written by 田村 MAILHOME
#三つ子の魂
2003年12月28日(日)

黙っていたが、実は仮面ライダーがかなり大好きだ。

小さい頃、戦隊物よりウルトラマンより仮面ライダーをよく見ていて、その影響か未だに仮面ライダーを見るとわくわくしてしまう。

そんなわけでクウガアギト龍騎555の平成ライダーも大好きで、実は日曜の朝が毎週楽しみだったりします('A`)
最近のはイケメン揃いな上、話も凝っていて、特に龍騎と555はテーマも人間関係も複雑で下手なドラマより楽しんでおります。龍騎なんかラストは主人公g(略)

しかし最近時間が合わず、お互いすれ違いの日々です。今日なんか朝起きたら8時1分で、それだけで日曜の朝がプチ鬱になれます(静岡は地方なので7時30分放送)。

そんなタイミングでamazon.comからプレステ2の「仮面ライダー555」が届いたですよ!人間が出てないパターンが少ない思ったより喋らない収録の歌が少ない、必殺技のムービーが無茶苦茶格好いいです!うわーい!

何歳だ自分(26歳です)



#鳩時計
2003年12月14日(日)

配置を変えてみた。そもそもトップページって要らないんだよね。メインの日記までのプロセスが2つってのもアクセシビリティ下げてるだけだし。


風邪を引いた。実は頭がかなり痛い。




台所の壁にあった鳩時計が、いつの間にか違う掛け時計になっていた。



随分旧いもので、電池式ではなく、チェーンの先についた錘を引き下げると振り子によって動く機械式時計だった。1時間ごとに鳩が時間を知らせるので、台所の壁に掛けられた時は随分うるさいものだなと思っていたのだが、最近はガタがきていたのか、錘を引き下げてもしょっちゅう止まっていたしそのまま放置されることも多かった。


今台所の壁を見上げるとそこにあるのは電池式の掛け時計で、これならいちいち錘を下げる手間も無く、時間だってそんなに狂わないだろう。


あの鳩時計はどうしただろうか。捨ててしまったのだろうか。そういえば小学生の頃、鳩時計の錘で遊んでいて壊してしまったことがあった。そのことでひどく怒られたとか、関連する強烈な出来事があって憶えているというわけじゃない。何故か「壊してしまったこと」が鮮明に記憶に残っている。私の小さい頃の記憶にも登場するあの鳩時計は、これまで20年近くずっと一緒に暮らしてきたのだ。そう考えると、何故か寂しく思えた。ああ、おかあさん、あの時計はどうしてしまったの?



母「え?あれ?二階の私の部屋に掛けてあるわよ」



心配して損した。

ちなみにあの鳩時計は二階に持っていった途端、正常に動き出したらしい。ガタがきてたんじゃないのか、鳩時計よ。台所の何が気に食わなかったのか。折角感傷的になってたのに、二度損したような気がする。

田村家はいつもこんな感じだ(さすがにもう慣れた)。



フセイン元大統領、生存したまま拘束!
本当に本物?とかタイミング見計らってた?とか色々考えてしまうところもあるんだけれども。それにしても日曜洋画劇場で「エアフォース・ワン」やる日に拘束とは・・・(;´Д`)
そういやエアフォース・ワンって随分地上波で流されてる気がするんだけど。戦う大統領はもういいです('A`)



#仕事の話3日目
2003年12月10日(水)

押し問答3日目。

1日目・2日目でほぼ結果がでているため、今日はその確認のような感じであった。
結局問題なくISO認証は更新されたわけだが。

私の仕事は「ISO認証を維持する」ってのがひとつあるんだけど、正直維持するだけならそんなに難しい話じゃない。審査でどんなに問題があったとしても必ずフォローアップはあるし、自分で返却しない限り一度取った認証を剥奪されるなんてことはそうそうあることじゃない。試しに審査員O氏に剥奪の可能性について聞いてみたが、やはりそんなことはほとんどないということだった。

