***☆For My Dearest☆***






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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年08月31日(土)恋愛依存症かも・・・。

今日のあたしはちょっと沈み中。
昨日はあんなにも愛されてることを実感して。
あんなにも幸せを感じられたのに。
気分の浮き沈みが激しいあたし。
こんなのはまぁよくあることなんだけど。

今日からそうるは3日間バイトづけ。
毎日9時間労働するらしい(苦笑)。
あのバイトバカ。ほんま働きすぎ。
昨日だってサークル終わってからバイト行ってたのに。
なんでも新しいバイクが欲しいんやとさ。
まぁそのバイクにはあたしも乗ることになるし、
それはめちゃめちゃ楽しみではあるけど。
9時間労働とか。3日連続とか。どうなのさ。
あたしは単純にそうるの体が心配。
まぁあの体力からして大丈夫なんだろうけど。

あたしはというと。3日から大学が始まる。
待ち受ける試験はなんと16コ(涙)。
サークルにばっかり夢中になってるうちに、
気がつけば夏はもう終わり。
そしてあたしのまわりには手付かずの大量のレポート(涙)。
・・・そんなわけであたしは閉じこもって勉強。

あたしの悪いクセなんだけど。どうにもしんどくてたまらない時は、
ちょっとでいいからそうるの存在を感じたくなってしまう。
そうるにあたしの存在を感じてほしくなってしまう。
その手っ取り早い方法がメール。だからあたしは。
よくどうでもいいようなメールをしてしまう。


昨日の夜、我慢できなくてメールしてしまった。
ほんとにどうでもいい内容の甘えたメール。
でも。そうるからの返事はなかった。

メールがひとつ返ってこないくらいで、
今さらそうるの愛情を疑う必要がないのはもう分かってる。
きっと忙しかったんだ。バイトで疲れてたんだ。
返事返すのを忘れて眠ってしまったんだ。
そう思ってるのに。どうしてこんなに寂しいんだろう。
・・・それはあたしの心に別の不安があるから。

だいたい素直に言えばよかったのに。
「声が聞きたくなってん。」とか。
「ちょっと寂しかってん。」とか。
そう言って電話をかければよかったのに。
あたしは出来なかった。どうしても出来なかった。
そう出来なかったのがあたしの不安の表れだと思う。

あたしは何が怖かったんだろう。
電話の向こうのため息?呆れたような声?
聞きもしないそんなものを勝手に予想して、
勝手に怖いと思ってしまったんだろうか。

言いたいことが言えない弱さを誰のせいにしたいんだろう。
そうるのせい?そうるが悪い?
あたしはそう思ってるんだろうか。

あたしはそうるに見抜かれるような気がしてる。
あたしの甘えとか。そうるへの依存とか。
そういうのを全部見抜かれるような気がしてる。
そうるはそんなあたしにちょっと呆れてる気がする。

そうるはあたしのことを愛してくれるけど、
全面的に寄りかかるような恋愛は好きじゃない。
だから時々あたしに甘えることはあっても、
自分自身のことであたしに愚痴ったりすることは珍しい。
泣き言を言うのも頼るのも、あたしの方が圧倒的に多い。

信頼されてないとは思わない。
相手を思う気持ちにはいろんな表現の仕方があるし。
でもあたしは時々その違いに不安になる。
あたしばっかりそうるに甘えていいのかなとか。
時にはそれがちょっとひねくれて、
あたしばっかりそうるを必要としてるんじゃないかなとか。
そしてあたしは思ってしまう。
そうるはほんとにこんなあたしでいいんかなって。


ねぇそうる。あんたはきっと。
こんなあたしは好きじゃないやんね。
こんなふうにあんたに依存しすぎてるあたしは。
四六時中あんたのことばっかり考えてるあたしは。

そう。あたしも思ってた。あたしはね。そうる。
あんたがおらんくても平気なあたしになりたかってん。
それがあんたの望むあたしやから。
いつだってあんたに甘えるばっかりじゃなくて。
ちゃんとひとりで自分のことも出来て。
自立してて。あんたのことも支えられる。
そんなあたしになりたかってん。

でもね。そうる。あたしはその半面で、
あんたがおらんとダメなあたしにもなりたかってん。
あんたがおらんと息も出来んくて。
もうあんたのことしか考えられんような。
そんなどうしようもないあたしにもなりたかってん。
だってそうすれば余計なことは何も考えずに、
あんたの都合とか何もかも忘れて、
ただ心のままにあんたのことを求められるから。

矛盾だらけのあたし。自分でも分からへん。
あたしはいったいどうしたいんやろう。

ねぇそうる。ひとつだけ聞かせて。
今のままのあたしでもあんたは好きでおってくれる?
ほんまに「好き」って思ってくれる?





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*追記*

日記を書き始めてもう1ヶ月。
こんなにも多くの人が読みにきてくれるとは思ってませんでした。
そしてこんなにも多くの人が投票してくれたり、
マイエンピツに登録してくれたり、メールをくれたり。
まさかそんな反響をくれるなんて。嬉しすぎです(涙)。
あたしはめちゃめちゃ幸せです。ほんとに。ありがとうございます☆
こんなさあやとそうるですが。これからもどうぞよろしくです☆


2002年08月30日(金)愛されてる実感。

今日の日記はそうるとあたしの愛の戯れ日記です。
そう、昨日の日記の続き。夜のことです。
ご存知の方はご存知だと思いますが、あたしたちは女同士なんで、
そういうのをよく思われない方は読むのをご遠慮くださいな。
ただあたしにはすごくすごく幸せな時間だったので、
ここにも残しておきたいなぁと素直に思っただけなので。

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そうると一緒に眠るのはひさしぶり。
夏休み、あたしたちはサークルで毎日顔を合わせているから、
まともなデートをしたのだって実は3回だけだったりする。
そしてこうやってお泊りするのは実に1ヶ月ぶり・・・?
あたしたちほんとに忙しいんだなぁ。(←「たち」というよりそうるが。)

昨日の日記を書いてしばらくしたらそうるがお風呂から上がってきて。
あたしはその後でささっとお風呂に入った。
そうるの好きな桃の香りのボディーソープで体を洗う。
あたしの体からそうるの好きないい匂いがするように。
泡をいっぱいたててゴシゴシ洗う。

お風呂から出るとそうるはベッドに横になってテレビを見てた。
「なぁなぁ小泉さん(←総理。)って支持率やばいん?」
「さぁー。うち最近テレビ見てへんからなぁ。」
そんな会話をちょっとしてみる。

そうるはテレビを消して。音楽をかける。
あたしの好きな曲。ちょっとミステリアスな曲。
そして部屋の明かりを暗くする。
髪を乾かしてるあたしに後ろから抱きついてくる。
「ちょー。まーだ。髪濡れてるし。」ってあたしが言うと。
「どうせ汗かくからまた濡れるって。」って言うそうる。
(・・・何言ってんだか。)あたしはちょっと笑いそうになるけど。
抱き締めてくれるそうるの腕が愛しくてたまらないから。
あたしはいつもみたいにそうるに身を預ける。

何度も優しいキスをされて。そのまま押し倒される。
あたしの上に馬乗りになったそうるに見つめられる。
何回経験してもドキドキする。心臓の音が聞こえる。
ゆっくり服を脱がされて。そうるの息が肌にかかって。
あたしのドキドキは止まらなくなる。
あたしきっと耳まで真っ赤なんだろう。
部屋は薄暗いけどそうるにはバレてる気がする。
あぁ悔しい。悔しすぎる。たまらない。

髪に。額に。頬に。瞳に。耳に。鼻に。そして唇に。
あたしの顔中にそうるの唇がつけられる。
愛されている幸せに全身を満たされて。
あたしはゆっくりと息を漏らす。

あたしの体にいとおしむように触れるそうる。
自分で触っても何も感じないような部分でも、
そうるに触れられるとたまらない。
そうるの体温を感じて、あたしの体は反応する。
そしてだんだん熱を帯びていく。
我慢しようとしても声が漏れる。

あぁ。どうしてそうるは。
あたしをこんなにも気持ちよくする術を知ってるんだろう。
でもそれはきっとそうるだから出来ることなんだ。
今あたしに触れるこの唇が。この手が。この体が。
もしもそうるの物じゃなかったら。
同じことをされても同じ快感は得られない。
そうるだから。あたしの最愛の人だから。
こんなにもあたしは幸せになれるんだ。

そんな当たり前のことをぼんやりと思いながら。
あたしは少しずつ快感に溺れていく。
夢と現実の狭間をゆっくりと漂う。
どこかへ行ってしまいそうな意識。
それを何度もそうるに引き戻される。

あたしはうわ言のようにそうるの名前を呼び続ける。
あぁ。そうる。気持ちいいの。どうしよう。どうしよう。
このままじゃおかしくなっちゃいそうだよ。
あたしはついに泣き出してしまう。

そうるはあたしが泣いてもやめてくれなかった。
いつもなら少しやめて、ゆっくりあたしを抱き締めてくれるのに。
今回のそうるはいつもより強引だった。
頬を流れるあたしの涙をそっと嘗めて。
そしてあたしを貪るように愛してくれた。
そんな強引なそうるは少し怖かったけど。
でも魅かれた。どうしようもなく魅かれた。
ぞくぞくした。・・・あたしやっぱりMなのかもしれない。

あぁそうる。あんたのことが好き。
好き。好き。もうどうしようもないくらい好き。
だから。もっと抱き締めて。もっとキスして。
いっぱいいっぱいあたしのことを愛して。





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*おまけ*

流れるBGMはあたしたちの愛の戯れにはお決まり。
この曲は「水中でのSEX」ってのがコンセプトらしくて。
言葉にするとなんだか直接的だけど。
独特の妖艶な世界観があたしは大好き。
ちっともいやらしいくなくて。むしろキレイ。


躍る 揺らめく 柔らかに泳ぐ 気絶しそうな夢を見て
星の波間に 躰を委ねて 息を止めたら
そして世界は ボクらを失う すべては闇にさらわれて
燃え尽きそうな 刹那の余韻に 君とどこまで・・・・・・

AQUALOVERS 〜DEEP into the night / T.M.Revolution より


2002年08月29日(木)溢れる愛しさ。

昨日の夜。あたしはメールを見てた。
3月に機種変をして以来触ってなかった前の携帯。
そこに残されてるメールを見てた。

3月はあたしとそうるにとって。
お互いを散々傷つけあった辛い時期だった。
相手を傷つけて。自分も傷ついて。
ボロボロになってた時期だった。

そんな頃のメールを今になって見て。
あたしは改めてそうるの優しさに気づかされる。
「うちのせいであんたが吐いてるとか。」
「気が気じゃない。ほんまに大丈夫か?」
そんな優しいそうるに対して。
あたしは自分が苦しいことでいっぱいになって、
そうるの気持ちなんて全然思いやれてなかった。

お互いがお互いを大事に感じているから。
傷つけられた方も傷つけた方も同じくらい辛い。
あたしはそのことにちっとも気づけてなかった。
自分だけが苦しいと思ってた。
自分だけがしんどいと思ってた。

あの頃のあたしは。
そうるの優しさは幸せの表れだと思ってた。
彼に愛されて幸せだから、
まわりの人間に対しても優しくなれるんだろうって。
だからいつも冷たく接するあたしに対しても、
こんなにも優しくなるんだろうって。

彼の存在なんかに影響されずに
あたしに優しいそうるであってほしかった。
どんなに冷たくても。それは表面上の愛情表現で。
いつだってそうるはあたしに優しかったのに。
彼への嫉妬であたしはそんなことも分からなくなってた。

・・・あたしはひねくれていた。
そうるを信じていると言いながら、
誰よりも愛していると言いながら、
簡単に疑ってしまうのはいつだってあたしだった。

そうるの方がずっと大人だった。
そうるの方がずっといろんなことを分かってた。

そんなあの頃のことを思っていたらどうしようもなくて。
いろんなことが見えてなかった自分への苛立ちとか。
そんなどうしようもないあたしに対して、
思いやりをいっぱいくれたそうるへの愛しさとか。
気持ちがぐちゃぐちゃになってたまらなかった。
早くそうるに会いたくてたまらなかった。



今朝。いつものようにそうるがワンコールをくれる。
あたしは玄関を飛び出す。
今日は天気が悪くなりそうだからってそうるは車。
でもちゃんと車から出てあたしを迎えてくれる。
あたしはそうるに向かって駆けていく。
何も考えられなくて。ただ体がそう望むままに。
抱きついた。抱き締めた。

「・・・どしたん?」耳元でそうるの声がする。
あたしはフルフルと首を横に振る。
どうもしてない。なんでもない。でも。でも。
あたしはこうしたくてたまらなかったの。
黙ったままあたしはそうるの胸に頭を埋める。
じんわりと涙が浮かんでくる。
そんなあたしにそうるは気づいたみたいで。
「・・・寂しかったんか。」ってちょっと笑って。
あたしのことをぎゅって抱き締めてくれた。


ねぇそうる。あたしは寂しかっただけじゃないけど。
あんたがそう思ってくれたことが嬉しかった。
あんたの変わらないあたしへの優しさが嬉しかった。
そうやね。あたし寂しかったんかもね。
最近2人きりになれることなかったもんね。
あんたはみんなのキャプテンで。
あたしはいつだってひっつきたいのを我慢してたから。

そんなあたしの気持ちに気づいてたんやね。
今日はいつもよりいっぱい抱き締めてくれた。
いつもよりいっぱいキスをくれた。
いつもよりいっぱい愛してくれた。

あぁ。ここだ。あたしの居場所。
そうるの匂い。あたしを癒してくれる。
そうるの体温。あたしを溶かしてくれる。
そうるの存在。あたしをこんなにも満たしてくれる。

そうる。ごめん。ごめんね。
あんたを信じきれないあたしでごめん。
愛してるのに。誰よりも好きなのに。
すぐに疑ってしまうあたしでごめん。
こんなにも怖がりで泣き虫なあたしなのに。
いっぱい愛してくれてありがとう。



明日も練習だから遅くまで出歩くのはやめて。
今夜そうるはあたしの部屋にお泊り。
「今夜は帰さないよ☆」って冗談で言ったあたしに、
「うん、今夜は帰らない☆」って笑顔で答えたそうる。
あたしはまたまた一撃ノックアウト(笑)。
1日中一緒にいられるなんて。あぁ・・・幸せ(照)。

さっき一緒にご飯を食べた。あたしの手作りパスタ。
そうるは喜んでくれた。嬉しかった。
そして今そうるはお風呂。
下宿生のお風呂は狭いから一緒に入れない。残念。
あたしはカラスの行水だけどそうるは長風呂(苦笑)。
やっぱりあたしとそうるは違う。だからおもしろい。


ねぇそうる。今夜はどんな話をする?
あんたが夜に弱いことは知ってるけど。
明日の練習に影響せんように早く寝るべきなんやけど。
ちょっとぐらい遅くまで起きていようよ。
別に絶対話したいことがあるわけじゃないけど。
ほんまは並んで眠れるだけで十分幸せなんやけど。
今夜はなんかあんたとずっと話していたい気分。

でも。そんなこと言ってても。
あんたは結局あたしをかわいがるのに夢中で。
終わったらあっと言う間に寝てる気がする・・・(照)。
・・・それもそれで幸せなんやけどね(爆)。





