佐山葉月の日記
うかうか一年。地味でぽやんとした趣味の毎日。

2004年04月27日(火) いってきます

みっちーで悪化させた風邪の身体に無理を言わせて仕事をすませ、
明日から3日まで旅行に行ってきます。
多分メールも見れないのですが、まとめて後で返しますのでね。


しかし昨日は熱まで出してたからなあ。無事に行って帰ってこれるのかしら。



2004年04月25日(日) 及川光博ワンマンショー“不純異性交友”@東京国際フォーラム

風邪でだるい身体を騙し騙し、3年振りのみっちーに行きました。
国際フォーラムは初めて行ったんですけれど、広くてきれいで、音も良かったです。
しかしみっちーチケットがまた高くなってる。6300円ですよまったく。
私がチケット取ってて、一緒に行った友達は今度のスイトラを取ってくれてたので
差分を貰う形で精算したのですが、その差1800円。インディー1回行けちゃうよ…
しかしグッズにショッキングピンクのハッピ&鉢巻セットがあるんですが(その名もハッピーセット)
入ったら入口のチケット確認の兄ちゃんたちがそれ着て頭にも巻いてて、しかも下はスーツで
とても異様な光景でのっけからパンチかまされた気分でした。
遂に作ったかというよーな「みっちーフィギュア」もあったし。
席は2階のど真ん中でしたがけっこう後ろで、あんまりステージ見えませんでした。
いや全体はとても見晴し良く見えたんですが、単に遠かった。

やーでも楽しかった。この3年分の曲を全然聴いてなくて、半分くらいは知らない曲
だったんですが、それでも全然楽しかった。アルバムツアーではないので、
けっこう満遍なく新旧やってくれましたし。
2曲目から「求めすぎてる?僕」でひゃっほーうと浮かれてたら、続けて
「ワルイコトシタイ」「忘れてしまいたい」と初期の曲ばっかりで嬉しかった。
中盤にはやるとは思ってなかった「フィアンセになりたい」も聴けたし
「S.D.R」はまだやってたんだーと狂喜しました。
あとドラムにベーヤンこと阿部薫さんがいて、彼を見るのはかれこれ10年振りくらいで
ご健在で、みたいに感慨深かったです。TMネットワークでやってたのですよ彼。
(プチカミングアウトしますが、TMファンでしたものすごく…年が…)
それと一回いなくなっちゃったと聞いてたコーラスのりえさんが復帰してて
それも嬉しかったです。かっこよくて色っぽくて大好き。

しかしこの日のハイライトは唐沢寿明氏ですかね。
アンコール(第2部?)の「愛と哲学の小部屋」(所謂悩み相談)で出て来たんですよ。
白い巨塔つながりで、ちゃんと白衣着て。キャシャーンの舞台挨拶も一緒だったとかで
大河ドラマからの付き合いみたいで、けっこう仲良さ気でした。
そして唐沢氏が面白すぎて、みっちーが霞む勢いでして。いやおっさんなんだけど。
(しかしドラマ全然見てなくて、むしろみっちーが出てたことすら知らなかったんで
 紹介されるまで誰が出てきたか解らなかった私。席が遠いんだもん)
ちなみにみっちーも白衣でして、彼が白衣+看護婦のハシリだと思うんですが
案の定メンバー全員白衣で女性は看護婦(銀ラメ)で歌い踊ってくれました。

ステージもセットがネオンが輝いてきらきらしてて、電光掲示板にいちいち説明とか
曲によっては歌詞が出て、アンコール前には色んな告知とともに占いや天気予報も出て
徹底して楽しませてもらいました。キャシャーンですっかり霞んじゃった気がするんですが
映画キューティーハニーにもみっちー出てますので(これの公開の方が先とは)
告知され、「ミッチーの本気のコスプレをご覧ください」とあって爆笑でした。
いや、チラシが入ってたんですけれど、すんごいコスプレでした。しかし白塗りだと
ますます14帝国元帥に見えるんですが私だけでしょうか。

みっちーのライブはエンターテイメントショーだなあ、と再確認。
すごく楽しかったです。風邪、悪化したけど(自業自得)