ただ、ISOは会社に入ってから初めて引き継いだ仕事というのもあるし、案外見てる人は見て居るのも知ってるだけに下手は出来ない。そう思うと審査は何度受けても毎回随分なプレッシャーだ。特に今回は初めての大きな審査だったもんで、感触がつかめるまでは本当にガッチガチだった。なんかあったらどうするかっていうのはいつもあるんだよね。初めてのタイプの審査員で、いきなり理詰めでこられたので1日目の午前中は相当焦っていた。

本当は変に審査慣れするより、もっと率直に色々聞いた方がいいのかもしれないっす。もし会社でISO取組んでいる人がいたら、審査時は審査員にばんばん聞いてみるのをお勧めします。勿論人を選ぶ必要はあるけど、筋の通った審査員ならきっと色々教えてくれて勉強にもなることでしょう(´ω`) 今回はあまりにもO氏とのコミュニケーションの場が少なすぎたのが残念だった。

O氏は審査員とともに、ISOのコンサルティングもやっているとのことだった。12月にコンサル先5社が同時にISO認証登録の審査を受けるらしく、随分案件を持ってるなと業種を聞いてみたところ、メーカー、商社、清掃、食品など、多岐に渡っていた。業種によってシステムの構築方法が違うから、同業種のコンサルティングじゃないと難しいと思っていたんだけど、結局根本の考え方は「ISO規格」ってものがあるから、その考えに照らし合わせて企業の仕組みを整理・構築していけばいいという話で、。言われてみれば当然なんだけど、この辺は目から鱗だった。「相談があった先にはすべて行ってますよ」という言葉が新鮮に思えた。

うちのISO前任者のTさんにその話をしたところ、「お前もコンサルやってみりゃいいじゃん」と言われた。そーですねえと濁してみたけど、実際どうなんだろうね。ISOを通じて色んな業種の側面が見れたり、それによって根本的なマネジメントの勉強も出来るかもしれない、この先一人でやっていくことも考えたら、そういう道も案外悪くないのかもしれない。

なんて真面目に考えてしまった。
ここ3日の日記はあとで読み返したら反省と後悔をしそうな内容だなあ。
ISO審査を通じて思ったことでした。



#仕事の話2日目
2003年12月09日(火)

引き続き押し問答2日目です。

1日目はまともな審査員にぼこぼこにされましたが、ここから起死回生の一撃を狙っていきたい所存です。なんなら二度と足腰立たないぐらいにしてやってもいいぐらいです。心の中で。

さておき、本日は二手に分かれて職場の各部署をねり歩き、その辺の社員とっ捕まえてヒアリングという名の尋問を行います。あんた、ほんとにISOのルールに則って仕事やってんのか?と。

申し遅れましたが審査員は2人で来ております。それが二手に分かれるわけです。それ以外に二手に分かれる方法はありませんが。私とM女史も二手に分かれ、それぞれの審査員につきます。先週着任したえらい人は後方支援です(部署待機)。何をしろと?( ゜Д゜)

審査員を紹介します。
一人はO氏。昨日ぼこぼこにされた理詰め押し問答審査員です。若いですがごく真っ当な指摘&理詰めで相手を追い詰めます。お婿さんにしたくない。

もう一人はT氏。恐らくどこかの会社をリタイヤしての再就職なのでしょう、結構なお年で、うつろな眼が怖いです。O氏と違い、従前のISO審査員のスメルも非常に臭います。そういえば昨日の審査では、一日中一緒に居たというのに一言も喋ってないような気がします。何しに来たんだ?