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2002年08月28日(水)みんなには内緒。

意気込んで迎えたはずの今日。
いよいよ試合当日。
思うところはいろいろあって、
昨日の夜もひそかに泣きながら寝たけど、
今朝ちゃんと目を冷やして、腫れた瞼もマシになって、
「よっしゃ!!」って気合十分で家を出たのに。
なんと試合会場では雨がシトシト・・・(涙)。

でも不思議なもんで。
雨って意外とテンション上がるのね(笑)。
今日の試合会場は去年も試合したところで。
しかもその時も雨ザーザーの泥試合。
でもその時は劇的な勝利を飾れたのね。
だからあたしたちのチームには雨は味方。
今日もアップからテンションおかしかったし(笑)。

でもでも。あまりにも本降りになってきて、
グランドが使えないってことで延期決定。
はぁー。やりたかったなぁ。残念。

雨であたしたちはハイテンションだったけど。
あたしのハイテンションには他にも理由があった。
「水もしたたるいいオンナ」じゃないけど。
雨に濡れたそうるのなんとかっちょいいこと(爆)。
なんであんなに雨が似合うんだか。
汗と雨で顔はぐちゃぐちゃ。泥だらけの手足。
そうるの姿はおせじにもキレイとは言えなかった。
なのに。あたしにはそうるが眩しくて仕方なかった。
あの真剣な瞳が愛しくて仕方なかった。

そして帰り道。電車の中で。
そうるといくつか言葉を交わす。
みんなと一緒にいる時のそうるは冷たい。
というか、必要以上にあたしをいじめる。
「アホやこいつ。」とか。
「そんなん知らんっちゅーねん。」とか。
あたしのことを軽く扱ってるふうにみんなに思わせる。
そんなのもう慣れてるけど。なーんか。なーんか。
もう少しぐらい大事にしてくれてもよくないか?
そう思うのは間違いかなぁ。


ねぇそうる。それは照れ隠しなん?
みんなの前であたしにそんなこと言うのは。
いつもみたいに言ってくれてもいいで。
あたしを抱き締めてちょっと甘えるように。
「かーわいいなぁ。」とか。
ほーれ。ほれほれ。言ってみ(笑)。

きっとみんなは、そんなあんたなんか想像つかんやろうね。
いつもしっかりキャプテンしてるあんたが、
実はちょっとアホキャラなとこはみんな知ってるけど。
いつも真剣で熱いキャプテンなはずのあんたが、
実はふにゃふにゃ甘えたりしてるとことかは、
絶対に想像つかんとあたしは思う。
しかもその相手があたしだなんて。
いつもけちょんけちょんに扱ってるあたしだなんて。
知ったらみんなは卒倒するんじゃないかしらん。
あんたを見る目だって変わってくるかもよ(笑)。

ねぇそうる。みんなの前でそんなふうに、
ちょっとかっちょいい姿でいても。
(いや実際かっちょいいんだけど。←バカ。)
あたしに対してどんなに高圧的でいても。
あたしと2人きりになった時のあんたをあたしは知ってる。
だから。ここはひとつあたしが大人になって。
あんたのそんな態度に付き合ってるんよ。

かっこつけたきゃかっこつけな。
今はこうやっておとなしくイジメられてるけど、
あたしはあんたの弱みを握ってるんやから(笑)。
なんかそんなふうに強気になってみたり。

でもね、そうる。白状するとね。
あたしほんまは、誰も知らんほんまのあんたを
あたしだけが知ってるっていう事実に、
全身がこそばゆくなるような幸せを感じてるねん。
さらに、あんたにそんなふうにイジメられて、
ちくしょうって確かに思いながらも、
心のどっかで幸せを感じたりもするねん。

・・・やっぱりあたしが負けてると思う?(苦笑)





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2002年08月27日(火)必要として・・・。

今日は試合前日。
テンション上げて最後までやろうって思ってた。
でも。オーダーを聞いて沈んでしまった。
あたしはスタメンから外されていたから・・・。

チームにはいろいろな選手がいる。
故障してる選手、絶好調な選手、
技術はあっても体力のない選手、その逆の選手、
一部のプレーに秀でたところのある選手、
まんべんなくプレーをこなす選手、
本当にいろんな選手がいる。
そんなひとりひとりのことを考えて、
相手チームの特徴とかとも照らし合わせて、
毎試合新しいオーダーが組まれる。

今回の相手に合わせていたら、
たまたまスタメンではあたしは出せない。
そういうことだったみたい。

分かってる。オーダーを組んだみんなが、
いっぱい考えて悩んで決めたこと。
それを発表する時に、メンバーの気持ちを考えたら、
眠れなかったって後から言ってたコもいた。
それぐらいいっぱいいっぱい考えてくれたんだ。
分かってる。ちゃんと分かってる。

一生懸命やってきたことが評価されてないとは思わない。
でも。認められていないような気がしてしまった。
必要とされていないような気がしてしまった。
特に・・・そうるに。

そうるからあたしへのフォローはなかった。
明らかにへこんでいたあたしに気づいてたはずだけど。
そうるは何も言ってこなかった。

フォローがないのはまだよかった。
あたしもそこまで求めたらいけないと思った。
何度も言っているけど、そうるはキャプテンだから。
でもそれだけじゃなかった。
そうるは他のメンバーに作戦を話してたけど。
こういう攻め方をしようとか、こういう守り方をしようとか、
だからこんな動きをしてほしいとか、
そんな感じのことを言ってたけど。
でもあたしには何も言ってこなかった。

あたしは悔しくてたまらなかった。
あたしにだって人並みのプライドはある。
認められないことが悔しかった。
存在を無視されたようで悔しかった。


ねぇそうる。あたしは特別扱いされたいわけじゃない。
私情とサークルは関係ない。そんなことは分かってる。
だから、サークルでのそうるの態度が冷たくても、
あたしを愛してくれてることは信じられる。
私情とサークルを区別してるから、
「スタメンにしてよ、あんたとあたしの仲やん。」
なんてことは死んでも言わへん。
「なんであたしが辛いのにフォローしてくれんの?」
なんてことも絶対に言わへん。

あたしはただ。あんたに必要とされたかっただけ。
あんたが今一番情熱を注いでいることにおいて。
ちゃんと必要としてほしかっただけ。
そうなっていないことが悔しくてたまらなかっただけ。

ねぇそうる。気づいてたんやろ。
タオルで顔を隠して泣いてたあたしに。
目を赤くしてカラ元気で笑ってたあたしに。
だったら。何か言ってよ。
甘い励ましの言葉なんかじゃなくていいから。
厳しい言葉でも全然かまわんから。

そうる。どうか。お願いやから。
あたしのこと・・・無視だけはせんといて。





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*追記*
Myエンピツに登録してくださったみなさん、
メールをくださったみなさん、
ほんとにほんとにありがとう☆
今は忙しいのでメールの返事などは出来ないんですが、
全部嬉しくてにやにやしながら読んでおります☆
これからもどうぞよろしくです☆


2002年08月26日(月)ほっておけない・・・。

今日からまた練習。
久しぶりの暑さにすっかりやられた。
走ってる間に何度も昇天しかけたし(苦笑)。
さらに足の調子がまたおかしくて。
右足の膝裏に走る痛み。
それをかばいながら走るから、左足まで痛くなる。
そして集中力が途切れ、いつも出来るプレーでミスの連発。
最悪。なんでこうなるのさ。試合前なのに。

いつもならあたしの異常とかには敏感なそうる。
でも今日は全然気づいてくれなかった。
いつもならあたしはそれで機嫌悪くなるけど。
今のそうるの気持ちが分かるから我慢してた。

試合前のそうるは機嫌が悪い。
チームにおいてそうるはキャプテン。
だから試合のオーダーとかを考えなきゃいけない。
オーダーってのは誰がどのポジションで何分出るかってこと。
ちょっと違うけどタイムテーブルみたいなもんかな。
チームのメンバーみんなのことを考えて、
個人の能力とか体力とかいろんなことを考えて、
そしてオーダーは作られてる。

そんなオーダーを作る段階において。
そうるは勝つことを最重視してる。
誰が何分出てるとか、誰があんまり出られないとか、
そういう部分のことはほとんど考えてない。
勝つために最良の策を考えてる気がする。
確かに。そういう冷静な目を持ってる人は必要。
オーダーを考えるのはそうるだけじゃないし。
感情的な部分を考える人も要るし、
そうるみたいに冷静に勝つことだけを考える人も要る。
それでバランスがとれてるのかもしれない。


でもね。そうる。あたしは知ってるんよ。
そういう冷静なあんたのことを、
勝つことだけに執着してるあんたのことを、
あんまりよく思ってないメンバーもいるってこと。
「そういうとこ(全体のこと)に気がつかんよな。」って。
「人の気持ちとかあんまり考えてへんよな。」って。
実はあんたが言われてること、あたしは知ってる。

そしてあんたはきっとそういうことに気づいてる。
あんたは勘がいいからきっと分かってる。
あたしはそんな気がする。
そういう非難とかも全部受け止めて、
あんたはキャプテンをやってる気がする。

ねぇそうる。あたし覚えてるよ。
キャプテンになったばっかりの頃。
いっぱい悩んでたあんたのこと。
みんなの求めるキャプテンになろうとして、
考えすぎて疲れてたあんたのこと。
「基本的にキャプテンは敵いっぱいやろ。」って。
「その方がうまくいくような気もするし。」って。
諦めたように言ってたあんたをあたしは知ってる。
「そんなこと言ったら心配するか。」って。
「大丈夫やから。心配せんでええよ。」って。
強がって笑ってたあんたをあたしは知ってる。

だから。みんなで集まってプレーの反省をする時とか、
キャプテンとして意見を言わなきゃいけないのに、
試合前とかだとその場の空気をなんとなく察して、
ちょっと居心地悪そうにしてるあんたが隣にいた時、
あたしはどうしようもなくあんたを抱き締めたくなる。

ねぇそうる。あんたはあたしに言ってくれたやん。
あんたが間違った時に指摘したあたしに。
「そんなことを言ってくれるのはあんたぐらいや。」って。
「1人でもそう思ってくれてることは救いや。」って。

そう言ったあんたをあたしは愛しいと思った。
弱い部分を見せたあんたを、
そのままの自分を見せたあんたを、
あたしはたまらなく愛しいと思ったんよ。

そうる。あんたはいつだってあたしを思いやってくれるし、
あたしばっかりあんたに守られてるような気もするけど。
それでも。あんたのことがほっておけない。
目を離すとどこかで傷ついてそうで。
いつの間にか自分のことを傷つけてそうで。

あたしはあんたのことがほっておけないんよ。





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2002年08月25日(日)望んだものは。

考えないようにしよう。
今日1日心を殺してしまおう。
今朝目覚めた時からあたしは思ってた。

夜が来る前に寝てしまえばいい。
辛い時間は眠って過ごせばいい。
あたしにだけ優しいそうるの夢を見よう。
それでいい。それで十分。

・・・今日はそうるは彼とデート。
前みんなで花火に行った時にそうるが言ってた。
今度彼と一緒に花火を見に行くって。
あたしの前で彼の話をした。無神経なそうる。
ルール違反はまだ許せないけど。
そんなことはもう関係なくて。
そうるが彼と一緒に花火を見に行く。
その事実だけがあたしには辛かった。

ルール違反は1回や2回のことじゃない。
だからあたしはけっこう彼の情報を持ってる。
そうるは嬉しそうにペラペラ話すんだもん。
そこにあたしがいることすら忘れて。

会ったこともないけど。あたしがイメージする彼は。
けっこう女っぽい人。・・・だと思う。
前のドライブの話を聞いたけど。
車を運転したのがそうるで、お弁当を作ってきたのが彼。
「・・・普通逆やん!!(笑)」ってみんなにつっこまれて、
「でもラクやからええねん。」って笑ってたそうる。
あたしはまたまた複雑な気持ちになってた。

正直ちょっとホッとした。
だって。もしも彼がものすごく男っぽい人だったら。
その人の前でそうるがものすごく女っぽくなってたら。
そんなの想像するだけであたしはイヤだから。
でも。正直辛い気持ちの方が強いかもしれない。
だってその彼は、あたしとすごく似てる気がするから。
そうるに甘えてる感じも。そうるに頼ってる感じも。
そしてそんな彼にそうるは時々甘えるんだろう。
あたしに時々そうするように。

そうるは彼と並んでどんな花火を見たんだろう。
どんな話をしたんだろう。
その記憶は。その時感じたことは。
どんなふうにそうるの中に残るんだろう。
考えてあたしはまた頭を掻き毟る。
ぐちゃぐちゃ。苦しい。痛い。・・・助けて。


ねぇそうる。あたしは。
こんなものを望んでたわけじゃないんよ。
こんなにも嫉妬して。こんなにも狂いそうになって。
怖くて。焦って。泣きそうになって。取り乱して。
そんな自分になりたかったわけじゃないんよ。

でもあんたと一緒にいると。
あたしはそんなものばかり手にしてしまう。
醜い感情とか。情けない自分とか。
あたしはそんなものがほしかったわけじゃないのに。

泣かせたくないって言ってくれた。
傷つけたくないって。苦しめたくないって。
信じてる。その気持ちが本物やってこと。
あんたのあたしへの優しさを信じてる。

でもね。そうる。
あたしはこうやって泣いてるんよ。
言わないけど。困らせたくないから。
もう絶対に言わないけど。
あたしはこんなにも傷ついてるんよ。
こんなにも苦しいんよ。

気づかれたくない。重荷になりたくないから。
でも気づいてほしい。分かってほしい。
矛盾する感情の間であたしはまた揺れる。

あたしはどうしたいんだろう。
分からない。分からないよ。



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2002年08月24日(土)囚われの心。

今日は練習もなくて。遊んでました。
地元の友達と。なんと合コンしてました(笑)。

企画したのは親友のりいな。
りいなはあたしにとってかけがえのない親友。
あたしを大きく変えた人。
うん、りいなのこともいつかここに書きたいな。

あたしはりいなにだけはそうるとのことを話している。
打ち明けるのには勇気がいったけど、
そういうこと話してもりいなはあたしを避けない。
そういう人だって分かってたから話せた。
何よりあたし自身がりいなに分かってほしかった。
今のあたしに最愛の人がいるってこと。
その人が男でも女でも関係ない。
大事な大事な人なんだってこと。
りいなに知っててほしかったから話した。

最初はりいなは笑いながら聞いてた。
「あんたの最愛の人はあたしちゃうのん?」って。
でもあたしが真剣に話すうちに態度を変えた。
「ちょっと・・・まじで言ってるん?」
「あたしにもやばいくらい好きな女友達はおるで?」
「そういうことなんちゃうん?」

予想はしてたけど、言われたらやっぱりキツかった。
ある意味、普通の女の子の反応だと思ったけど。
でもりいななら分かってくれるってちょっと思ってた。
「普通」とか「一般的」とかそういうのを嫌うりいなは、
ありきたりな意見なんか言わないはずだって。
あたしの想いを理解してくれるかもしれないって。
・・・それは難しいことだったみたいだけど。
でもちゃんとあたしの話を聞こうとしてくれる、
そんなりいなの存在はありがたかった。

「ほんまに恋愛感情なん?」ってりいなに言われて。
実際否定できないとこはあった。
あたし自身「友達」と「恋人」の境界が分からないから。
そうるのことは大事だけど、最愛の人だけど、
それがどういう種類の「好き」なのか分からないから。

