出来る。
そして。やっぱりあたしにはあんたが必要なんやなって気づかされる。
悔しくて。照れくさいけど。もうしょーがない(苦笑)。

それから。ありがとうね。そうる。久しぶりの愛車との走りにあたしも混ぜてくれて。
そーゆうさりげない優しさ。あんたにはほんまに悔しいくらい似合うわ(苦笑)。





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2003年03月12日(水)君のために奏でる。

今日は。あたしの家にでっかいものが届いた。
前から欲しかったもので。ちょっとがんばって買ったもの。
店にも何度も行って。店員さんともちょっと顔見知りになったりして。
「じゃあ安くしてあげます!」って言われて。ようやく決めたもの。

あたしが買ったのは。いわゆる電子ピアノ☆
とは言ってもデザインもなかなかかっちょいいヤツで。
ひと目見たときから。買うなら絶対コレがいいって思ってた。


ここの今の背景写真にも鍵盤があるけど。
あたしは。実はかなりかなり鍵盤楽器が好きなのね。
サークルで体とか動かしまくってることを書いてるから。
あたしってバリバリ体育会系のイメージかもしれんけど。
これでも意外と音楽を愛しまくってたりするロマンチストなのね(笑)。


あたしが初めてピアノを触ったのは3歳のとき。
親があたしを集団の中に入れようと思ったときに。
保育園に行かせるか習い事をさせるかで迷って。
音楽教室に入れたのが最初やったらしい。

あたしは歌が好きな子どもやったから。ピアノもすぐに好きになった。
自分で言うのもなんやけど。あたしはその頃から耳がかなりよくて。
グループの発表会とかでも。テレビのアニメソングとかを耳コピして弾くコやった。
先生も認めてくれてるってのは。子どものあたしでも分かった。
だって5歳ぐらいのときに。小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんに混ざって。
明らかに1番難しいパートを任せられたりしてたから。
音符がぎっしり詰まった真っ黒な楽譜を泣きながら読んだっけ(涙)。
それでもなんとかなってたから。当時から負けず嫌いやったっぽい(苦笑)。

小学校はピアノ中心の生活やったと思う。
週に2回のレッスン。ほとんど毎月のようにある発表会。
それでも苦痛やと思ったことはあんまりなかった。
鍵盤の上で指を躍らせるのは楽しかったし。
大人に誉められるのも気持ちよかった。
コンクールとかもいろいろ出たし。賞とかもけっこうもらってた。

中学高校と進むにつれて。部活とかに夢中になっていって。
あたしの中でピアノの意味はちょっとずつ変わっていったけど。
それでも。今でも。鍵盤を前にすると嬉しくなる。
たぶんほっとかれたら。飽きることなく弾き続ける気がする。

そんな大好きなピアノが。あたしの部屋に届いた。
これからは。いつでも好きなときに弾くことが出来る。
あー嬉しい☆これはかなり気分転換にもなるはず☆


20年近くピアノをやってきて。いろんな曲を弾いてきたけど。
1番好きな作曲家は。ベタにショパンやったりするけど。
あたしが1番好きな曲は。名前のない曲やったりする。
つまりそれは。即興演奏。オリジナルのメロディー。

頭に浮かぶままのメロディーを。そのまま弾いていく。
イメージはどんどん膨らんで。世界でひとつしかないフレーズを生み出す。
そうやって。自分が作り出す音楽の中にどっぷり浸かるのが好き。

イメージは何でもいい。具体的なものから抽象的なものまで。
例えば。春のやわらかい風の感じとか。秋の寂しげな落ち葉の様子とか。
空を飛んでる気分とか。海の底に潜る気分とか。思いつくままに心に描いて。
そしてサラサラと弾いていく。そーゆうのが最高に好き。


ふとあたしは思いついた。
そうるのことを想って弾いてみようかなって。
どんな曲が出来上がるやろう。優しい曲かな。かっちょいい曲かな。
そう思いながらあたしは。ゆっくりと弾いてみた。

そしたら。自分でもびっくりするくらいにキレイなフレーズが浮かんできた。
あぁ。これ好きやなぁって思いながら弾いてるうちに。どんどんふくらんで。
やばい。これそうるに聞かせたい。聞いてほしい。そう思った。

弾きながらそうるのいろんなことを思い浮かべた。

最初に思うのは。やっぱりあの笑顔。
口元をちょっとだけ動かす笑顔。思いっきり歯を見せる笑顔。
どんな笑顔も。ひとつひとつ違う魅力があって。どれもあたしは好き。

それから。あたしをドキドキさせる真剣な表情。
走ってるときの挑んでいく視線。あたしに本音を話すときの瞳の色。
マジな顔をしたそうるは。やっぱりあたしには。どう見たってかっちょいい。

そうると過ごした時間のことも次々に浮かんでくる。
出会った頃のこと。仲良くなっていった頃のこと。
ケンカしたこと。分かり合ったこと。どうしようもなく魅かれ始めたこと。
苦しんだこと。苦しめたこと。困ったこと。困らせたこと。
そーゆうのを全部含めて。愛していること。愛されていること。

あぁ。やっぱり好きなんや。こんなにもこんなにも好きなんや。
そう思ったら。自分の音楽に自分で感動しまくりやった。
調子ええなぁって思ったけど。込み上げてくる熱い思いは消えんかった。


ねぇそうる。あたしピアノを手に入れてよかったなーって思った。
かぎりないあんたへの思いは。抑えようもなくて。溢れ出して。
でもうまくカタチにも出来んから。音にしてあたしは奏でる。
こうすれば。あんたにも届くかもしれん。伝わるかもしれん。
言葉に尽くせん気持ち。「愛」という言葉を越えてまう気持ち。
もしかしたら。あんたに分かってもらえるかもしれん。

奏でられるメロディーは。優しくて。せつなくて。どこまでも続く。
あんたを思い続けるかぎり。この優しい音楽は生まれていく。

ねぇそうる。あたしは楽譜を書くのが好きじゃないから。
いつだって思い浮かんだメロディーは1度きりになってもて。
曲としてはなかなか完成させられへんのやけど。
いつか。あんたに1曲捧げられたらええなって思う。
あんたを思って作った曲を。あんたのためだけに奏でた曲を。贈れたらなぁって思う。

ちょっとクサイかもしれんけど。その曲につけるタイトルは決めてるんよ。
「For My Dearest」って。・・・ええよね。そうる。





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2003年03月11日(火)守られてる感覚。

今日は。結局練習に行って。がんばってきてもた。
あたしの足は。やっぱりガタガタになった。
それはこの前の練習の後とかよりは全然マシやったけど。
でもそれは今朝飲んでいった痛み止めのおかげやと思われる。

