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対極にある素直さを 半々に表していたら どちらも真実なのに ふと狡猾さを感じて 柔らかな方を封じる |
声高に自尊心を掲げ 人情を説き 温厚に振舞ったところで 自虐の世界に身を投じていなければ 到底生きてゆけない程度の 脆弱な魂しか有していないのだから 壊れてしまうのは至極当然 |
互いの不安を持ち寄って 分かち合い 方向性を見出していくからこそ 一人じゃない強さと 一人じゃない優しさを 持てるのだと感じました 論理的解決が 必ずしも得策とは 限らないのよ 人の心には 温度も湿度もあるから 荒っぽい抱擁が すべてを融かす力に なったりもするよね |
ヒトはさ 笑顔でヒトを殺せるよ? 腹を抉(えぐ)りながら 心だって抉るんだ 悪魔は狡猾で 美しいっていうじゃないか だから俺は驚きもしない お前がお前の感性を信じるように 俺は俺の嗅覚を信じる 共倒れなんてごめんだからな この手は離さないお前が抗っても 俺はいつだって ギリギリの線で お前を守るために存在し続けるんだ |