りいなはさらに言ってくれた。
「もしそれがほんまに恋やったとしても。」
「そんな辛い恋を選ぶことないって。」
「そんな自分を傷つける恋をすることないって。」
「あたしはあんたには幸せな恋愛をしてほしいねん。」
そうるに彼がいることを泣きながら話したあたしに、
りいなは優しく言ってくれた。
あたしのことをいっぱい思ってくれる。
りいなはそんな最高の親友。

まぁそういうわけで。事情を知ってるりいなは
あたしに新しい出会いをって思ったらしく、
なんだかんだで自分の友達をいっぱい紹介してくれる。
あたしもイヤなら断ればいいのに・・・。

乗り気なわけじゃないけど。
このままそうるを思ってても辛いだけ。
不安でたまらなくなってそう思える時もあって、
あたしはりいなの誘いには乗るようにしてる。
例えばあたしに彼氏ができたなら、
そうるの今の気持ちも分かるんじゃないかなぁとか。
そんなことを思ったりもしてる。
それじゃあたしを傷つけてるそうると同じことなのに。
・・・そんなの逃げてるだけなのに。
分かってるのに。ばかなあたし。

正直あたしは合コンってあんまり好きじゃない。
だいたい人見知りするあたしは、
初対面の人といろいろ話すのは苦手。
今日出会った男の子、4人。
明らかにあたしに好意を持ってくれてた人、2人。
話上手でおもしろいH君。優しそうなY君。
2人ともいい人。ありがとう。嬉しかった。
仲良くなれそうな気もしたけど。どうなんだろ。

てゆーか何やってるんだろ。あたし。
作り笑いいっぱいして。お酒もいっぱい飲んで。
車の中でも話が途切れないようにしゃべりまくって。
本気でやったら150はとれるボーリングで、
なぜか緊張して70とかのスコア出したりして。
携帯番号交換して。メールが来て。返事して。
まぁそれなりに楽しかったからいいけど。


ねぇそうる。聞いて聞いて。
H君の吸ってた煙草はね、
あんたの吸いたがってた煙草やったんよ。
覚えてる?キャプテンになったばかりの頃、
いろんなことでストレス溜めてたあんたはあたしに、
「一緒に煙草吸わへん?」って言ったやん。
父親が吸ってるって、珍しいタバコを見せてくれたやん。
結局スポーツマンでそれはいかんだろってことで
吸わんかったけど。それをH君が吸ってたんよ。
それからね。Y君が乗ってるって言ってたバイクは、
あんたの乗りたがってたハーレーやった。
「知り合いが乗りたがってるねん。」って言ったら、
「女の子で乗ってるとかかっこええやん。」ってさ。
おぉ。誉められてもーたよ。やったね。

・・・あぁそうる。またやわ。
あんたのことを忘れたくて、
あんたとの問題から逃げたくて、
あたしはみんなと遊んでたはずやのに。
どうしてこんなにもあんたのことを思い出す?
どうしてこんなにもあんたのことだけ考えてる?

・・・やばい。あたしの心。あんたに囚われてる。



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2002年08月23日(金)どっちも夢中。

今日はまたまた練習。
痛めた足はまだけっこう不調だったけど、
あたしは強がりな性格なんで(笑)、
限界まで痛くなるまでやっちゃう。
それでは遅いって友達に怒られるけど、
だって楽しすぎるんやもん(笑)。
見学なんてやってられんのやもん。

思えばこの夏休み、やってることと言えば、
ほとんどサークルの練習ばっかり。
この間久しぶりに学部の友達と遊んだんだけど、
バイトに明け暮れる毎日を送ってるらしい。
昼過ぎぐらいに起きて、だらだらして、
夕方ぐらいからバイト行って、
その後に時々飲みに行ったりして、
明け方に眠って、また昼過ぎに起きて。
昼夜逆転の生活をやってるとか言ってたなぁ。

ところがあたしの生活ときたら。
朝はバッチリ6時半とかに起きて、
午前中に体を動かして(動かしまくって)、
午後から友達とかとご飯食べて、
だらだら語ってみたりして、時々遊んで、
夜は12時前には寝るようにしてる(笑)。
なんて健康的な生活。大充実の毎日。
こんなにもやりたいことだけ集中して
やってられる毎日に感謝しなきゃ☆

今日は練習後にそうると一緒にごはん食べた。
だいたい練習が終わったら先に帰ってしまうそうる。
でも今日は珍しくそうるから言ってきた。
「ごはん食べに行こっか。」って。
あたしは単純に嬉しかった。
最近2人でいられる時間なかったもん。

いつも一緒に食べに行く友達にみつからないように。
練習が終わったら2人でそっと消える。
みんなで食べに行くのはもちろん楽しいけど。
ごめんね。今日はそうると2人がいい。

行き先はいつものファミレス。
遠慮なく長居できるからちょうどいい。
荷物がいっぱいあるからバイクには乗れず。
しょーがないからあたしが原チャ。
そうるのバイクと同じスピードなんて出せないから、
「先行って席とっとくな。」って言い残して
走り去っていくそうる。あたしは後から追いかける。
原チャのあたしはなかなか追いつけない。
信号でどうにか追いついて。発進したらまた離れて。
そんなことの繰り返し。

あぁお願い。そんなに遠くに行かないで。
ただバイクで離れていくだけなのに、
すぐ後で会えることも分かってるのに、
あたしはつい思ってしまう。


ねぇそうる。甘えたのあたしのこと、
あんたは誰よりも知ってるはずやから、
あたしがそうやってジリジリしながら
あんたのことを追いかけてたことだって、
全部お見通しやったんやろ?
だからあんなふうにちょっと減速して
あたしが追いつくようにしてみたり、
追いつきそうになったらまた加速して
距離をあけてみたりしたんやろ?
でもあたし分かってるもん。
そうやってあんたが楽しんでること。
だからあたしはもっともっとジリジリして、
エンジン全開であんたのことを追いかけて、
あんたが望むようなあたしになってるんやもん。

そんなあたしを見てあんたは思うんやろ。
ふふん。こいつうちに夢中やわって。
ところがどっこい。あたしはそんなふうに、
あたしを楽しんでるあんたを見て思ってるんよ。
ふふふん。あんたこそあたしに夢中やんって。

どうよ。ねぇどうよそうる。
あんたはあたしのことお見通しかもしれんけど、
あたしだってあんたのことお見通しやねんで。
結局あたしたちはお互いのことお見通しなんやね。

あんたに夢中なあたしを、あんたは知ってる。
あたしに夢中なあんたを、あたしは知ってる。

あたしたち結局まる見えなんやん(笑)。
なんてこと。なんて悔しい。なんて恥ずかしい。
そして・・・なんてこの上ない幸せ。





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2002年08月22日(木)キスで溶かされて・・・。

なんだか分からないけど、
いろんなことがうまくいく日ってあるもんで、
あたしにとっては今日がまさにそうだった。

練習でも楽しい気分が最後まで続いてた。
いつもならうまくやれなかった時とかに、
ちょっとしんどいわーとか思ったりすることもあるのに、
今日はそんな時でも「次がんばろう」って、
自分でもびっくりするくらい素直に思えた。

あたしは自分のまわりに起こることに対して、
結局は全部自分の気の持ち様だって思ってる。
これはあたしがそうるに教えてもらった1番大事なこと。
気分の浮き沈みが激しいあたしは、
さっきまで笑ってたかと思えばもうへこんでる、
そんなことは日常茶飯事。
でもそういう自分ってけっこう疲れる。
そんなあたしにそうるは言ってくれたんだ。
「物はすべて自分の考え方次第やって。」
「自分の中で沈んでたら輝きも生まれてこーへんで。」って。
(そう言った後で自分に照れて笑ってたけど☆)
あたしの中であの言葉は生き続けてる。

いつもそんな感じでいられたら1番いいけど。
なかなかそう思い続けることは難しい。
でも今日はなんだか前向きで、
いろんなことに対してがんばろうって思えて、
まわりの友達に対しても優しくなれて、
なんかうまく言えないけどいい感じだった。

そしてさらに幸せなことに。今日はそうると。
ちょっといいこと(いけないこと?)しちゃった。

休憩中。たまたまトイレに行った時。
そうると一緒になった。
「今日は久々に暑いよなー。」
「でもなんかめちゃめちゃ楽しいわ。」
「なんでやろ。テンション高いから?」
あたしは手を洗いながらひとりでしゃべってた。
そしたら。背後から抱き締められた。
・・・びっくりした。息が止まるかと思った。

「ちょ・・・どうしたん?」あたしは驚いて聞く。
「なんか。抱き締めたくなった。」そうるは言う。
「・・・え。いや誰か来るって。」あたしは焦る。
「こーへんって。」そうるはあたしの耳を噛む。
そして唇はあたしの首筋にもそっと吸い付く。

耳と首筋はあたしの超ウィークポイント。
だんだん体に力が入らなくなってくるあたし。
「ちょ・・・汚いって。」汗と埃まみれなのに。
「汚くなんかないって。」そうるはやめようとしない。

あぁ。イヤじゃない。やめないで。・・・でも。
やばいやばい。このままじゃ完全にそうるのペース。
あたしはなんとかそうるの腕をほどいて振り返る。

「どうしたんよ。いきなり。」そうるを見つめて言う。
「だって。なんか今日のあんたかわいいねんもん。」
「・・・!!」あたしは絶句する。
ばかそうる。こんな真昼間から何を言うのさ。
顔が赤くなってくるのが自分でも分かる。
そうるはそんなあたしを見てちょっと笑う。
そしてあたしを壁に押し付けて。
あたしに有無を言わせる隙も与えずに。
唇を重ねてきた。

(いや・・・だから誰か来たらどうするつもりよー?!)
あたしは心の中で叫ぶ。でももう抵抗できない。
そうるはあたしの唇を開いてそっと舌をねじ込む。
ゆっくりと舌を絡める。甘い甘いキス。
快感が全身を走る。幸せが全身を満たす。
久しぶりに感じるそうるの体温。ぬくもり。
大好きな柔らかい唇の感触。舌の感触。
あたしはそうるにされるがまま。
あぁ。やばい。溶かされる・・・溶かされる・・・。

息も止まりそうに思える時間の後。
そうるはゆっくりと唇を離す。
しばらく無言で見つめ合っていたら、
「ピィー!!!」って笛が鳴るのが聞こえた。
休憩終了の合図。あたしは我に返る。
そうるはちょっと名残惜しそうにあたしを見つめて、
あたしの唇に軽いキスをひとつ残していった。
グランドまで走っていくその後ろ姿を見て。
あたしはまた涙が零れそうになる。


ねぇそうる。どうしてあんたは。
あーゆうことをサラっと言ってのけるかな。
「抱き締めたくなった。」とか。
「かわいいねんもん。」とか。
ひゃー。ひゃー。もうこそばゆいわ。
あたしの反応見て楽しんでたんやろうけど。
バクバク音を立ててたあたしの心臓。
抱き締めるあんたにも伝わってたんやろうけど。


あぁ。またやられた。悔しい。
あたしとそうる。いつだってそうるが一枚上手(苦笑)。

でも。でもなんだか嬉しかった。
いい感じのあたし、ちゃんとそうるに伝わってた。
自分の中でいろんなことが前向きだと、
きっとそういうオーラが出てるんだと思う。
今日そうるがあたしをかわいいって思ってくれたのも、
その辺のことなんじゃないかと思ってみたり。


ねぇそうる。あたしがんばるわ。
ちゃんとあんたに認められる存在になるために。
あんたのその優しさとか包容力とか、
そういうのにつり合う存在になるために。
きっとそういうこと言ったらあんたは、
「何リキんでんねん。」って笑うんやろうけど。
でも。でも。あたしはあんたが大好きやから。
もっともっとあんたにも好きになってもらいたいから。

あ、でもひとつだけ。
あんな見つかりそうなとこでのでキスは勘弁して(笑)。
まぁスリリングではあったけどさ(爆)。





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2002年08月21日(水)気持ちを伝える方法。

今日はサークルのみんなと一緒に試合を見てきました。
いわゆるスカウティングというやつ。
まずは敵を知らねば勝てないってことで。
今後の対戦相手の試合を見てきました。

今日のそうるは。全身黒い服で。
やっぱり真剣な表情で試合を見てて。
なんであんなにかっちょいいかなぁと思いながら、
あたしもそうるの近くにおりました。

そうるに1番似合う色は黒だとあたしは思ってる。
白とかパステルとか、そんな柔らかい色は、
そうるの存在感をぼかしてしまうから。
どこかミステリアスで謎めいた雰囲気がそうるの魅力。
だから黒が1番そうるに似合うんだ。

そういやそうるは前に話してくれた。
小さい頃、そうるがバレエを習っていた時。
発表会で白鳥の湖をやることになったんだって。
たいていの女の子が主役の白鳥をやりたがったのに、
そうるだけが黒鳥をやりたがったんだって。
その話を聞いてあたしはにんまりしてしまった。
なんてこと。そんな小さな頃からそうるは、
あたしが好きな今のそうるとそっくりだったんだ。

・・・でも。そんな黒鳥は今日。
あたしのことをちょっと傷つけた。
凍りつきそうな冷たい視線をあたしに投げた。
あたしがいけないんだけど。
ちゃんと分かってるんだけど。
あたしは突き刺すようなそうるの視線で、
泣き出したいくらいの衝動に駆られてしまった。

あたしはけっこう興奮しやすいタチで。
そしてさらに興奮するとまわりが見えなくなる。
自分の悪いクセだって分かってるけど。
また今日もやってしまった。
あんまり強くないスカウティング相手の、
シュートがまさかまさかで成功して。
あたしは思わず叫んでしまったんだ。
「うわー。なんなんあの人?」って。
深い意味があったわけじゃない。
ただびっくりしてそう言ってしまったんだ。

そしてなんだか視線を感じて。
その方向を見たらそうると目が合った。
無言でそうるはあたしのことを見てた。
たぶん数秒間だったと思うけど、
あたしには長い長い時間に思えた。

そうるの視線は明らかにあたしを責めていた。
軽蔑したような、見下したような、
そんな冷たい視線に思えた。
(何やってんねん。あほちゃうか。)
そうるの目は無言で語っていた。

そしてあたしは気づかされた。
あたしたちのまわりには、
そのチームのOBさんとかがいっぱいいて、
一生懸命チームのことを応援してたんだ。
その人たちの後ろであたしはヤジを飛ばしてしまった。
知らなかったわけじゃない。最初から知っていた。
でも試合に夢中になって忘れてしまってたんだ。
(しまった・・・!!)って思った。でももう遅い。

そうるの視線はあたしの心を突き刺した。
怖かった。そうるの無言の視線が怖かった。
あたしは思ってしまった。
何も言わずにそんな視線を向けられるくらいなら、
怒られた方がずっとずっとマシだったって。
それぐらいそうるの目は怖かった。
でもあたしはその後で気づく。


ねぇそうる。あんたはよくあたしに言ってたやん。
「伝えたいことを全部言っていいとは限らない。」って。
「思ってること言って。」って求めるあたしに、
「うちが言うことは簡単なことやけど。」
「自分で気づいてほしいから何も言わんねん。」って、
あたしを諭すように言ってくれたやん。
あたしそのことを思い出した。

ねぇそうる。もしかして今日のもそうなんかな。
「あかんやん。いい加減ちゃんとしーや。」って。
ほんまはあたしに伝えたかったんかな。
でもあたしが自分で気づくように、
直接言わずに視線でヒントをくれたんかな。
言葉だけじゃなくて、あえてちょっと冷たい態度で。
あんたの気持ちを伝えてくれたんかな。
都合のいい解釈かもしれんけどあたしにはそう思えた。

