みかんの日記
みかん



 サークルと…

同好会の二年生の先輩方は6人いた。
英文科の方ばかり。
美しい素敵な人ばかりだった。

一年生がまた西文科ばかりの4人というのも面白かった。

活動は週二回、放課後に練習を行った。

5月の連休明けにだったろうか、
関東学生英文速記連盟で合同ハイクがあったと記憶している。

加盟していたのは
早大、明大、実践、共立女子大、そして我が大学の5つ。

行き先はこどもの国。

当時の人気番組、フィーリングカップル5×5をやらされ、
一年生は強制的に参加だった…(汗)
ずっと女子校の自分にとってこういう場は大変苦手で
出来れば避けたいところだっただけにキツかった…。
一年生というだけで若いのでちやほやされる感はあったが
余り興味がなかった。

自分の心の中には神戸に居る元家庭教師の先生が在った。

寮によく電話をしたもので
直に寮のおじさんに覚えられてしまった(^-^;
しかしフレッシュマンが寮に帰るのが今考えれば早いわけはないというのが解るが
あの当時はわからなくてよくかけたものだった。

ごくたまに早く帰っていてお話し出来ると
たわいのない事ばかりだったが
それだけで幸せだった(*^^*)

夏に帰ってくるというのを心待ちにしていた。


2011年01月12日(水)



 ガーデンパーティ

4月末の日曜日に大学の行事でガーデンパーティというイベントがあった。

キャンパスは元島津公爵の別邸。
建物はイギリスの建築家ジョサイア・コンドルが設計したもの。
鹿鳴館、ニコライ堂、旧帝国ホテルや三井倶楽部、
三菱関東閣なども有名だが当学本館は三井倶楽部とデザインが若干似ている。

家紋に十字がある島津家はキリシタン大名。
正面玄関のステンドグラスにそのの家紋がデザインされている。

その一部が聖堂や教室として今も利用されている。
そのこじんまりとした教室の授業の時はとても嬉しかったものだ。
ステンドグラス越しの明りの当たる階段も、
荘厳な雰囲気漂うバルコニーも美しい。

その目の前に日本庭園があるが、
ご当地の霧島躑躅が植えられてあり、
4月末の時期には燃えるような赤い躑躅が咲き乱れる。

この時期にガーデンパーティが行われるのである。


この日には各サークルや文科会などがバザーや売店を出す。

英文速記同好会では話し合いの結果、駄菓子を売ることになって
一年生皆と日暮里に仕入れに行った。


楽しかったが…
単価が安いものだったので儲けが少なかった(^-^;

そこをよく考えるべきだった。

とはいえ、なかなか楽しかった(^-^)

2011年01月10日(月)



 princeza

スペイン語を習う上で
スペインが王国制だからなのか
王、王妃、王子、王女などの単語を早速習った。

そこでシスターが持ってきたのはスペイン王室だけでなく、日本の皇室の写真だった。

それを見せられた私達は思わず笑ってしまった。

シスターは何故笑うんですか?と真剣な面持ちで問いかけた。


つい笑ってしまったのだが…
そう聞かれて初めて
知らず知らずのうちに失礼な態度を取っていたのに気が付いて
とても恥ずかしく思った。。


スペイン人は王室を愛し、誇りに思っていると
たどたどしい日本語で話してくれた。


後年、
スペインフェルナンド王とエレナ王妃が来日する際には
大学や修道院にいらっしゃることを知った。


そしてスペイン王室が日本の皇室と親しい事もあって
シスター方が日本の皇室とも親交があり、
同級生の中に宮内庁の女官になった者もいたのには驚いた。

とても目立たない人だったが
点訳クラブに入っていて
盲導犬に興味を持つ宮さまの女官になったのだった。


2011年01月07日(金)
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