2007年07月27日(金) 眠い目を こすりながらも 湧いてくる
朝顔って、朝咲いて、昼頃しぼんで、それで終わりなんだってーー! びっくり。
種から唯一元気に育っている我が家の朝顔が、毎日花を咲かせてるんだけど、朝咲いたやつが、夕方には枯れ花になっていて、私の育て方のどこが悪いのか真剣に悩んだ。てっきり、朝咲いて昼頃しぼんだヤツが、翌日もまた開くのかと思っていたから。父から真実を知り、えええっ!となった。
なんと儚い花なのか、朝顔よ。でも、まあ、毎日次々と新しいのが咲いてくれるからいいんだけど。
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4月から授業と並行して書いてきた教材をとうとう一通り書き終えた。4ヶ月で307ページ。これは授業の中核のヤツで、そのほかの副教材は何種類もあって、まだまだ書き途中。全部書き終わったらすごい量になる。製本機をやっと買ったので、307ページの主教材をだいたい100ページずつに分けてPART1〜3の3冊にする予定。
今までは、そのときそのときの生徒に合わせて教材を書いて、翌年にはまた新しいのをイチから作る、というめちゃくちゃ非効率的なことをやっていたけど、そろそろ後に残していけるものを作って、毎年部分的に改訂するという方向に持っていこうかと。どうしても気に入らなくなったら、その教材だけイチから書き直すという感じで。
教材を書くのは性に合っているけど、授業をするのが一番楽しい。でも、その授業は自分が書いた教材で一番効果を発揮するので、書くのも授業の一部みたいなもんだ。授業で生徒と接すると、どんな教材が必要か見えてきて、新しい教材の案がどんどん浮かぶ。この力をつけるためにこういう教材があればいい!などと、突然ポンッと湧いてくる。
アイディアが湧いたら、忘れないうちにだいたいの案を手帳に書きなぐっておいて、家に帰ってガーーッとある程度雛形のようなものを書いてしまう。んで、それを授業で使ってみて、部分的に直したりして、あとはコツコツと授業と並行して次の授業で必要な中身を書いていく。今までは、それはその授業っきりだったけど、これからは次の年も使えるものという視点でまとめていって、最後にちゃんと製本しようかと。
新しいアイディアが浮かぶと、あーしようこーしようと具体的な案が次々と湧いてくるので、それをそのとき形にしておきたくて、アイディアが鮮明なうちに超高速で必死に書く。だけど、夜1時頃になるともう眠くて眠くて、次の日も5時台にまなティに起こされるので、早く寝なくちゃいけないし、無念な気持ち満載で布団に入る。または、床で転寝して、相方に叱られる。
思えば、長らくえらい睡眠不足だ。まあ、ときどきまなティと同じ時間に寝てしまうけど、それにしても今までの人生で一番寝ていないと思う。それでも健康で風邪一つ引かないどころか、口内炎一つできない唯一の理由は、規則正しく生活しているから、じゃないかと思う。(体重なんて、どんなに食べても食べなくても、誤差200g以内だ。これって健康な証拠だと私は思う)
睡眠不足なりに、夜1時には寝て、朝は6時頃起きる。食事の時間もいつも決まっている。土日も例外なく。人間って、いくらかハードな生活でも、規則正しければ、体がそれに順応するんじゃないかと。子供がいるってすばらしい。子供を規則正しい子に育てようと思うと、自分も規則正しい生活をせざるを得ないもんな。
夜中の授乳防止のために、まなティは相方と一緒に寝ていて、私は別の部屋で寝ているんだけど、朝はまなティがまず相方を起こして、相方と一緒に私の寝ているところに来て、まなティは私の布団で私としばらくいちゃいちゃして、その間に相方は朝ご飯を作る、という感じだったんだけど、まなティは最近成長して、相方を起こさないで私のところに一人で来れるようになってしまった。