だってあんたはいつだってそうなんやもん。
どんなに冷たく見えたって(実際冷たくたって)、
あたしのことをちゃんと導いてくれる。
あんたなりのやり方であたしに教えてくれる。
あたしにちゃんとしてほしいから。
間違ったらちゃんと気づかせてくれる。
あたしちゃんと受け取ったから。
あんたの優しさ。ちゃんと伝わったから。

そうる。ありがとう。ありがとうね。





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2002年08月20日(火)愛するコトの痛み。

今日はとっても涼しくていい気候で。
練習にはもってこいの日でした。
いつも通り集まったみんなもテンション高くて、
練習しててもすごい楽しかったです☆

そうるはというと。
今日は機嫌がよかったみたいで。
あたしに接する時もわりと当たりが優しくて。
あたしとしてもなんだか幸せだった。

でも。でも。練習の後半。
あたしはしっかり傷ついてしまった。
こんなのいつものことじゃないか。
もう十分分かっていることなのに。
いつまでたっても免疫は出来ないまま。

そうるは練習中はあんまりあたしと話さない。
誉めることもアドバイスすることもあんまりない。
あたしとしてはそれが辛い。
チームプレーにおいてあたしはそうるに、
必要とされていないような気がしてしまう。

もしそうるに伝えたとしたら。
きっとそうるは言う気がする。
「被害妄想やろ。そういうとこ重いねん。」って。

そうるの言いたいことは分かる。
あたしたちの関係をチームに持ち込まない。
それはチームのためには当然のこと。
キャプテンであるそうるはチームにおいて、
考えなきゃいけないこともやらなきゃいけないことも、
きっといっぱいいっぱいあるから。
あたしのことだけ考えてていいはずない。
そうるは間違ってない。あたしがいけない。

でもそう考え始めると、
あたしは怖くて結局何も言えなくなる。
そうるの重荷になりたくないから。
思ってることの半分も言えなくなる。
何を伝えたらいいのか、何を伝えたらいけないのか、
いろいろ考えすぎてどうにも動けなくなる。


ねぇそうる。あたしはどうして。
こんなにもあんたのことを求めてしまうやろう。
あたしの愛しい人はあんただけじゃない。
支えてくれる最高の友達がいっぱいいる。
みんな大切。みんな大好き。心からそう思ってる。

でも。ほんまにほんまに辛い時とか。
ほんまにほんまに支えてほしい時とか。
あたしが求めてるのはあんたの言葉やねん。
ポンって何気なくあたしの肩を叩くあんたの手やねん。

優しい友達がかけてくれる言葉に救われてるけど。
あぁ大事な存在やなって心から感じてるけど。
それでもあんたが一言励ましてくれたら。
いつもの調子で「大丈夫やって」って言ってくれたら。
あたしはいつも心のどこかでそう思ってるねん。
それが何よりあたしを救ってくれることを知ってるから。

ねぇそうる。どうしようね。
自分以外の誰かの存在でこんなにも揺すられること、
あたしは今までなかったような気がする。
この思いはきっとあたしの最大の強み。
でも時に何よりの急所になるんやろうと思う。

支えられることや必要とされることで、
きっとあたしは最高の強さを手に入れられる。
でももしその逆やったら。
あたしはきっと傷ついてボロボロになってしまう。
あたしにとってあんたは、それだけの影響力を持ってるんよ。

ねぇそうる。覚えてる?
あたしが好きなある歌の歌詞。
前にあんたに話したことがあったやん。

 呼ぶ声はいつだって 悲しみに変わるだけ
 こんなにも醜いあたしを こんなにも証明するだけ 
 でも必要として 
 あなたが触れないあたしなら ないのと同じだから

この曲を初めて聞いた時。
あたしの気持ちをすごい表してると思ってん。

あんたのことを思って、あんたに思われたくて、
あたしはあんたにいっぱい呼びかける。
でもあたしの呼びかけは時にあんたには重くて、
その事実があたしには悲しみになってしまう。
結局あたしはあたしの都合だけで自分勝手に
あんたのことを求めてしまってる。
そんな醜い自分に気づいてしまう。
そしてきっとあんたにも気づかれてしまう。
でも。でも必要とされていたいんよ。
だって。だってあんたに認められないあたしなら。
あんたと一緒にいられないあたしなら。
何の意味もないんやもん。

あぁ。なんて。なんて。
なんて切ない。なんて苦しい。

ねぇそうる。愛するコトって痛いね。
あんたのことを思ってこんなにも胸が痛い。
ほんまは愛がなんだか知らへんけど。
えらそうなことなんて何も言えへんけど。
あんたを思うと笑顔になるねん。
あんたを思うと涙が零れるねん。
きっとこの感情が愛なんちゃうかな。

誰かの存在でいつも心に刺激を与えられる。
その刺激はいつだって痛みになる。
幸せな甘い痛みであたしは笑顔になる。
苦しくて突き刺すような痛みであたしは涙を零す。
全部あんたを愛してるから生まれてくる痛み。
だから全部なんだか愛しく思えてくる痛み。

ねぇそうる。あんたもこんな痛みを感じてる?





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2002年08月19日(月)名前を呼んで・・・。

台風来てますねぇ。風吹き荒れてますねぇ。
今日はまた練習やったけど、グランドで砂嵐が激しすぎて、
これじゃやってられんってことで中止になりました。
あぁ残念。昨日いい試合を見た後やっただけに、
今日はかなり練習したかったのに。
あーあ。台風のばかやろう。

それでも結局1時間ぐらいは練習してたかなぁ。
暴風で顔中に砂埃が当たって痛いのなんの。
さらに轟音のせいで相手の声も全然聞こえなくて。
あたしたちのサークルでは、
パスを求めるときとかパスするときとか、
相手の名前を呼んだりするんだけど、
その声もかすかに聞こえる程度。
いつもと違うってやりにくい。ほんとに。

でも不思議なもので。そうるの声は聞こえて。
遠くからあたしを呼ぶ声がちゃんと聞こえて。
そんな小さなことがまたあたしを揺さぶる。


ねぇそうる。あたしあんたに名前を呼ばれるのが好き。
あたしは自分の名前が好きやけど、
あんたに呼ばれることでもっと好きになったんよ。
名前って呼べば呼ぶだけ存在感が生まれる感じがするねん。
あんたがあたしの名前を呼ぶってことは、
そこにいるあたしの存在を認めてくれてるってことやん。
そのことがめちゃめちゃ嬉しいねん。
あんたがあたしの名前を呼ぶとき、
あんたの思考にはあたしが1番に存在するやん。
そのことが幸せやねん。・・・分かるかなぁ。

ねぇそうる。出会ったばかりの頃を覚えてる?
あんたはあたしの名前を呼んでくれんかったやん。
あんたは人のことを「自分」って言う人で。
「自分そうやんな?」とかよく言ってたやんね。
あたしはそれがキライやってん。今でもキライ。
「自分って誰やねん。あたしそんな名前ちゃうわ。」って、
あんたに言い返したことあったやん。
それ以来あんたの「自分」グセはマシになって、
あたしのこともちゃんと名前で呼んでくれるようになった。
あたしそれが最高に嬉しかったんよ。
誰だか分からん「自分」にされるより、
あたしだけの名前で呼ばれることがずっと幸せ。

あたしあんたに名前を呼ばれることが好き。
そしてそれと同じくらいあんたの名前を呼ぶことも好き。
あたしあんたの名前が大好きやねん。
あんたの名前はすごい珍しくてキレイな名前で、
初めて聞いた時からあたしはその響きの虜になった。
あんたの名前を口にするのが好きやねん。
あんたの名前を声に出すたびに、
あたしはあんたへの思いをいっぱい噛み締めてる。
大好き。大好き。大好き。
そんな思いをいっぱい込めてあんたの名前を呼ぶ。
そして振り返ったあんたと目が合って。
あたしはまた一発でやられる(苦笑)。

ねぇそうる。いっぱい名前を呼び合おうね。
お互いのことを大事に思ってるってこと、
これからも名前を呼んで伝え合っていこうね。





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2002年08月18日(日)振り回されっぱなし。

今日はサークルの友達と一緒に試合観戦をしました。
かなり強いチームの試合で、前から楽しみにしてました。
その場所にそうるも一緒にいて、あたしは幸せでした。

ここ3日間でそうるとの過去を日記に書いて、
いろんなことを思い出して辛かったけど。
昨日のそうるのルール違反を思い出して、
今日会うのも実はしんどかったりしたけど。
実際にそうるに会ったらそんなことは消えてしまって。
やっぱり愛しい気持ちで100%になっていて。
そんな自分に困って苦笑いしてみたりして。


ねぇそうる。あんたはちょっとずるいよ。
あたしは怒っていたのに。怒り通す気でいたのに。
そんなに真剣な顔でプレーを見てるとか。
あたしあんたの表情にすっかりやられてもたやん。
真剣に試合展開を見てるあんたの姿を、
あたしが試合そっちのけで見てた時があること、
あんたはきっと知らんのやろうね。

真剣にボールを追ってる選手たちはかっこよかった。
でもあたしには、それを真剣に見てるあんたの方が
ずっとかっこよくて、ずっと心を魅かれる存在やった。
そんなあんたを見てるだけで幸せやった。
そしてあたしはまた思い知らされる。
こんなにも夢中にさせられていたとは。
こんなにも首ったけになっていたとは。
そうるめ。何て罪なヤツなんや。まったく。

そしてちょっとだけ話をしたやんね。
サークル内では珍しいことかもしれんけど。
あたしの目を見てちゃんと話してくれた。
話が途切れそうになっても、
あんたの方から続けて話してくれたやんね。
あたしがあのちょっとの会話だけで、
すっかりご機嫌モードになってもたこと、
あんたは気づいてたんかな?

ねぇそうる。あたしはあんたに振り回されっぱなし。
あんたの一挙手一投足に影響されまくって、
あたしはほんまに大忙し。
幸せになったり悲しくなったり。
笑ったり泣いたり怒ったり。
表面は普通にしてても心の中は大騒ぎ。
ポーカーフェイスなんてほど遠い。

ねぇそうる。ちゃんと分かってる?
あたしのことをこんなにも乱すのはきっとあんただけ。
相手があんたやから、冷静なんかじゃいられへんの。
大切で、愛しくて、絶対に失えへん存在やから、
落ち着いてなんかいられへんの。
そんな自分にうんざりして、
自己嫌悪に陥ることありまくりやけど。
でもそんなふうにあたしを振り回して、
あたしを夢中にさせてくれるあんたに出会えたこと、
あたしはほんまに感謝してる。

ねぇそうる。あたしやっぱりあんたのことが好きやわ。
どうしよう。もうやばいくらいあんたのことが好きやわ。





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2002年08月17日(土)あたしの傷。その3。

*今日の日記*

今日はそうるを含む友達と4人で花火を見てきました。
あたしは久々にそうるに会えるので嬉しかったのに、
今ものすごくものすごくブルーです。
理由は。そうるもルール違反をしたからです。

2人の友達の前でそうるは嬉しそうに話していました。
おととい彼とドライブに行ったこと。
もうすぐ地元の花火大会に一緒に行くこと。
そして今日で付き合い始めてちょうど半年になること。
あたしの気持ちなんておかまいなしで、
そうるは楽しそうに好き勝手話していました。


ねぇそうる。あんたはほんまに勝手やね。
あたし知ってるよ。今日が半年記念日やってこと。
そんなこと言われる前から余裕で知ってたし。
あんたと彼の記念日はほとんど知ってるんやから。
だってその日は全部あたしが死ぬほど苦しかった日。
忘れることなんか出来へんもん。
あんたにとっては楽しい楽しい記念日なんやろうね。
あたしを苦しめたことなんて覚えてないんやろうね。

ねぇそうる。あたしは我慢して聞いてたんよ。
適当に話合わせて笑うぐらいしか出来んかったけど。
ほんとは嫉妬で心の中煮えくり返ってたし、
苦しくて苦しくてうずくまって吐きたかったけど、
あんたが話したいんなら仕方ないと思って、
聞きたくなかったけど我慢してたんよ。

でもさ。もしあんたにもあたしと同じように、
相手のために我慢する気持ちがあったら。
あたしが聞きたくないんやろうから
自分が話したくてもやめておこうって、
そういう思いやりが少しでもあったら。
あたしだけがこんなにも苦しまなくてすんだはず。

ねぇそうる。どうしてそういうとこ無神経かなぁ。
どうしてもう少し思いやってくれんかなぁ。
あたし求めすぎてる?間違ってる?

ねぇそうる。それともあんたはもう忘れてるん?
あたしとのあのドロドロのやり取りを。
だからあたしが彼の話を聞くとどれだけ苦しむかってことも、
あんたと彼の関係を許してるわけじゃないことも、
全部分からんくなってしまってるん?


・・・ごめんなさい。ちょっとブルーです。
こんなブルーな時にブルーなことを思い出すのは、
正直かなりしんどいことでもあります。
でも明日からそうるとまた毎日顔を合わせるんで、
やっぱり今日中にあの過去のことを整理つけときます。
きっとものすごくハンパじゃなく長くなると思いますが、
それでも読んでくださる方はどうぞ。
昨日、おとといの日記の続きです。



*過去の日記*-------------------------------

そうるが彼と体の関係を持ったことを、
あたしに嬉しそうに教えてくれた後で、
あたしはもう何も考えられなくなって、
半分勢いでそうるに告白をした。
もうそうるへの感情を自分の中で抱え込むのに
限界がきたから、吐き出すように言ってしまった。
ずっと言えなかった気持ち。
でも伝えたかった気持ちで、
知られたくなかった気持ち。
あたしの中でぐちゃぐちゃになっていた感情を、
そうるに全部ぶつけてしまった。

メールを送ってから1時間。
そうるから返事が返ってくるまで。
あたしはパソコンの前で泣き続けた。
伝えられた安堵感。知られてしまった恐怖感。
いろんな感情でぐちゃぐちゃになって、
涙は後から後から溢れてきた。

受け入れられなかったらどうしよう。
いや、きっと受け入れられるはずなんかない。
だってそうるには彼がいるんだから。
女のあたしが女のそうるを好きになって。
そうるはどう思うんだろう。
あたし自身だって受け入れられていない感情なのに。
もしこの感情をそうるが全く理解できないなら、
あたしはこの先ずっとそうるに白い目で見られるだろう。
失ってしまう。失いたくなかったから告げたのに。
あたしはきっと最愛の人を失ってしまう・・・!!

心配は自分のことからそうるのことへと移る。
あたしの告白はきっとそうるを悩ませてしまう。
幸せなそうるを苦しめてしまう。
そうるは優しいから、あたしを傷つけないようにって、
きっといっぱいいっぱい悩むんだろう。
どんなに冷たく見えたってそうるはそういうヤツ。
そんなことは誰よりもあたしが1番知ってるのに。
なのにどうして。どうして言ってしまった?
悩ませたいわけじゃない。苦しめたいわけじゃない。
なのにどうして。どうしてこうするしかなくなった?

