ラヴシック☆
いつもそうだ。高速バスで塾の前を通ると涙が出そうになる。必死で熱くなる目頭をおさえながらそれでも溢れだす涙をそっと拭う。あぁ、私は彼のことがまだ好きなんだなって痛感する。いってきます。君のいない場所へ。君のいない二度目の季節へ。 君にふさわしい女になるために。