相方は狂いのない体内時計のまなティを目覚まし代わりにしていたのに、最近は私に起こされることが多くなってさぞかし残念な気持ちだろう。どうせならかわいいまなティに起こされた方がいい。
まあ、要するに何を言いたいかというと、子供ができて時間が自由に使えなくなってもなんとかなるもんだ、ということ。時間って不思議なほど伸縮自在だ。
つづく。
2007年07月23日(月) 理解され 心はそうして 癒えていく
今日まなティが、「バッグ もって あっち いく」と言ったのでたまげた。「ママ とって」とか「まーてぃ のる」とか「おうち かえる」などの2語文はすでに定着しているまなティだが、こんなに長い文を言えるようになったとは。日々急速に成長している。
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人の心が一番必要としているのは、「人に理解してもらう」ことだと最近よく思う。最終的に理解してもらえなくても、相手の「理解しようとする態度」「聞く耳を持つ態度」を見るだけでも心が満たされたりする。
子供の頃から今もなお、自分の頭に血が上る(俗に言うキレるというヤツ)のはどんなときかと考えてみると、共通して言えるのは、どんなに努力しても人に理解してもらえないときだ。特に親。
子供の頃に親に理解してもらえないことを何度も経験すると、親以外の人間に理解してもらえないときもキレたり脱力したりしやすくなると思う。逆に、親に理解してもらって育った人は、社会に出て少々人に理解してもらえなくても「まあ、いいや」と思えたりするのだと思う。
カウンセラーは患者の話を聞くのが仕事だ。患者は助言が欲しいんじゃなくて、自分のことを聞いて理解してくれる(くれようとする)相手が必要なんだ。宗教とか、サンタクロースの役割って、そういうことな気がする。私にとっての相方だ。
親の役割は、子供の理解者になることだろう。子供の気持ちを理解しようとするのと、甘やかすのの境界線が難しいと思うことがあったけど、今ははっきり違いがわかる。甘やかすのは逆に、子供の気持ちを全く理解していない。
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母が近くの土地の一画を借りて、家用の野菜を作っている。もちろんオーガニック。さっき取った新鮮な野菜が毎日我が家にも来るので嬉しい。野菜がウマイ。生とか、さっと炒めて、毎日ワシワシ食べている。トウモロコシなんて、すっごく甘くて生でもいける程。命を食べてるってこういうことだ。
つづく。
2007年07月22日(日) お仕事に 行くママの背に 手を振って
ああ、今週もまた『風林火山』で泣いてしまった。もう、なんなのさ。すごすぎるぞ、NHK大河ドラマ。
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夏休みは塾業界の書き入れ時。私もその例にもれず8月は毎日授業だ。ということで、家族の夏休みは9月にすることにして、私も相方も9月の終わりに1週間休みを取って、家族3人で沖縄に行くことにした。で、今日早々と申し込んできた。うれしいぞ、沖縄。
こんなに早く旅行の申し込みをしたことが今までになかったんだけど、ここまで早いと色々と特典がついてくることを知った。旅行代金が何千円か安くなったり、レンタカーにガソリン2000円券がついていたり、すごいのは、前泊のホテルがタダとか。なんか結果的にかなりお得な旅になった。台風だけは来てくれるな。
沖縄を励みに暑さに負けず頑張ろう。
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私はまなティのために極力夜7時以降は仕事で家を空けないと決めているんだが、1週間に1日だけ相方に全てをゆだねて遅く帰宅する日がある。相方はその日は在宅勤務にしている。まなティは、相方と入るお風呂は大好きなんだが、寝るときだけは私じゃないとダメで、私がいないその日は寝る前にたくさん泣くらしい。