そのうちにそうるからメールが来た。
あたしは恐る恐るそれを開いた。
内容はあたしへの思いやりで溢れていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・言うんじゃなかったな。今さらやけど。
 とりあえず無責任にくっちゃけてごめん。
 それは謝る。ほんまにごめん。

 あんたのメール読んで思った。
 そんだけうちのことを思ってくれてることを、
 純粋に嬉しいと思った。ありがとう。
 でもうちはあんたに何も返せてへんかった。
 愛されるだけ愛されて何も出来てへんかった。
 ほんまにごめん。応えられてなくてごめん。
 
 今は正直あんたの言ってることが、
 分かってるんか分かってへんのかも分からん。
 何て答えたらいいんか分からん。ごめん。
 でもな、これだけは言っとくで。
 関係が壊れたり退かれたりしたらどうしよう・・・
 みたいなこと言ってたけど、それは絶対にない。
 そんなことで退きはしない。関係も変わらない。
 少なくとも今までと同じではいられる。やろ? 
 
 今はこれだけしか言えん。情けない。ごめん。
 またちゃんと理解したら答える。ほんまごめん。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひとつひとつの言葉があたしの心に届いた。
そうるの思いが、優しさが全部伝わってきた。
あたしを思って、思いすぎるほどに思って、
言葉を選んで、選びすぎるほどに選んで、
そして送ってくれたメールだって分かった。

その後、あたしはおかしくなってしまった。
食欲がなくて何も食べられなかった。
それなのに胃はむかついて、何度も吐いた。
あったかいお風呂に入っても、あったかいお茶を飲んでも、
寒くて寒くて全身の震えが止まらなかった。
眠ろうとしても眠れず、眠ったとしても安らげなかった。

泣いて泣いて泣きすぎて、呼吸をするのもしんどかった。
今息をするのをやめたら死ぬんやなぁって思った。
そうるを永遠に失ったとして、それで生きていくくらいなら、
もう死んだ方がいいかもなぁと本気で思えた。
何もかもどうでもよかった。そうる以外の何もかもは。

次の日は練習で。あたしは行くかどうか迷った。
行ってそうるに顔を合わせるのは本気で辛かった。
でも今休むのはなんだか卑怯な気がした。
だから行こうと思って、無理して朝ごはんを食べた。
でも結局全部吐いてしまった。
そして仕方なく休むことにした。

後から聞いた話、その日そうるはあたしの欠席を知って、
そうきたか、もうどうすりゃええねんって思ったらしい。
避けたわけじゃない。そんなわけない。
でも結果的にそうとれる行動をとってしまった。
あたしはやっぱり這ってでも行けばよかったと思った。

そしてそこから数日。あたしはいろんな人に支えられて、
(普通に体調を崩したことを心配して見舞ってくれた。)
少しずつ元気を取り戻していった。
こう書くと簡単だったと思われるかもしれないけれど、
そんなことは絶対にない。というよりも、
この期間のことはよく覚えていないといった方が正しい。

そうるとは何度も何度もメールのやり取りをした。
あたしは怖くて、無理してなんとか練習に行っても、
結局そうるを避けていたし(そうるも避けていた気がする)、
面と向かって話をするなんて不可能なことだったから。

そして何度も交わすメールの中で思い知ったのは、
やっぱりそうるとあたしは正反対だったってことだった。

あたしはそうるを大事に思っていて、
誰よりも誰よりも愛しい存在だと伝えた。
でもそうるにとっては、彼もあたしも愛しい人で、
どっちの方が大事とかそういう問題ではなくて、
もともと比較するところに並べられていないらしい。
ここから先はあたしがなんとか理解したところだけど、
きっとそれは彼が男であたしが女だからなんだと思う。
男に向けられる愛情と、女に向けられる愛情は、
たとえ同じ「愛情」と呼ばれるものであっても、
そうるの中では別々の感情・・・のようで。
だからそうるがあたしを愛しいと思う感情と、
彼を愛しいと思う感情が同時に存在していても、
そうるの中ではそれは「浮気」ではないと。
きっとそういうことのような気がする。

そうるのことを愛しいと思う気持ちは絶対だけど、
あたしにはそうるのこの考え方は分からなかった。
・・・今改めて書いてみてもやっぱり分からない。

そうるは何度も何度もあたしに謝ってた。
こういう自分はきっと変えられないこと。
でもあたしを愛しいと思っているのは本当だってこと。
でも自分の中であたしの存在を消せないのと同じように、
彼の存在を消すことも出来なくて、そうである以上、
きっとこの先もあたしを傷つけるってこと。
そのことが分かっていながら目を背けてきたこと。
何も言わないあたしに甘えて好き勝手してきたこと。
そうるは何度も謝ってくれた。

 うちはほんまに最低なヤツやねん。
 あんたのことをどれだけ傷つけてるかと思うと、
 ほんまにほんまに最低なヤツやねん。
 うちのこのメール読んで、
 またあんたが泣いたり吐いたりするかと思ったら、
 もうどうしたらええか分からんくなるねん。
 いっそのことうちのことなんか嫌いになってくれたらと
 思うことだってあるねん。

少しずつ冷静になってきた頭で考えたら、 
そうるを苦しめている自分が許せなくなった。
もうあたしが泣くことも吐くこともどうでもよくて、
そうるを悩ませていることがあたしには最大の問題だった。
どうすればいいんだろう。あたしは必死で考えた。
あたしとそうるがこの先も一緒にいるためには。
どうすれば・・・。どうすれば・・・。

そして。あたしは決めた。悩み抜いたあげく決めた。
もうそうるから彼のことを聞き出すのをやめようと。
そしてそうるにも彼のことを話すのをやめてもらおうと。
彼とそうるのことを知ってあたしが傷つく。
そうやってあたしを傷つけたことを知ってそうるが傷つく。
それなら最初から彼の存在をお互いの間で消すしかない。

知らされないことは辛い。
言いたいことを言えないのも辛い。
あたしもそうるも辛い思いをするけれど。
でもそれがあの時点では最良の策だった。
あたしとそうるが付き合っていくための。

あなたはそれでいいの?と聞かれたら。
あたしは答えるだろう。ちっともよくないの、と。
本当は苦しいの。辛いの。泣き叫びたいの。
あたしだけを愛してと言いたいの、と。
でもあたしがそう言うことで1番苦しむのはそうる。
それが分かっているからあたしは言わない。
これがあたしたちのやり方。
否定されても仕方ないかもしれないけど。
こうやっていくしかない。

だってあたしはそうるを愛しているから。
そうるだってあたしを愛しているから。

-----------------------------------------------

・・・3日間かけて自分の傷口を開きました。
癒えかけた傷を開くなんてバカみたいな行為ですが。
ちょうどあの頃から半年たつ今、
もう1度あえて傷口を開いてキレイな形で閉じたいと。
なんだかそう思えたので書いてみました。
長い長い記録になってしまいましたが、
こうやって書いてみてよかったと今思います。
読んでくださって本当にありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいです。

メールを下さったみなさん、
マイエンピツに登録してくださったみなさん、
本当にありがとう。これからもよろしくです☆





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2002年08月16日(金)あたしの傷。その2。

*今日の日記*

昨日そうるにメールをしました。
故障した足がやっぱり痛くて病院に行った話。
返事を要求する内容じゃなかったけど。
そうるからのリアはありませんでした。

あたしがいけないことは明らか。
きっとそうるは怒っているんだ。
だってあたしはまたルール違反をしたから。
おとといの夜。そうるの彼の誕生日の夜。
用事でたまたまメールをくれたそうるに、
あたしはついつい返事で言ってしまったから。
「今日はデートやったっぽいね。」って。
触れてはいけない彼とのことに触れてしまったから。
暗黙の了解だったルールを破ってしまったから。

あたしとそうるの間にルールが出来たのは、
これから書く決定的な事件の後のこと。
そう、昨日の日記の続きです。



*過去の日記*----------------------------------

そうると彼が付き合い始めてから数週間。
あたしはそうるの前で笑うことも、
彼の話を聞くこともわりと平気になってきた。
慣れっていうのは怖いものだと思う。
あたしは本当は苦しくて仕方なかったけど、
それでも必死に我慢し続けるうちに、
だんだん痛みを痛みと自覚しなくなってきた。

人はこうやって順応していくものなのかもしれない。
忘れられない癒えない痛みを抱えて生きていくなら、
きっとその痛みに慣れていくしかない。
あたしの中の自己防衛機能みたいなのが働いて、
いろんな神経を鈍らせていったんだと思う。
でもそれは一種の麻痺状態のようなもので、
何かの拍子に麻痺が解けた瞬間から、
それまでは全く感じなかった痛みは
激痛となってあたしを襲うことになる。
あたしはまだそのことに気づいていなかった。

あの頃のそうるはそれまでからは想像もつかない、
頭に花が咲いたようなそうるだった。
ピンクのお花畑でクルクル踊っているような、
そんな乙女モード全開状態だった。
そうるもそんな自分のことを笑っていた。
「きもいわー。うち。あほみたい。」とか、
「これはうちじゃないと思って。」とか、
困ったように笑いながら言っていた。
でもそう言うそうるが幸せなんだってことは、
誰が見ても明らかだった。

あたしはそうるを見ているのが辛かった。
日増しにそうるはどんどんキレイになっていった。
愛している人に愛されて幸せなんだろう。
それに引き換えあたしはどんどん醜く歪んでいく。
そんな自分がたまらなくイヤだった。

そうるはあたしのそんな感情に全く気づいていないようで、
彼とのことを何でもあたしに話してくれた。
そりゃ話したいだろう。あたしが逆でもきっと話したい。
そう思ったからあたしは全部受け止めて聞いていた。
本当は受け止められる心の余裕なんて全然なかった。
でもあたしは無理をするのは得意な方で。
最高の友達を演じるために必死になっていた。

そんなある日。3月の始め。
そうるはメールで言ってきた。
昨日友達に首筋のキスマーク見つけられたって。
そんなもんがついてるなんて全然知らんかったって。
あたしの苦しい気持ちなんてまだ全然知らないそうるは、
悪びれもせずにあたしに教えてくれた。
やばかったわーとか言っているわりに、
幸せそうな感じはしっかり伝わってきた。

あたしはというと。
鈍器で頭を殴られたような衝撃だった。
そうるの首筋にキスマーク・・・。
彼によってつけられたそうるへの愛のサイン。
あたしは一人妄想を広げてしまった。
2人はもうそういう関係になっているんだろうか。
そうるはやっぱりあたしよりも彼を選んでしまうんだ。
あたしは結局そうるに捨てられてしまうんだ。
そんなことを考え始めたら歯止めが利かなくなって、
あたしは布団をかぶって頭を掻き毟ってた。

次の日は日曜で。あたしはそうるには会わなかった。
そうるのメールに返事を返そうと思ったけど、
何を言っていいのか分からなくなっていた。
でも苦しい気持ちを伝えたいとどこかで思ってて、
絶対気づかれたら困るくせに少しだけ気づいてほしくて、
あたしは夜にメールを返した。
「ごめん。重症です。返事できません。」
そんなふうなことを送るのがやっとだった。
あたしがメール好きなことを誰より知ってるそうるは、
それこそ心配してすぐにメールを送ってきた。
「何があったん?大丈夫なんか?」って。
優しさを感じた。でもあたしは何も返せなかった。

そして次の日は練習で。
あたしはそうると顔を合わせるのが辛かった。
今まで通りに笑っているつもりだったけど、
そうるにはカラ元気だってしっかり見抜かれていた。
そして練習後そうるはまたメールをくれた。
「ほんまに大丈夫か?冗談抜きで心配や。
 うちでよかったら話してや。」
あたしがしんどい原因が自分にあるとは思ってないから、
そうるのメールはちょっと的外れだったけど、
長い長いメールの中で散々あたしのことを思いやってくれた。
そうるなりの言葉であたしを励ましてくれた。

彼の存在があってもあたしも愛されていること。
ようやく少しだけ分かるようになってきた。
そうるはこんなにもあたしのことを気にかけてくれる。
もう十分だ。これ以上望まなくてもいいじゃないか。
これ以上望んで自ら傷つかなくてもいいじゃないか。
そう思えてきた。ようやく、ようやくだった。

でも皮肉なもので、そのメールの最後に。
決定的な言葉がつづられてあった。

 余談も余談。どうでもいい話。
 キスマーク見つけられた時は相当やばかった。
 そして昨日ついに・・・。
 でもあんまりいいもんじゃないってことだけ言っておく。
 ただ普通に抱かれてるほうが絶対心地いい。
 以上爆弾発言でした。

・・・・・・・・・・・・・・・。あたしは言葉をなくした。

キスマークが鈍器で殴られた衝撃なら。
この言葉は鋭器で貫かれたような衝撃だった。
麻痺していた神経がズタズタに切り裂かれた。
一瞬のうちに鈍っていた感覚が戻ってきた。

それは激痛だった。
そしてあたしは狂ってしまった。

ずっとずっと我慢して堪えてきたものが、
せきを切ったように溢れ出してきた。
ぐちゃぐちゃなまま押し殺してきた気持ちが、
後から後から溢れ出してきた。

 そうるのことが好き。どうしても好き。
 彼のことが嫌い。大嫌い。いなくなってほしい。
 そうるに好かれたい。ずっと一緒にいたい。
 そのためには理解者でいなきゃいけない。
 がんばらなきゃ。あたし。我慢しなきゃ。
 辛くても耐えなきゃ。笑い続けなきゃ。

 痛いよ。辛いよ。泣きたいよ。
 あたしそんなにいい子になれないよ。
 もう笑い続けられないよ。

 そんなことないよ。まだ大丈夫だよ。
 そうるとこれからも一緒にいたいんなら。
 もっとがんばらなきゃダメだよ。

あたしの心の中でずっと渦巻いてきたもの。
ドロドロした感情。葛藤。
それが全部全部溢れ出してきてあたしを壊した。


ねぇそうる。心ってほんまに壊れるんよ。
あたしはあの時その音を聞いたもん。
まるでガラスで出来たハートを落としたみたいに、
ものすごい音がしてあたしの心は壊れたんよ。
その後はもうわけが分からんくなって。
体のどこにこんなに涙があるのかと思うくらい、
後から後から涙が溢れてきて。
そしてプツンと何かが切れてしまったんよ。

もうどうなってもいい。
後悔するかもしれないけど。
もう知らない。言ってしまおう。
あたしの気持ちを吐き出してしまおう。
きっとあんたを傷つけるけど。
どうしようもなく悩ませるんだろうけど。
もう知らない。だってあたしは傷ついたもの。
あんただって傷ついてしまえばいい。
あんたがあたしにしたように。
あたしもあんたを傷つけてあげる。

あたしは最低だった。
そして言ってしまった。
ずっとずっとあんたのことが好きだったと。
あんたが思っている以上にあたしは、
あんたのことが好きでたまらないんだと。
聞き分けのいいフリをしてきたけれど、
本当は嫉妬で狂いそうになっていたんだと。
勢い任せであんたにぶつけてしまった。

-----------------------------------------------

・・・やっぱり傷は癒えてはいないみたいです。
思い出すことは傷口を抉るような行為で、
そこからはあの日と変わらない鮮血が流れます。
でもそうるへの愛は絶対に変わらないと、
あたしは言い切ることが出来ます。
だから辛くても書くことが出来るのです。

長い長い日記、最後まで読んでくれてありがとう。
そうるの返事、あたしたちのその後についてはまた明日。





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2002年08月15日(木)あたしの傷。その1。

*今日の日記*

お盆休み。今日から3日間実家に戻っている。
だから3日間そうるに会えない。
会いたい。でも今会わずにすむ状況にいることに、
実はちょっとだけホッとしていたりする。
今会うのが怖い。今会ったらあたしはきっと
そうるにひどい言葉を投げつけてしまう。