痛み止めを飲んでもこんなに痛いとか。ありえへん。
そんな感じで。あたしのイライラは絶頂やった。
オモテには出さんようにしてたけど。内心ではむかつきまくってた。

思うように走れん自分の足にむかつくいたり。
うまくいかんプレーを足だけのせいにしようとしてるのにむかついたり。
集中できんと適当にこなしてるだけの自分にむかついたり。
とりあえず。常にイライラしまくってた。


前に先輩に言われたことがあるんやけど。
あたしは常に自分に対してキレてるイメージがあるらしい(苦笑)。
それは。よく言えば自分に厳しいとか。向上心があるとか。そういうことで。
悪く言うなら。理想を追い求めすぎてるってことらしい。

けっこう仲のよかった先輩に言われてんけど。当たってるなぁって思った。
あたしは実際そーゆうとこがあると思う。自分でも分かってるし。
なんやろう。プライドの高さとかも関係してるんかもしれんけど。
完璧主義とゆーか。自分を卑下しすぎとゆーか。
もっとちゃんとせな。もっとしっかりせな。そんなふうに思うことが多い。

それは思い返せば小学校時代とかからそうやったような気がする。
まぁあたしがこういう性格に至った経緯もまた書ければいいなと思うけど。


まぁとりあえず今日は。あたしはちょっとお疲れモードやった。
だから。そうるを見てどうこう思うとかはなかった。
いつもなら。あの真剣な眼差しに見とれてみたりとか。
全速力で走り抜けていく姿に感動してみたりとかするんやけど。
自分の右足に走る痛みに支配されて。そうるを見る余裕なんかなかった。

なかったんやけど。最後の最後でちょっとだけまた昔を思い出した。
そうるとの思い出を。ふとしたことがきっかけで思い出した。
そうやって。いつもみたいにトリップして。じーんとさせられた。


練習の後半。ラスト1時間ぐらいで。後輩の1人がケガをした。
ボールが顔面に当たって。鼻血を大量に出して。その場にうずくまった。
あたしは一応そーゆう類の勉強をしてるってことで。診てあげたんやけど。
本人もかなり痛がってたから。これはやばいと思ってすぐ病院に行かせた。

それで思い出したのは。あたしが夏の練習でぶっ倒れたときのこと(苦笑)。


いやいや。笑いごとじゃなくて。ほんまにぶっ倒れたのよ。あたし。
その日は朝からどうも調子が悪くて。しんどいなぁと思いながらやってた。
気温35度とかある真夏に。水分補給が不十分やったのもあると思う。
開始1時間ぐらいのメニューの途中で。走りながら足がもつれて。
転倒してそのまま起き上がらんかったんやって。(←このときすでに意識不明。)
頭を打ってたみたいで。一度むっくり起き上がってすぐまた倒れたらしい。
しかも見事に。膝から崩れ落ちるようやったんやと(焦)。

あぁ・・・生まれて初めての意識不明大事件。

びびったみんなが集まってきて。ワイワイ言ってるのがぼんやり聞こえた。
「とりあえずベンチまで・・・」「でも動かさん方が・・・」「これじゃ歩けんし・・・」
そんなことを言われてるうちに。あたしは誰かの背中に乗せられた。
「大丈夫か?ちゃんとつかまりや。」そう言う声はそうるやった。

まわりにはあたしを心配するチームメイトがいっぱいおってくれてんけど。
朦朧とする意識の中で。そうるがあたしをおぶってくれてることに気づいて。
チームメイトにはほんまに申し訳ないけど。あたしにはそうるしか見えんくなった。
あぁ。もう大丈夫や。だってそうるがあたしを守ってくれる。
なんか大げさやけど。確かにそう思って安心したのを覚えてる。
フラフラやったけど。ベンチまでの数十メートル。あたしは幸せやった。
完全に体重を預けてるあたしをひとりで運んでくれたそうるは。
さすがそうるって感じで。ほんまにかっちょよかった。


ねぇそうる。あんたのことやから分かってるかもしれんけど。
あたしは基本的に。守られてるって状況に異常に弱いみたい。
自分が弱ってるときにあんたに優しくされるのがめちゃめちゃ好き。
例えばこうやってぶっ倒れたときとか。酔いつぶれたときとか。
そんな状況であんたが支えてくれると。もうそれだけで胸いっぱいになる。
あんたの強さとかを体いっぱいに感じて。泣きそうなくらい幸せになる。

支えてくれるあんたは。いつでもかっちょよすぎる。
あたしひとりぐらいなんてことないって感じで。軽々と支えてくれる。
それは身体的にはもちろん。精神的にもそう。
そんなあんたに。あたしはとにかくやられっぱなしで。
「ありがとう」と「大好き」で心の中が全部占められてまう。

あぁそうる。あんたはやっぱりすごい。
こんなにもあたしの心を奪う。こんなにもあたしを夢中にさせる。
足が痛くてブルーで。イライラしてしょーがなかった日でさえ。
あんたとの思い出は。あたしを柔らかく包んでくれる。

ほんま。改めて思うけど。あんたはずるいわ。そうる。





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2003年03月10日(月)似てるのかも。

今日は。練習を休んで病院に行ってきた。
痛いのはもうだいぶマシやったけど。そうも言ってられんし。
めんどくさいなーって思うのもあったけど。しょーがないから行ってきた。

友達の紹介で、まぁまぁ評判のいい整形外科で受診した。
スポーツドクターがおるとかで。それならいいかなぁと思って。
でもこのスポーツドクター。あたしに言わせるならただの「おじいちゃん先生」。
ほんまに分かってはるんかいなってつっこみたくなるような医者やった。

まず最初に。あたしのやってるスポーツを理解してくれへん。
まぁそこまでメジャーじゃないのは分かってるけど。
散々説明させといて。「要するによく走るスポーツなんですね。」とか(涙)。
そんなんやったら陸上競技と一緒やん。説明する必要ないやん。

・・・大丈夫なんやろうか。このおじいちゃん。(←かなり心配。)


診察台に寝かされて。足をコリコリ動かされて。
関節の可動域を調べた後でレントゲン室へ。
その後で電気治療をやって。簡単な筋トレをやらされて。
最終的に出された診断名は。「股関節靭帯炎」ってものやった。

やっぱり原因は膝の痛みにあるらしくて。膝のMRI撮りなさいって言われたけど。
1万円近くかかるってことで。じゃあけっこうですって断った。(←おい。)
だって。MRIって検査であって治療じゃないんやもん。
痛いのは自覚してるし前からやし。今さら検査してもなぁと思って。
とりあえずは痛み止めをもらって。様子を見ることにした。


