2008年03月24日(月) 大学に 行きたい勉強 したくない
この前の妊婦検診のとき、4Dエコーをやった。普通のエコーと違って、お腹の赤ちゃんが立体に見えるというもの。赤ちゃんの顔つきまで見える。まなティのときも同じくらいの時期にやったんだが、見比べてみるとソックリ。たまたまだろうけど、寝ている体勢まで同じで驚いた。性別は違ってもやっぱり姉弟である。
まなティ、遅ればせながらトイレトレーニング中。ミニーマウスのついたトイレ用のスリッパを買ってあげたら、ぐんと成功率が上がって、おむつを濡らすことが減った。トイレでミニーが待っている!とおしっこがしたくなるのを心待ちにしている様子。外出中も子供用のトイレがあるところなら喜んでやっている。あと少しという感じだ。
うちのトイレの中の洗面所に、沖縄で買ってきたキレイな貝殻が3つ置いてあるんだが、まなティはトイレで用を足して手を洗うたびに、その貝殻をひとつずつ耳にあて真剣に何かを聞くのが習慣だ。何が聞こえる?と聞くと、「海の音」という返事。誰に教わったんだろうか。
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うちのような個人塾を選んで来る人は、大きく分けて2通りで、「大手じゃ物足りないタイプ」と「大手ではついていけないタイプ」だ。前者は、大手のほったらかしの雰囲気よりも、わからないことがあったらすぐに先生に質問できるような環境を求めていて、やる気マンマンだ。後者は、大手ではついていけないので、個人塾にさえ行っていればなんとかしてくれるだろうという他力本願丸出しタイプである。
この他力本願タイプは本当にやっかいで、以前にまったく宿題も小テストの勉強もやって来ない生徒がいて、なんでやらないのか尋ねたら、「だって、塾って来てるだけで何もやらなくても成績上げてくれるんでしょ」と返事が返ってきたことがある。こういう生徒が年々増えている気がするんだが、気のせいだろうか。いや、気のせいとは思えないほど多いのだ。
私自身は当然ながら大学に受からせることに真剣なわけで、やる気マンマンな生徒には受けがいいんだが、他力本願タイプにとっては私の真剣さが鬱陶しいみたいで、辞めてしまうこともよくある。大手塾には俗に「お客様」と呼ばれている生徒がたくさんいて、月謝を払っているだけの存在なのだが、私はそういう意味のないことは嫌いなので、辞めると言われれば去る者追わずである。本当に経営には向かない性格だと思う。
力のある先生なら、こんなタイプの生徒ですらやる気にさせるのだろうか。もちろん私も何も手を打たないわけではなく、手をかえ品をかえやっているのだが、もうどうしてもやる気にさせられない生徒というのが必ずいる。そして、そういう生徒が辞めていくたびに、自分の力の無さを痛感して、どーーーーんっと落ち込むのである。
課題はたくさんある。
つづく。
2008年03月22日(土) 責任を 背負って生きる 恐ろしさ
春にはいい思い出があんまりない。なんかもう落ち込むこと多しだ。
世の中で一人前に食っていくことの難しさよ。私なんて、相方という大黒柱がいないとやっていけないような仕事なので、無責任なもんである。稼げるときは稼げるが、稼げないときは全く稼げない。一家を背負うことは不可能である。
一家を背負うどころか、従業員とその家族の生活をも背負っている中小企業の社長さんなんて、どんなプレッシャーの元に生活しているのだろうか、と最近よく想像してみる。景気がよいときはいいが、傾き始めたときの恐怖とはどんなもんなんだろうか。サラリーマンなら最悪辞めてしまえばいいが、社長さんはそうもいかない。
一方で、世の中で成功している人も当然ながら多い。自分の能力を最大限に発揮して、世の人に認められキラキラと輝いている人。押しも押されもせず、ゆうゆうと海を航海している大船のようにみえる。しかし、自信に満ちた顔をしていても、みんな水面下ではバタバタともがいているのだろう。バタバタともがいていなければ、たちまち沈没してしまうかもしれない。その涼しい顔からは想像もつかないが。
涼しい顔で航海できるときが私にもくるのだろうか。いや、案外はたからから見れば涼しい顔をしているのかもしれない。どこにも所属せず、自分の能力で食っていくと決めたのだから、覚悟して腹をくくって人よりも努力をしなければいけない、私は。
つづく。
2008年03月21日(金) 指切れて 天使の存在 気づかされ
昨日の夕方、右手の親指の爪が剥がれた。
あのよくある野菜用のスライサーでサラダ用の玉ねぎを景気よくスライスしていて、いつもなら半分くらいでやめるのに、今日は魔がさしてどこまで削れるかやってみようなんてバカなことを考えてしまったのだ。案の定ザックリ爪を持っていかれてしまった。
ドバーーーーッと血が出て押さえても押さえても止まる気配がない。台所の床に放心して座っていたら、まなティが来てどうしたの?と心配顔で覗き込む。「指を切っちゃったよーー!」と泣き顔で言うと、「血が出てるの?」「痛いの?」といろいろ聞いてきて、その後はおちゃらけたことを言ったりしたりして、どうやら私を励まそうとしているらしい。