昨日のあたしはぐちゃぐちゃだった。
嫉妬で狂いそうになっていた。
泣きすぎて頭が痛かった。
吐きすぎて胃がチクチク痛んだ。
今朝起きたら目が腫れ上がっていた。

よかった。こんなボロボロな姿を、
そうるに曝さずにすんで。
こんなあたしを知ったらそうるは、
また自分のことを責めるはずだから。
「うちはほんまに最低なやつやねん。」って、
「こんなにも傷つけて謝りきれん。」って、
あの時みたいに自分を責めるはずだから。

昨日書いたそうるの彼のこと。
続けて書いてみようと思う。
いろんなことを思い出すのは辛い。
実際そのことであたしとそうるは、
傷つけあってめちゃめちゃだった。
お互いの傷が癒えたかどうか分からないけど、
今ではあたしが一方的に傷つくだけだと思う。
もしかしたらそうるも傷ついているのかもしれない。
でも2人の間で彼の名前を出すことはなくなった。
まるで暗黙の了解のように。



*過去の日記*----------------------------------

ことの始まりは今年の1月ぐらいからになる。

そうると彼はバイト仲間。
そうるの口から彼の名前は何度も聞いていた。
ちょっと気になる存在、みたいなこと、
そうるは笑いながら言っていた。

あたしはそうるのことが大好き。
でもそんなふうに女の子モードなそうるは、
実を言うとあんまり好きじゃない。
あたしが好きなそうるは男の子モードなそうる。
ローライズが似合ってて、バイクも似合ってて、
平気であぐらかいちゃうようなそうる。
自分を偽ったり飾ったりすることもなくて、
いつだって迷いがなくてまっすぐなそうる。
だからそうるがちょっと照れたように、
彼と遊びに行ったとか、また誘われたとか、
どうしようーみたいなことを言うのを聞くのは、
あたしには正直耐えられないことだった。

そうるは自分のことを進んで話すタイプではない。
だからそうるの口から彼の話を聞く時、
そうるにとってのあたしが、
そういうことを話してもらえる存在だって分かって
単純にめちゃめちゃ嬉しいと思えた。
でも女の子モードのそうるを目の前にして
なんだかおもしろくないと感じる気持ちもあって。
2つの感情がぐちゃぐちゃになってあたしを責めた。

そうるにとって幸せな現状を、
なんとかしてあたしも一緒に喜びたいと思った。
心の底からそう思っていた。
だからあたしもわざと別の男の子の名前を挙げて、
毎日毎日電話がかかってくるんだとか(これは事実)
そういった類の話をあえてしてみたりした。
お互いの恋愛話は仲のよさを深める。
少なくとも心の内側を見せ合うという行為で、
お互いの距離をいっそう縮める。
実際あの頃のあたしたちはすごかった。
テスト期間中でちょうど会えなかったから、
毎日すごい量のメールをやり取りしてた。
あたしは電話をくれる彼に恋をしてたわけじゃないけど、
ちょっと恋をしてるみたいに演じてみたりして。
偽りの感情でも全然かまわなかった。
あの頃はそうると話すことがあたしには最重要で、
話の中のあたしの気持ちなんて嘘でも何でもよかった。

本当は苦しくて苦しくて仕方なかった。
彼に魅かれていくそうるが許せなかった。
そうるを魅きつける彼が許せなかった。
あたしはそれまでもそうるに求められたことはあって、
そうるがあたしを恋人だと認めてくれているって、
少なくとも愛しい存在と思ってくれているって、
信じて疑うことはなかった。それなのに。
・・・そう思うと何もかも許せなかった
そうるにとってのあたしの意味が分からなくなった。
あたしは都合のいいときにだけ求められるのか。
そう思えるときもあった。
でも最愛の人をどうしても信じたくて、
あたしはそうるを疑いそうになる自分の汚い感情を
必死の思いで押し殺していた。

そして2月の終わり。
そうるは彼と付き合い始めた。
何度も遊びに行くわりにはっきり告白されず、
痺れをきらせたそうるが勝負ををかけたらしい。
こんな曖昧な関係は好きじゃないみたいなことを、
彼に言ったらしい。(さすがはそうる。)
そしたら彼の方から告白してきたらしい。

そうるはその夜にあたしにメールをくれた。
「速報。成立しました。」
それだけのメールだったけど、
その日2人が出かけることを知らされてたあたしは、
すぐに何のことか分かって電話をした。

「わざわざ電話してくんなよ。」とか言った後で。
「なーんか。どうしよう。付き合うとか。
 今すごいテンション低いんやけど。
 こんなんでええんやろか。あーあ。」なんて。
自分から勝負かけたくせに何を言うのか。
なんてまぁかわいいやつなんだ、こいつは。
あたしは悲しかったし辛かったけど、
それ以上にそうるへの愛しさがこみ上げてきた。
でも電話口でそういい続けるそうるはかわいすぎて。
あたしはだんだん苦しくなってしまった。
「うぅー。寂しいー。なんかイヤやー。」
あたしは散々取り乱して、イヤだイヤだを連発し、
おめでとうなんてもちろん言えるはずもなかった。

あたしたちは恋人じゃなかった。
少なくともそうるの中では。
それを思い知ったあたしは死にたかった。
自分だけ勘違いをしていることを知って、
恥ずかしくて情けなくて死にたかった。

でもそうるの前では我慢した。
やっぱり寂しい寂しいと言い続けてはいたけど。
とにかく精一杯笑っていた。
理解のあるよき友達を演じていた。
恋人になれないならせめて1番よき理解者に。
あたし・・・とにかく必死だったんだと思う。
でもそれは苦しすぎた。本当に苦しすぎた。


ねぇそうる。あたしにとって。
あんたは友達なんかじゃ納まらへんの。
どうやったって納まらへんの。
抱き締められたいし抱き締めたいの。
ねぇそうる。あんたにとって。
あたしっていったい何なん?
あれだけ抱き締めてくれるのに友達なん?
そうる。あんたの考えてることが分からんよ。

ねぇそうる。まだ覚えてる?
あたしが我慢して我慢して笑い続けるうちに、
決定的なことが起こってしまったやんね。
そしてあたしは狂ってしまったやんね。
今のあんたを見てると、そんなことすらも、
忘れてしまったように映る時があるんよ。
そうる。忘れてなんかないやんね?
あたしの痛みをまだ覚えてくれてるやんね?

-----------------------------------------------

思い出すのが辛くなってきました。
・・・その決定的な事件についてはまた明日。
あたしには辛すぎることなんで、
もしかしたら書けないかもしれないけど。





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2002年08月14日(水)心が壊れる・・・。

今日は辛い1日だった。
あたしには辛すぎる1日だった。

そうるに会えた。
いつものように一緒にいた。
そうるは相変わらずそっけなかったけど、
それはそうるなりの愛情表現だってことは、
あたしにはもう分かりきっていることだった。
だから一緒にいる空間は穏やかで、
何の問題もないように思えた。

でもあたしは苦しかった。
あたしは今日が何の日か知っていたから。
以前そうるがあたしの前で手帳を開いた時、
そこに書かれた文字を偶然見てしまったから。

見なければよかった。
そうすれば何も知らずにすんだ。
わざわざ知らなくてもいいことだった。
でもあたしは知ってしまった。
そして深く深く傷ついた。

サークル関係のことが終わって、
いつもならめったに履かないスカートを
あんたが履いていたこと。
それだけであたしは分かってしまった。
そしてまた苦しくなった。

そうるはまさか思いもしなかっただろう。
あたしが今日が何の日か知っているなんて。
そうるがこの後誰と会おうとしてるか、
あたしが分かってしまったなんて。
きっと思いもしていなかったはず。
だからあたしは一生懸命になって、
気づいていないフリをしてやった。
そうるのために演じてやった。

あたしが知っているということ、
ちょっとだけ気づかせたかった。
気づいたあたしの苦しみを思って、
あたしを傷つけたっていう事実に気づいて、
そうるもきっと傷つくんだろう。
少しくらいそうるも傷ついていい気がした。
傷つけてやりたいとちょっと思った。
でも結局出来なかった。

手帳に書かれていたのは。
「○○○○誕生日」の文字。
あの男の名前だった。

・・・ずっと黙ってきたけど、
実はそうるには彼氏がいる。
認めたくなくて言い出せなかった。
彼のことは闇に葬りたかった。
この世にいない人にしたかった。

そうるはあたしのことを愛してくれる。
愛してくれていると信じている。
あたしはそうるにとって「恋人」と呼べる存在。
そうなんだと信じている。
でもそうするとそうるの恋人は2人いることになる。

男で1番愛しているのが彼で。
女で1番愛しているのがあたし。
そうるにとってはそういうことらしい。
でもあたしはそんなの理解できない。
最愛の人は一人だけでいい。
あたしにとってそれはそうる。
でもそうるはそうじゃないらしい。

それにしたって、いったいあたしは何が悲しくて、
最愛の人の彼氏の誕生日なんていう
知らなくてもいいものを知ってしまったんだろう。
そして何が悲しくてあたしは、
彼に会えることを楽しみにして、
スカートなんか履いている最愛の人を
見てしまったんだろう。
そう思ったらどうしようもなく惨めで、
涙が後から後から頬を伝って零れ落ちた。


ねぇそうる。あたしはずっと苦しかった。
あんたの考えていることが見えなくて、
見えないものを見ようとして苦しかった。
そして今も苦しくて苦しくて仕方ない。
あんたに愛されていると信じたいのに、
見たことも会ったこともない彼の存在に、
嫉妬して狂いそうになってる。

ねぇそうる。あたしほんとは言ってやりたいの。
彼を睨みつけて言ってやりたいの。
今すぐそうると別れてくださいって。
どこぞの女とよろしくやってくださいって。
あたしはそうるじゃなきゃダメだから。
そうる以外の人は考えられないから。
あたしにそうるを返してくださいって。
彼に言ってやりたいの。
そこで彼がNOと言ったら、
あたし彼を殺すかもしれない。
それが結果的にあんたを傷つけることでも、
あたしは彼の存在が許せないから。
「あんたにとっての最愛の人」っていう、
あたしが1番欲しいポジションに、
彼が見え隠れするのが許せないから。

ねぇそうる。あたしあんたにも言いたいの。
あたしだけを愛してって。
彼がどれだけあんたのことを愛してるのか、
あたしにはそんなこと分からない。
むしろどうでもいい。
でもあたしのあんたへの愛は、
言葉では言いつくせないほどで、
あんたを思うだけで胸がいっぱいになって、
あんたを思うだけで涙が溢れてきて、
もうどうしようもないくらいあんたが好き。
そんなあたしの思いとちゃんと向き合ってって。
あたしはほんとはあんたに言いたいの。
・・・でも言えない。そんなこと言えない。
あんたはきっとそんなあたしは好きじゃない。
重い感情に拘束されるのは好きじゃない。
嫌われたくないから何も言えない。
苦しめたくないから何も望めない。

ねぇそうる。あたし怖くて仕方ないよ。
いつかあんたがあたしのことを捨てて、
彼のことだけ愛するようになること、
あたしは勝手に想像してしまうんよ。
そしてそのたびに涙が止まらなくなって、
ずっとずっと吐き続けてしまうんよ。
あんたのことを失いたくない。
絶対に絶対に失いたくない。
あんたを失ってしまうくらいなら、
あたしあんたを殺してから死にたい。
怖いけれどそう思える時もあるくらい、
あたしはあんたのことを愛してしまった。

ねぇそうる。どうしよう。
もう気持ちのセーブが効かないよ。
聞き分けのいいコになれないよ。
あんたに今すぐ会いたい。
めちゃめちゃに抱き潰してほしい。
彼のこととかこの先のあたしたちのこととか、
もう何も考えられないくらいに。
あたしを強く強く抱き潰してほしい。

ねぇそうる。お願い。
今すぐに抱き締めに来て。
あんたの体温を感じさせて。
あんたの存在を感じさせて。
あたしへの愛を感じさせて。

ねぇそうる。ねぇそうる。
・・・あたしは祈るように呼びかけている。





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2002年08月13日(火)涙のワケ。

あたしはめちゃめちゃ涙もろい。
自他ともに認める感動しやすい性格のせいで、
涙腺はゆるゆるで簡単に涙が出る。

そうるはあたしとは対称的でめったに泣かない。
どちらかと言えば冷めた性格のそうるは、
人前で泣くことはまずない。

あたしは今までそうるの前で何度も泣いた。
友達のこと。将来のこと。サークルのこと。
あたしはそうるを頼っていろんな話をして、
そのたびに気持ちが高ぶって泣いていた。

そうるはあたしの話を黙って聞いてくれる。
いつだってあたしの気が済むまで聞いてくれる。
そしてそのうち泣き出したあたしを見て、
困ったように少し笑う。
そして黙ってあたしを抱き締めてくれる。
子どもをあやすように背中を叩く。
一定のリズムでポンポンって。
そうるの作り出すリズムが、
あたしの不安をゆっくり溶かしていく。
そしてあたしはまた笑えるようになる。
あたしはそうやってこれまで、
何度も何度もそうるに救われてきた。

あたしがそうるの涙を見たのはこれまでに3回だけ。
1回はあたしとそうるの関係がこじれた時。
1回はそうるがキャプテンを引き継いだ時。

そして1回はそうるがサークル内で孤立した時。

キャプテンってのは仕切っていく立場である以上、
どうしても敵をいっぱい作ってしまう。
そうるはそんな自分のしんどさを内に溜めて、
最悪な形で爆発させてしまったことがあって。
そして結果的に孤立してしまった。
あたしはそんなそうるがほっておけずに、
そうるを呼び出してなかば強引に話を聞いた。
そうでもしないとそうるはまた、
自分の中に溜め込むことが分かっていたから。

そうるは思ってることをポツポツ話してくれた。
あたしは少しずつ意見を挟みながら話を聞いて、
確か最後にこう言ったんだと思う。
「あたしは絶対にあんたの味方やから。」

・・・瞬間的にそうるの顔が歪んだ。
そしてあっと言う間にくしゃくしゃになった。
そうるはあたしにしがみついて泣いた。
何かを吐き出すように泣き続けていた。
あたしはそうるにいつもそうしてもらうように、
しっかりとそうるを抱き締めてあげた。
そしていつの間にかあたしも泣いていた。


ねぇそうる。あたしはこの時思ったんよ。
愛しい人を救うことは、
愛しい人に救われることと同じくらい、
時にはそれ以上に幸せなことやって。
あたしは何があってもあんたのことを守る。
無防備に泣くあんたを抱き締めながら、
あたしはいつだって守られてばっかりいるのに、
なんかおかしいけれどそう思ってん。

あんたは後から照れたように言ってくれたやん。
めったに泣かへん自分があの時泣いてもたのは、
孤立して辛かったからというよりも、
あたしの存在に救われたからやって。
だからあたしも言ったやん。
あたしはあんたを救えているってことに、
嬉しくて泣いてしまったんやって。

救われることも救えることも幸せ。
そしてあたしもあんたも幸せで泣いた。
そんなあたしたちのことを思って、
あたしはまた泣きたくなる。

涙っていっぱいワケを持ってるんやね。





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2002年08月12日(月)夢のつづき。

あたしはよく明け方に夢を見る。
今日みたいに寝苦しく暑いと特に。
浅い眠りの中でまどろみながら夢を見る。

そうるの夢を見た。
今までもそうるの夢は何度も見ている。
夢の中のそうるは実際よりもかなり強引。
そしてかなり熱っぽい瞳をしている。

------------------------------------------

場所は古い洋館。怪しい雰囲気が漂う。
あたしはそうるの姿を探してうろつく。
そして小さな部屋の床で眠るそうるを見つける。
そっと揺り起こすとそうるは目を開ける。
そして潤んだその瞳であたしを見つめる。