2004年04月24日(土) 良いライブは席ではないもん

4日のNKのチケットが届き、座席が判明したんですけれど。
スタンドRブロックという下手最前で、何というか、潤くんに近いけれど
近すぎてスピーカーに隠れてしまうかもしれない危険な場所です。
花道があったら近いかもしんないけれど。NKってあるのかな。
5日は下手のしかもすごく後ろだしなあ。今回も運がない。
でもFCで取ったわけではないので文句は言えないです。取れただけいいや。
…でも5日ってソールドしてないみたいっすね。男限定も(ボソッ)

それと微妙更新。リンクを一件加えました。
キリリクいただいたんですが、実はこっそりロムってたサイトの方だったので
ここぞとリンクをお願いしてしまいました(笑)末永くよろしくいただければ。
リ、リクエストも頑張りま〜す(だから嘘臭いって)



昨日夕方くらいから何だかいきなり体調が悪くなり、頭痛は昼頃からしてたんですが
変な汗が出て来て気分悪くなってきたので(たまにある)7時くらいには退社して
帰ってへばってました。来週から旅行ですぐNKなのに倒れるわけには!
でも今日も何だかしんどくて、旅行の用意もあんまりはかどってません。
27日まで働いて、28日の朝に出発するのでこの週末に準備を完成しておきたいんですが。
明日はみっちーだし(ちなみにディルにも誘われたけど被って断りました)
みっちー見るの3年振りだ。曲も3年前から知らないや。ついていけるのかな。
なんたってライブハウスで見てたもんな…初期の頃…
そういやキャシャーンも公開になったんでしたっけ。

で、だらだらと、届いた(定期購読)SPUR読んでました。毎年楽しみな
石川三千花さんのアカデミー賞ファッションチェック、今年は別冊新聞です。
ちょっとボリューム(ページ数)減っちゃった気がするけど中身は相変わらず。
ここ数年、ニコール・キッドマンがベストドレッサーの中央にどーんと
掲載され続けててすごい。去年は主演女優賞だし良い映画に出続けてるし
そもそもとんでもない美人だしドレスも外さない。今最強なんじゃないだろうか。
トム・クルーズと別れて正解だったよ。私が彼を嫌いなのでそう思うのかもしれんが。
(苦手なんですよあの手のアメリカンな男。特にトムは笑顔がこわい)

そういや最近駅で見かける、もろこし生茶の広告の松嶋奈々子のシャツが
リゾートっぽいもののどっかで見た…と凝視してたんですが、
あのクローバー柄はクレメンツ・リベイロの春の新作ですね。
スカートが可愛くてすごい欲しくなったものの、10万したのであっさり諦めたんですが。
しかしあのプリントはスカートだと可愛いけれど、トップスに持ってくると
ちょっとイカれた感じになるんだな、と奈々子さんを見ながら思っちゃいました。



2004年04月21日(水) でも疲れたよ

今日は夕方から外出で、そのまま直帰できたので7時半には家に着いてました。奇跡。
けど打ち合わせ途中で上司から確認の電話は入るし、聞いたら相手先にも事前に
電話が入ってたらしいし、終わった直後に報告電話させられるし、
そーんなに私一人では不安ですか主任…(だったら来いよ)
また明日報告するために内容をまとめております。でも電話報告で発覚しましたが
一点確認し忘れちゃったい(焦)

で、早めに帰れて店に寄れたので、化粧品関連をいろいろ見ました。
苦手だけど最近頑張ろうと、アイライナーとか買ってみたりして。
それと、ゴールデンウィークにちょっくら長崎旅行をする予定なので、
お泊りスキンケアセットとか買ったんですけれどね。
長崎の友達の家に、28日から休みを取って3日まで延々行ってきます。
なのでその間更新はおろか、日記すら止まりますのでよろしく〜(苦笑)
(いや小説書く絶好の期間だとは思ってたんですがね…)
でも3日に戻って来るのは、当然ピエロに行くからです。この辺やっぱり…
しかし友達にライブあるし3日には帰るわ〜と言ったら「立派やわ」と言われました(笑)

そして気付いたら髪がロングになってて、朝とか収拾つかなくて参るので
ヘアムースを久々に。ずーっと自分はセミロングだと思ってたんですけれど、
気付けば肩下20センチほどになってました。立派なロングですな(苦笑)
フェイスラインとかはシャギーが入ってるから短かめなんですけれど。
先日美容院に行って、ほぼお任せで揃えてもらったら思いっきり前髪ぱっつんにされ
ストレートでカラーも暗めなので「日本人形みたいですねー」と喜んでいいのか
微妙なことを言われました。
けっこうずっとショートでロングは久々なので、とりあえず飽きるまで伸ばすつもりです。