足が痛いのって。あたしにはほんまにツライ。
けっこう気力でごまかそうとしてまうけど。それにも限界がある。
特にこうやってしっかり診断名を下されてまうと。かなりへこむ。
あぁ・・・あたしの足はほんまに悲鳴を上げてたんやって思って。
がんばってサークル続けようと思った気持ちが崩れそうになる。

やっぱり。やめとけって誰かに言われてるような気がして。
それは。もしかすると神様とゆーか。天のおぼしめしとゆーか。
見えないチカラに引っ張られているような。そんな感じ。


病院の待合室で会計を待ってると。ひとりの男の人が入ってきた。
年はあたしよりちょっと上くらいやろうか。左の足首に包帯をグルグル巻いてて。
それを軽く引きずるようにして歩いてきて。あたしの向かいあたりに座った。
足首って捻挫とかやると。クセになって何度もひねるんよなぁ。
あたしはその男の人の様子をチラっと見ながら。そうるのことを思い出してた。

そうるが足首を痛めたのは。2年前の秋ぐらいやったと思う。
練習の途中で思いっきりひねって。びっくりするぐらいに腫れあがってた。
それ以来ずっとテーピングとかでごまかしながら練習も試合もやって。
がんばってきたそうるを。あたしは知ってる。

2回生の頃からチームの主力になってたそうるは。
そんな痛い足首を抱えながらも。けっこうな時間試合に出てた。
試合が終わるたびに。そうるは足首のテーピングを外すんやけど。
それを見るとあたしはいつも泣きそうになってた。

あぁ。こんなにもガチガチに固めんと走れんくらいやのに。
そうるは全然弱音とかを吐かへん。もう無理やとか絶対言わへん。
あたしやったら。すぐに泣き言だらけになりそうなもんやのに。
ちょっとキツそうな感じで。顔をゆがめることがあっても。そうるは負けへん。
強いなぁ。ほんまにこの人にはかなわへんなぁ。そう思うと涙が出そうやった。

グランドの端に座って。黙々とテーピングを外して。
「大丈夫かー?」って誰かに聞かれると。「あー。なんとか。」って笑って見せる。
でもその後で。心配そうに足首をクルクル回してたそうるを。あたしは知ってる。
痛くないはずがない。痛いに決まってる。でも痛いとは言わへん。
そんなそうるは。あたしの誇り。


ねぇそうる。あんたの足は今はどうなんやろう。
あんたはあたしが足痛いって言ったら心配してくれたけど。
そういやあたしは。あんたの足首のことをさっぱり忘れてた。
あんたが何も言ってこーへんし。そんな素振りすら見せへんから。
その足に抱えた痛みのことを。完全に忘れてた。

そうる。痛いって言わんのはかっちょいいけど。
試合のときにチームのテンションのこととかも考えて。
弱音とかを全部飲み込んで黙るのはさすがやけど。
我慢ばっかりしてるのはあかんねんで。
痛いなら痛いって言わなあかんときもあるねんで。
あたしにはえらそうなこと言うくせに。自分は我慢しまくりやねんから。

・・・でもあたしも。あんたにこうやってえらそうに言うくせに。
自分のこととなると「めんどくさい」とか言うんやけどさ(苦笑)。

自分のことはどうでもいい。大丈夫やし。多少なら我慢できるし。
でも相手のことは心配。だってあのコはすぐに無理するから。

あたしがあんたにそう思うように。あんたもあたしにそう思ってるんやろ。
そう思うあたりで。あんたとあたしは意外と似てるんかもしれんね。





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2003年03月09日(日)あまのじゃくの理由。

あー。また日記の更新が滞ってました(涙)。
忙しいってわけでもないけど。あんまりパソに向かう気がせんくて。
うーん。まぁこんなこともあるんかなぁって思ってみたり。

個人的なことを言うなら。足の調子がかなりひどいのね。
木曜に練習に行って。そこで悪化したと思われる。
それでちょっとブルーになってたってのもあるんよね。

金曜は雨で練習なくなったし。土日と休めてるからマシになってきたけど。
木曜はほんまに痛くて痛くて。歩けんくらいやった。
練習帰りに原チャに乗るんやけど。信号待ちで足を道路に下ろして。
その後に足を上げて原チャに乗せるだけで悲鳴もの(涙)。
あぁ・・・練習ではしゃぎすぎたんやろうなぁ・・・反省。


木曜の練習は。ほんまにほんまに楽しくてしょーがなかった。
途中から新2回生がほとんど用事で帰ってもたせいで。
去年のおなじみメンバーが最後に残って。そのメンバーでやってたら。
ひとつひとつのプレーにしても。やりたいことが全部通じ合う感じで。
うまく言えんのやけど。うまく伝わらんかもしれんのやけど。
自分の中に欠けてた感覚が戻ってくるような。そんな感じやった。

そうるも。最後はほんまに笑いっぱなしやった。
もちろんいつもみたいにかっちょいいプレーもやるんやけど。
調子に乗りすぎてミスったりもして。ゲラゲラ笑ってた。

そうるの笑顔を見てると。あたしも自然と笑顔になってた。
あんまり子どもみたいに笑うから。あたしまで子どもみたいに笑ってた。
あほやなぁ。こんなふうに連動させられるとか。振り回されっぱなしやん。
そう思ったけど。もうあほでええわーって開き直ったりして。
あほでもなんでも。一緒に笑ってられたらそれでええわーって思ったりして。
最後にはおなか抱えてグランドに倒れるまで。笑いまくってた。


まぁそんな感じで。楽しかったわけやけど。
その裏で体は相当な無理を強いられてたってことなのね(涙)。
夢中になってるときって。痛みとか忘れてるから怖い。
終わってふと冷静になったときに。ズキズキする足に気づいて。
ひゃー。これはさすがにやばい・・・って思って焦った。

もともとあたしは右膝に痛みを抱えてたんやけど。
それをかばって走ってるうちに。股関節のとこまで痛みが進んでて。
最終的には。右足全体がかなり痛くなってた。
筋肉疲労って感じじゃなくて。完全に「傷めた」って感じの痛み。
あぁ。やばい。やってもた。そう思った。


昨日の夜に。そうるから用事で電話があって。
そのときに。あたしはついでに足のことを話した。
そしたらそうるは。キツかったけど。かなり心配してくれた。

「あかんやん。もう若くないんやで(笑)。」
「うっさい。てゆーか笑えんし。まじで痛いし。」
「・・・なんでそんなんなるまで無理すんねん。」
「だってあの日は特に楽しかってんもん。」
「あほか。それとこれとは別やろ。」
「・・・だーから。反省しとるがな。」