あたしは我慢できなくなって唇を重ねる。
そうるはあたしの頭を掻き抱いて、
ねっとりとした甘い甘い口づけをくれる。
あたしはそうるに溶かされる。
体中から力が抜けていく。
あたしはそうるにもたれかかる。
頭の奥が痺れたようになって、
そうるのこと以外何も考えられなくなる。

何度も何度も口づけられる。
「こうしてほしいんやろ?」ってそうるが言う。
あたしは恥ずかしくなって何も言えずに、
そうるの胸に顔を埋める。
そんなあたしの顔を両手で包み込んで、
またそうるは口づけてくれる。

-------------------------------------------

抱き締められて口づけられるのが1番好き。
そうるはやっぱりあたしとは対称的で、
その後の行為の方が好きみたい。
いわゆる服を脱いでの愛情行為。
いっぱい時間をかけてあたしを愛してくれる。

あたしもキモチいいことはキライじゃない。
だからその後の行為ももちろん好き。
でもそうるほど執着があるわけじゃない。
あたしが未熟なせいもあるけど(涙)。
そうるに開拓されてる途中だけど(爆)。
でもでもやっぱりキスが1番好き。
唇を重ねあう行為が1番幸せ。


ねぇそうる。あたしは知ってるの。
あんたのキスほどあたしを満たすものはないこと。
だからお願い。夢のつづきをちょうだい。
ずっとずっとあたしにキスをちょうだい。
忘れられなかったあの日みたいな。
甘い甘いキスをいっぱいちょうだい。



**追加**

今日はそうるに会えるはずだったのね。
お互い用事があって大学に行くはずだった。
でもそうるは体調を崩したとかで、
約束の時間に現れなかった。
試合後からしんどそうだったそうるが心配で、
電話して声を聞きたいと思ったけど、
寝ているところを起こすのも悪いと思って、
しばらくしてメールをしてみた。
そしたらすぐにそっけない返事がきた。
あんたに関係ないやんって感じで。
あたしはどうしようもなく寂しかった。

でも夜にまたメールした時に、
昨日から実は足を痛めてるって言ったあたしに、
「なんでほったらかすねん。」とか、
「明日休んでもええから病院行け。」とか、
散々あたしを心配してくれた。
なんだか怖いくらいの命令口調も、
全部あたしのことを思ってくれてる証で、
あたしにはそれが分かるから、
余計に優しさが沁みてたまらなかった。

そうるはそんなヤツなんだってこと、
昼間のあたしはすっかり忘れていたんだ。
そっけない態度をとっているふうに思えても
実はちゃんとあたしを思ってくれてることが
いっぱいいっぱい伝わってきたから、
あたしは満たされて、どうしようもなく幸せで、
やっぱり泣きたくなってしまった。

そうる。あんたに会いたくてたまらないよ。
あんたの声が聞きたくてたまらないよ。
あんたに触れたくてたまらないよ。

・・・あんたが愛しくてたまらないよ。





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2002年08月11日(日)嫉妬(ジェラシー)。

今日はサークルの試合でした。
みんなで、今日の対戦相手は強いから、
試合結果だけにこだわらんようにしようね、
後から後悔のない試合をすることだけ
考えていこうねって言ってました。
それがなんとフタを開けて見れば。
逆転に次ぐ逆転で大勝利を修めました☆☆

なんてこったい。まじで嬉しすぎ。
試合開始直後にパタパタ点取られて、
あぁこれはちょっと厳しいなって思ったのに、
あれよあれよと言う間に波が来て、
その波を逃さない怒涛の攻撃展開で、
チームの雰囲気とかもめちゃめちゃよくて、
負けてて追いかける立場やったのに、
もうやってて楽しくて仕方なかった。
点数入るごとにみんなで抱き合って喜んで。
試合終了と同時に歓声と涙でめちゃめちゃ。
もう。もう。この気持ちを何と言えようか。
うちのチーム最高。まじで。

そうるに関して言うならば。
あたしは本気で鼻血でそうな瞬間に、
何度も何度も出会ったりした(笑)。
そうるのプレーはほんまにかっちょいい。
後半とか楽しすぎたんやろうと思うけど、
足つって走れないのに交代しようとはしなくて、
あたしは「大丈夫なんか?」って何度も聞くのに、
「いけるいけるー。」とか平気な口調。
嘘つけ。そんだけ足もつれてるくせに。
強がりは相変わらず。ばかそうる。
でもそうやってがんばりまくるそうるの姿は、
あたしの心をどうしようもなく痺れさせる。

そうるは後輩にけっこう人気がある。
というか、たぶん相当人気がある(笑)。
今日とか試合終了後に、調子に乗って、
そうるに抱きついてくる後輩がいっぱいいた。
「○○さん(←そうる)最高でした☆」みたいな。
そうるも悪い気はしないみたいで、
「ありがとー☆(ぎゅ。)」みたいな。
「あ、ずるいー、あたしもー☆」とかって、
そうるのまわりにわらわら群がる後輩たち。
邪魔だよ、あんたたち。そこをどきなさい。
・・・あたし、おもしろくない(苦笑)。

そうるは実際オトコよりもオンナにモテる。
なんてったって「彼氏にしたい人」だし(誇)。
サークルにおいて、後輩はもちろん、
同回生にも「かっちょええー」って言われてる。
例えば練習にバイクでやってくるとことか。
車乗り回してみんなを送っていくとことか。
やってることがめちゃめちゃ男前なのね。

高校時代でもオンナに告白されたこと、
1度や2度じゃなかったらしい。
そうるのオトコっぽいさばけた性格と、
あの華のある外見から考えると、
それは不思議なことでも何でもない。


ねぇそうる。あたしは誇らしいんよ。
あんたがそんなふうに人気あることが。
あたしの愛した人がそんなふうに、
みんなに認められた人間であることが。
誇らしくて仕方ないんよ。それは事実なんよ。
でも。なんでなんやろうね。心のどこかで。
おもしろくないと感じてまうのは。

あんたのことを愛しているから、
誰よりも愛しいと感じているから、
その気持ちが自分だけのものであってほしいと、
そう望んでしまう自分がいるんよね。
あんたを愛するのはあたしだけでいい。
あたしだけの特権にしたい。
そう思ってるとこがあるんよね。
だからみんなに愛されてるあんたを見ると、
あたしはすごく複雑な気持ちになるんよ。
「やったぜ。えへへ。」って気持ちと。
「むー。ちくちょうめ。」って気持ちが。
心の中で半分ずつになってあたしを苦しめるから。

ねぇそうる。そんなあたしを知ってるん?
どうしようもなく切ない感情に襲われてる、
そんなあたしのことを知ってるん?

ねぇそうる。あんたもそんな気持ちになるん?
あたしがあんた以外の誰かに愛されたら、
あんたもあたしと同じような気持ちになるん?

きっとそう聞いてもあんたははぐらかすね。
気持ちを言葉にするのが苦手なあんたは、
面と向かってそんな話できんはず。
じゃああんたはどうするか。教えてあげようか。

あんたはちょっと困った顔をして笑って。
そして黙ってあたしを抱き寄せる。
「またいらんことで不安になって。」
「ほんまどうしようもないんやから。」
そんな気持ちを言葉にはしないで、
体温を通してあたしに伝えてくれる。
・・・きっとそんなふうになる気がする。

まぁ確かに「いらんこと」かもしれんけど。
「どうしようもない」かもしれんけど。
あたしはあんたを愛することを
どうしたってやめられんのやから、
どんなにしんどくても情けなくても、
この気持ちとも付き合い続けるしかないんよ。
なんかそう思えてきた。どうかなぁ。

苦しい。でも抑えられへんのやもん。
あんたを愛してるから生まれてくる
この嫉妬(ジェラシー)を。)。





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2002年08月10日(土)優しいキモチ。

今日は練習がなくてそうるに会えない。
せっかくのオフでデートしたいとこだけど。
そうるは今日もバイト。あぁ残念。
働き者のそうるはバイト人間。
頑張り屋さんなところも好きなんだけど。
ちょっと寂しいのも事実。あーあ。

あたしは今はそこまでバイトに執着してない。
1回無理して働きすぎて体調崩したし。
あたしはどうにも自己管理できないとこがあって、
体とか精神とか実はギブアップしてても、
大丈夫、まだやれるって思ってしまうのね。
そうるはそんなあたしを心配して、
「もういい加減にしときや。」って、
「そんな無理せんでもええやん。」って、
何度も何度も言ってくれた。
でもあたしは変に責任感とか持っちゃって、
夜中の3時とかまで閉店事務やってた。
お酒も出すようなおしゃれなレストラン。
しかし何が悲しくて学生アルバイトがさ。
次の日7時起きなのに3時まで働いてるのさ。
今にすれば全然理解できない。
でもあの頃はがんばってたあたし。

そんなあたしの努力とか我慢とか、
全然分かってくれないバカ店長ともめて。
ロクに仕事もできないくせにえらそうに、
あたしの態度が気に食わんとか言ってきたから、
未練も何も感じずに辞めてやったけどね。
もうさすがにあんな生活はしたくないわ。
いくら夜型で起きてるのが平気とは言えども。
あたしには無理。おかしくなる。

そういえばあの頃そうるはよく電話をくれた。
あたしと正反対のそうるは夜に弱くて、
何もないと12時前に寝るのが普通。
1時まで起きてると目がしぱしぱするらしい(笑)。
でもあの頃はあたしのバイトが終わる時間、
2時とか3時とかに電話くれてた。
「もう終わった?お疲れさん。」
「明日は1限あんの?」
「早く帰って寝るんやで。」
疲れた体に優しいそうるの声は沁みた。
あたし愛されてるんだなぁと思って、
それだけで満たされて泣きそうになってた。


ねぇそうる。あんたの優しさは気まぐれで、
例えばあたしがほんとに救われたい時には、
ちっとも気づいてくれなかったりするよね。
でもあんたがあたしを気遣ってくれた時、
後から思えばその時があたしにはギリギリで、
ほんとにしんどかったときだったりする。
それはあんたがあんたなりの判断であたしを見て、
やばそうやなぁって思った時とかに、
ちゃんと優しさをくれてるってことなんかなって
あたしは思ったんやけど。どうかなぁ。

気づいてほしい時に気づいてもらえんくて、
なんで分かってくれへんのよ、ばーかって、
言いたくなってる時もあるんやけど。
気づいてもらえると思ってない時に気づいてもらえて、
あ、実は思われてるんやって気づかされること、
あたしはけっこう多い気がするんよね。

ねぇそうる。あたしあんたにいろんなものを
与えられることに慣れすぎないように、
愛されてる幸せに慣れてしまわないように、
鈍くならないようにしたい。
「ありがとう」ってちゃんと思えるように。
そしてそれを伝えられるように。
あたしもっともっとちゃんとするよ。

今日あんたのバイトが終わる頃に電話しよっかな。
あの頃あたしが感じてたようなあったかい幸せを、
あんたにも感じてもらえたらいいな。





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2002年08月09日(金)ちょっとイジワル。

今日は朝起きたら地面が濡れてて、
ぎゃー練習できんやんって焦ってたら、
グランドは大丈夫やでーって連絡が入った。
よかった。だって今日は試合前最後の練習。
あたしの気合はハンパじゃなかったから(笑)。

そうるはあたしたちのサークルのキャプテン。
あたしが言うとノロケになっちゃうけど、
そうるのプレーは本気でかっちょいい☆
けっこう接触プレーも多いスポーツだから、
間近でそうるの真剣な表情にぶつかると、
あたしはそれこそのぼせそうになる。
ボールとか見なきゃいけない場面でも、
そうるの瞳に吸い込まれてあたしはのぼせる。
それぐらい真剣で熱を帯びたそうるの目はやばい。
あたしは3秒でノックダウン(笑)。
そういう意味でそうると一緒にやるのは苦手(笑)。
あたしだめだめじゃん。・・・まったく。

しかしそうるってば。ほんとにうますぎる。
あたしはそうるのプレーに近づきたくて、
(純粋にうまくなりたいってのが第一だけど)
そりゃもう一生懸命やってるんだけどね。
そうるに比べたら全然。しょぼいもんなのさ。
でも一緒にプレーした時にさまになるように、
そうるに「おぉ!」って思ってもらえるように、
こう見えてあたしはひそかに必死なのさ。

でもねぇ。そうるは分かってない。
少なくともサークルにおいて。
そうるはあたしにちっとも優しくない。
そりゃね。そうるはキャプテン。
考えなきゃいけないこともいっぱいある。
あたしにばっかりかまってられない。
それは当然。分かってる。分かってるのよ。
でもねぇ。なんでそんなに冷たいかなぁ。

例えばそうるはあたしのプレーに関して、
誉めるってことがほとんどない。
あたしそこまでしょぼくないはずなんだけど。
他の友達とか普通に誉めてくれるし。
でもそうるは違う。甘いことは言ってくれない。
それはある意味ではあたしに対する愛情。
きっと甘やかさないっていうことで。
もしかしたらもっと高いレベルを求めてるってことで。
でもねぇ。あたしはやっぱり寂しい。


ねぇそうる。あたしが寂しがりなこと、
誰よりもあんたが1番知ってるはずやん。
だからあたしのこと認めてくれてること、
もっとちゃんと伝えてほしいんよ。

あんたにかけられるあったかい言葉で、
あたしがどれだけ幸せになるか、
あんたが1番知ってるはずやん。
あんたがあったかい言葉をくれないことで、
あたしがどれだけ不安になるか、
あんたなら察しもついてるはずやん。

あんたの優しさを信じてるけど。
あたしへの愛情を疑ってないけど。
あたしに何も言わないで他のコにばっかり。
「今のんいい感じやったやん。」とか。
「がんばれって。いけるって。」とか。
言ってるのを見るとあたしはおもしろくないんよ。
かわいくないオンナって思うかもしれんけど。
嫉妬深いの好きちゃうわーとか言うかもしれんけど。
だっておもしろくないもんはおもしろくないんやもん。

最愛の人には自分のことだけ見ててほしい。
そう思うのって自然なことやろ?
あたし間違ってるんかなぁ。

SチックなあんたとMチックなあたし。
あんたがあたしをいじめるのが好きなこと、
あたしがあんたにいじめられるのが好きなこと、
あたしたちお互いにちゃんと分かってる。
だからちょっとくらいのイジワルなら許しあってる。

でもさ。あんまりキツイと泣きたくなるんやん。
そこんとこ忘れんといて。お願い。





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2002年08月08日(木)ヒミツの関係。

今日も朝から練習。気温36度。暑すぎ。
あたしはちょっと早めにグランドに着いて、
みんなと話しながらスパイクに履きかえる。
しばらくするとバイクの音がしてそうるが到着。
やめとけって言ったのに半袖で登場。
しょーがないヤツ。また皮剥けても知らんで。
そう思いながらあたしはそうるに声をかける。
「おはよう」「おっす」って普通に言葉を交わす。

あたしとそうるの関係はみんなには内緒。
実際みんなと一緒にいる時は、
そうるはあたしにあんまり話しかけない。
あたしは話しかけてほしくて仕方ないけど、
それはそうるなりに気を使ってる部分かもしれない。
だってチームの中でそういう特別な関係があるのは、
やっぱりあんまり望ましいことじゃないから。
でもそうるのこと、きっとそこまで考えてなくて、
単純に秘密にしたいってだけかもしれないけどね。

