押し問答3日目。
1日目・2日目でほぼ結果がでているため、今日はその確認のような感じであった。 結局問題なくISO認証は更新されたわけだが。
私の仕事は「ISO認証を維持する」ってのがひとつあるんだけど、正直維持するだけならそんなに難しい話じゃない。審査でどんなに問題があったとしても必ずフォローアップはあるし、自分で返却しない限り一度取った認証を剥奪されるなんてことはそうそうあることじゃない。試しに審査員O氏に剥奪の可能性について聞いてみたが、やはりそんなことはほとんどないということだった。
ただ、ISOは会社に入ってから初めて引き継いだ仕事というのもあるし、案外見てる人は見て居るのも知ってるだけに下手は出来ない。そう思うと審査は何度受けても毎回随分なプレッシャーだ。特に今回は初めての大きな審査だったもんで、感触がつかめるまでは本当にガッチガチだった。なんかあったらどうするかっていうのはいつもあるんだよね。初めてのタイプの審査員で、いきなり理詰めでこられたので1日目の午前中は相当焦っていた。
本当は変に審査慣れするより、もっと率直に色々聞いた方がいいのかもしれないっす。もし会社でISO取組んでいる人がいたら、審査時は審査員にばんばん聞いてみるのをお勧めします。勿論人を選ぶ必要はあるけど、筋の通った審査員ならきっと色々教えてくれて勉強にもなることでしょう(´ω`) 今回はあまりにもO氏とのコミュニケーションの場が少なすぎたのが残念だった。
O氏は審査員とともに、ISOのコンサルティングもやっているとのことだった。12月にコンサル先5社が同時にISO認証登録の審査を受けるらしく、随分案件を持ってるなと業種を聞いてみたところ、メーカー、商社、清掃、食品など、多岐に渡っていた。業種によってシステムの構築方法が違うから、同業種のコンサルティングじゃないと難しいと思っていたんだけど、結局根本の考え方は「ISO規格」ってものがあるから、その考えに照らし合わせて企業の仕組みを整理・構築していけばいいという話で、。言われてみれば当然なんだけど、この辺は目から鱗だった。「相談があった先にはすべて行ってますよ」という言葉が新鮮に思えた。
うちのISO前任者のTさんにその話をしたところ、「お前もコンサルやってみりゃいいじゃん」と言われた。そーですねえと濁してみたけど、実際どうなんだろうね。ISOを通じて色んな業種の側面が見れたり、それによって根本的なマネジメントの勉強も出来るかもしれない、この先一人でやっていくことも考えたら、そういう道も案外悪くないのかもしれない。
なんて真面目に考えてしまった。 ここ3日の日記はあとで読み返したら反省と後悔をしそうな内容だなあ。 ISO審査を通じて思ったことでした。
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