そうるの言葉がキツイのはいつものこと。
キツイ言葉の裏にも。あたしにはちゃんと優しさが見える。
こーゆう感じのそうるの優しさ。あたしはキライじゃない。
「大丈夫か?」とは言ってくれんくても。声色とかでちゃんと伝わる。

「月曜は練習休んで病院行きや。」
「えー・・・病院キライ。」(←わがまま。)
「あほ。練習来てもやらせへんで。」
「でも今はあんま痛くないし・・・。」(←言い訳。)
「痛くなってからじゃ遅いっちゅーねん。行ってき。」
「・・・・・・あい。」(←降参。)

ダダこねまくりやったけど。最後にはそうるに従う。
あたしはいつもこうやって。そうると話すとあまのじゃくになってまう。
どうなんやろうって思うけど。それがきっと自然体のあたし。


ねぇそうる。あたしは素直なんか素直じゃないんかよー分からんわ。
ほんまはあんたに言われる前から分かってる。
病院キライとか言いつつも。行かなあかんことも分かってる。
でもな。あんたにつっこまれるのが好きやから。
「あほか。」って言われるのも。悔しいけど好きやから。
あんたにそう言わせたくて。あたしはわがままなオンナになってまう。

あんたに言葉を尽くさせれば尽くさせるほど。嬉しくなるし。
あんたの手を焼かせれば焼かせるほど。顔がにやけてくるし。
あんたをそんなふうにしたくて。あたしは困ったオンナになってまう。

ごめんよ。そうる。こんなあたしで。
でもあんたは。こんなあたしにも付き合ってくれるし。
こんなあたしを心配して。どうにか病院に行かせようとしてくれる。
明らかにキツイ言葉やし。あたしをバカにしてるっぽいし。
もうちょっといけばキレられそうやったりするけど(苦笑)。
そんなふうにあんたがあたしを気にかけてくれるのが。嬉しすぎる。
こんなので喜んでるあたしは。ほんまどうしようもないね。

でもきっと。それだけあんたが好きってこと。
それだけあんたと。言葉を交わして。通じ合って。
幸せな時間を過ごしていたいってこと。
分かるかな。そうる。こーゆう気持ちが分かるかな。

分からんかもしれんけど。分かるかもしれん。
そう思えるのは。あんたの愛情表現も素直じゃないからやろうな。
・・・まぁお互いさまやったらしょーがないか(苦笑)。





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2003年03月05日(水)幸せの果てに思う。

昨日おとといと。あたしはそうるとの幸せな時間を書いた。
3日に一緒にいられたこと。久しぶりに肌を重ねたこと。
あたしにはほんまに幸せな時間で。満たされた時間で。
それはもう。そうると一緒にいるときはいつもそうやけど。
永遠に続けばええのにって思えるような。そんな時間やった。

でも。そんな幸せの果てに。あたしはひとつのことを思ってた。

幸せなら幸せで。それだけに浸ればええのに。
そう簡単に片づかんのがあたしの心らしい。
ほんま。普段は恐ろしいほどに単純に幸せになるくせに。
変なところで複雑にできてるから。自分でも扱いづらい。

3月3日。あたしが考えてたのは。1年前の今日のことやった。
そう。それは。そうるがあの男に初めて抱かれた日やった。


あぁ。またそれか。結局はいつまでもあたしは縛られてるんか。
愛されてることも。大事に思われてることも。ちゃんと理解してるのに。
あたしの中には。あの深くて大きな傷がザックリと残ってるんや。
そう思って。うんざりして。悲しくなった。
隣でスヤスヤ眠るそうるを見て。愛しさと同時に。憎らしさも溢れてきた。
めちゃめちゃにキスしたい気持ちと。めちゃめちゃに殴りたい気持ちが。
一緒に溢れてきて。どうしたらええか分からんくなってた。


1年前の3月3日。あたしは何も知らんかった。
そうるとあの男が。そんなことになってるなんて思わずに。
ちとせとのん気に遊園地に行って絶叫マシンを制覇してた。
そうるとあの男がどんどん近づいていく事実を。その頃そうるから聞かされて。
辛かったけど。どうにか忘れようとして。はしゃぎまくってた。

そして。次の日にそうるから話を聞いて。あたしは壊れてしまった。
そして。勢いでそうるに思いを伝えて。あたしは狂ってしまった。

もうほんまに。息もできんくなるくらいに泣いた。
人間の体のどこにあんなに涙があるんやろうと思えるほどやった。
どんなに拭っても。涙は止まらんかった。脱水症状で死ぬかと思った。

愛する人を。あんなにも傷つけた。
愛する人に。あんなにも傷つけられた。
ドロドロで。ぐちゃぐちゃで。もうやっていけへんと思った。
何もかもが終わってしまうって本気で思った。


それでも。1年経った今。あたしはそうるの隣にいる。
無防備な姿で寝息をたてるそうるが。あたしの隣には。ちゃんといる。
そんな愛しい人を見てたら。泣きそうになってきた。

たぶん1年前のあたしは。こんな今日を想像できんかったやろう。
こんなふうに。そうるを愛することができて。そうるを認めることができる。
そうなってる自分を。あの頃は考えることすらできんかったやろう。

時間は確かに流れて。ゆるやかに傷を癒していく。
傷跡は消えることはなくても。きっとあの頃よりは薄くなってる。
人はそうやって生きていくんや。日々が続いていく限り。


ねぇそうる。あんたはまだあの日を覚えてるんかな。
あんたとあたしの過ごした時間の中で。きっと1番ドロドロしてて。
お互いにしんどくてしょーがなかった時期やったと思う。
今までのあたしなら。ちゃんとあんたに記憶しててほしいって思ってた。
どんなことがあっても。忘れてほしくないって思ってた。

それでもね。1年経って。あぁもう1年過ぎたんやって思って。
あたしは。ちょっと穏やかにあの事実を見つめられるようになった。
もちろん忘れたらあかんことやし。忘れることなんて出来んけど。
ずっと完全に覚えてることも出来んのやろうなぁって思った。

だって。時間は確かに流れていくから。
あたしとあんたは。生きてるし。これからもいろんなことがあるし。
そういうのを経て。思い出の意味も変わってくるんやと思うから。
痛いだけでしかなかったあの頃のこと。思い出すとやっぱり痛いけど。
それでも。どうにかやってこれた自分をえらいと思うし。
変わらずあたしを思ってくれたあんたへの思いは。より強くなった。