最近はオアシスの2000年のライブアルバムを聴いています。このツアー前に出たアルバムは
オアシス史上最低の出来だったんですが(即効売ったもん)ライブは昔の名曲揃いで良。
前からずっと思ってるんですが、ギャラガー兄弟はあんなに人格破綻者たちなのに
何故こんな良い曲が書けて歌えるんだろう。曲には性格が出るもんだと思うのに。

ところで私はノエルとリアム、どっちが兄でどっちが弟だかずっと混乱し続けてたんですが
友達に確認してもらった時の教えられ方はこうでした。

眉毛→兄(ノエル)、丸い方→兄、長い方→弟(リアム)、だみ声→弟、わるもの→両方

合ってますかね(笑)



2004年04月19日(月) 文(ふみ)を書く

最近、友達何人かとの間で葉書のやり取りをしております。
早いペースの人で週に1回くらい、あとは月に1、2回程度ですが。
メールと違って書いたものの履歴が残らないので、何書いたかはっきりとは
思い出せなかったりするのですが(複数とやってるし)それもまた良し。
さり気なくポストカード選びに頑張ってみたりもしてます。皆、それに対しては
あえてノーリアクションですが、頑張って選んでるのが解って楽しい。
とりあえず今日は坂本竜馬カードが来たので、シュワンクマイエルの映画カードで
返そうと思います(何故)

これがイラスト描ける人だったら自分で書くんだろうなあ。



2004年04月18日(日) Radiohead@幕張メッセ

一週間ほど前に知り合いから「行けなくなったんで」とチケットを譲られて
行って参りました。いや行きたいとは思ってたんで、嬉しかったです。
幕張に行くのは初めてでして、色んな建物があるし広いし迷いつつぎりぎりに着いて
入ってみたら前のブロックでして、あら〜割と良いチケットだったんだ…みたいな。
大雑把な前後2つのブロック指定しかなかったんですが(それを左右に2つに分けて)

ライブは良かったです!さすがにうまいし、何より楽しかった。
本人たちも楽しんでやってる感じもしたし。
一曲目が「There,there」だと面白いかな、と思ってたら的中してしまった。
プラのアレに激似の(いやプラが似てるんだけど)「My Iron lung」もやってくれましたが
全体的にはやっぱり最近の曲が多かったです。
彼等の曲は、特に最近のはバンドサウンドと言うよりどんどん色んな音が入ったり
ギターが減ったりとかしてるんですが、どのパートの人も自分のメイン以外の楽器を
切り替え切り替えてやってました。柔軟に。そのせいで一曲ごとにセッティングが代わり
曲のつながりはあまりなかったのですけれど。一曲ずつ独立した感じ。
トムは相変わらず様子がおかしく、それはそれで素敵でしたが
ギターのジョンがとてもかっこ良かった。ギターも好き。

のんびり早めに行ってまったりして、ライブも早く始まって早く終わったので
のんびり帰り、ゆっくりした休日を楽しみました。



2004年04月15日(木) なんか

日記も間が空いてしまってますねえ。
単にみっちり仕事してるだけなんですが。これ書いてるの金曜の朝だし。
(夜もきっと書けないと思って)



とりあえず、鷺沢萌さんより横山光輝さんの死の方が衝撃ですが(鷺沢さん読んでないし)
全身火傷ってダリのようだなどと思ったりしました。
お二人のご冥福をお祈りします。



2004年04月11日(日) 日曜の幕がおりる

朝8時に友達から電話があり、休日なんて予定がない限り絶対寝てるので
すごい寝ぼけて出て、またかけ直すわーと言われたのでそのままにしたら
夜までかかってきませんでした。いいんかい。
メールしてみたら、東京に用事で来てるから連絡取ってみたけど結局時間が
取れそうにない、とのことでしたが。