もう夕飯作り続行は不可能なので、近くに住む母に電話して来てもらいほとんどできている夕飯の仕上げをしてもらった。その間もまなティは、状況を悟ってか、いつもなら「お皿洗わせてー」とか「何ジャージャーしてるか見せてー」とか「ブロッコリー1つちょうだい」とか言ってくるのに、大人しく台所の外でパズルをしていた。絶対にものすごくお腹が空いているはずなのに、文句一つ言わず。
私は悟った。まなティはこの頼りない私を精神的に支えるために生まれてきたんだと。動揺し、涙がにじみ出て、「もうダメだー」なんて気持ちになっている私の横で、いつもなんだか頼もしくキラキラしているまなティなのである。暗い方を見ないで!ほら世界はこんなに輝いているよ、と体全体で教えてくれているみたいなオーラを放っている子供だ。背中に羽が生えてるんじゃないかとさえ思えてしまうほどに。
私のそばにはもう一人、相方がどっしりといつも静かにいてくれる。あー、なんて私は弱くて常に周りの人間に助けられて生きているんだ、といつも思う。ありがとう、ありがとう、ありがとう、と毎日思う。
つづく。
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>>「匿名メールフォーム」へのレス
・いや、ずっと赤字というわけじゃなくて、
今、年度の切り替え時期なので3年生が卒業して、
新しい子が入ってきてないので赤字なんです。
5月に出産なので、募集かけてないので。
でもまあ、去年はテナントの敷金・礼金の類があったので、
TOTALでは赤ですが。
出産前後は赤字というのは想定していたことなのでいいんですが、
それでも不安になるもんです。
復帰後に生徒が入ってくるのか、とか。
・子供って、ずっと一緒にいると
「たまには一人になりたい」なんて思いますが、
一人になって冷静に考えると愛しくてしかたないですよねー。
2008年03月19日(水) 原因は 子供騙しの 回答だ
突然思い立って、親戚巡りのため福岡に行っとりました。まなティの顔をまだ見せてなかったし、下の子が生まれたら当分の間行けそうにないので、塾が暇なこの時期に行ってしまえ!という勢いで。
お小遣いもらえるかしら、と淡い期待を抱いていたらどこに行っても一銭ももらえず。母には「あんたがあげる立場だ」と呆れられた。三十路すぎて小遣いは甘かったか。
福岡から帰ってきたら、またもや風邪っぴき。どんだけ弱いんじゃ。
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福岡行きのときもそうだったんだが、まなティはすっごく聞き分けのいい子供だ。親の言いなりというわけではなくて、「なんで?」という気持ちさえ解消されれば、我慢すべきことは我慢し、静かにすべき場面では静かにするおりこうさんである。
決して大人しいタイプではないので、どうしても大声が出てしまうこととか、突然○○食べたいとか言い出したりするんだが、そのたびに、みんな寝てるから静かにしようねとか、今混雑してるから電車が着いたらあげるねとか、置かれた状況を把握させるとオッケーと言って従ってくれる。
私が具合が悪くて昼間寝てるときも、「ママ、これからちょっと寝てもいい?」と言うと、私の布団の横に好きな本を数冊持ってきて大人しく眺めたり、小さな声で歌を歌ったり、たまに布団に入ってきたりして静かに過ごしてくれる。
しかし、『まなティ VS 私の父』ではそうはいかない。父といるときは、元気爆発ついでにワガママ炸裂である。2人だけにしておくと、まなティのキーキー言う声と、父の困り果てた声がよく聞こえてくる。
原因は明らかで、父がまなティを子供扱いするからである。まなティも大人と一緒で真実を知りたいのに、父は子供だから説明してもわかるまいと思っているのか、まなティの質問に子供騙しな回答をしたりするのである。それがまなティの癇に障るみたいだ。あと、父は昔の男なので、子供の心の機微がわかってない部分があって、それもイラッとくるのだろう。
その点、父以外の大人は、たとえまなティがわからないかもしれないことでも、ゆっくり噛み砕いて説明するので、まなティも一目置いていて、この人の言うことなら聞いてやろうという気にさせるらしい。
私なんて、まなティと2人でいるときは、「そろそろお昼にする?」とか「お昼ごはん何にしようか」とか「午後はどこに行こうか」とか、友達にするみたいに一から十までまなティに相談しているので、まなティは自分にも決定権があり楽しいみたいだ。まなティの意見が取り入れられることも多いので、私の意見も聞いてくれるのだろう。
人ってやっぱり自分にしてくれた嬉しいことをその人にも返したいと思う生き物なのである。
つづく。
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>>「匿名メールフォーム」へのレス
・ネガティブになっちゃダメだって
わかっちゃいるけど、小さなことでヘコむんですよねー。
2008年03月06日(木) あの人は 私のことを 嫌ってない
胃の調子悪し。子宮に圧迫され始めた模様。苦しい……。