午前は私はT氏に、M女史はO氏につきます。

どうもT氏は建物の設備関係や法律関係を専門としているらしく、うちの職場の設備管理部門のヒアリングでは眼が爛々と輝いておりました。しかし睨んだとおり従前のISO審査員であることを確信します。ヒアリングの際、言葉が何を言っているか分かりません。

ISO審査時にはよくあることなのですが、審査員の中にはISO上の専門用語を頻繁に使ってヒアリングを行う方がいます。どうも審査員は「ISOがすべて」と考えるところがあるようで、専門用語も分からぬ者は認証取得の資格無し!という勢いで質問してきますが、私はそんなものは別に分からなくてもいいと思っています。要は、ISOというより、ISOで決められた全体の仕組み・構造、ひとりひとりの役割について認識していればいいんですから。知識を問う試験やっても仕方ないんです。

しかしある特定の審査員にはそういう理屈は通じないので、私やM女史のように言葉の分かる人が翻訳をして、普通の人にも分かるような質問にしてやらなければならないのです。本当にISOの審査員にはアッチの世界から話し掛けてくる人が多いです。こっちに来てから喋れ。

という訳で、どうも午前中の役割はT氏の翻訳担当のようですが、あまり鋭い突っ込みもないため適当に喋らせて時間を潰す作戦で行きます。なんだかよく分からない話をしている間にお昼ご飯です。勿論改善指摘なんてさせません。

昼休みにM女史と情報交換をしたところ、理論派O氏はやはり理詰めで各部署ヒアリングしまくったらしく、改善指摘までは行かないものの厳しいことを言われたようです。

午後からは私がO氏、M女史はT氏につきます。
ここからが本当の仕事です。M女史の仕事は午前で終わりました。

O氏のヒアリングはやはり的確で、各部署へ行ってもとどまることを知りません。しかしどうも根底には改善指摘を出してやろうというより、どうしたらよりISOを有効に使ってもらえるかという考えがあるらしく、半ばコンサルティングに近い状況になっているので、ついでに普段どうして良いか分からないことも一緒に聞いてしまうことにします。

O氏の言葉はいちいち納得できる点が多いため、いよいよ午前のT氏の審査はなんだったのかという思いが強まります。きっとM女史は今ごろ暇しているであろう。

結局O氏の審査でも、厳しいことは言われたものの大した問題は出ず、T氏に到っては論外で2日目終了です。

それにしても、なんでO氏とT氏が同じチーム組んで今回の審査に臨んでいるのかという疑問が大きくならざるを得ない審査でした。

私見なのですが、ここ数年でISOの審査というものが急激に変わってきています。以前はT氏のような、専門用語羅列のなんだかよく分からない審査が多かったのですが、最近では、いかにISOの仕組みを組織に取り入れてもらうか、審査なのかコンサルなのか分からない審査が増えてます。

背景には、ISOが注目を浴びブームとなっていた2000年前後は、審査会社もお客さんに困ることなく、ISO認証をエサにとんでもない指摘をしたり、規格の解釈を捻じ曲げたり、好き放題殿様商売な審査も行われていたようでした。しかし最近のブームの沈静化に伴うISOブランドの低下(というより適正な価値になった)で、お客さんに審査会社選択の余地ができたため、審査会社は以前のように殿様商売は出来ず、顧客主義を掲げて競争社会へ突入しています。

よって審査も「出来るだけ顧客ニーズに合ったもの=組織の役に立つ審査」という内容になってきており、O氏の審査はまさしくそれだったといえます。逆にT氏のような従来の審査手法は、今後どんどん淘汰されていくでしょう。ここ二日で、ISO新旧の変遷を垣間見た気がします。

なにやら普通に審査レポートのようになっていて、面白味も何もあったもんじゃないですが、もしこれからISOの審査受ける方がいらっしゃいましたら、少しでも役に立つのではないでしょうか?立たないですよね。すみません。



#仕事の話
2003年12月08日(月)

