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誰かに問われたならいざ知らず 自ら「信じる」と言葉にするのは 好きじゃない 「信じる」と「疑う」は 対をなす 疑う心が微塵もなければ 信じるという発想もない 「信じてるよ」と言葉にするとき きっとわたしは 信じていないのだろう 「信頼」という名の枷(プレッシャー)を 与えているのにすぎないのだろう だからわたしは ヒトに信頼されなくても しょうがないのかもしれないね 心根が正直じゃないからさ |
自分の弱さに耐えかねて 溢れる気持ちが熱いしずくになるから わたしはすべてをさらにして 強く冷たく在ろうとする 本当の強さはそんなんじゃないと知っているのにね |