それでいいんやと思う。うまく言えんのやけど。そーゆうもんなんやと思う。

ねぇそうる。たとえばこの先あんたとあたしが。
どんなにめちゃめちゃなケンカをやらかしたとしても。
その1年後とかに。穏やかに思い出せるようになればいい。
そうやって思い出せるように。ずっと一緒にいられればいい。

今が大事やし。先のことばっかり考えるのはどうかと思うけど。
どんなにしんどい今でも。未来でちゃんと認められるようになれば。
救われる部分もあるんとちゃうかなって。そんなふうに思えたんよ。

そうる。あたしちょっと成長したと思う?(苦笑)





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*追加*
1年前のこと。あたしとそうるがドロドロやったあの時期のこと。
詳しく書くのはもうしんどいんですけど。前に書いてました。
気になる方はどうぞ。こちらの日記から3日分書いてます。


2003年03月04日(火)当たり前のこと。

えーっと。昨日の日記の続きです。
久しぶりの戯れ日記になっております。
久しぶりなだけに。ちょっとこっぱずかしいのですが。
まぁいっかって感じで。書いちゃいます(照)。

--------------------------------------------------------------

なんやかんやで。一緒に30分以上お風呂に入ってた。
いきなり降ってきた雨のせいで。あんなに冷えてた体も。
あったかいお湯に長いこと浸かったおかげで。ポカポカになった。
そうるなんて。帰って来てすぐはあんなにガタガタ震えてたのに。
「水もらっていい?」とか言い出すし。なんかおかしかった。


時計を見ると11時過ぎ。お昼食べるにもまだちょっと早い。
「今日はバイトないん?」「うん。今日は久しぶりになんもない。」
そうるはそう言いながら。今度はあくびをひとつ。
体があったかくなると。気持ちよくて眠くなってくる。
さらに練習のために早起きしたから。あたしもちょっと眠かった。

「眠くない?昼寝せーへん?」「あ、賛成。」
そうるは提案して。先にベッドの中にもぐりこんだ。
ベッドの右側が。いつものそうるの寝場所。
そうるは左側をちゃんとあたしのために空けててくれた。

あたしは。コップとかを簡単に洗って。そうるの横にもぐりこむ。
先にそうるが入っててくれたおかげで。ベッドの中はあったかくなってた。
でもあたしは地味に冷え性で(苦笑)。足とかはすぐ冷たくなる方で。
「寒いー。」とか言って。そうるの足に自分の足を絡めた。
「人の足で暖をとるなよー。」って。そうるはちょっと苦笑い。
それでもあたしが。自分の足の裏でそうるのふくらはぎをこすってたら。
「なんやねん。寒いんかい。」って。そうるはあたしにぎゅーってくっついてきた。

伝わってくる熱が心地よくて。あたしもそうるにぎゅーってくっつく。
トロトロと眠気も襲ってきて。そのままスーって眠りに引き込まれたら。
ほんまに気持ちいいやろうなぁって感じで。あたしは目を閉じてた。

でも次の瞬間。予想してなかった刺激がきて。急激に目が覚めた。
まどろみかけてたあたしの首筋に。そうるが唇をつけてきた。


昼間からそんなことになるとは。思ってなかった。
お風呂に入るときには。ちょっと予感がしてドキドキしてたけど。
普通に話してるだけやったから。自意識過剰やった自分が恥ずかしくて。
もうそうるはさっぱりそんなつもりないって思ってた。
だからほんまに。ただくっついて昼寝するつもりやった。

それやのに。なにかね。あんたはそのつもりなんかね(笑)。

くすぐったくて。あたしはちょっとだけ身を捩ったんやけど。
それがどうやら。そうるに火をつけてもたみたいやった。
そうるは。あたしの唇を。指でプルンって弾いて遊び始めた。
あたしが。「眠いんちゃうかったん?」って聞いたら。
そうるは。「んー。眠いけど。まぁええやん。」って言って。
「なんやねんそれ。」って言おうとしたあたしの唇を。自分の唇で覆った。

キスされると。全身の力が抜けて。思考がストップしてしまう。
そうるの唇には。あたしの神経を麻痺させる魔力でも含まれてるんやろうか。
でも。麻痺させられるんやとしたら。この研ぎ澄まされた唇の感覚はなんやろう。
短く。長く。キスを繰り返すそうるの唇を。なんでこんなに敏感に感じるんやろう。

そんなことをぼんやり考えながらも。だんだん頭の中がぼーっとしてくる。
他の思考はすべて止まって。考えられるのはそうるのことだけになっていく。
そう。いつもの始まりの感覚。そして。久しぶりの感覚。
あたしは。いつもそうするように。ゆっくりとその波に身を委ねる。


シングルサイズのベッドに寝転んでいるのに。
目を閉じると。どこまでも広がる雲の上にいるような感覚。
あたしの体をなぞるそうるの指は。柔らかい羽根みたいで。
優しかったり。くすぐったかったりして。あたしはフワフワと漂う。

そのうち。少しずつ体が熱くなってくる。
舞台は一転して。空の上から海の底になる。
軽い感覚から重い感覚へ。浮く感覚から沈む感覚へ。
ふと視界を暗いものが覆ったような気がして。
目を開けると。そこには大好きなそうるの顔があった。

あぁ。大丈夫。ここは海の底なんかじゃない。
海の底やったとしても。そうるがおるから怖くない。
そんなふうに安心するうちに。全身を駆ける刺激は強まってきて。
あたしはもう何も考えられんくなって。ただそうるの手を握る。
どこかへ飛ばされてしまわんように。ちゃんと受け止めてもらうために。
そばにある愛しい人の手を。強く強く握って。真っ白な世界に飛び込む。

その後に残るのは。心地いい気だるさと。あたしの顔に降り注ぐキス。


ねぇそうる。ほんまのこと言ってもええかな。
あたしね。実はちょっとこうなるのが怖かってん。
2月はあたしにとって。ほんまにいろんなことを考えた時期やったから。
こんなふうに。また前みたいに体を重ねることになって。
それはすごい幸せなことやって分かってはいるんやけど。
もしも幸せに感じられんかったらどうしようって思っててん。

でも。そんな心配は全然いらんかった。
そうる。あたしにとって。あんたはやっぱり愛しい人で。
どうしたって。愛しい人であることに変わりはなかった。
そして。男でも女でも。愛しい人と触れ合うことは幸せなことで。
そんなこと全部。よくよく考えれば当たり前のことやった。