昼頃に起き出してからヨドバシカメラに行き、ウインドウズとかLANについての書籍を
見てたんですが、MacとWinの接続って思ったより面倒で高いということに気付き、
ついでにデジカメを買った時に両対応のカードリーダーを買って、結局PCには
直接デジカメにUSBコード繋いじゃってるからいらんかったーとしまい込んでなかったか私
と思い出し、本だけ買って帰りました。で、帰ってカードリーダーを引っぱりだし、
やってみたらあっさりデータ移行できましたー。わーいい。
でも128MBまでのスマートメディアしか使えないんだ。まあWinで画像使う気はないから
いいんですけれど。

ついでに寄ったタワレコでUAの童謡集「うたううあ」を買いましたが、良いです。楽しい。
でもなあ、童謡とか民謡とかって妙に寂しいんですよね。マイナーコードで。
「グリーングリーン」とかはともかく「マーチングマーチ」も「森のこびと」も寂しい。
そして「月の砂漠」が入ってるんですが、私の知ってるのはもっと歌詞があったんですが。
「金のくらにはおうじさま、銀のくらにはおひめさま」みたいな。




実はまたずっと何日も微熱が続いているのですが、花粉だと思い込んでます。
花粉花粉。花粉症の薬と頭痛薬の併用で治まるから(本当は両方飲んじゃ駄目なんでしょうが)



2004年04月10日(土) 100題書きました

洗濯日和だったのと午前中に(と言っても10時すぎ)起きれたのと外出しなかったのとで
鬼のよーに洗濯しました。4回回した。干すところがあまりないのですが、すぐ乾いたから
それ見計らって取り込んで新たに干して、と。洗濯につきっきりでした。

昼頃に郵便物が届いて、最近友達と絵葉書を送りあってるのでそれが届き、
一緒にヌーキキのDMも届きました。FC更新してなくて休眠扱いなのでそのお知らせ。
が、古川さん直筆と思われるメッセージが一言書いてあってちょっとうろたえました。
でも東京のライブはみっちーと被ってるので行けないんですすいませんー。
そういや来週、チケット回ってきたのでレディオヘッドに行くことになりました。
最近精力的ですレディオヘッド。トム・ヨークが髪の毛あるうちに頑張るのかな(違うだろ)



そして久々に100のお題を書きました。キリ潤。キリ潤も久々かな。
いい加減、まとめてサイトの方に移したいんですけれど。
では、よろしければ、どうぞ。

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016:シャム双生児(腰が接合した二重胎児)
http://plaza22.mbn.or.jp/~SignF/


 潤と、喧嘩をした。
 その事実を改めて考えてみてしばらく呆けてしまい、いやそんなことをしている場合では無いだろうと思い直す、ということを、キリトはここ数日繰り替えしている。しかしそこまでは繰り返すものの、どうにもその先には進めない。
 理由はもう覚えていない。場所は確か自分の家だった。争った時間はそんなに長くなかったという記憶がある。ほぼ一瞬で激高した自分に珍しく――そう、本当に珍しく真正面から応戦した潤は、数回のやり取りの後そのままキリトの家から出て行ってしまった。静寂が戻った部屋の中で暫くして冷静さを取り戻した時、その事実に初めて呆然とした。
 小さな小競り合いはこの長い年月の間に数え着れないほどあった。自分は理不尽に対しては素直に――この言い方が正しいかはともかく――素直に切れるし、潤は潤で変に頑固な面があり、一度言い張ると何があろうと譲らない。それに例えどんな相手でも多少の諍いはあるだろう、それだけの年月を気が付けば経ている。それでも潤が出て行ってしまったのは初めてな気がして、それがキリトを呆然とさせている。
 きっと、初めてなのだ。キリトが一方的に怒っているのではなく、はっきりと“喧嘩をしている”状態が継続しているのは。



 幸か不幸か、しばらくして2人でのインタビューの仕事が入っていた。それまでも顔は合わせていたものの2人きりではなかったから、2人の中に会話らしい会話がなくてもそんなに不自然はなく誰にも特に何も言われなかった。お互い子供ではなかったし、顔を合わせた時に挨拶は交わしてもいた――それこそほんの、挨拶程度に。
「…はよ」
 そして今日も、最低限の挨拶をして潤が控え室に来た。短く答えるキリトを、少し嫌そうに見て適当なソファに座る。所在な気に雑誌をめくる音が、静かな部屋にただ、響いた。
 どうしようか。お互い同じことを考えながら、そして相手が同じということも解っていながら、部屋には会話は響かない。
 ただ単に、お互いにきっかけが見つからないだけなのだ、ということはキリトには充分解っていた。きっと潤だって解っているだろう。今さらどちらも怒ってなどいない。ただキリトは潤を怒らせたままにしたことがないだけで、潤は、キリトを諌めずに放っておいたことがないだけで。
 どうしよう。どうしたら、いいんだろう。