最近のまなティは未来のことも理解できるようになったみたいで、遅くなる日の仕事に行く前に、「これからママはお仕事行くから、お風呂はパパと入って、その後お布団に入ってパパにたくさん本を読んでもらって、泣かないで寝るんだよ」と言い聞かせると、状況をちょっと想像して「イヤイヤ! ママ、ママ!」と言いながらワーーーッと泣いたりする。そして、寝る前もやっぱり泣くらしいが、「ママ」とは一言も言わないらしい。健気なことよ。
私が仕事をしている間は、まなティは近くに住む私の母か相方と一緒にいるのだが、母ももちろん相方もそれぞれの仕事があるので、かなりうまい具合にモザイクの様にスケジュールが組まれていて、大人の都合でまなティの食事の時間や寝る時間が変わることはないようになっている。それに、母も相方も子供と接するのが本当にウマイので(というか2人とも私よりウマイ)、まなティも母や相方との時間を楽しみにしているようで、助かる。本当にありがたいことだ。
相方の子育てについてちょっと書こうと思う。子育てにおける相方のスゴイところは、例えばまなティが決められた時間以外にジュースを飲みたくて「ジュース、ジュース」と駄々をこねたとき、私だったら根負けしてちょっとだけあげたりするんだが、相方はそれがまなティのためにならないことなら、絶対に負けることがない。
というか、まなティが泣いても意に介さない。「おお、かわいい顔で泣いてる」とか言ったりして余裕顔なのだ。そのうちにまなティの方が根負けしてしまう。これが本当の愛情というものだろう。
相方と私は子育てに関して対等だ。相方はまなティの世話は私と同じようになんでもできる。オムツ替えなんて当たり前で、ウンチをオマルでさせたり(ウンチだけオマルでするようになったのだ)、ウンチをした後おしりを洗ったり、食事も作って食べさせるし(何度も書いているが朝食は相方が作っている)、週の半分はお風呂も一緒に入るし(相方の会社は外資なので帰るのが早い)、お風呂の後に耳を掃除したり、髪をとかしたり、歯を磨くのも全部安心して任せられる。
夫婦って、情報を共有するのが大事だと思う。子供のパジャマがどこに入っているか知らない男親も多いだろう。子育てに限らず、家のことならなんでも、2人ともができるというのが当然な姿だと私は思う。相方ができているんだから、男の「家のことはできない」は単なる言い訳である。やろうとしてないだけ。
そんな相方なので、まなティは相方には一目置いているし、大きくなってもずっと「パパ大好き」だろう。
つづく。
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・『風林火山』もたぶんあの店に並ぶと思うので、
ぜひ見てみてください!
終わるのが今年の12月なので、来年になっちゃうかもしれませんが。
かなりいいです『風林火山』。
他にも何かあったらここに書きますね。
2007年07月16日(月) 戦国の 世に生まれれば 男好き
ああ、ひと時も目が離せない、NHK大河ドラマ『風林火山』。
昨日見られなかったので、録画しておいてさっき見たんだが、もうね、号泣。なんでしょ、あの演出は。本(→新田次郎著 『武田信玄』←)も並行して読んでいるんだが、やっぱりテレビの方がえっらいドラマチックに描かれてる。そして、その演出にまんまとのって号泣する人がここに。本であらすじは知っているのに泣けてしまうスゴサ。
ホント、戦国時代って異常だ。そんなに欲しいか隣の領土が。それは横においておいても、現代の男の軟弱なことよ。ぐにゃぐにゃの軟体動物。ぐだぐだと文句ばっか言ってんじゃねー! 私はまるっきり恋愛体質じゃないと思っていたが(ちょっとやそっとじゃ男に惚れない)、もっと昔に生まれていたらそうでもなかったのかも。戦国時代だったら誰彼かまわず惚れてしまったかもな。相方は偶然掘り出した現代の戦国武将である。