好きなもんは好き。好きやから一緒にいたい。
好きやから触れたいし。触れてほしい。
これってきっと当たり前の感情なんやろうなって思う。

「また理屈っぽいこと言ってるし。」「難しいこと考えすぎやし。」
あんたはきっとまたそう言うんやろね。あたしにはちゃんと分かる。
はいはい。どうせあたしはいろいろ考えすぎですよ。
でもあたしに言わせりゃ。あんたは考えなさすぎやで。
思いついたら即行動って感じやん。こーゆうことに関しては特に(笑)。
まぁそんな即行動に応じてるあたしも。どうなんやろうと思うけどさ。

・・・ほんま。眠くて寝ようとしてたんちゃうんかいな(苦笑)。





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久しぶりに書いたので。妙に照れまくりです。
気のせいかもしれんけど。頬がちょっと熱いです(笑)。
よかったら。BBSにカキコくださいませ☆


2003年03月03日(月)幸せ体質。

今日は。朝からスッキリせん天気やった。
これはどう考えても途中から雨降るやろうなぁと思いながら。
それでも次の日は練習があってサークルに行けんかったあたしは。
今日はちゃんと行っとこうって思って。原チャに乗って行った。

あたしが着く頃には。もうみんなも集まってきてて。
しばらくして。開始ギリギリになってそうるもやってきた。
雨はもうポツポツ降り始めてて。グランドに跡を残してた。
「これは最後まではやれんやろうなぁ。」ってそうるも言ったりしてた。
赤いジャージを履いて。寒いからって耳当てをしてるそうるは。
ひとりでのんびりストレッチなんかしてて。いつものそうるやった。


サークルを続けようと思うってことは。日曜に掲示板に書いておいた。
みんなからのそれなりのレスもあったし。そうるも読んでると思う。
でも。そうるはやっぱり何も言ってこんくて。それはまぁいつものことなんやけど。
あたしは。ちょっとだけやりにくいなぁって思ったりしてた。

いっそのこと。あっさりと言ってくれればええのに。
「決めたんや。そっか。」とか。「がんばりや。」とか。
何でもいいのに。一言くれるだけであたしは安心できるのに。
無言な背中を見てると。何を思ってるんか分からんかったりもするのに。
そーゆう言葉足らずなそうるは。あたしにはちょっと不満なとこでもある。


1時間ほど練習してたら。雨脚が強くなってきて。
もうこれ以上は無理やってことで。練習は中断になった。
みんなバラバラに解散していく中で。そうるは最後まで残ってた。
あたしは。別に残ろうと思ってたわけじゃなかったけど。気づけば2人になってた。

「あー。もうドロドロ。最悪。」そうるはジャージの泥を払いながら言って。
でっかいくしゃみを2回連続でやらかして。ブルっと大きく震えた。
「さみー。あかん。風邪ひきそう。」って言って。両手に息をかけてた。

あたしは思いついて。そうるにちょっと提案してみる。
「なぁなぁ。じゃあ今からうち来る?」って。
今日のグランドからあたしの家までは原チャで5分。
ほとんど交通量のない裏道もあるし。そこなら二人乗りしてもええかなぁって。

だって。そうるが風邪ひいちゃまずいやん。そうるの健康最優先。
そのためには違反もやらかしちゃいます。それが理由。

・・・あぁ警察さん。ごめんなさい。見逃してください(涙)。


「人には散々スピード違反すんなとか言うのに(笑)。」なんて。
あたしの予想外の提案を聞いて。そうるも苦笑いやったけど。
さすがに寒さ限界やったらしくて。すぐに原チャの後ろに乗ってきた。

いつもはそうるの背中を抱き締めるあたしが。そうるを後ろに乗せて。
背中にそうるのあったかさを感じながら走るのは。なんか不思議な気分やった。
あぁ。そうるはいつも背中にこんな感覚を感じながら走ってるんや。
そんなことを思って。体は冷えて寒かったけど。心はじんわり幸せになったりした。


家に着いて。あたしは一人でバタバタと走り回る。
そうるにタオルを渡して。お風呂にお湯を張って。やかんを火にかけて。
それでも横でガタガタ震えてるそうるに。洗面器にお湯を張って渡して。
「手足だけでもあっためとき。」って言って。半ば強引につけさせる(笑)。

そうるは。あたしに言われるままにしながら。
「あんたってほんま尽くすタイプやな。」って。ぼそっと言う。
自分の体を拭くのを後回しにして。濡れたままで走り回るあたしは。
そうるから見れば。ちょっとおかしかったんかもしれん。

しかし。尽くすタイプとか。なんかくすぐったい言葉やし。
そんなことをあっさり言うとか。しかも尽くされてんのは自分やのにさ。
どこまでもそうるはあたしに愛されてる自信があるってことか。ちくしょうめ。

「うっさい。素直に尽くされて幸せやと思っとき。」って。
悔しいから強気で言って。あたしはそうるに熱いコーヒーを渡して。
それからようやく。濡れた自分の体を拭いた。


しばらくして。お風呂にお湯が張れた合図が「ピピピ」って鳴る。
「先入ってええでー。」って。あたしは普通に言ったんやけど。
「あかん。あんたも風邪ひく。一緒に入ろ。」って。今度はそうるがあたしを気遣う。

えぇー。大丈夫かな。手とか足とかジョリジョリしてへんかな。(←おい。)
てゆーか。なんか久しぶりで。あほみたいにドキドキするんやけど。
変なの。なんでやろう。こんなの今さらなはずやのに。

そんなふうに思いながら。まぁいっかって感じで。服を脱いでお風呂に入る。


ふたり入ると。ワンルームマンションのお風呂なんてもうギリギリ。
それでも。くっつけるこの空間は。かなり幸せやったりする。
あったかい湯気の中で。ミルク色のお湯の中で。一緒にいると。
まさに裸の付き合いって感じで。何でも言えそうな気持ちになる。

サークルのこと。続けようって決めたこと。
あたしは。さりげなく切り出すことが出来た。
そうるは。ふんふんって言いながら話を聞いてくれて。
「今回は何も相談してこーへんなって思っててん。」って言った。

あたしが悩んでるふうなのは。そうるもなんとなく分かってたみたいで。
それやのに何も言ってこーへんあたしが。ちょっと意外やったみたいで。
おやおや。がんばってるんかなーって思ってたらしい。
いつものあたしなら。しんどくなるとすぐそうるに甘えがちやから。

「まぁもともとうちが口出しすることちゃうけど。」って。やっぱりそうるは言った。
「あんたが決めたんやったらそれでええやん。」って。あっさりと言った。
干渉しすぎへんそうるらしい言葉で。そっけない感じもしたけど。
それでもあたしを気にかけてくれてたってことが分かって。素直に嬉しかった。
そうるはそうるなりの優しさで。あたしを見てくれてたんやから。
言葉足らずやとか不満に感じたりして。ごめんちゃいって思った。