たまには仕事の話を。

ISOを担当してます、兼任ですが。
最近は一般的にもなってきたので聞いたことがある方も多いと思うのですが、要は品質管理とか環境管理とか、そういうもんなのですが。

ISOというのは国際標準化機構という団体の名前で、その団体は世界共通規格を制定してます。で、ISO認証取得って何がどうかというと。

例えばサッカーのローカルルールとして「選手は全員手を使っていい」と言うのがあったとしましょう。そのローカルルールの通じる地域でNo.1になったとしても、それはその地域限定です。それ以外の地域で通用するには、世間一般に認知されている「GK以外は手を使ってはいけない」というルールに則らないといけないわけです。世界でサッカーするには、当然世界共通のルールに則る必要があります。当然ですが。

んで、このISOという団体は、その世界共通のルールを作ってる団体です。だから「ISO認証取得」=「国際的なルールに則って活動してるよ」ってなことです(だから「ISO取得してる」ということはあんまりすごいことではなく「ルール守ってる」ということに過ぎない)。

そういう国際的なルールを作るとどんないいことがあるかというと、物事を測るひとつの基準になったり、組織の中の仕組みの整理が出来たり、ルールの制定でぼろ儲けの利潤の仕組mgkいやなんでもないです。こぞってどこの国も規格制定したがるもんです。

認証を取得するにはルールに則るだけでは駄目で、ルールが変に解釈されてないか、ルール守ってないところがないかを審判にチェックしてもらう必要があります。そこで、第三者機関による審査を受け、OKだったらISO認証取得となるわけです。

しかし認証は取ったらこっちのもんではなく、「その後あんたんとこはちゃんとルール守ってんの?」と嫌がらせのごとく毎年一度は維持審査があります。3年に一度は、免許書き換えとも言える更新審査があります。認証イラネというまでずっとです。認証取得するまでにン百万、その後の維持にもン百万と、なんとまあ企業から金をむしり取krhいやなんでもないってば。

で、今日更新審査だったわけだが。
当初ISO認証取得プロジェクトは私を含めて3人でしたが、現在残ってんのは私だけ。取得した途端に後の2人はとっとと異動、その後1年ぐらい営業店から来た同世代のM女史としばらく二人で事務局をやり、最近(更新審査3日前)ようやくえらい人が上につきました。審査直前にどうしろと?('A`)

まあその審査の準備で、各部署のえらい人に協力のお願いに行ったり、審査のカンペ作ってみたり、書類捏造してみたりと先週はバタバタバタバタしていました。準備するのも大変なんです。結局全部揃ったのは審査開始15分前でした。次はもっと余裕を持って準備しよう。と、毎年思う。

そんな余裕のないときに、他部署のえらい人に「え?ISO?なんだっけ、わっかんね」

もう死ねy嘘です。

準備も万端で審査なのですが、このISOの審査員というのも一癖もふたくせもある連中ばかりです。どこかの会社をリタイヤしたご老人が多いのですが、規格を思いっきりオレ解釈してみたり、木で言う枝葉の部分ばかり突っついてみたりと、なんだか見えてるんだか見えていないんだか分からない人が結構います。

そういう輩を相手にする時はどうでもいいところばかりに論点を集中させ、タイムアップを狙うというセコい手も使えるのですが。以前本当に酷い審査員にあたり、あんまり腹が立ったので審査中にプチ切れして散々抵抗した挙句、指摘事項を封殺して帰らせたことがありました。思い出しただけでも腹が立つ。アンケート評価最低にしてやろうかと思った。

ちなみに、今回の審査員は理論派でした。規格とうちの仕組みの乖離をピンポイントで突き、矛盾点をことごとく追求してきます。下手に口を開くとさらに傷口が広がり、しまいには手のつけようのない致命傷になってしまうタイプです。久し振りのまともな審査員で、一番苦手なタイプです。

本日は事なきを得たのですが、あと2日もお付き合いしなければならないかと思うと結構しんどいです。だって答えたことが全部理詰めで反論されるんだもん。お婿さんにはしたくない。

とりあえず我々自身の審査は終了し、あとは他部署の審査だから責任も随分違います。なんかあったらその部署のせいにs

そんなこと思ってませんよ。




BACK   NEXT
目次ページ