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今日は、家族3人で高尾山へ。登山じゃなくて、ケーブルカーで寺があるところまで行って午前中には下山したが。まなティはずっと微妙に機嫌が悪くて抱っこ星人だったので疲れた。
高尾の寺で自分が本厄だということを知った。
つづく。
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・もはや成長するための役には立ってないような感じですが、
精神安定剤としては大いに役立ってると思います。
赤ちゃんがおっぱいを飲んでるときの安心感は、
人生で一番強い安心感だと思います。
この時期思い存分飲めば、今後の精神安定にもつながるんじゃないかと。
・うちの母も兄の時は苦労したみたいで、
途中から人工乳に切り替えたと言っていましたが、
2人目の私のときはびゅーびゅー出たと言っていたので、
体質って変わるんじゃないでしょうか。
私は母乳は出たんですが、乳首が短くてまなティが吸い付いてくれず、
産後すぐは泣きながら授乳してました。
ここだけの話、今はびにょーんとどこまでも伸びる乳首に…。
まなティのお陰で2人目は楽できそうです。
2007年07月13日(金) おっぱいを 思い存分 吸いたいの
まなティは1歳7ヶ月でまだおっぱいを飲んでいる。食事も3食がっつり食べているので、栄養素としては必要ないのだが、精神安定剤として日に何度か飲んでいるのだ。友達の子供が2歳を目前にして乳首に絆創膏を貼って卒乳したというのを聞いて、うちもそろそろと思い出した。卒乳(または断乳)というのは、きっかけがないとできない。
今朝から私も友達に習って乳首に絆創膏を貼り、まなティが「おっぱい」と言うたびにTシャツをめくってみせた。まなティは案外動揺せずに、「おっぱい、ないねー」と言いながらニヤニヤして諦めてくれるので、もしやこれはすんなりいけるのではと思った。
しかしであるよ、さっき、昼寝前に「おっぱい」と言うので「見る?」と聞いたら、見せる前から「ない」と言う。見せても、絆創膏を貼ったおっぱいを見てニヤニヤしていた。よしっと内心思っていたら、「ジュース、ジュース」と言い出した。寝る前にジュースはよくないので、「昼寝から起きたらあげるよ」と流していた。
それでも「ジュース、ジュース」と言い続ける。そしてときどき「おっぱ…」と言いかけて、「ジュース」と言い直したりする。つまり、「おっぱい、おっぱい」と言う代わりに「ジュース、ジュース」と言っているのだ。本当はおっぱいが欲しいが、ときにはないときもあるのだ、と自分に言い聞かせておっぱいを忘れようとしているのだろう。
そのうち「ジュース、ジュース」と言いながらポロポロと涙を流し始めたので、まなティが不憫で不憫で私もボロボロと泣き出してしまった。ときにおっぱいに吸い付く時間の長い熱の玉のようなまなティを少々鬱陶しく思って、早く卒乳してくれないかな、と思ったりもしたが、卒乳って子供にとってばかりでなく、母親にとってもツライものなのだ、ということを初めて知った。
「おっぱい飲む?」と聞くと、コクリと頷く。絆創膏を1つ取ってあげたときの満面の笑みと「あった」という安心した声を聞いて、さらに涙が溢れてきた。もう1つの絆創膏を指差して、「もういっこ」と言うのでそっちも取ったら、ようやく安心して乳首に吸い付き、まつ毛にたくさん涙のしずくをつけたまますぐに眠ってしまった。おっぱいなんてほとんど吸わずに。
もう、好きなだけ吸うがいい、と思った。いつかやめる日は来るのだから、それまでは好きなだけ、ね。
つづく。
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・いやー、ほんと、一日中イヤイヤ言われ続けると、
わかっていても凹みますよねー。
でも、かわいい寝顔を見れば、すべて許せてしまうんですけどね。
お互い、頑張りましょう!