「……どうしようか」

 不意にキリトが呟いて、弾かれたように潤が顔を上げた。少し離れたソファに沈んでいたキリトと、目が合う。
「…どうしようって、何が」
「んー…この、状態」
「……どうしようかね」
 潤も雑誌を閉じて、ソファに沈む。お互い、戸惑った表情のままで視線を合わせたり外したり、落ち着かないというか不自然というか、何というか――情けないことこの上ない。
「…でも、さあ」
 長い戸惑いを彷徨った後、諦めにも似た口調で潤が零す。
「どうしようもないんじゃねえの?」
 ……何が、とか聞く前にスタッフがドアを開け、2人は仕事へと向かった。聞かなくても、理解はしていたけれど。


 インタビューは恐ろしくいつも通りだった。自分も、潤もプロフェッショナルだった。顔を見合わせて笑ったりまでできた。
 終了後、ではお二人とも今日はこれで終了ですので、とのスタッフの言葉に安堵と共に妙な緊張感が走る。潤は、と見るとやはり同じだったようで、複雑な表情をしている。
「…潤」
 ならば、と声をかけた。同じ気持ち、ならば。
「…何」
 やはり複雑な表情で振り向く潤に、思わず苦笑いした。つられて潤も苦笑する。何となく気まずく、でも何かが確実に氷解した、笑い。
「お前、今日、車?」
「うん」
「じゃあ、乗っけて」
「…うん」
 頷いて、少し小首を傾げて。ああ、と小さく漏らした潤は、今度こそ完全な笑顔を作った。
「あーはは、あー…何かさ、こう…しんどかったね」
「…そうだな」
 キリトも笑顔になる。とにかく疲れた、という気持ちだった。こんな疲れる思いは、もういい。
「じゃあ、俺ん家でいいの?」
「ああ、車面倒だし。どうせ動物見に帰んないといけないだろ」
「そうだね」
 駐車場に向かい、車に乗り込む頃には2人とも、この数日間のことなどなかったかのようで、こっそりとキリトは笑う。何度思ったことだろう、だって、どうしようもないんだ、自分たちは。
 きっと、どうしようもないところで繋がってしまっていて―――好きでも嫌いでも何でも、結局離れられないんだから。

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お題と沿ってるかどうか…
“どうであろうと離れられない”ということで。



2004年04月09日(金) つかれた

昨日から急に仕事がばたばたしはじめて、ややいっぱいいっぱいになりながら
でも地道な作業を延々としてました。ちゅーかまだ終わってないし。
来週もあれやるのか。定常業務もあるんですけれどちょっとー。



ところでネットで映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」の宣伝を見たのですが、
1年以上前ですかね、ちらほら話題になり始めた頃、電車の広告で知ってから
どうにも気になってるんですけれど、あれ、タイトルそのまんま
古典SFの「世界の中心で愛を叫んだけもの」から取ったとしか思えないんですが、
いいんですかね?
内容が云々ということより、そっちばっかり気になってるんですけれど。



2004年04月07日(水) 会社帰りに

MDでプラの春咲センチメンタルを聴きながら夜桜を見上げるのが最近の贅沢です。
端から見たらただのトリップしてるアブナイ女なんでしょうが…



もうだいぶどこも葉桜なんですが、家の最寄り駅の桜がまだけっこう残ってて
街灯に照らしあげられてとてもきれいです。
桜ってあの散り方がまた、日本人の心をくすぐるんでしょうな。
はらはらと、儚い感じが。
「散る桜残る桜も散る桜」とは良寛だったかな。「願わくは花のもとにて春死なん」とは西行。

春はやっぱり寂しい感じがします。



2004年04月06日(火) Win初心者。

この前Windowsマシンを手に入れたので、ちゃんとOSについて勉強しとかないと、と
会社の近くのブックオフに行ってHowTo本を捜してみたのですけれど、
XPは見つかりませんでした。新しいからなあ。でもハシゴしようと思ってる。
(新品で買う気なし)