今日からセールが始まったと思ってとあるデパートに朝イチで行ったら、セールは来週からだった。なんか空いてるなぁ〜と思ったんだよね。せっかくだし、まなティをベビールームの遊戯場でこ一時間遊ばせて、2人で軽くご飯を食べて帰ってきた。それなりに楽しかった。
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人のちょっとした行動から、その人が自分のことを悪く思ってるんじゃないかという疑いを抱くことがあるけど、たいてい当たっていない、と最近思う。というか、他人なんて自分のことを案外なんとも思っちゃいない。「自分のことを嫌いなのかもしれない」と思うこと自体、「自分のことを好きかもしれない」と思うのと同じくらい自意識過剰なことだ。
でもまあ、私も小心者の人間なので、ついつい人のちょっとした行動とか言動で、私って結局嫌われてるのか?とチラリと考えてしまうことがよくあるが、もうそういうことは考えるだけ百害あって一利なしなので、最近は極力考えないことにしている。そうこうしているうちに、なーんだやっぱり嫌われてなかったじゃん、とはっきりわかるような出来事があったりするものだ。
ちょっとしたことだけじゃなく、たとえたいしたことがあったとしても、自分の精神状態のバランスを崩すのはバカげている。精神状態さえ安定していればたいていの難局は乗り越えられるのに、障害を前に自信を失ったり、ネガティブになっていたら、それはもうどうしようもないのだ。
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携帯を、auからソフトバンクに乗り換えた。新しい携帯の使い方がよくわからず、いろいろいじってるうちに着信がすべて留守番電話に転送される設定になっていて、大事な仕事の電話を取り損ねた。結果オーライだったのでよかったが。メールの書き方もよくわからないので、返信待ちのメールがたくさんある。明日こそはなんとかしよう。
つづく。
2008年03月05日(水) ご機嫌に 肝心なのは 腹積もり
なんかつまらんと感じる原因を探ったら、仕事が暇になって家にいることが多くなったからだった。ちょこちょこと新しい教材のために動いているのだが、どうも身が入らない。仕事で外に出ないと、頭の回転が鈍る。
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妊娠8ヶ月目に入って、ようやく腹の子の性別が確定した。男だ。なかなかアレが見えてこないので、男だったらアレが小さいってことかと思っていたが、今回のエコーにはしっかりしたものが写っていた。先生もフツーサイズですよ、と言っていた。逆子も直っていてひと安心。
我が家は男ならのびのびと成長できそうな環境だ。なぜなら、まなティがすばらしい姉気質だから。まなティは、大人4人に過保護に育てられているのに、ほかの子がいる遊び場にいくと、自分より小さな子がやってきてまなティをモミクチャにしても健気な程じっと耐えている。小さいからしかたがないか、という顔をして。こんなこと教えてもいないのだから、生まれもった気質なのだろう。
話は変わるが、子育てにおいて「前もって覚悟をさせる」というのは大切なことだと思う。
例えば、大好きなイチゴを食べていて、「お代わり頂戴」というまなティに、「もうないよ」とか「もうダメだよ」とか突然言うと必ず機嫌を損ねるが、前もって「これが最後の1個だよ」と念を押しておくと「もっと頂戴」とは決して言わない。
寝る前に読む本も、エンドレスに何冊も読んでくれ読んでくれと言うので、5冊読むとしたら、4冊読んだところで「あと1冊で終わりね」と言っておくと、すんなり受け入れてくれる。そのほか、今日は午前中はどこに行って、そのあとはママが仕事で、などと一通り1日の計画を伝えておくと、楽だ。遊びに熱中しているときに突然「出かけるよ」と言ったりしてもなかなか動いてくれない。
そんなまなティ、4月から近くの幼稚園のプレスクールに週1ペースで通うことになっている。保育園がどこも空き待ちなのは知っていたが、幼稚園も同じような状況で、このプレスクールに通っている子は優先的に幼稚園に入れることを知って行かせることにしたのだが、なんとこのプレスクール自体応募多数のために抽選で、落ちればキャンセル待ちなのである。幼稚園の席のためにプレスクールに行かせるって、なんか変だ。
とにかく、我が家は無事近くの幼稚園の席を一応確保したが、前にここにも書いたインターナショナルスクールの幼稚園も考え中だ。ものすごいスピードでいろんなことを吸収しているのがわかるので、異文化、異人種、異宗教を肌で感じるにはいい時期だと思う。真面目によく考えよう。
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とうとう相方がジムに入会した。週2ペースくらいで行くとやる気満々だ。大浴場もあるらしいので、デカイ風呂好きの相方はなんだか嬉しそう。仕事をとっとと終わらせて、家に帰って晩ご飯を食べて、まなティを寝かしつけ、夜9時頃プールセットを持って出かけて、10時半頃帰ってくる。近いので気楽でよい。
つづく。
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