2007年07月08日(日) 好きなもの 知らず知らずと 吸収し
ああ、今日もまなティを寝かしつけながら自分が寝ていた。20時から今まで。今0時すぎ。
今日は朝突然思い立って動物園に行ってきた。まなティは相方に似て動物が大好きみたいだ。毎晩寝る前に好きな本を数冊持ってこさせて読んであげるのだが、それが全部動物図鑑だったりするほどだ。
好きなものは伸ばしてあげたいので、動物の写真が載っている小さな動物図鑑のようなものを何冊か与えているのだが、まなティは毎日それを眺めていて、ときどき「これこれ?」と聞いてくるので名前を教えていたら少しずつ覚えて、今は30種類くらいは動物の名前を言えるんじゃないかと思う。オカピとかカピバラまで知っている。
カード形式のような図鑑があって、それを並べて「●●はどれ?」と聞くとカルタのように素早く選ぶという遊びも大好きだ。その動物にちなんだ歌を歌ってあげたり、鳴き声や動作を真似てあげるといっそう喜ぶ。そうしているうちに、スポンジのような頭にどんどん吸収しているのだろう。
得意なものは人それぞれで、友達の子供は同じくらいの月齢の男の子で、電車の種類を覚えているそうな。新幹線の種類を全部認識していたり。オソルベシ。
動物の本が数冊あるのは、同じ動物をいろんな角度から見て欲しいからなのだが、当然本物を見るに越したことはないわけで、動物園に頻繁に連れて行ってあげなくちゃ、と思う。
今日、ダチョウが牛のような動物とかキリンと同じ柵の中にいて、しきりに他の動物のフンをついばんでいたのがまなティには刺激的だったらしく、家に帰ってからも「ダチョウ、ウンチ、オイシー」などと何度も言っていた。こんなこと、本からでは学べないわな。
つづく。
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・経済学のことはよくわかりませんが、
あの会社は違法なこともたくさんやっていたみたいなので、
全部表示すればよかったのに、とは行かないみたいです。
2007年07月06日(金) 小心は 検査が怖く 後回し
長らく書いてなかった。母が一週間ほど里帰りしていてその間まなティを預けられないので、塾を夏休み前の休みにし教材を書くのも一切やめて、べったりまなティと過ごしている。1日一緒に過ごすとどうなるかというと、夜まなティと同じ時間に寝てしまうのだ。20時とか。くたくたになるので、子供を寝かしつけているはずが、自分も朝までいってしまう。
まなティは私を動かす天才だ。男っぽいと思っていたまなティも、最近はぬいぐるみでごっこ遊びをするようになった。ぬいぐるみにタオルをかけてトントンしながら「ネンネ〜コ」と歌ったり、だっこして自分のおっぱいを飲ませたり、ご飯を食べさせたり、また寝かせたり、「エ〜ン、エ〜ン」と自分で泣き真似をしておいて、ぬいぐるみの頭をなでながら「ヨシヨシ」と言ったりしている。
それだけなら微笑ましくてよろしいが、私にぬいぐるみを動かす役をさせたりするのが厄介だ。やれぬいぐるみに本を読ませろ、やれクレヨンを持たせて何か描け、やれ飛べ、やれあっちの部屋まで走れ、とうるさい。さらに悪いことに、ぬいぐるみはたくさんあるのだ。それ全部に同じことをやらせよ、という命令が飛んでくる。なんとか他に気をそらせつつ、逃れたり、逃れられなかったり。家の中にいるのに相当歩いているとみた。
そんなまなティはこの前1歳半検診だった(すでに1歳7ヶ月だが)。ずっと身長は家で測って74cmくらいだったのに、ちゃんとした身長計で測ったら81cmもあった。その他もすべて順調に健康に育っている模様。
前の日記で昼寝時間に検診するなんてどうなってるんだと書いたが、案の定どの子も眠くてグズり気味で、身長体重を測るところでは大泣きの子も多く、歯科検診ではほぼ全員が泣いていた。
そんな中、そとづら最上級&空気読み上手のまなティは、待合室では「おっぱい、おっぱい」とグズグズ言っていたが、先生の前に出るとピシャリと姿勢を伸ばし、笑みさえ浮かべていた。さすがに歯科検診では少々おびえ気味だったが、それでも泣くことは一切なく、周りに愛想を振りまきつつ、無事検診が終わった。保健婦さんに、顔つきが1歳児じゃない、と言われていた。私もそう思う。このまなティの人好き体質を、どうにか曲げずに育てたいものだ。