私これでG4とPowerBookとWindowsPCと、3台のPCを持ったのですが
データのやり取りが面倒…と言うかMac同士ならイーサネット一本で
どうにかなったんですが、Winがそこに加わるとそうはいかなくなりまして、
LAN環境にせざるを得なくなりました。すごいな、電脳な家だ(苦笑)
ノートタイプが2台だし、それらは位置は固定ではないので、利便性を考えて
USBメモリーにしようかと思ったんですが、コストを考えるとLANの方が断然安いし
ネットも全部のPCから接続できるからなあ。

週末にヨドバシに行こう…。



2004年04月05日(月) 明日君がいなければ困る

↑スピッツです。今かかってる。



朝イチで4月1日付の人事についての報告会があったんですが、
自分にはたいして影響もないので、ほーっと聞き過ごしました。
でも隣のチームの男の子が今月一杯で退社すると初めて知ったのは驚き。
彼には何ヶ月も吉田修一の本を借りっ放しなので「辞める前に返すね」と言ったら
「じゃあ新しいの貸します」と言われた。いや、返す意味ないし(苦笑)


帰りの電車の中で母から「花見した?」とメールがあったので
「忙しいし雨も多くてしてない」と返したら
「なんてかわいそう」と絵文字付き(しかもGIFアニメ…)の返事が来ました。
毎回必ず絵文字が入ってるんですよね…楽しくて仕方ないんだろうな。
もう50代も後半だというのに我が母ながらつくづくハジけたひとだ。
何たって50才過ぎてから車の免許取って新車買ったもんなあ。びっくりしたよ。


昨日渋谷に行ったついでにタワレコでスピッツの「色々衣」と
リサ・ローブ&エリザベス・ミッチェルの「キャッチ・ザ・ムーン」を買いましたので
とりあえずスピッツから聴いてます。ああいいなあ、スピッツ。
これと同じテイストで前に出た「花鳥風月」がジャケットから何から大好きで、
今回もジャケットがすごく可愛いんですよ。デザイナーは多分椎名林檎もやってる人。
(林檎ちゃんとはプロデュースの亀田さんとか写真の内田将二さんとかけっこう被ってる)
スピッツはアートワークも本当に好き。可愛いし、センスもいいと思います。
私はジャケットデザインも全部含めてが作品だと思うので、トータルですごく見る。
(だからレンタルはほとんど利用しないですね。現物が、欲しい)
しかし今回は違いますが、「三日月ロック」とかの写真の内田さんは本当にうまいと思う。
良い悪いとかじゃなくて(いや確実に良いんですが)純粋な意味で「写真がうまい」。
構図とか色合いとかその他全部。林檎ちゃんのジャケ大半が彼ですが、
私は彼女が大好きで可愛いと思ってますがそれでも「うまく撮ってるなあ」と感じます。
今度ピエロかプラ撮ってくんないかなー(無理か…)

リサ・ローブは今まで持ってないんですが、いずれ欲しいとは思ってたところに
童謡集を出したので、しかも絵本付きということで。
UAも童謡集出したんでしたっけ。流行りかしら。でもそれも欲しいなあ。



2004年04月04日(日) ファッションショー

雨のせいだけでなくすんごい寒い日でしたが、ちょっとしたファッションショーを見てきました。
Seraphimというインディーズブランドなんですけれど、実はスタッフさんと元々知り合いで
去年のショーも見たので、お誘いがあり。服もゴシックテイストなんですけれど
思いっきりロリータというわけではないのでけっこう好きで、買ったりもしてて
しかも今回は着物柄、ということでかなり楽しみにしてました。
あと、短編映画とカチニカの別ユニット・黒色スミレのライブも有り、ということで
かなりうきうきでした(バカ)。連れにドタキャンされてひとりだったけれども!
思えば去年のショーでカチニカのサチさんを初めて見て印象に残り、あがた森男ナイトで
バイオリンを弾く姿に「あの子だ!」となってカチニカを知ったのでした。
今回も、モデルとしても出演されてました。