ねぇそうる。こんなふうにお風呂で語るのって。悪くないよね。
あったかいお湯につかったら気持ちもくつろぐし。ほんわかするし。
そんな中で。あんたの優しさなんかに気づかされたら。
内側からもあったかくなってきて。のぼせそうになりもするけど。

肩と肩が触れ合うだけで。あたしは十分に満たされるから。
ちっちゃい湯船にも。感謝したくなる感じやったりして。
あんたのピンク色の頬とかを見るだけで。あたしはキスしたくなるから。
今日降った冷たい雨にさえも。ありがとうって思ってみたりして。

あぁ。ほんまに。つくづく幸せ体質。あたしって(苦笑)。

それにしても。また前みたいに触れられたりするかなーとか思って。
お肌がツルツルか確認したりしてたあたしがあほみたい(照)。
自意識過剰かと思って。かーなり赤面しそうやったわ。
あんたは。そんな素振りなんかさっぱり見せんかったし。

あぁほんまに。あたしばっかりドキドキさせられて。悔しいったらありゃしない。





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やっぱり長くなってもたんで。続きはまた明日☆


2003年03月02日(日)親友と恋人。

今日は。そうるの話はちょっとお休み。
そう言っても。まぁいつものように最後には出てくるけど(苦笑)。
メインになるのは。あたしの親友の話。
ここでも何度か書いている。ちとせの話。

ちとせ。もえか。あたしにとって幼なじみと言えるこの二人は。
もう何でもほんまに話せて。空気みたいな存在。
それでも。そうるとのことだけはまだ話せてへんくて。苦しいとこやけど。
幼稚園から高校まで。ずーっと同じところに通ってて。
しかも思い返せば。クラブや部活もほとんど一緒で。
住んでる住宅も一緒で。ままちゃん同士も弟妹同士もみんな仲良くて。
とにかく。ほんまにずーっと一緒に過ごしてきた親友。

今日話すのは。その2人のうち。ちとせのこと。
近いうちに。もえかのことも話したいって思ってるけど。


なんでちとせのことを急に書きたくなったか。
それは。昨日あたしがうだうだ悩んでるそばに。
実はずーっとちとせがおってくれたから。
明確な助言をくれたとかじゃなかったけど。
ひとりになりたくない夜に。単純にそばにおってくれて。
その存在だけで。あたしはほんまに救われたから。

そんなわけで。この日記は昨日の日記と平行してると思ってください。

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夜。あたしはバイト友達と久しぶりに会って飲んでて。
その帰りの電車で。ふとちとせにサークルの話を聞いてほしくなってメールしたら。
「メールじゃ理解不能。今からおいでーや。」ってことになったから。
あたしの最寄り駅から。2駅離れたとこに住んでるちとせの家に行った。

焼き損ねたちょっと固いマドレーヌ。飲みかけのグレープフルーツジュース。
「ごめんなー。こんなもんしかないわー。」ちとせはそう言って出してくれた。
最初はただの世間話から始まって。そのうちだんだん本題に入っていって。
半泣きになってるあたしのそばで。ちとせは難しい顔をして話を聞いてくれた。


あたしが言葉を選ぼうとしてると。ちとせはすぐに言う。
「だー!もうええから!言いたいことは全部言ってしまえ!」って。
「あたしの前でかっこつけでどーすんねん!」って。

ちとせは。あたしの性格をめちゃめちゃよく分かってると思う。
普段はそこまでじゃないけど。落ち込んで悩んでるときのあたしは。
言いたいことを一度我慢して。これでええかって考えてから言うこと。
うまく整理できんくて。飲み込まれていく言葉もいっぱいあるってこと。
だからよく。ちとせは考えすぎのあたしをこうやってキツめに促す。

確かに。ちとせの前で自分を飾る必要なんて全くないんよね。
17年の付き合いの中で。それはもう分かってること。
今さらあたしの中の醜い部分をひとつふたつ知ったからって。
ちとせは。絶対にあたしを見捨てんと思うし。嫌いにもならんと思う。
それだけの時間。あたしたちは一緒におったから。

だから結局。あたしはちとせに相談とかをすると。
最後にはほんまにドロドロした内側を全部さらけ出すことになる。
たぶんそれは。そうるに見せる自分とはまたちょっと違うような気もする。

こーゆうのが。「女友達」と「最愛の女性」との微妙な境界線。


ちとせは。あたしの話を最初から最後まで聞いてくれた。
そうると違うのは。途中で。なんやかんやと話をはさむこと。
そんなちとせの手には。最近買ったとかいうギターが握られてて。
まだキレイな和音にもなってなかったけど。いい音が弾かれてた。
そんなギターの音は。どんなBGMよりもあたしに優しかった。

あたしが。ぼんやりと考えてる横で。
ちとせは。カテキョの生徒から出された質問の解答を作ってたり。
次の日出かける用意をしてたり。パソコンでソリティアやってみたり。
ほんまに。あたしがおるんかおらんのか分からんような生活をしてて。
それでも。あたしがひと言ふた言話しかけると。ちゃんと答えてくれて。
なんてゆーか。そういう気を全く使ってへん関係が。あたしに安らぎをくれた。

ちとせはベッドに寝転んで。あたしは床に布団を敷いて寝てて。
「おやすみー」とか言いつつも。電気はつけたままにしてくれたこととか。
あたしがひとりでいろいろ考えて。ちょっと不安になってきて話しかけると。
ちとせは。「うぅー」とか言いながらも。絶対に起きてくれたこととか。

そーゆう小さな優しさが。無理してるとかじゃなくて。当たり前の行為って感じで。
この疑い深いあたしが。当たり前の行為なんやって信じられて。
あたしとちとせには。もうそれだけの信頼関係が確立してることを再確認して。
というより。あたしもちとせには全く気を使ってへんのやってことを感じて。

あぁ。17年ってやっぱりすごいもんなんやなぁって感じた。


ねぇそうる。あんたとあたしは。出会ってまだ3年。
覚えてる?初めてちとせとあんたが会ったときのこと。
その場には。あたしもおって。ちとせの友達もおって。
4人で一緒にTMRのライブを見に行ったときやったね。

