「自分はまだ子供だった」
そう認めることが大人への一歩になるのかもって I先生にフラれて丁度1年の今日、私はそんなことを考えていた。
忘れもしない、去年の9月8日。 私とI先生は駅前のからくり時計の下で待ち合わせて、中華料理を食べに行った。 そして私はそこで「ずっと好きだったんだよ?」とI先生に告白をした。
「私は2年も好きだったんやもん。 離れてからもずっと忘れられんかった。 だから彼氏やっておらんのやもん」
私の告白を聞いて、I先生は驚いてるフリをして、考えてるフリをして 「それって、私に悪い所があるならまだ直しようがあるけど、残酷なんじゃない?」
「お前のおらん2年の間に色々あった。それはお前に言うべきことではないけどな。 お前がどうとかじゃなくて、今は恋愛なんてもういっかって感じなんよな。 それをお前は残酷って言うけど、それが真実だから。今は誰とも付き合うつもりはない」
プライド、年の差、世間体、生活リズム、タイミング。 敗因は数えだしたらキリがない。 でもやっぱ、恋愛に大人も子供もないと思うんだよね。思いたい。 だからI先生?私は子供の戯言なんかじゃなかったって今でも自信を持って言えるよ。
私、20歳。I先生、32歳。 いっぱい泣いた、苦い夏の思い出。
「顔を見せにくるのは1年に1回でいい(*´∇`*)」と去年、先生に言われたので(^_^; 今日、1年ぶりに塾にお土産のお菓子を持って遊びに行ってきました。
O先生にお昼をご馳走してもらいました。うひゃー(*´艸`)
塾ではすっかり「I先生にフラれた」キャラが定着してしまったようで 終始、先生に「大好きなI先生がー♪( ̄∀ ̄*)」なんてからかわれて散々でした…orz 先生なんかに話すんじゃなかった。 そして尊敬する先生に向かって「ムカつく」を連発の私(笑 変わらないな。成長しないというか…(^_^; でも、先生とのこんなやりとりがやっぱり懐かしくて仕方ない。
先生に「お前、就職は地元に戻ってくるんやろ?何になるんや?」って聞かれたので先生にとって、私はいつまで経っても子供にしかすぎなくて 大人になったと認めてもらえる日は一生来ないんじゃないかって今日真剣に思いました。
確かに私はまだまだ子供だけど、何にも分からない子供じゃないよ。
塾講師は体力勝負だし、教師と比べてもずっと続けていくこと前提の仕事じゃないのも分かってる。 でも、それでも私は塾講師になりたい。
私の人生の中で神様みたいな存在の先生への憧れと 小学5年生の春、初めて塾に行った日の楽しさを今でも忘れることができないから。
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