この時期になりますと、我々宅配部隊も引越し部門の応援に行かされます。 この引越しの応援というのは、非常にいわゆる「当たりはずれ」が激しい んです。ふだん、真面目に仕事をして、私生活もきちんとしていると、 早く帰れると言う噂でしてので、ここ一年、真面目に暮らしてきました。 だって、以前は、お客様と夜遅くまで荷物の到着を新居で待っていたり、 道に迷って、泣きべそをかきながら、帰ったこともあったんです。 グスン!!
ちゅうわけで、この一年の自分の生き方が正しかったか、ということを問いかけながら、引越し営業所に向かいました。 「おはよう御座います。○○営業所から応援に来ました」 「ご苦労様、昨日は11時まででしたよ」 「・・・・」
わたしは、この一年、真面目に生きてきました。嘘だと思ったら、皆に 聞いて〜〜、などと考えながら、担当する引越しを聞いたら、なんと 営業所から見えるマンションではあ〜りませんか!
さすがですね。やはり人生、真面目に過ごさなければなりません。 しかし、「油断禁物、勝負は、下駄を履くまでわからない!」、という 大鵬親方の格言があるくらいです。 最後の最後まで、気を抜けません。
そして、4時ごろマッタリと引越しを済ませ、営業所にもどり 責任者に指示を仰ぎます。 「むぅ〜〜、念力!!!」
「○○さん、今日はこれで結構です。有り難うございました。」
責任者の気が変わらないよう、嵐の様に退散させていただきました。
やはり、普段、真面目に生きていないとアカンな。
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