あのとき。お互いを紹介するときに。あたしを間に挟んで。
「えー。彼女とは知り合って1年半ぐらいになります。」なんて。
あんたは初対面のちとせにふざけて言って。
「えー。そう言えば彼女とは15年近く友達やっております。」なんて。
びっくりしながらも。ちとせもあんたに合わせて言って。
その言い方がおかしくて。みんなで笑ったやんね。
「へぇー。15倍か。そりゃすごい。勝てません(笑)。」なんて。
あんたはお手上げって感じで笑ってたやんね。

思えば。あの頃のあたしは思ってたなぁ。
いつか。そうるもちとせと同じくらいに心を許せる親友になればええなぁって。
そして。あと14年先の年とかを軽く計算して。うわーとか思ってた(笑)。

まだ14年なんて。ちっとも経ってへんけど。
そうる。あんたはあの頃のあたしが予想もせんかったような。
そんなかけがえない存在に。いつの間にかなってたわ。
気づかんうちに。あたしの心のど真ん中に居座る存在になってたわ(笑)。

あたしは。あんたに対して心を許してはいるけど。
全く気を使わんってことはないし。(むしろ使うこと多々あり。)
一緒におるだけで。未だにドキドキすることだってあるし。
そーゆう意味では。あんたはちとせには全く追いついてへん(苦笑)。

でもそれは。もともと比べるもんじゃないんやなぁって思う。

ちとせとの17年は最高に大事。ほんまに大事。
だってちとせは。めちゃめちゃかけがえない親友やから。
でもね。そうる。あんたとの3年は。あたしにとっては何とも比べられへん。
ほんまにそれこそ。あたしには最大の幸せやとも言える。

だってあんたは。めちゃめちゃかけがえない最愛の人やからさ。





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2003年03月01日(土)君には言わない。

今日の日記は。ものすごい愚痴日記です。ごめんなさい。

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今日は。1日ずっとサークルのことを考えてた。
去年の秋に。あたしたち3回生は引退して。
世代交代もして。とりあえずはひと区切りしたんやけど。
それでも。今年も続けたいって人はサークルに残ることもできる。

何度か書いてるけど。あたしたちのサークルは熱いから。
残るとなったら。中途半端なことは許されんって思う。
後輩からあたしたちに言ってくることはないと思うけど。
でもそれは。上回生として当然のこと。
だから。適当な気持ちで「残る」なんて言えん。
少なくとも。あたしはそう思ってる。

去年の公式試合が全部終わった段階で。
そうるは。ちゃんと残る意思を見せた。
まひろも。残るって言ってた。
あたしは。迷ってて示せんかった。


あたしが迷うのには。いっぱい理由がある。

まず。自分の体がどこまでもつか分からんこと。
実際に。あたしの足はもうけっこうなガタがきてるし。
こんな状態で続けてたら間違いなく痛めると思うし。
体力にしたって。若い後輩たちに比べたら減っていくかもしれんし。
そうなったときに。自分の体をどこまで酷使していいもんかってのも思うから。

それから。技術面のこともしかり。
そうるみたいに。ダントツうまいならまだしも。
あたしは。今の自分の実力が並程度やって分かってるし。
これからどんどん後輩が伸びてくるやろうってのも分かるし。
3年やってここまでしかいかんかったものが。
あと1年でどれだけ成長するんか自信ないのもある。

後輩との兼ね合いってのもある。
上回が残るってことは。それだけポジションを取ってまうってことで。
後輩にとってそれがどうなんやろうってことも思う。
全員が4回生まで残るならまだしも。そうじゃないコもおるし。
そんなコの試合経験を奪ってまうことが。気がかりなのもある。

同回との兼ね合いってのもある。
今までは。大勢の同回生と一緒にやってこれてた。
あたしは。このスポーツ自体がもちろん好きなんやけど。
そこで一緒にやってる仲間が好きってのもすごい大きかった。
そんな同回生のうち。大半がもう続けんのやと思う。
そうなってくると。去年と同じような楽しさは味わえんかもしれんって思うのもある。

この先どれだけ急がしくなるか分からんってのもある。
今はヒマでも。実習が始まったら忙しくなるし。その先には卒論も国試もあるし。
そんなときに。サークルが自分にとっての負担になるのが怖いのもある。
大好きなサークルのことを嫌いになりたくないって思うのもある。

ほんまにいろいろ。いろんなことを思ってる。


じゃあなんで続けたいか。

あたしは。正直言って去年は完全燃焼じゃなかったと思う。
完全燃焼やったと言い聞かせようとしてたけど。
いや。もちろん燃えたし。感動したし。最高の1年やったけど。
もっとやれたんとちゃうか。どうしてもそう思ってまうから。

あたしは。もともと理想が高いとこがあって。
どんなにそのとき一生懸命でも。後から思い出したら絶対後悔するタチで。
あれは100%じゃなかった。もっとやれたはずや。なんでやれんかってん。
そんなふうに思いやすくて。損やって自分でも思うんやけど。どうしようもない。

もっとやりたい。そう単純に思った。
もっとうまくなりたい。もっといいプレーがしたい。
もっと走りたい。もっと熱くなりたい。

そして。もうひとつ言うなら。そうるのこともある。
そうると。ずっと一緒にいたいってこと。
そうるを。ずっと見ていたいってこと。

それだけじゃなくて。あたしはそうるに追い着きたいし。
挑みたいし。連携プレーもやりたいし。認められたいし。
ほんまに。そうるに対して欲がいっぱいいっぱい出てくる。

そんな理由で続けるって決めてもええんやろうか。


ねぇそうる。あんたはどう思うんやろう。
いろんな事情を考えずに断ち切って。身ひとつになってみて。
どうしたいかって聞かれたら。あたしはきっと迷わずに「やりたい」って言える。
じゃあそれを信じればいいんかな。それだけで突き進んでもええんかな。
たいしたことじゃないんかな。やりたいようにやってええんかな。
先のことは分からんから。今の気持ちを大事にするしかないとも思うし。

ねぇそうる。でもこのことは。あんたには相談せーへんつもり。
相談されても。あんたも答えに困る問題やと思うし。
「そんなんやりたかったらやればええやん。」って言う気もするし。

とりあえず。あんたに導かれるんじゃなくて。自分で決めたいから。
あんたなしでも。自分で決めなあかんこともあるって思うから。
あんたには。何も言わん。ドロドロに迷ってるけど。何も言わん。

だからお願い。あたしの出した決断を。ちゃんと笑って受け止めて。





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おぉー。ついに20000ヒットいっちゃいました!
気づけばもう書き始めて7ヶ月。びっくりです。
これからもこんな感じで。いけるとこまでいきたいなって思ってます。
いつも読んでくださる方。たまに読んでくださる方。はじめましての方。
みんなみんなありがとうです。これからもさあやとそうるをよろしくです☆





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