今までもそうだったが、最近、やってよいことと悪いことが世の中に存在することを今まで以上にはっきり認識していて、知らずにやってしまった悪いことは一度ダメだと教えると(もちろん怒らずに)、もう二度としない。どうも、私に似て「ダメ」と言われるとものすごく後悔するタチみたいで、その度に頭に深く刻み込んでいる様子だ。一度言えばわかるのだから、周りの大人はイチイチ「ダメダメ」言わないように注意が必要だ。
この前公園に行ったら、「ダメなんだよー」が口癖の幼稚園くらいの男の子が、まなティに付きまとって一挙手一投足を見て「ダメなんだよー」「ダメなんだよー」と言うので、コノクソガキガと思いつつ男の子が「ダメなんだよー」と言うたびに「ダメじゃないよ!」「いいよ!」とまなティに言った。きっと、あの男の子は毎日毎日親に「ダメ」と言われて生活しているのだろう。かわいそうに。
そんなまなティなので、怒ることがない。この1年7ヶ月、怒ったのはこの前日記に書いた一度きりだ。あれは完全に私が悪かったし。厳しくすると豪語していた相方も、怒る場面が一切ない、と言っている。思うに、怒る場面がないのではなくて、親が怒ることをやめれば、子供は怒るようなことをしなくなるんじゃないかと。
というか、「怒る」なんて、完全に親の「腹いせ」で、怒りたい気持ちが湧いてきたら、それは親自身の中に火種があって、子供の行動でそれが燃え上がっているだけだ。子供は、自分とはまったく無関係のところから起こった怒りを受けて愛情を感じるはずもなく、悪いことは「怒られるからやらない」だけで、そうやってだんだん歪んでいくのだと思う。(私はいつも母が怒るたびに「何イライラしてんだ」と冷静に思っていたものだ)
そんなことから、最近「怒り」の感情についてよく考えるのだが、子供相手だけでなく大人同士の人間関係でも「怒り」の感情が湧いてきたら、ひとまずその「怒り」は横に置いておいて、自分の中にある「火種」について客観的に観察してみる、ということをしている。そうすると、必ずあるのですよ、日常生活での心配事とか、過去のトラウマとか、そういうまったく別のところに「火種」が。世の中の喧嘩のほとんどが、まったく関係ない火種で燃え上がって、それが更なる怒りを産んだりしているんだろうなぁ、と思う。
話はそれたが、私はまなティの行動と自分の中にある火種は、意識してきっちり切り離すようにしている。「切り離す」と決めたら、どんなにイヤイヤ期ど真ん中でもかわいい子供に対して怒ることなんて一切なかった。というわけです。「火種」も意識すればどんどん小さくなっていくもので、それが自分を好きになるということなんじゃないかと思う。自分を愛して初めて人を愛す、ということか。
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久しぶりなので長々と書いてしまったが、本題はここから。
まなティを妊娠中につわりがひどくて、レモンシャーベットばかり食べていたりしたので体重がものすごく増えて、それが原因か、妊娠初期では正常値だった血糖値が、妊娠半ばで跳ね上がったのですよ。
うちは祖母が糖尿病を患っているので、母が遺伝を心配して産後からずっと血液検査をしろしろとうるさくて、私は事実を知るのが怖いのもあって後回しにしてきたのだが、あまりに母がうるさく言うので今週始め思い切って検査に行った。
結果を聞くのが恐ろしくて手も震え気味で聞いたら、正常値も正常値、血糖値もヘモグロビンA1cもずばっと正常、尿検査は糖もタンパクもマイナスだった。
でも、やっぱり糖尿病は遺伝しやすいらしいので、この結果にあぐらをかくことなく、日々健康には気をつけようと思う。
本題はそれだけ。
つづく。
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・西洋人とは体のつくりが違うので、洋食には要注意ですよね〜。
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