そのせいなのかな。他の友達に言わせれば。
そうるとあたしの関係はすごく微妙に映るらしい(笑)。
仲いいこともお互いを好きなことも分かってるけど、
なーんかよそよそしいとこあるよなぁとか言われたり。
そりゃ意図的にそうしてるのさ。・・・なーんて。
言えるわけないけどね(爆)。

そうそう思い出したよ。
前にみんなで飲み会をやった時のこと。
ちなみにそうるもあたしもお酒は大好き。
でも強さでいったらそうるの圧勝。
ほんとにそうるはザルのようにカパカパ飲むの。
あたしだって弱くはないし、そこそこ飲めるけど、
そうると同じペースで飲んでると絶対つぶれる。
だってジンとかウォッカとかロックで飲むのよ。
しかも何杯も。信じられん。恐ろしい。
でもそういうとこかっこよくてスキ(爆)。

そしてその日もあたしはそうるのペースで飲んでて。
結局先に酔ってフラフラしてて。
「もー危ないから。」ってそうるに捕まえられて。
はがいじめにされて膝の上に座らされた。
「違うのートイレに行きたいのー」って言うあたしに、
「場所分かる?一人で行けんの?」って聞くそうる。
首を振るあたしの手を握って立ち上がるそうる。
「しょーがないなぁ」って言うそうる。
そうるに手を引かれておとなしく着いていくあたし。

そんなあたしとそうるを見てた友達が後で言った。
「あんたら絶対出来てるやろー?」って。
「2人でラブホテル入りそうな空気やったし。」って。
「見てるこっちが鼻血出そうやったわー。」って。
あたしは「あははー。」って笑ってごまかす。
そうるはニヤっと笑って知らんぷり。


ねぇそうる。友達と一緒にトイレに行くなんて。
そんなのよくあることなのにね。
でもあのコにはあたしとあんたが特別に見えたんだ。
あたしたちの間に流れる優しい空気が分かったんだ。
なーんか。なーんか嬉しいね。そう思われるの。

「そうるのことが好き」って公言できへん。
「さあやのことが好き」って公言してもらえへん。
でもね。あたしはあんたと一緒にいられるだけでいい。
ヒミツの関係だっておもしろいもんやし。
楽しもうと思えばきっと何だって楽しめる。
あんたと一緒なら何だってスペシャルになる。

ねぇそうる。あたしとあんたのヒミツの関係。
いつまでヒミツのままにできるやろね。
あんたは嘘つくのウマイけどあたしは苦手やし。
いつかボロが出てもたらどうしようね(笑)。





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2002年08月07日(水)シアワセな時間。

朝の8時半。そうるからのワンコール。
マンションの下では聞き慣れたバイクのエンジン音。
あたしはウエストポーチを掴んで部屋を飛び出す。

おそろいのオフホワイトのメットをかぶって。
あんたのバイクの後ろにひょいっとまたがる。
最初に比べて簡単に乗れるようになったもんだわ。
そう思ってなんだかひとり幸せになる。

「ちゃんと日焼け止め塗ってきたか?」そういうそうるに
「おうよ。塗りたくってきたさ。」って笑うあたし。
「よし。んじゃ行こっか。」そうるはエンジンを噴かす。
「ほーい。」あたしはそうるの背中を抱き締める。


昨日の夜にそうるから電話があった。
「ごめん。明日夕方までしか無理やわ。」
「えぇー。なんでー。」とグズるあたし。
「親出かけるから家おらなあかんねんって。」そうるが言う。
そうるの家には要介護のおばあちゃんがいる。
自宅生のそうると下宿生のあたし。
あたしはすべての時間が自由に使える。
でもそうるはそうはいかない。・・・仕方ない。

「暑いし車で迎えに行こうか?」そう言うそうるに、
「うんにゃ。絶対バイクがいい!」と言って譲らないあたし。
「日焼けすんでー。今さらやけど。」そうるは笑ってる。
「ええもん。あんた以上に焼いてやるさ。」と意気込むあたし。
「ふーん。」電話の向こうでニヤついてるそうるが想像できる。


ねぇそうる。あんたが車にしよっかって言うのに、
あたしがなんでバイクがいいって言ったか分かる?
勘のいいあんたのこと、きっと分かってたんやと思うけど。
あんたはあたしの思考回路なんかお見通しなんやろうけど。

表向きの理由は「あんたがバイクにハマってるから。」
でもそれだけじゃなくて。・・・分かってるんかな。
あたしね、ちょっとでもあんたとひっついてたかってん。
こんな暑苦しい日でもあんたの体温を感じてたかってん。

クーラーのきいた車の中で2人でのんびり。
あんたの好きなエアロスミスのベストアルバムをかけて。
きっとその方が快適かもしれへんけど。
でもバイクであんたの後ろに座って。
ちょっと汗ばんだあんたの背中を抱き締めて。
あんたの鼓動を感じる時間があたしには最高に幸せ。
2人で一緒に風を切る時間が愛しくてしょーがない。

ねぇそうる。あんたは知らんやろうね。
走ってるときはさすがに話が出来へんから、
信号待ちでちょっと振り返ってくれるあんたに。
怖がりなくせに絶叫マシンも大好きなあたしのために、
ちょうどいいスピードで走ってくれるあんたに。
あたしがどれだけ心を揺すられてるか。
あんたに愛されている幸せに全身を満たされて、
実はこっそり涙を流しちゃったりしてることも。
(あまりの風の勢いに目が痛いせいもあるけど・・・。)
きっとあんたは知らんのやろうね。


約束どおり4時前。そうるはあたしを送ってくれた。
バイバイのときはいつも寂しい。目が潤む。
バイクに座ったそうるの前に立って。
あたしは「じゃあね」って言う。
「今度埋め合わせするから。」そう言うそうるに
「しょーがないもん。気にしてへんよ。」って精一杯笑う。

人気のない駐輪場。そうるはあたしを抱き寄せる。
そして優しいキスをひとつくれる。お決まりのバイバイ。
「じゃ明日ね」って去っていくバイクの後ろ姿を見送る。
見えなくなるまであたしはそうるを見送る。


ねぇそうる。明日も会えることが分かってるのに、
なんでこんなに寂しくなってしまうんやろうね。
そうるはこんな気持ちになったりせーへん?
あたしとバイバイした帰り道。
あんたは何を思ってるんやろう。
きっと聞いてもはぐらかされるんやろうけどさ。

ずるいよなぁ。でもそんなあんたにあたしは首ったけ。





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2002年08月06日(火)愛のカタチ。

今日もサークルの練習。朝から4時間みっちり。
でもあたしは体を動かすのが大好き。
そこは貴重なそうるとあたしの共通点(笑)。

練習後、体力作りに走りこみをやることになって。
2人組でグランド(河川敷)の上の道を走ることになった。
みんなが並んでる端から番号をかけていく。
あたしはそうると同じ組になる。

土手の上の道をそうると並んで走る。
びしょびしょに汗をかいて土ぼこりに塗れて。
お世辞にもキレイとはいえないあたしたち。

どんなに日焼け止めを塗っても日増しに黒くなる。
そりゃ週に4日、1日4時間も炎天下で走り回ってたらね。
どんな白い人だって真っ黒になるもんさ(涙)。
あたしたちのサークルは日焼けとの戦い。
もう諦めて半袖Tシャツをまくりあげて肩も出して。
ハーフパンツで足もがんがん焼きまくってるそうる。
日焼けすると後が痛いからまだ長袖でねばってて。
長ジャージで足もしっかり隠してるあたし。
こんなところでも対称的。ちょっとおかしい。


ねぇそうる。そんな感じのあたしたちは。
2人並んでてもあんまり絵にはならないよね。
どろどろのジャージ、汗でシミのできたTシャツ。
息を切らせて話もロクに出来ず。
時に苦しくて顔をしかめてみたりして。
ちっともキレイな絵にはならないよね。

でもね。あたしにはあんたが眩しい。
どんなに汗をかいていても。
土ぼこりに塗れていても。
あたしにはあんたが愛しくて仕方ない。
そしてどんなに体力的にはしんどい時間でも。
この時間はあたしにはかけがえない時間。

キレイな服を着て一緒に歩くのも好きだけど。
こんなふうに汚れた姿でも全然かまわない。
あたしはそんなあんたが実は1番好きなんだ。
夢中になってボールを追いかけるあんたの瞳が
どんなにキラキラしてるかあたし知ってる。
あたしはそんなあんたに1番惚れてるのかもしれない。

息を切らしながらも時折交わす言葉が愛しい。
汗の噴き出した顔でも目が合うと幸せ。
優しい言葉ばかり生み出すあんたじゃないけど。
あたしにいつでも笑いかけてくれるあんたじゃないけど。
こんな付き合い方があたしたちのやり方。
あたしたちの愛のカタチ。

愛しい人。明日は久々にデートだね。
いろんな話しようね。手をつないで歩こうね。





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2002年08月05日(月)それでも好き。

今日は4日ぶりにそうるに会えました。
サークルのオフが明けて。幸せなはずが。
なんだかスッキリしない1日でした。

言いたいことがあるならちゃんと言えばいいのにね。
言わないくせに文句言ってるあたしが嫌い。
でも言いたくても言えなかったんだよ。
もっとかまってほしいとか。
もっとあたしの方を見てほしいとか。
それはそうるの1番キライな言葉だから。


ねぇそうる。あんた覚えてる?
今日あんたとあたしが交わした言葉はひとつだけ。
それもあたしから話しかけた言葉だけ。
4日ぶりに会ったのに。
ずっと会いたかったのに。
だからもっと話したかったのに。

サークルの練習の休憩のとき。
日陰に入ったらあんたと2人きりになって。
黙ってアクエリを飲んでるあんたに話しかける。
「感じ変わったと思ったら髪染めたんや。」
「うん。」
あんたはアクエリを飲み干して戻っていく。

・・・え。それだけかよ。なにそれ。
それじゃ会話にならんし。
気まぐれで相手すんなっての。
ばかそうる。なにさ。ばーかばーか。

でもね。そうる。ほんとのこと言うとね。
あんたが「うん。」って言ったときに目が合ったやん。
それだけであたしはちゃっかり幸せになったりした。
なんて安上がり。「うん。」だけでいいとか。
まぁ会うの4日ぶりやったし。いいやんね。

ねぇそうる。あたしおかしいんかな。
どんなに冷たくされてもそっけない態度とられても。
あたしはあんたのことをキライになれへん。
むしろ毎日あんたを思う気持ちが強くなる。
昨日より今日。今日より明日。
あたしはどんどんあんたを好きになる。
それって実はすごいことやなぁって思う。
どうしようね。あんたを思うこの気持ち。
いったいどこまで膨れあがっていくんやろうね。

あ、そうそう。ひとつだけ言わせて。
あんたの髪のことね。あたしの好みやけど。
今の短い髪型はあんたに最高に似合っててスキ。
でも色は前みたいなめちゃ明るい茶色の方がスキ。
まったく。あんたのバイト先恨むわ。
髪ぐらい何色だってええやん。ぷん。





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2002年08月04日(日)2人のこと。その3。

あたし、さあや。あいつ、そうる。
あたしたちの微妙な関係は何度も崩れかけた。
そうなった背景にはいろんなことがあったけど、
あたしたちがあまりにも正反対なことが根本的な原因。

お互いがお互いを大切に思ってるのは間違いないこと。
でもあたしはすぐに不安になるタイプで。
そうるのことを簡単に信じられなくなって。
すぐそうるを疑って疲れさせてばっかりいた。

ちょっとしたそうるの冷たい態度のウラを勝手に推測して、
「もう好きじゃない?」とか怯えて聞いてしまうあたし。
怖くて仕方なくて泣いたり吐いたり大騒ぎしてしまうあたし。
そうるはそんなあたしに対してうんざりすること多発。
「なんであんたはそうなん?」ってため息。
「そういうとこキライ・・・というか重い。」ってため息。
重い・・・その言葉に深く傷つけられる。
何も言い返せなくて唇を噛むあたし。


でもさ。でもさ。ねぇそうる。
ほんとにあたしのこと大切に思ってるんなら。
ちゃんと言葉にしてあたしに伝えてよ。
こんな風に不安にさせんといてよ。
あんたが好きとかあんまり言わんことは知ってるけど。
何もかも言わんくても伝わってるなんて勘違いせんといてよ。
言葉にしてくれなきゃ分からんことだってあるんよ。
・・・あたし求めすぎてるんかなぁ。

はぁ。考え方の違いってほんとに難しいもんだわ。
あたしとそうる。2人の関係はまだまだ発展途上中。





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2002年08月03日(土)2人のこと。その2。

あたし、さあや。あいつ、そうる。
同じ大学。同じ学年。
学部は全く違うけどサークルが一緒。

最初にそうるに近づいたのはあたし。
白状するとあたしはそうるに一目惚れしたのです(笑)。
なんていうか、そうるには華があるっていうか。
まぁぶっちゃけると顔が超好みやったのですが(笑)。

でもそれだけじゃなくて。
みんなの中心にいて人気があって愛されていて。
それでいて自分を飾らない。人に媚を売らない。
初めて会ったその日にそうるのそんな人柄が感じとれて。
あたしは絶対にこの人と仲良くなりたいと思った。

相手が自分に好感を持ってるのが分かると、
その相手に対して自分も当たりがよくなるものやんね。
初めの頃、そうるはあたしにいっぱいかまってくれた。
そうるがあたしに好感を持ってること、あたしも分かった。
分かってるから自信をもって素直にそうるに笑えた。
あたしが笑うとそうるも嬉しそうに笑ってくれた。

うん。思い出しても笑顔だらけの時期が確かにあった。
まぁね。その反動で涙だらけの時期もあったけど。
・・・そのへんのことはまた明日。





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2002年08月02日(金)2人のこと。その1。

あたしのこと。
さあや。オンナ。20代前半。
基本的に細かいことを気にするタイプ。
Mタイプ。人にいじられるのが好き。
最近ハマってるのはスタバ。フラペチーノは全制覇。
サークルにおいて彼女にしたい人ランキング入賞。
(これは別に自慢ではなく事実。)

あいつのこと。
そうる。オンナ。20代前半。
基本的に細かいことは気にしないタイプ。
Sタイプ。人をいじることが好き。
最近ハマってるのはバイク。120キロでぶっ飛ばしてる。
サークルにおいて彼氏にしたい人ランキング入賞。
(これはあたしにとって自慢☆)

簡単すぎるかな。まぁこんな感じの2人です。
気づけば出会ってもう2年半が経ち。
身も心もすっかりそうる色に染められたあたしと。
ちょっと気まぐれにあたしと向かい合うそうる。
そんな2人のことを中心に書いていこうかなと。
はい。まぁそういうことです。





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2002年08月01日(木)忘れられない日。

パソコンで日記を書きたいとずっと思ってた。
いつからにしようかと思って今日からに決めたのは、
あたしにとって8月1日が一生忘れらない日だから。

ちょうど1年前。あたしは最愛の人と一緒にいた。
あの夜の出来事をあたしは一生忘れられない。

あたしにとって8月1日はきっとこの先もずっと。
めちゃめちゃ甘くてちょっとだけ苦い。そんな切ない記憶。
そんなあの日のことはまたゆっくり書くことにして。

あいさつが遅れましたが。
はじめまして。さあやです。
とりあえずよろしく☆





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