場所は渋谷のギャラリー・ルデコで夜8時から。繁華街から外れていたため案の定迷い、
不安になりながらも「スタバの向かい」という記憶を頼りに明治通りを見た時、
夜でしかも雨にもかかわらずはるか彼方のスタバを見分けれた自分の視力を褒めました。
(多分両目1.2以上あります未だに。最後列でもステージは見えるよ!)
狭いお店だったので、近付くとお客さんが道に並んでて解りやすかったです。
キャパは広く無いものの満杯でした。やっぱりブランドの服を着てる子もけっこういて、
ゴブリン柄のロングワンピとかフリルブラウスとか、クラシックテイストに囲まれて
しかも割と可愛い子が多くて内心ウハウハでした(だからバカ)。私ジーンズだったんですが(苦笑)

最初は黒色スミレのライブ。バイオリンのサチさんとピアノ&ボーカルのユカさんの2人組で
シャンソンバー青い部屋でやってるだけあってとても張りの有る、声楽やってたんだろうなーと
思わせる素晴しいボーカルでした。ピアノとバイオリン、てのが雰囲気いいし。
一曲、サチさんがピアノになった曲もありました。マルチですな。
偶然サチさんが表紙になってる新宿ドキュメントみたいな本を先日発見し、そこで見たら
国立音大出身らしいので、ボーカルの子もそうかも。(国立って聞くとあー基盤はあるんだなって
思う、と国立卒の友達に言ったら「まやかしだ、下手な奴もいる」と辛辣でしたが)
青い部屋で定期的に出てるらしいんですが「ホステスが皆ロリータのイベントです」と言われて
激しく行きたい!と思いましたが、さすがにそこに一人で乗り込む勇気はないっす…
でもちょっと思ったんですが、サチさんってそれこそゴシック&ロリータバイブルに載ってるような
(実際載ってると思う)かなり完全なロリータで、メイクも髪型もばっちりで可愛い人なんですが
対するユカさんが化粧っ気が全然なくて地味なショートヘアのぽっちゃり体型で
しかも同じ衣裳を着ていたものだから、正直ものすごくおぼこくてちぐはぐな印象でした。
別にとんでもない不細工ではないし(この言い種…すいません)ちゃんとメイクとかしたら
いいのに、と思いました。こういう音楽やるならなあって。見た目、重要じゃないですか。
曲やライブが良かっただけに、余計に思いました(だから毒舌と言われるのか…)

次は卵ト月ノ博画館による短編映画、だったんですが、そのユニット名といい入ってた
フライヤーといい、昭和レトロな世界を想像していたのですけど、ばりばり3DCGでした(驚)
特にストーリーもなく、音に合わせてコンペイ糖が踊るっていうものだったのですけれど、
どうにもNHKの「音楽ファンタジー・ゆめ」を思い出しました(し、知ってますか?)
音楽がチャイコフスキーだっただけに余計。

休憩を挟み、Seraphimのショーへ。全編着物柄のワンピースやドレスで、
私はかなり好きでした。去年のラインよりも好きだし、時代性も合ってると思った。
モデルが少なかった分、ぶっちゃけモデルの質も去年より良かったと思います。
皆、何つーか乱れた黒柳徹子みたいなヘアスタイルでした(笑)好き。
柄を変えたら今年のアナスイに近い、そんなフリフリのブラウスが多かった。
どうしてもサチさんの着た服に目がいったんですが、身長的に自分と近いと思われるから。
背の高い人の着たのは、かっこいいけど私じゃ駄目だーと。
会場でも数着販売してたんですが、手持ち金がなくて(普段1万も持たないから)
断念しました。スカート可愛かったんだけどな。

正直、段取りは悪かったんですが素人手作りならあんなもんかなーと思いつつ
全体的には優雅なよいものを見た、とうっとりお家へ帰りました。



2004年04月03日(土) 寝過ぎ?

昨日遅くに荷物取りにやってきた知り合いに「お前は明日10時間寝るね」と予告された通り
(来るの遅いっちゅーの…0時すぎ…)2時に寝て12時に起きました。
あーいい天気だ洗濯しなきゃー午前中もったいなかったなーみたいな。
疲れてたのもあるんですが、ここのところちょっと体調も悪かったみたいです。
電車の中で有り得ないくらい寝てたもんな毎日。気絶するよーに。

夕方から買い物がてらデジカメを持って公園をうろうろして桜を見ました。
でもどうにも写真が下手で(泣)思うように撮れなくて歯がゆい。
夜桜も撮りたくて夜に再度出掛けましたが、もっと駄目駄目でしたし。
ちょっとね、サイトをいじりたくて、桜を使いたくて素材が欲しいんですけれど。
素材サイトは逆に使えないんですよね…良い写真がないわけじゃなく、加工したいから。
そりゃーもう原形留めないくらいなことに。(合成ならまかせて!嘘)
Illustratorで描こうかと一瞬思ったんですがめんどくさいので却下。あっそうか写真から
Illustratorでパスとって作成したら素材加工にはならないか…ってそれもめんどくさいわ。



昨日買ったuvをちょっと見てて、オーケンの対談がexカリガリの研次郎さんだったんですが
私が前から力説して誰も同意をしてくれない「松浦亜弥ははしのえみに似てる」説を
堂々と言ってて「やっぱりそうやーん!」と味方を得た気分です(笑)
もう、あややがデビューした時に「そこまで可愛いか?はしのえみみたいやん?」と
言って、周り中からおかしいだのヤバいだの散々言われていた私は嬉しいぞ!
ファンの方すいません。彼女のスタンスとかアイドル性は素晴しいと思います。
(私たまに毒舌と言われますが違います、正直なだけです。わざと悪く言うのが毒舌です。
 と言ったら「悪い例えばっかするやん!」とも言われたけど…)



2004年04月02日(金) Macユーザーであり続けますが

ひょんなことから、Windowsノートパソコンをいただいてしまいました。
(大きな声で言っていいのか解らんが…会社で廃棄処分になったやつ)
まあほとんど使うことはないでしょうが、あるに越したことはないので
有り難くいただきました。自分じゃ絶対買わないし。
hpのでそんなに性能は良く無いけれど(それでも1.5GHz。充分すぎる)ほぼ新品。
家帰ってからセットアップするのは大変だからここでやっておけ、と言われて
せこせこ初期化してアップデートしました。XPでOfficeも入ってるよ。ひー。
しっかしWinはほんっとーにセットアップが面倒ですね!メンテもね!
そしてIBMとかのと違い、モバイル環境向けみ特化して作られてはいないので
ものすごく重かったです。3キロはあったんじゃないかなあ。


けれどもそんな重いものをひきずって本屋に寄って、オリコンを立ち読みし
uvと流行通信を買いました。オリコン、表紙がつるつるで立派だった。
キリトの連載番外編が載ってましたが、面白かったです。
あの武道館で抱き合ってたおっちゃんかあ。てっきり武道館側の人かと
思ってたんですよねー私。後で知り合いに警備の人だよ、と聞いた。
で、uv。何ですかあのキリトさん(笑)。やたらちょこーんと可愛らしくて
本屋で吹き出しかけましたよ。他にもお目当てのページがあったので久々に買いました。
あーしかしイノラン老けたなあ…仕方ないんだけどな…お人形みたいだったのにな…
あと、「あっちゃんソロ活動」に衝撃。ファンの友達にメールで聞いたら
「そうやねーんしかもジュリーのカバーやで!似合いすぎや!」と教えられました。
本当、ジュリー好きな人多いなあ。皆カバーしてるし。偉大。

ところで流行通信は花モチーフで、面白そうだったので買ったんですけれど
中川幸夫さんという異端のいけばな作家が載ってまして、作風を見て、あ!と気付き
プロフィール見て、確認できたことがありました。長年の謎が解けたというか。
もう10年くらい前、本屋で見た「花のおそれ」という写真集が忘れられなくて
捜してたんですが全然見つからず、でも取り寄せて買う思い切りもつかず、
何だったかなーあれ、とずっと思っていたんですが、この中川さんのでした。
すごいアバンギャルドというか、覚えているのは花をおにぎりみたいにぎゅっと握って
並べてある写真(確か「ちとちち」というタイトル)。強烈だったの。
ちなみに「たそがれ清兵衛」の文字もこの人だったと判明。
それにしても私って趣味を貫いてるな(苦笑)
お花特集自体が面白かったです。こういう百花繚乱のような恐ろし気な話が書きたい…


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佐山葉月 [MAIL]